"The mountains are calling..." by JOHN MUIR

【雑記】山好きの本棚を見てみたい

山好きの本棚を見てみたい

僕は本を読むのが好きです。なので、友達の家に行くと、ついついその人の本棚を見てしまいます。何となくその人の趣味嗜好が分かって面白いからです。

でも、人によっては本棚を見られるのを嫌がる人もいます。結構います。その気持ちは僕にもよく分かります。

このページのアイキャッチ画像も、はっきり言ってちょっと恥ずかしいです。なんか全て見透かされているような気分になります。下世話な言い方をすれば、スッポンポンを見られているようです(//∇//)

でも、山登りをしている人なら、このラインナップを見て、僕がどんな山登りをしているのか何となく分かるのではないでしょうか?

ここまで読んで、あれ? っと思った人もいると思います。そう、ここは個別に山の本を紹介するようなページではないです。山好きな僕の本棚を晒してしまえ! というページです。

もう少し、分かりやすく言うと、僕と山の本との関わり合いの歴史ですかねー。ただし、あまり個別の本に関しては触れません。ただ、一冊の本は除きますが・・・。


山好き=本好き?

あくまで個人的な意見ですが、山登りを趣味にしている人で、本好きは多いような気がします。もちろん全員そうというわけではないでしょう。100%なんて事はあり得ませんからね。

でも、山好きな人のブログを見ていると、定期的に自分の読んだ山本(ヤマモトではなく、やまほん)の紹介をしている人をよく見かけます。ブログが無くても、TwitterやInstagramにアップしている人も結構います。僕も次に読む本の候補にしたりして、参考にさせてもらっています。ただ、一冊づつだとその人の嗜好が分かりにくいので、上の写真のようにある程度まとまった形で見ると、その人の趣味嗜好がよく分かる・・・ような気がしませんか?

山の楽しみ方

山登りの楽しみ方ってひとつでは無いと思います。100人いれば100通り以上の楽しみ方があると思います。

正直言って主流があるのは認めます。中にはハッキリと、山登りはこうじゃなきゃならん! 的なことを言う人もいます。いました。まぁ、そう言う人はそう言う人で、自分の山登りを楽しめば良いと思います。それも山の楽しみ方です。

僕と山本< やまほん>

それはさて置き、僕の山本やまほんについて書きます。登山歴はもうすぐ16年目に突入します。なので、上の写真しか山本を持っていないということはありません。今までで雑誌も入れると恐らく1,000冊は超えていないものの、それに近いと思います。金額ベースで考えると・・・考えたくもありませんね。

山を始めて間もない頃は、俗に言う入門書やHow to物を多数読みました。まぁ、周りに山を教えてくれる人はいないですからね。でも、はっきり言ってこれらの本から得た知識よりは、実際に山に行って経験した事(怖い思いも含めて)、実際に山で会った人から聞いた話の方が得た事は多いと思います。

溜まった山雑誌

老舗の山雑誌《山と◯◯》や《岳◯》なんかはこの15年分ほぼ持っています。あくまでほぼです。何冊かは抜けていると思います。なので、ここ数年は買い忘れが無いように、年間購読をしています。買い忘れが無くなるし、チョットだけお得なのでお勧めです。

さすがに15年分となると凄い量です。いや、量より重さの方が心配です。そもそも、僕は豪邸に住んでいるわけではありません。なので、部屋の底が抜ける心配があります。実際、以前部屋の模様替えの時に本棚をどかしたら、そこだけ床が凹んでいたことがあります。慌てて本を部屋の四方に分散した事があります。本って意外に重いんです。

そんな事があって、以前は小説とかはハードカバーでしか読まねー! とか言っていたけど、すぐに小説は文庫本でしか読まねー! に方向転換しました。

でも、それでも焼け石に水です。本は溜まる一方です。昔はよく古本屋に持っていっていたんですが、ある時を境に本を売るのを辞めました。

では、その本をどうしているかというと、(雑誌系を中心に)断裁して、スキャナーで読み取って、PDFファイルにしています。俗に言う“自炊”です。最初はちょっと抵抗がありましたが、背に腹は変えられません。でも、これで保管場所の問題は一気に解消されました。2TBのHDDがあれば、ほぼ一生分の山雑誌を収納する事ができます。

