今回は久しぶりのロングトレイルです。「みちのく潮風トレイル」の一部をセクションハイクしてきました。スタートは青森県八戸市にある蕪島(GPSは鮫駅から記録しています)で、岩手県の久慈市にある小袖海岸にある海女センターをゴールとします。約100km強で5日間で歩く予定です。
しかし、今回は出発前に体調を崩すということをやらかしてしまいました。2日ほど前から喉が激しく痛みだし、大体いつものパターンだとその後に高熱が出ることになっています。でも今回は喉に違和感が出た時点で薬を飲む等の対策をしていたので、最悪の事態は避けられましたが、喉の痛みからは最後まで逃れられませんでした。行き帰りのバスでは「ぬれマスク」を使用、ハイク中は就寝時に通常のマスクをして喉の乾燥には十分に気をつけました。もちろん、風邪薬も服用していました。つまり体調は最悪ということです。
そんな体調でしたが、中止出来ない事情がありまして・・・。夏に予定しているロングトレイルへの諸々のテスト&トレーニングが今回のメインテーマのひとつになっています。もちろん、みちのく潮風トレイルを歩くというのが一番の目的ですが・・・。
山行データ
山行日 | 2017年01月28日(土) | ||
コース | (スタート)小倉橋〜登山口〜小倉山〜三増峠〜雨乞山〜稲生の桜山〜登山口〜(ゴール) | ||
山 名 | 小倉山(327m) 雨乞山(429m) | ポイント | |
山 域 | 丹沢エリア | 累積標高 | (+)1,166m |
歩行距離 | 20.044km | 所要時間 | 06時間50分 |
関連記事 | 小倉山から三増峠へ(前編) 小倉山から三増峠へ(後編) |
現在地

みちのく潮風トレイル出発編

【19時04分】
新宿のバスタに到着。本当はもっと早く着いていたけど、当初の予定ではバスタのコインロッカーにザックを預けて夕食を食べに行こうかと思っていたけど、バスタのコインロッカーは全て埋まっていたので、たしか新宿駅の西口の下の方にコインロッカーが並んでいたような気がしたので再び新宿駅に戻り、西口のコインロッカーにザックを押し込んで夕食(立ち食いそば)を済ませて戻ってきた。

【20時08分】
新宿駅20時15分発。定刻に出発。
今回なぜバスを使用したかというと、色んな理由がありますが、第一には一人で車で行くにはお金がかかり過ぎるので深夜バスにしました。でもGW期間なので普段よりかなり割高になっていますが、それでも一人で車で行くよりは往復で半額以下に抑えられます。第二には前述しましたが、今回はただの「みちのく潮風トレイル」のセクションハイクではなく、夏の大本番に向けてのシミュレーションも兼ねているので、10時間近く椅子に座りっぱなしを経験しておきたかったからです。
みちのく潮風トレイル1日目編

【05時19分】
八戸到着。予定では5時20分着だったので、GW期間中ということを考えると、もう少し遅れるもんだと思っていたけど、ほぼ定刻どおり。ドライバーさんGJ!

【05時20分】
八戸駅。

【05時27分】
次は八戸線で鮫という駅に向かいます。始発は5時35分です。乗り継ぎにピッタリでした。ちなみにその次は7時13分です。2時間近く待たなくてはなりません。

【06時08分】
八戸から20分ほどで鮫駅に到着しました。駅の待合所で着替え&荷物の整理をしてトレイルモードに変身しました。
駅前の自販機で飲み物を購入し、水筒に入れ替えます。今回のトレイルでは行動中の水分補給はほぼ自販機を使用しました。基本的にキャンプ場以外での水場はほぼ皆無です。まったく無いというわけでもないですが・・・。

【06時08分】
鮫駅だけに鮫のオブジェがあります。

【06時10分】
まずは鮫駅を出て左に曲がり、みちのく潮風トレイルの北側の起点の蕪島に向かいます。

【06時12分】
中央の白い建物の壁に蕪島への道標があります。ちなみに「よくきたなさぁ鮫町へ 天然記念物うみねこの繁殖地 蕪島」と書いてあります。

【06時12分】
左に曲がって踏切を渡り、道なりに右に進みます。

【06時16分】
ムムム、廃墟か?

