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【登山】低山散歩とオールドレンズと山頂焼きそば

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今年の春に古いフィルムカメラを立て続けに3台(二眼レフ、35mm一眼レフ、ハーフカメラ)購入しました。さぁ、これからはバリバリアナログ写真を撮るぞー! って思ったんですが、昨今のフィルムの(目玉が吹っ飛ぶような)高騰で、なかなか思うように写真を撮れない日々が続いていました。

そこでふと、考えました。アナログカメラ(PENTAX SP)が使えないんだったら、そのカメラに付いているレンズ(Super-Takumar 50mm f1.4)だけでも、現在僕が使用しているFIJIFILMのX-S10に付かないかな? と。そこで調べたら、マウントアダプターを介して取り付けることは可能だということが分かりました。しかし、普通のマウントアダプターだと、50mmのレンズが75mmの中望遠レンズになってしまいます。ポートレート撮影ならそれでも問題ないでしょうが、山写真を撮るとなると、72mmではちょっと使いづらいです。そこで更に調べたらレデューサーレンズというものが付いたマウントアダプターなら50mmのレンズが55mm程度になるだけらしいです。それほど大きく画角が変わらないということですね。それに、通常、APS-Cのセンサーにフルサイズのレンズを付けても、結局はレンズの中心部分だけをトリミングして、本来そのレンズが持っている個性を十分に発揮出来ていません。しかし、レデューサーレンズ付きマウントアダプターなら、そのレンズが持つ個性を十分に引き出すことができるようです。少々お高いですが、せっかくオールドレンズを使うのなら、いい意味でも悪い意味でも、そのレンズが持つ個性を十分に活かしたいと思い、清水の舞台から飛び降りる(例えが古い)つもりで購入しました、以下のマウントアダプターを・・・。

と、前置きが長くなってしまいましたが、今回の山行記の写真は全てX-S10+レデューサーレンズ付きマウントアダプター+Super-Takumar 50mm f1.4で撮影しています。

古いレンズなので、当然ピントはマニュアルです。露出は絞り優先でカメラの露出計を参考にシャッタースピードで調整しています。フィルムシミュレーションはベルビアを使用しました。今考えたら、せっかくオールドレンズを使用しているのだから、もっと遊んでも良かったかな? とも思いますがそれは次からですね。

と言うわけで、今回は山登りというより、写真撮影に全振りした山散歩になっています。なので、山行記を期待している人には期待はずれだと思います。ごめんなさい。

【補足情報1】
この記事内の写真は基本的にはリサイズのみの撮って出しです、と言いたいところですが、半分くらいはLightroomで軽く補正をかけています。

【補足情報2】
当たり前ですが、サムネの写真はX-S10もオールドカメラも使用していません。iPhone 14 Pro Maxで撮っています。その際の写真アプリは「Camera+」を使用しています。

目次

山行データ

スクロールできます
山行日2022年12月03日(土)
コース鳥居原園地〜登山口〜権現平(永峰)〜東南林道〜鳥居原園地
山名権現平(永峰)(569m)
キーワード
山域丹沢エリア
累積標高(+−)348m
歩行距離7.71km所要時間3時間59分

マップ

高低グラフ

山行記録

【09:35】鳥居原園地駐車場

最初の1枚は思いっきり露出オーバーになってしもた。というより、デジタルカメラにオールドレンズの組み合わせというのは初めてなので、前半はコツが掴めていません。まだまだ学習中です。

APS-Cでも結構ボケますね

神奈川県内でも屈指の心○スポットの虹の大橋が見えます。僕自身もまだ宮ケ瀬ダムが稼働する前のことになりますが、不思議な体験をしたことがあります。

リクエストがあれば、いずれお話したいと思います。

【09:42】登山口

ここから入山します。

もうすぐ山頂のトイレが使えなくなってしまうようです。

元ソーラーパネルの販売・設置の会社にいたものとしては、トイレの屋根にソーラーパネルを設置して排水設備をヒーターで温められないだろうか? と思ったり、思わなかったり・・・。

まずははしごを登って小さな尾根に取り付きます。

50年以上も前のレンズだけど、発色も悪くないですね

X-S10でマニュアル撮影をしたのは初めてですが、思ったよりピントも合わせやすかったです。

設定でピントがあったところのエッジを赤く強調させるようにしています。(MFアシスト→フォーカスピーキング→レッド(強))

ちょっとアンダーだったかな?
これから紅葉?

