登山時における熊対策について

広告

熊の糞

ここ数年、山で熊の被害にあったというニュースをよく聞くようになり、仕事の関係で頻繁に山に入るようになった私は人ごとじゃないなぁ~、と思いつつも趣味での山登りの時は熊よけの鈴や笛を持ってはいてもいつもザックの中に入れっぱなしでした。しかし、頻繁に山に入るようになり、また、その山域は熊が生息する地域なので、これはマジメに熊対策をしなくては!と、色々考えてみた結果下記のような対策をするに至りました。ただし、ここで書かれている熊対策はあくまで私自身が行っていることであって、これで完璧ということではないのであしからず・・・。

ちなみに、この写真は現場で撮影したものです(手ぶれで見にくくてすみません)。このようなものがいたる所にあります(>_<) まだ姿は見たことは無いですが、確かにいると思います。出来れば今後も出会いたくはありませんが、少しは見てみたいという気持ちもあったりします・・・(^_^;;;

目次

ハイマウント カウベル M(熊よけ鈴)

ハイマウント カウベル M(熊よけ鈴)

熊よけと言えばまずこの鈴が有名ですね。出来れば大きい音がする方がよいとは思いますが、一般登山道であまり大きい音を鳴らすのは他の登山者の迷惑にもなりかねないので注意が必要です。基本的に夏の富士山のように登山道上に一列に人が並んでいるような場所では、そうそう熊も寄ってはこないと思うので必要無いと思いますが、滅多に人が歩かないような場所や東北・北海道の山では装備しておいたほうがよいと思います。ちなみに今現在私が仕事で入っている山は、ここ一月半は自分たち以外の人とは一度も会ったことはありません。それなりに有名な遺跡ですが、一般登山道のようなものは皆無ですので、たとえ相当の山好きでもこのコースを歩くことは無いと思われます。なので、鈴や以下に紹介する笛や爆竹などは頻繁に鳴らします。ほとんど人が入らない山域なので特に注意が必要だと思っています。

モンベル エマージェンシーコール

モンベル エマージェンシーコール

これも熊対策に使用しています。が、熊対策以外にも万が一遭難した場合に自分の存在を知らせるのにも使えます。軽くて小さいので登山の装備に加えておいたほうがよいと思います。

また、仕事で山に入る場合は絶対に複数人で入るので、その時はお互いの位置を知らせるのにも使用しています。一応無線も装備しているのですが、尾根を挟んでしまうと届かない場合が結構あります。そのような場合は笛でお互いの位置を知らせ合います。また、当たり前ですが無線機はバッテリーが無くなってしまえばただのゴミにしかなりません。そのような場合でも意思の疎通が出来るこの笛は装備から外すことはできませんね。

モンベル エマージェンシーコール

この笛は小さい割には結構遠くまで音が届く(大きい音が鳴る)ので、連絡に使うにせよ熊よけに使うにせよ非常に便利です。しかし、この笛も風が強かったり、風向きなどによっては届かなくなることもあるので注意が必要です。

また、この笛は裏側にネームプレートが入れられるようになっています。名前などの他にも血液型なども書いておくと万が一の場合は便利かもしれませんね。そう言いつつ私はまだ入れていませんが・・・。笛を購入したときに裏側に入れる紙があったと思うのですが、どこかにいってしまいました。でも、普通の紙を直径25mm位に切り抜いて入れれば問題なく使えると思います。

爆竹

爆竹

言わずと知れた爆竹です。瞬間的に大きい音が出せます。これは熊に効くのかはわかりませんが、定期的に鳴らすようにしています。ただし、これは一般登山道ではお勧めできません。と言うか、鳴らせば大ひんしゅくだと思います。なので、出来れば半径1kmくらいは人がいないようなところ(どうやって確認するかは置いといて・・・)で使うのが無難だと思います。

また、これは火を使うので、その扱いは十分に注意する必要があります。自分が怪我をするのも問題ですが、山火事などになっては大問題なので、使う場所は十分に考える必要があると思います。また、爆発したあともわずかにカスが残るのでその処理も考える必要もあります。


熊対策

以上が基本的な個人装備です。この写真のように鈴と笛は首からぶら下げています。なので、歩くと鈴が鳴ります。また、笛もすぐに鳴らすことが出来るので便利です。

また、個人装備の他にグループ装備として熊スプレーとラジオを装備しています。熊スプレーは通常歩いているときは先頭から2番目か3番目の人が持つようにしています。万が一出会い頭で先頭の人が熊に襲われた場合などに対応出来るようにするためです。ラジオは歩きながら鳴らしていることもありますが、大音量で鳴らしているので装備係が大変なので、休憩時や作業現場でのみ鳴らすようにしています。また、たまに一般登山道で大音量で鳴らしている人がいますが、あまり評判は好くないですね・・・。とは言っても熊のたくさん生息する地域でソロで山に入る場合などは効果があると思うので、やはりTPOを考えて使うべきだと思います。さすがに夏の富士山で熊対策としてのラジオは必要無いと思いますが・・・(以前そういう人がいました)。

個人装備とグループ装備の他に、現場ではコールタールを染み込ませた布をビニール袋に入れて木にぶら下げています。これは熊がコールタールの匂いが嫌いだということでそうしているのですが、効果のほどはまったくわかりません。

メーカーリンク

広告

  • URLをコピーしました!
目次