鐘ヶ嶽の後編です。山頂からゴールまでです。
このコースは今まで何度も歩いていたけど、今日、新たな発見がありました。この近辺は歴史も古いし、講があったり、その昔は修験の道だったりと、古道好きにはたまらないコースです。まだまだ、発見はありそうなので、今後も度々登ることになるでしょう。
山行データ
山行日 | 2018年10月20日(土) | ||
コース | (スタート)丹沢湖無料駐車場〜(右回り)〜丹沢湖無料駐車場(ゴール) | ||
山 名 | ポイント | [湖]丹沢湖 湖一周ウォーキング |
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山 域 | 丹沢エリア | 累積標高 | (+)853m |
歩行距離 | 19.5km | 所要時間 | 04時間37分 |
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マップ
山行記録

山頂で昼食と撮影で30分以上も費やし、この間に2組のハイカーが通っていきました。
下山開始です。

紅葉も見れました。

このコースの唯一の危険地帯ですが、普通に注意して歩けば、特に問題ないです。

分岐です。基本丁字路で、左に行けば広沢寺温泉に戻ります。ただし、ちょっと急な下りがあります。右はらくらくコースで緩やかに下り、やはり、広沢寺温泉に戻れます。
らくらくコースで下ると、たしかに楽ですが、林道に出た後に、山の神隧道を通る必要があります。ここは一応心霊スポットと言われていますが、私はまだここで、不思議体験をしたことはありません。しかし、トンネルの中は電灯も無く真っ暗なので、ちょっと怖いですが。
直進することも出来ますが、この先はバリエーションルートになります。大山に行くことが出来ます。

上の分岐の、手前の尾根を少し戻ると、このような祠があります。恐らく山の神だと思うのですが、、、

、、、この石像はあまり見たことがありません。手に杖のようなものを持っているので、修験者なのでしょうか?
今、こうして写真で見ると、左右に文字もようなものが見えます。何か書いてあったのでしょうか? じゃあ、後ろはどうなっているんだろう? すみません、見忘れました。次回に行ったときにはちゃんと後ろも確認してきます。

再び、分岐まで戻って、今回はらくらくコースで下ります。
決して楽をしようと思ったのではなく、山の神隧道を動画を回しながら通ってみたら、もしかしたら何か映るかもしれないと思ったからです。
んで、録画はしましたが、もし、何か写っていたらと思うと、怖くてまだ見れていません・・・。

らくらくコースは今まで、何度か歩いたことがありますが、今回、新たな発見がありました。
それは、林道に出る少し前の右手の斜面を見ていたら、何か石積のようなものを見つけました。中央の少し上にあるのですが、見えますでしょうか? 下にアップの画像があります。
かなりの急な斜面なので、小屋類(造林小屋や炭焼小屋)が立っていたとは考えにくいです。では、昔の砂防ダムのたぐい? 地形的に谷になっているわけではないので、水や土砂が落ちてはこないと思います。あとは、道を補強するための石積? この石積の上に水平に道があったの? う〜ん、考えられなくないけど、ここに繋がる左右の道が想像できません。
しかし、それもここではちょっと苦しい見解ですね。
ちょっと方向性を変えて、以前山中の遺跡の調査をしていたときに似たものを見たことがあります。その時のものは、この上にテラスがあり、そのテラスが崩れるのを防ぐためのものです。
しかし、それもここではちょっと苦しい見解ですね。

石積のアップです。
自然石のようにも見えなくはないですが、なんとなく、人間の手が加わっているように見えてしまいます。さて、真相は何なのでしょう?
機会があれば、周辺も含めてもう少し探ってみようと思います。

林道に出ました。左に行くと不動尻で、そこから大山や三峰山に行けます、右に行くと広沢寺温泉です。

上の写真のガーレールの向こう側から撮影しています。林道側から鐘ヶ嶽に行く場合はちょっとわかりにくいですね。

よく見ると、ガードレールの裏側に小さな道標があります。下で紹介する山の神隧道を出て、左側のガードレールの切れ目に注意していれば、見逃すことは無いと思いますが、ボーッと歩いていると通り過ぎます。僕も以前一度やらかしました。すぐに気が付きましたが・・・。

林道を進むとすぐに、山の神隧道の入り口がポッカリと口を開けています。

中を覗くと、遠くに出口が見えます。実際に歩くと印象より長く感じます。
何でここが心霊スポットと呼ばれているのかは分かりませんが、実際に歩くと、なるほどちょっと気味が悪いです。
前述しましたが、ここを通る時、動画を撮っていました。まだ見ていませんが、変なモノが写っていないことを願っています。

隧道を出て、振り向いたところです。つまり反対側の入り口です。
中は真っ暗なので、ヘッドランプ等があればいいかもしれませんが、余計なモノが見えてしまっても嫌なので、過去何度も通っていますが、いつもそのまま進みます。余計なモノを見ないように、あまりキョロキョロしないで、ただ出口の光の点を見つめて、黙々と歩きます。

上の写真の同位置で振り返ったところです。つまり、隧道を出た直後の風景です。
尾根の上の分岐で、らくらくコースの反対の左に進むと、ここの右側に出てきます。つまり、山の神隧道を通らなくてもよくなります。あそこの分岐で、どちらかを選ぶ僕の基準は山の神隧道を通るか通らないかで決めています。

あとは林道歩きだけです。途中にはゲートがあり、ここまで車は入って来られるようですね。

今まではずっと樹林帯の中でしたが、右側の景色が開けました。

その前に倒壊寸前の古そうな建物があります。

そこに入ってすぐ左側に古そうなお墓が並んでいます。

さらに奥に入ると、右側にこれも、かなり古そうなお墓が並んでしますが、こちらは新しいものもあります。

すべてのお墓の前には、1本づつ竹筒のようなものが埋められています。まさか、土葬なんてことはないでしょうけど、何でしょう? 初めて見ます。

お墓の前にはみかん(?)が植えられていました。

もう秋なのでススキが綺麗です。

大きな橋を渡ると、民家が増えます。ゴールは近いです。
ここで、猿の監視員が双眼鏡とアンテナ(これの正式な名称は分かりませんが、恐らく数匹の猿に発振器が付けられ、位置を確認するシステム)を山に向けて確認してます。
僕自身はこの辺りでは見たことはありませんが、宮ヶ瀬湖の周辺ではよく見るので、この辺りにも当然相当数がいそうですね。

民家の庭にも、たくさん、みかん(ゆず?)が植えられています。大量にあるので、畑になっているんだと思います。
そりゃあ、猿に食べられたくないですよね。

コスモスが咲いていました。これとススキを見ると秋を感じますね。

ここからも鐘ヶ嶽がよく見えます。

愛宕大権現があり、そこを越えると・・・

・・・広沢寺温泉の駐車場になります。
思ったより早く戻ってこれたので、もう少し足を伸ばせばよかったかな・・・。