基本的に絞りはf5.6を基準として、撮りたい絵柄によって微調整しています。

カメラの測光モードは中央部重点測光にしています。これはアナログカメラ時代からの癖です。アナログカメラはCANONのEOSシリーズを使用していて、そのときは中央部重点平均測光を使用していました。これはデジタルカメラになってからも、これに類する測光方式を使用しています。

僕の撮影スタイルとしてはカメラが読んだ露出に対してプラス補正、マイナス補正するのが基本です。もっと昔の人なら、このくらいの光なら絞りがいくつで、シャッター速度がいくつ、なんて判断が出来るのかもしれませんが、僕にはそれは出来ません。カメラがこの光をこう読んでいるな? だったら少し暗くなりそうなのでプラス補正をしよう、などと判断します。なので、どこの光を読んでいるのか分からないプログラム測光などは逆に使いにくいです。

権現平まであと1.1km。

鉄塔。

やはり55mm程度の画角では全体を撮れない。

もし、山で単焦点1本だけ、ってなったらもう少しワイドの(28mmとか35mmとか?)方が良さそうだけど、それはそれで使いにくい場面も少ないくないような・・・。かといって、単焦点数本持っていくのも、重量的にも交換の手間的にも面倒くさそうだし・・・。

って、結局、僕の歴代の山カメラはコンパクトカメラから一眼レフまで全てズームレンズになっています。

とは言うものの、オールドレンズのズームレンズっていうものねぇ・・・。

鉄塔ポイントから見下ろす宮ヶ瀬湖と宮ヶ瀬ダム。

このレンズ(Super-Takumar 50mm f1.4)、フレアやゴーストが豪快に出るのが特徴だと言われているので、あえて光源(太陽)を入れ込んでみた。上のような作例だと、フレアも悪くないよね。

鉄塔の真下。

ピースっ!

スタートしたときは曇天だったけど、雲が切れて光が出てきた。

濃い緑の葉っぱもいいですよね
木肌に落ちた影が面白い

植林の境界尾根。右がスギ、ヒノキの植林地で、左が広葉樹林帯。冬場になると、右側は少し薄暗いけど、左側は明るくなる。

紅葉
黄葉
ヒノキの葉

権現平山頂にあるトイレ。もうすぐ使えなくなります。

権現平山頂。

登山口から1時間半も掛かりました。通常は1時間弱なのでかなりゆっくりですね。その代わり写真はいつもの1.5倍くらい撮りましたが・・・。

【11:15】権現平山頂

山頂標。ここの山頂標は年中変わっているような気がする。っていうか見つからない時もある。なので、右下に見える三角点の場所が山頂と認識しています。当然ですが、三角点が設置されている場所が最高所とは限りませんが・・・。

権現平山頂にある展望台からの眺望

山頂には複数のテーブル&ベンチがあります。東屋もありますが、この時期は日陰になって寒いので使う人は少ないです。

【11:23】昼食

今日のお昼は焼きそばです。時間的にもちょうど良いかな。

カット野菜と豚肉は保冷剤と一緒にもってきました。

完成。ちょっとベチャッとしちゃいましたが、まぁ、油そばだと思えば・・・。

今回の焼きそばに関しては、思うところがあるので、近日中に別の記事として1本書くつもりです。なので、今回はあまり詳しく触れません。

もう、紅葉も残り少ない
【11:50】下山開始

当初の予定では南山まで行くつもりでしたが、早く帰って撮影した写真の確認がしたくて、最短のルートで下山します。

ここから東南林道までは約800m、そこからは下り基調の林道と住宅地を寝けると鳥居原園地(ゴール)です。距離的にはどうかわかりませんが、時間的にはこっちの方が最短だと思います。しかし・・・

