『霧ヶ峰をガッツリ登山!』の2回目です。南の耳から北の耳、大笹峰、男女倉山(ゼブラ山)を経て、鷲ヶ岳山頂までです。この辺りは霧ヶ峰でも人が少なく、八島ヶ原湿原と鷲ヶ峰は人がいたけど、それ以外は40分〜50分毎に一組のハイカーに出会う程度でした。
1回目を読んでいないかたは、下記にリンクを張っておきます。
山行データ
山行日 | 2015年11月20日(金)〜22日(日) | ||
コース | 【コース1】(スタート)東浜駅〜大羽尾〜山陰海岸学習館(ゴール) 【コース2】(スタート)山陰海岸学習館〜牧谷〜田後〜城原海岸(ゴール) 【コース3】(スタート)城原海岸〜鴨ヶ磯〜網代〜島めぐり遊覧船乗り場(あじろや)(ゴール) 【コース4】(スタート)島めぐり遊覧船乗り場(あじろや)〜大谷海岸〜いさりび広場(ゴール) 【コース5】(スタート)いさりび広場〜鳥取砂丘〜柳茶屋キャンプ場(ゴール) 【コース6】(スタート)柳茶屋キャンプ場〜多鯰池〜摩尼寺(ゴール) 【コース7】(スタート)摩尼寺〜鳥取城跡(久松山)(ゴール) |
||
山 名 | 久松山(263m) | ポイント | [ロングトレイル]山陰海岸ジオパークトレイル |
山 域 | 中国エリア | 累積標高 | 【1日目】(+)1,196m(-)1,148m 【2日目】(+)669m(-)470m |
歩行距離 | 【1日目】25.338km 【2日目】13.906km | 所要時間 | 【1日目】08時間20分<br> 【2日目】04時間23分 |
関連記事 |
マップ
高低グラフ

山行記録

1回目からの続きです。
南の耳からスタートです。

上の山頂標の裏側にはエコーバレースキー場が広がっています。僕はよく一番左側のコースを滑っていました。
まさか、30年後にこの角度からこのスキー場を見ることになるなんて夢にも思っていませんでした。ましてや山登りをしているなんて、、、人生どうなるかわかりませんね。

次は北の耳に向かいます。左下から伸びるトレイルの先の小さなピークが北の耳で、さらに右奥に大笹峰のピークが見えます。山頂付近に赤い屋根の建物が見えます。
しばらくは楽そうだなって思ったけど、早速、南の耳の下りで、ウゲってなります。

写真では分かりづらいですが、それほど高さは無いものの、かなり急な斜面を下らなくてはならないようです。
小さくジグザグ下り、なだらかな稜線を進むと、北の耳の直下です。

ここも、遠くから見たらなだらかな丘に見えたけど、実際に近くで見ると、ふつの山でした。

北の耳に到着!

これで4つ目。南の耳から約15分ほどでした。

ここからもエコーバレースキー場が見えます。まぁ、スキー場の上部を見下ろすように扇状にグルリと稜線が取り巻いているので、エコーバレースキー場を色々な角度で楽しめました。

北の耳から次の大笹峰はそれほどアップダウンは無く、緩やかな稜線を進むだけです。
大笹峰の山頂付近に赤い屋根の建物が遠くからも見えていました。あれは何なのでしょう?

一度、小さく下ると分岐があります。直進が次の目的地の大笹峰です。左に行くと、次の次の目的地の男女倉山です。なので、大笹峰の山頂を踏んだ後は、再びここの分岐に戻り、男女倉山に向かう事になります。

緩やか稜線を進むと、先ほどから見えていた赤い屋根の建物がある大笹峰です。
赤い屋根の建物は休憩所でした。しかし、登山者用では無く、恐らくスキー客用でしょう。この建物のすぐ近くにリフト降り場がありました。なので、今は入れないと思います。試してはいないですが・・・。

赤い屋根の建物の向こう側に山頂はあるようです。しかし、山頂標らしき物は見当たらず、・・・

・・・三角点があります。ここら辺が1番高そうですし、ここが山頂でしょう。

試しに少し先に進んでみると、そこからは下っていくようなので、やはり先ほどの所が山頂でしょう。

振り返るとエコーバレースキー場越しに、車山山頂見えます。

山頂を後にします。
赤い屋根の建物はこんな形をしていました。やっぱり、山客用では無く、スキー場客用ですよね。山用はこんなオシャレではないよねー。山用は大概は壁さえ無かったりするもんね。

上の建物の少し奥に、スキー場のリフト降り場があります。どこのだろう?

建物の陰に入ると、風はなく、天気も回復してきたので、ポカポカと温かい。
ここで昼食に食べるか考えたけど、僕の歩く速度を考えると、ここであまりゆっくりはできない。
日の入りも早くなっているのてで、ここでは行動食を少し食べて先に進んだ。

再び分岐に戻ってきた。

次の男女倉山を超えて、ガーッと下ると八島ヶ原湿原はある。しかし、まずは男女倉山を目指す。

遠くまで見えるけど、次の目的地の男女倉山はどこかよく分からない。地図を見ると途中でルートが90度曲がっているところもあるし、ここからは見えないのか?

