登山用おトイレセットについて

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今回は山でのおトイレ事情について書きたいと思います。

最近はメジャーな山ではかなり立派なトイレがある場合が多いですが、場所によっては斜面に小屋を建てて床に穴を空けただけというトイレもあったりします。また、紙もあったり無かったりです。トイレの構造によっては指定した紙しかダメだったり、特に何も指定していない場合もあったり、紙を便槽に落とさなくてはいけなかったり、落としてはいけなかったりと使用者は柔軟に対応出来るようにしておかなければなりません。だって、こればっかりは我慢するわけにはいかないですからね・・・。

なので、今回は上記の事を踏まえつつ、私なりに考えたおトイレセットを紹介したいと思います。

余談ですが、山ではルートを外れてトイレに行くことを、男性の場合は「キジ撃ち」、女性の場合は「花摘み」などと言うことがあります。なので、このような事を聞いたら、「えっ? ここは禁猟区だよ」とか「高山植物の採取はダメだよ」などとは言わないように・・・(笑)。

目次

モンベル O.D.ロールペーパーキット

モンベル O.D.ロールペーパーキットト

小型のロールペーパーと携帯用のケースのセットです。

紙はとても水に溶けやすいです。なので、おトイレでの使用以外に濡れたコッヘルなどを拭こうとするとすぐにボロボロになって紙のカスが残って逆に汚くなってしまうので、基本的にトイレ専用に使用しています。

携帯用のケースには首から下げておける紐が付いているので、間違って落としてしまうというハプニングは起きにくくなっています。

紙が水に溶けやすいからと言って、適当に処理してはいけません。やはりそのトイレのルールに従う必要があります。最近のバイオトイレなどは専用の紙しか許可していない場合もありますが、万が一を考えてこのキットを装備から外すことは考えられませんね。また、水に非常に溶けやすいのでジップロックに入れておくことも忘れてはいけません。

モンベル O.D.トイレキット セット

モンベル O.D.トイレキット セット

山の中では何があるか分かりません。最近では自分のモノは自分で持ち帰らなくてはいけないところもあると聞きます。今後そのような所も増えてくるかもしれません。また、緊急の場合もあるかもしれません。いずれそのような時に使用する時が来るかもしれないなぁ。と言う事で装備に加えていますが、いままで一度使用したことはありません。

なので、使用感は書けませんが、裏に書いている使用方法などを書いておきます。

1・便袋を広げ、端を折り返して和式便器のような形を作ります。

2・用を足した後、吸水ポリマーをまんべんなくふりかけます。

3・約1分でゲル化します。ゲル化した後、なるべく空気を抜いて便袋の口を締めます。

4・防臭袋に入れ、ダブルチャックを確実に締めます。

ミゾー ミニスコップ モグ

ミゾー ミニスコップ モグ

上でも書いたように、山では何が起こるか分かりません。なのでこのようなモノも必要な時が来るかもしれません。なので一応装備に加えています。このモデルは昨年の屋久島縦走用に購入しました。チタン製のため本体だけでしたら20グラムと超軽量です。写真に写っている緑の細引きは本体がツルッとしているため、実際にこれで土を掘るのは大変そうだったので自分で付けました。

実際に私はまだコレを使用したことはありませんが、某トレッキング講習会で聞いた事を書いておきます。

まず、”その時”は登山道から十分に離れる必要があります。見られても嫌だし、見る方もいい思いはしないと思います。が、もちろん急斜面や危険な場所などは論外です。あくまで安全な場所であることが最低条件です。それと、水場、または水源などからも十分に離れる必要があります。私が聞いたのは20メートルは離れろ! と聞きました。それとなるべく地面が岩場よりは土の方がよいと思います。掘りやすいのもそうですが、より速く分解してくれそうです。深さは20センチ以上は掘って、紙は出来れば持ち帰るか、または燃やすように言われました。もちろん前述の「O.D.トイレキット セット」等を使用するのが理想ですが、持っていない場合も多々あるので、このようなことは頭の隅にでも入れておけば”イザ”と言うときに役に立つかもしれませんね。

ハイマウント マルチフォールディングシャベル

ハイマウント マルチフォールディングシャベル

前述の「ミゾー ミニスコップ モグ」を購入するまで、装備に加えていました。しかし、結構重いです。ケース込で150グラムを超えます。なので、軽量化の為に、買い換えました。

重いとは言っても普通のシャベルに比べれば十分に軽いですし、折り畳めばコンパクトにもなります。しかも、作りがある程度しっかりしていて、角度も数段階選択できて、グリップもしっかりしているので、普通のシャベルとしては十分に使えます。

まだ実際には使ってはいませんが、キャンプ等でテント脇の排水溝などを掘る時には十分に使えそうです。

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