一度PDFファイルにしてしまえば、紙の雑誌のように気軽にパラパラとページをめくるような事は出来なくなりますが、デジタルの利点を活かして、15年分の山雑誌を一気に検索を掛けることができます。新たに登る山の事を調べるのに使っています。15年も前の情報なんて古くないのか? と思うかもしれませんが、古い情報もあれば、そうではないこともあります。15年程度で変わるのは人間の事情の方で、山自体は噴火や崩壊がない限りそれほど変わりません、もちろん、最新の情報も同時に調べてはいますが・・・。

基本的に“自炊”しているのは山雑誌で、老舗の山雑誌二冊と、それに付随する別冊類です。それと、山ガールの流行とともに出てきた新規参入の山雑誌です。あとは、アウトドア系の代表のビーパルもほぼ15年分をPDF化しています。

では、山本を片っ端から“自炊”しているかというと、そうではありません。例えば、新田次郎に代表される山小説なんかはちゃんと紙のままで残しています。ちゃんと数えたことはないけど、山小説だけで100冊以上はあると思います。山マンガも、また然りです。

マンガと言えば《岳》なんかは、山好きの人たちに絶大な人気がありましたが、その人たちの所有率がどのくらいだったのか気になりますね〜。深田久弥の《日本百名山》もどのくらいの人が持っているんでしょうね?

山の沼

前述していますが、山を初めてすぐの頃は、山の入門書をよく読んでいました。私の周りには山を趣味としている人は皆無で、教わる事が出来なかったからです。だから、当然、最初からソロ登山です。なので、最初の山登りはジーンズにウィンドブレイカーで、ザックはカメラ用でした。靴は、その頃トレッキングシューズと言えばホーキンスだったので、迷わずそれを購入しました。その他、いわゆる山用と呼ばれる物はほぼ何も持っていませんでした。

それが、山本を読むようになって、そうか、こういう装備もあるのか、と少しづつ購入するようになりました。やはり、山専用の道具や装備は便利だったりします。ズボンなんかは、それまでジーンズだったせいもあり、軽さと、足上げの良さに感激したのを覚えています。その他にも、山用品は便利なものがイッパイです。山を始めて数年は、お給料が入る度、何かしらの山道具を買っていました。山にハマった人で同じような経験をしている方は少なくないと思います。山登りって意外のお金が掛かるんですよねー。

そして、徐々に、静かに、自分でも気付かないうちに、深い深い沼にハマっているんですよねー。

富士登山の必須装備? ホント?

初めて富士山に挑戦した時の事ですが、山雑誌に出ていた「富士登山の必須装備」なんてもの参考にして、バカ正直にそれらを持っていった事があります。その頃には多少山道具も揃っていたのですが、ザックは60リッターのカメラ用です。何も入れなくても重いです。それに山雑誌に書かれていた必須装備、それと、写真が趣味だったので、カメラ、交換レンズ、三脚も持っていって、総重量は15kg(水も含む)近くにはなっていたと思います。はっきり言って、初心者の富士登山では重過ぎです。んで、結果はと言うと、ご想像の通り、途中敗退です。七合目で回れ右しました。あまりにも重くて、途中でザックを捨ててこようかと思った(もちろんそんな事はしていません)くらいです。まだ、ゴミが谷に散乱していた時代です。今はキレイになりましたね。

山雑誌に書いてある事が全て正しい訳ではない事を、身をもって知りました。

独学の限界?