・・・このルート、針葉樹林帯を抜けるので結構暗いです。というのは半分冗談で、実際には下の写真位の明るさです。ただアンダーに撮れてしまったというだけです。でも、これはこれで雰囲気があって面白いので撮って出しにしてあります。

この山域、色々なルートがありますが、何故かこのルートが一番整備されていたりします。確かに林道から最短ルートで権現平の山頂に立てますが、そもそも林道の登山口がものすごくアクセスが悪いです。公共交通にせよ、マイカーにせよ、30分以上歩かなくては登山口に着きません。なので、利用者もあまりいないように思います。でも、整備はしっかりされているんですよね・・・。

ベンチもあります。利用者が少ないためか? もともとなのかはわかりませんが座面がかなり低いです。埋まっちゃった?

何だこれ?

登山道というより、森林公園? って感じです。

あっ、林道が見えた。でも、林道に出る最後の最後はかなり急です。階段というより梯子って言ったほうがよいくらい急です。

これは最後の急斜面を振り返って見ていますが、写真だとあまり伝わりませんよね・・・。

【12:19】南山花の路 登山口

権現平山頂から30分で下山。まぁ、写真を撮りながらなので、かなり時間が掛かりましたが・・・。

ここのルートって「南山花の路」っていうんだ。初めて知りました。

ここの登山口は東南林道の最高所に近いところにあります。なので、左右のどちらに向かっても下り基調になります。逆にここの登山口から入山する場合はどちらから来ようと、長いダラダラした上り基調の林道歩きになります。

なので、ここの登山口を使用するには下山で使うことをオススメします。

フサフサ

西側の林道の出口までは30分弱の歩きになりますが、下り基調なので楽です。

林道出口です。

ここを左に曲がると鳥居原園地へ最短で行けますが、さすがに今日はちょっと歩き足りないので、ここを右に曲がってグルリと大回りして帰ることにしました。

鳥居原園地が見えてきた!

【13:32】鳥居原園地駐車場

ゴールです!

このブログは17年位やっていますが、いままではあまり写真とかカメラには触れていませんでした。過去に、山カメラに関しての記事は少しだけ書いたことはありますが、あまりガッツリとは触れていません。

そもそも、僕が山に登るようになったきっかけの1つが、デジタル一眼レフ(CANON EOS 20D)を買ったことでした。アナログカメラ時代には主に風景写真を撮っていたので、新しい道具(デジタルカメラ)を手に入れて、山に向かうのは必然と言えば必然でした。とは言うもののアナログカメラ時代は山の写真は撮るけど、それはあくまで遠くから眺めるだけで、その中に足を踏み入れたことはありませんでした。しかし、EOS 20Dを買ったときはなぜか山に入っていってしまいました。そこからです、山沼にハマってしまったのは。

なので、山写真を撮る山カメラにはこだわっているはずです(なぜか他人事)。現にこの丸17年の間にメインで使った山カメラはゆうに10台を越えます。コンパクトカメラから一眼レフまで、いや、最近ではサブカメラ(一拍以上の山行にはサブカメラも持っていっています)にはiPhoneを使っています。それなのにあまりカメラに触れてこなかったのはなぜでしょう? それは僕自身にも分かりません。特に意識的に書いて来なかったわけではありません。いや、実は過去には何度か書こうとしたことはあります。でも、実現はしませんでした。

そんなわけで、今回初めてオールドレンズを使ってみて、思っていたより面白かったので、しばらくはハマりそうです。オールドレンズはあと数本持っているので、とりあえずはそれらを使用してみたいと思っています。

なので、次回からしばらくは山カメラ、山写真について書くことになりそうです。具体的にどうなるのかは自分でも分かりませんが、ただカメラやレンズに焦点を当てるのではなく、今回のように実際に山を歩きながら山写真を楽しむ、そんな内容になるんじゃないかな? と思っています。お楽しみに・・・。

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