【06時19分】
蕪島が見えてきました。鮫駅から蕪島まではノンビリ歩いて15分程度です。

【06時23分】
今は工事中で・・・

【06時24分】
・・・拝殿までは登れません。本来ならここでお参りをしてからスタートということになるのでしょうが、やむなしです。

【06時30分】
ここがみちのく潮風トレイルの北側の起点です。ここから福島県の相馬市まで1本のトレイルがつながっているはずです。約一月後の6月9日に全線開通記念式典があります。1000km以上あるそうです。いずれは全線スルーハイクをしてみたいですが、一月以上の時間を取ることなんて出来ないよなー・・・。
6時30分スタートです。今回のゴールである岩手県久慈市の海女センターに向かいます。でも、体調は最悪です。高熱がいつ出てもおかしくないほどの喉の痛みがあります。、まぁ、今日のゴール予定の種差キャンプ場までは距離も短いので、早く着いて身体を休めたいです。

【06時40分】
八甲田山はまだ雪山ですね。

【06時41分】
八戸市水産科学館マリエント。もちろんまだ開いていない。

【06時43分】
みちのく潮風トレイルの道標。今後こいつのために何度苦労することになるんだろう・・・。とにかく小さく分かりづらい。設置ルールもよくわからん。このように矢印があるのは神道標。

【06時45分】
西宮神社。

【06時45分】
これが、くじら石・・・。うーん、、、見えなくもないか・・・。

【06時49分】
本来のルートは西宮神社を右に見てそのまま細いところを突っ切って行けるようだけど、私有地のようなところを通るのでビビって引き返して車道を進む。突き当りに種差海岸は左の矢印があるけど、ここは右に進む、と・・・

【06時53分】
・・・りっぱな道標がある。おそらくみちのく潮風トレイルの公式道標だと思われる。でも、この道標が置かれているのはまだまだごく一部。場所によっては全く無かったり、短い間隔で置かれたり、次の道標まで10km以上も離れてたりするところもある。今回歩いてみて、環境省が設置しているというより、各自治体に設置運営を任せているんじゃないだろうかという印象をうけた。つまり、みちのく潮風トレイルの設置をウェルカムな自治体は適切に設置するけど、そうじゃない自治体は最小限しか設置しないんじゃないだろうか? まぁ、あくまでも個人的な感想だけど・・・。

【06時56分】
車はここで行き止まり・・・。

【06時56分】
でも、歩きでは先に進める。

【06時58分】
海沿いに出た。まさに、みちのく潮風トレイルだ!

【06時58分】
高潮高波注意。とある。確かに高波のときはここは通れない。その場合は【06時49分】の写真のところを矢印の通りに左に曲がり車道を進む。

【07時02分】
このあと何度もあるけど、あれ? この先私有地じゃね? というところにぶつかる。

【07時04分】
その場合、大抵の場合このような道標があるので先に進むことができる。でも、総じて小さいので探すのに苦労すること多数・・・。

【07時07分】
道に出た。右下に小さい道標があるのが見えるだろうか? 場所によっては草木に隠れて見えづらいところもあれば、矢印が書かれていないのでどっちに進んでいいのかわからないところ多数・・・。

【07時08分】
再び海沿いを進む。

【07時09分】
マジックで書かれた矢印が消えそう・・・。

【07時09分】
ん? なんかちょっと雰囲気が変わった。

【07時11分】
えーっと、ここを右に曲がれと・・・。

【07時12分】
げっ! 登りだ・・・。
今回の荷物は行動中の水も含めて約15〜16kg。今まではなかなか18kgを切れなかったけど、今回はかなり頑張った。でも、今回は余計な物を持ってきているので(詳細は後述)もう少し軽くすることが出来そうだ・・・。

【07時14分】
登りきったら灯台が見えた。あれが鮫角灯台か?

【07時14分】
振り返ると絶景でした。

【07時15分】
なんだ? コレ?

【07時15分】
ここからは少し高いところを進む。

【07時16分】
この辺が種差海岸なのか・・・。

【07時17分】
車道を進む。歩道が無いので車が通るとちょっと怖い。でも時間的になのか? 通る車は少なかった。

【07時19分】
鮫角灯台。

【07時23分】
葦毛崎展望台。

【07時24分】
展望台の上はこんな感じ。

【07時24分】
展望台からの展望。ドドーンと太平洋が広がっている。

【07時27分】
みちのく潮風トレイルのでかい案内板。

【07時32分】
展望台を後にして車道に戻ろうとしたけど、下に面白そうな道が見えたので・・・

【07時33分】
・・・こっちを進む。でもあとで気がついたけどこっちが本来のルートのようだ。

【07時35分】
でっかいザックを担いでいるように見えるけど、今回のザックはグレゴリーのパラゴン58です。

【07時42分】
今日のゴールの種差天然芝生地まであと4.5km。のんびり歩いてもあと1時間30分程度か・・・。予定よりかなり早い到着だけど、今日の体調と明日以降のことを考えれば、一刻も早く身体を休めたい。

【07時48分】
うわ! なんか見えた。

【07時48分】
ここが、日本の渚・百選に選ばれている、大須賀海岸か・・・。

【07時48分】
まぁ、やっぱりというか、砂浜を突っ切るんだね・・・。

【07時55分】
砂浜は楽しいけど、ちょっと歩き辛い・・・。

【08時04分】
なんの目印だ?