前述した通り、僕の山行は基本的にソロです。なので、情報は山本とネットの情報です。しかし、ある程度経験を重ねると、独学で技術を身につけるのには限界がある事に気がつきます。初級からどうやったら中級になるのかさっぱり分かりませんでした。

昔なら社会人の山の会が沢山あり、(かなりハードに)山の技術の継承を行なってきました。しかし、現在では、そのような山の会は風前の灯です。むしろ、昔ながらの山の会を嫌う人もいます。仲間内だけで楽しくやれればいいじゃんって事です。まぁ、分からない事もないですが・・・。

また、昔は大学の山岳部が元気で、意欲的に世界中の山に挑戦していた時代がありました。が、これも最近はあまり元気がありませんね。もちろん、まだまだ意欲的な山岳部もあります。

そんな中、たまたま目にした山雑誌で《トレッキングマスター検定》というものが行われる事を知ります(結果、この出会いが僕のその後の人生を大きく変えたと言ってもいいでしょう)。検定と言うからにはテストの類いかな? と募集要項を詳しく見てみると、確かにテストが行われるとのですが、その前に机上講習を受ける。とあります。

この《トレッキングマスター検定》は、ブロンズコース、とシルバーコースがあり、ブロンズコースは初級者を対象にして、机上講習を受けたあと、テストを受けて合否が決まります。僕が受けたシルバーコースは中級者を対象にし、机上講習を受けたあとテストを受けるのは同じですが、そのあと実地講習があります。実際に講師の方々と山に登って講習を行います。その後、合否が決まります。

はっきり言って、テストは嫌だったけど、この講習に惹かれて、受けることにしました。まぁ、山を始めて数年が経って、山の技術の伸び悩みを感じていたので、ベスト・タイミングでした。どんな趣味でも本の知識だけでは限界がありますよね。

んで、結果は合格だったわけですが、この時たまたま山雑誌に書かれていた記事を見ていなかったら、今の僕の人生はかなり違うものになっていたでしょう。しかも、この講習で、加藤則芳さんに出会い、初めて《ロングトレイル》と言う言葉を知ります。そして、僕にとってのバイブルである《ジョン・ミューア・トレイルを行く―バックパッキング340キロ 加藤則芳著》に出会います。この辺の経緯は別の機会に詳しく書く事になると思うので、ここではサラッと流します。

この本との出会いは本当に衝撃的で、今まで山登りをしていてモヤモヤしていたものが、イッキに吹き飛びました。自分が求めていた要素全てがこの本に詰まっていたと言っても過言ではないと思います。

大きな飛躍への小さな一歩

最初は《トレッキングマスター検定》を受けるだけの軽い気持ちでした。検定料か安くなるからと、その主催団体の《トレッキング協会》にも入会しました。《トレッキング協会》がどんな団体かも知らずに・・・。

結論から言うと、この協会への入会は大正解でした。自分の山人生を大きく飛躍、いや、進化させました。分かりやすく言うと、胸を張って僕は中級者であると言えるようになりました。

その後、岩登り講習や雪山講習を同協会で受講し、少しづつその技術をつけていき、さらに山の世界が広がりました。これも、山雑誌の小さな記事との出会いがあったからです。

もし、僕の周りに山好きがいて、その人に色々な山に連れてもらっていたら、また違う山人生だったと思います。山の風景も今とは違って見えていたと思います。

僕の性格から言って、恐らく、かなりの確率で、百名山を目指していたと思います。

もしかしたら、僕の山人生は少し変わっているかもしれませんが、特に後悔はしていません。いや、それどころか、我ながら、物凄く良いタイミングで、物凄く良い出会いがあった、と思っています。それも連続で・・・。

新たな出会いを求めて・・・

まぁ、ここ数年はお仕事の都合で、あまり山に行けていないのが現実ですが、その分、山本を読む機会が増えているような気もします。もしかしたら、再び自分の人生を大きく変えるような本や記事を探しているのかもしれませんね。

そうそう、そんな出会いがあるとは思えないけど、でも、これからも山本を読み続けると思います。新しい本もですが、今までは古い山本はあまり読んでこなかったので、これからはそれらの本も読んでいきたいと思っています。

今後、どんな山本との出会いがあるのでしょう。楽しみですね・・・。

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