道なりに進んで、恐らくあそこが男女倉山だ。

よしっ! 登り切った!

えっ? ゼブラ山? なんじゃそれは?

地図を出して見る。基本的には行動中は地理院地図をプリントアウトしたものを見ている。しかし、山名などは最低限しか書かれていないので、山と高原地図もザックには入れている。あれ? 山と高原地図にもゼブラ山なんて出て無いぞ! 俺は今どこにいるんだ?
ふと、足元を見ると・・・

・・・中央分水嶺トレイルの道標がある。それを見ると、確かに男女倉山と書かれている。
なるほど、どうやらここの山は山名がふたつあるようだ。どちらが一般的なんだろう?
ここの山頂に立っている限り、ゼブラ山が優勢だけど、山と高原地図には男女倉山とある。そうなると山人としては、山と高原地図の方の呼び方を優先してしまいそうだ。
いっそのこと、ふたつをくっ付けて、『男女ゼブラ山』としてはどうだろうか? もちろん冗談だ。山名は何らかの理由があって付けられているので、それぞれの呼称を尊重しなくてはならない。立場によって呼び方を変えれば良い。
ちなみに、世界一高い『エベレスト』も、『チョモランマ(チベット)』、『サガルマータ(ネパール)』と場所が変われば呼び方も変わるのは有名な話だ。

男女倉山を後にする。
ここからは結構な下りが続く、しかも、かなりヤブっぽい。
じつはここで重要なことに気がついた。行動中は基本的に地理院地図(地形図)を見ているけど、こちらにはコースタイム等は書かれていない。なので、ここで改めて山と高原地図でコースタイムを確認した。あれ? かなり押しているぞ・・・うわ〜〜〜! これはゆっくりはしていられない、ここから次の目的地の鷲ヶ峰まではコースタイムで約2時間かかるとある。なので、到着が恐らく13時半ちかくになると思われる。鷲ヶ峰山頂で昼食を食べたら出発が14時。そこから想定のコースを進んだとして車が停めてある車山肩までは、恐らく3時間から3時間半くらいかかると思われる。そうなると到着は17時から17時30分くらいの間の到着とになる。夏場なら何の問題も無いけど、日の短いこの時期だと17時はもう辺りはかな暗くなっている。出来れば16時前には着きたい。ゆっくりはできないぞ!

八島ヶ原湿原が一望出来る。
後で知ったことだけど、ここの湿原はハートの形をしているらしい。写真では左側が下のとんがった部分で、右側が上のお山ふたつの部分だ。ハートに見えます?

よし、下りきった。

倒壊寸前の建物がある。その裏側に・・・

・・・トイレがあった。次にいつ行けるのか分からないので、寄っていく。

ここからはしばらく、平坦な道が続きます。
これはコースタイムを縮めるチャンスだ。少しペースを上げます。

ゲートがあります。ここをくぐります。

なんか俗っぽいところに来たぞ。何かの工事をしているようだ。

まずはビジターセンター方面へ向かいます。

よしっ! ここからさらにペース上げるぞ!

湿原の北東に鐘ケ池と呼ばれる池がある。

写真では分かりづらいと思いますが中央に車山が見えています。ここからでも見えます。

木道が傷んでいる。だいたいこういった場合、ハズレを引く可能性が極めて高い僕ですが。無事に透過できまたwww

分岐です。

鷲ヶ峰の文字も見えます。あと、2.0kmとあります。

うわ! 完全に藪こぎだ! このあと、ルートを少し外したけど、すぐに戻れた。

八島ヶ原湿原を見下ろす。ちょうどハートの上のふたつの山の真ん中辺りから見ている。

あ、また分岐だ。

山頂まではあと1.8km。

ゲート越える。

傾斜はそれほどでもないけど、石がゴロゴロしていてちょっと歩きにくい。
このあと、家族連れとすれ違った。中には4〜5歳くらいの女の子もいて、元気に挨拶してきた。僕も釣られていつもより大きい声で挨拶していた。
それにしても、そんなに小さい子供でも登れる山なら大したことなさそうだ。

振り返ると、富士山の頭が見えた。

えっ!? さっきの小さいな女の子もここを登ったのか? なかなかの斜面だぞ!

今までもずっと隠れていた鷲ヶ峰の山頂が見えた。

左端の小さなピークが鷲ヶ峰だ。一度右の大きくルートを変えて、(写真でいうと)右側から稜線上をたどって鷲ヶ峰山頂に向かう。
それにしても、霧ヶ峰の山々はどこまでも見渡せるなぁ〜。

よし、あと少し!

鷲ヶ峰山頂到着! 予定では13時半着だったので、ずいぶんとがんばっぞ!
次回『【山旅】霧ヶ峰をガッツリ登山!& 諏訪観光』最終回です。