【08時05分】
うお! なんかいる、と思って近づいたら・・・新種の二足歩行生物かと思った・・・。

【08時07分】
意味もなく波打ち際を歩く。

【08時21分】
行く手を遮るように小さな小川が流れている。簡単に渡れそうなところは無いので、意を決して片足を犠牲にする。

【08時28分】
あれ? 砂浜の端まで来てしまった。仕方ないので砂浜から車道に上がる。

【08時30分】
振り返る。岬の突端にさきほどの葦毛崎展望台がある。

【08時30分】
種差天然芝生地まであと1.8km。あと30分ほどか?

【08時30分】
ん? この先行き止まりなのか?

【08時31分】
あっ! ゲートがある。でも・・・

【08時31分】
・・・ハイカーは通れます。

【08時32分】
アウェイ感いっぱいで道標に従い進みます。

【08時32分】
本当に小さな漁港です。この後何度かこのような漁港を通ります。

【08時33分】
漁港を抜けた。

【08時35分】
振り返ります。漁港の向こうにさきほど歩いた砂浜が見えます。

【08時40分】
ここからは遊歩道を歩きます。

【08時41分】
先程の砂浜とは一変して岩だらけの海岸です。

【08時42分】
あっ! また漁港が見えてきた。

【08時42分】
やっぱりゲートがあります。

【08時43分】
やっぱりここもハイカーは通れます。

【08時43分】
八戸南浜漁港。

【08時43分】
漁港の中にも道標はあります。

【08時44分】
建物の裏をトレイルは通っています。

【08時46分】
漁港を抜けると・・・

【08時52分】
・・・松林に入ります。

【08時57分】
気持ちの良いトレイルです。

【09時01分】
ん? コウモリ穴? 時間も早いしちょっと寄ってみる。矢印の通りに右に曲がり少し登ると・・・

【09時03分】
・・・正面に大きな岩が見えてきました。

【09時03分】
昔はこの岩の隙間にコウモリがいたらしいです。

【09時04分】
中はこんな感じ。

【09時06分】
少し高いコウモリ穴の前から見下ろします。下にトレイルが見えます。

【09時12分】
コウモリ穴から5分ほどで、種差天然芝生地に到着です。
鮫駅から約3時間、約10kmです。ずいぶんと早い到着ですが、まぁ、初日ですし、体調を考えればゆっくり身体を休めたいので、よしとしましょう。

【09時13分】
キャンプ場の位置を確認する。

【09時32分】
キャンプ場をぐるっと回って良さそうなところにテントを設営する。結構斜めっているところが多く、水平のところはすでにテントが張られているので海からは一番遠いところになったけど、なんとか水平なところに張れた。
ところでお金はどこで払うんだろう? と思っているとキャンプ場の人らしき人がいたので聞いてみた。受付の場所を教えてくれたのでそこで支払いを済ます。千円成。
今回のロングトレイルでは4ヶ所のキャンプ場を利用しようと考えています。みちのく潮風トレイルのサイトでそれぞれの連絡先が書いてあるので、利用の3週間ほど前に全てに電話をして確認を取りました。それぞれの対応に関してはその都度書いていきます。まず、この種差キャンプ場に関しては特に問題無しです。この時期でもすでにオープンしていて予約も必要無しです。ただし、時期によってはまだオープンしていなく、かつ利用不可能というところもあります。オープンしていなくても利用可能というところもあります(後述)。この時期だと微妙なので確認を取った方が安全かもしれません。

【09時49分】
今回は5日間はバッテリー充電が期待できそうもないので、ソーラーパネルを持ってきました。もっともそれの他にモバイルバッテリー(25000mAh)とバッテリー内臓のiPhoneケース(6000mAh)も装備していたので、最小の使用なら、太陽光パネル無しでもなんとかなったんじゃないかと思います。今回はトレイルのログをいつものガーミンのGPS(MAP64st)ではなくてiPhoneのGeographicaというアプリを使いました。ガーミンのGPSより信号ロスが少ないですし、バッテリーも他のGPSアプリより少なくてすむような気がします。今回も3日目は11時間以上もログを取得し続けましたがiPhoneのバッテリーが切れることはありませんでした。そんなわけで最近のログはガーミンのGPSよりiPhone&Geographicaの組み合わせがレギュラーになっています。
また今回はバッテリー関係はほぼ全てUSBからの充電が行える機器を揃えました。期間中に充電の必要なものは、iPhone(3174mAh)、カメラ(1250mAh)、360度カメラ(1350mAh)(実質使用せず)、ワイヤレスイヤホン(170mAh)くらいです。カメラのバッテリーは4つ持っていったので充電は必要無かったかもですが、今回はテストも兼ねているので行動後はマメに充電していました。今回のサイクルだと2つあれば十分だと思いました。iPhoneはGPSアプリでログを取ったり、テント内では(今回のゴールは「あまちゃん」の聖地ですので、iPhoneに全話入れておいた)、「あまちゃん」をずっと観ていました。なので、iPhoneのバッテリーはほとんど動画再生で消費していたと思います。なので寝る前にモバイルバッテリーに繋ぎました。また、行動中も何度かケース側のバッテリーから充電を行いました。ワイヤレスイヤホンはそもそもバッテリー容量が小さいのであまり気にせず1日に1回モバイルバッテリーから充電していました。
で、今回使用したソーラーパネルですが、RAVPowerの「ソーラーチャージャー ソーラー充電器 16W」(約450g)というモデルを使用しています。実は数年前に購入したのですが、一度も使用していませんでした。今回は満を持しての登場です。もう一つ上に24W(約750g)のモデルもありますが、重量を考えると今回のモデルが限界です。動画などを沢山撮るにはもっと大きなモデルが必要になるかもしれませんね。ソーラーパネルの面積と発電量は基本的に比例関係にあります。大きいパネルの方が発電量が大きいと言うことです。まぁ、パネルの性能とか設置条件とか季節とか色んな要因で発電量は変化しますが・・・。以前、ソーラーパネルの設置販売する会社にいて発電量を計算するプログラム等を書いたことがありますが、細かいことは忘れました・・・。
で、実際に使用してみての感想ですが、思ったより使えると言うことです。まぁ、今回は細かな数字を記録していないのであくまで印象程度なんですが、今回のような複数のモバイルバッテリーとの組み合わせだとかなりの日数をまかなえるんじゃないかと思います。もっとも、連日雨ばっかりなんてことになったらどうなるかわかりませんが・・・。あくまで十分に太陽に当てられるということが大前提ですね。感覚的ですが1日3時間程度充電が行えれば1週間程度のロングトレイルには十分だと思いました。よく、ザックの後ろにソーラパネルをぶら下げている姿を見ますが、このモデルは一度接続が切れると再接続しなくてはならないらしく(未確認)、移動中の発電は無理と考えた方が良さそうですね。なるべく早くその日の行動を終えて、安定した場所にパネルを置いて発電させた方が良さそうです。その際には太陽になるべく90度の角度で対面させるのが理想だけど、実際には地面に置き、パネル面をゴミ、ホコリ、影等で遮らないようにすれば充分な発電が可能かと思います。一番大事なのは自分の消費する電力量、蓄電量、発電量をある程度把握することでしょうね・・・。それと各バッテリーの容量がありますがあくまで目安なので、実際には7〜8割程度と考えていたほうがよさそうです・・・。

【10時14分】
今回はベアキャニスター(WildIdeasのWeekender、以下Weekender)を持って来ています。もちろん熊対策ってことではなく、これにどの程度の(何日分)の食料が入るのか試したかっただけです。重さは約900gです。有名なところではBearVaultのBV500、以下BV500(こっちも持っている)というモデルがありますが、これは重いっす。約1.2kgもあります。まぁ、約300gの差ですが、実際に初めて持ったときの感想は、BV500は「重っ!」でしたが、Weekenderの方は先にBV500を持ったこともあり「軽っ!」でした。大きさはBV500の方が少し大きいです(BV500 = 221mm x 323mm、Weekender = 229mm x 267mm)。素材はBV500は本体がポリカーボネイトです。Weekenderは本体部はカーボンファイバーでフタは航空機用アルミニウム合金6061-T6というものが使われているそうです。使い勝手はBV500は道具無しで開閉出来るのに対して、Weekenderはコインのようなものが必要になります。今回はワッシャーを使用しました。一番の違いは値段です。BV500は約80ドル、Weekenderは約288ドルです。どちらも本体価格のみで、日本までの送料は含まれていません。また、Weekenderの方は関税で4000円ほど取られました。

【-----】
これが今回の食料です。実際にはこの他に少しの行動食、コーヒー等の飲み物があります。今回は基本的にいつ何を食べるかは決めていません。無計画に適当に詰め込んでいます。というのも、今回に限っては途中で食事が取れたり、補給をすることが出来そうだからです。これがずっと山岳地帯だったら、もう少し真面目に考えたかも・・・。

【10時15分】
こんなふうに詰め込んでいます。密閉されてしまうのでガス缶は入れていません。実際に上の食料だけだと結構スペースが空くので、それい以外のものも詰め込んでいます。結構入ります。恐らく自分の食べる量を考えると6〜7日分+αの食料が入りそうです。

【10時26分】
味噌汁。

【10時48分】
抹茶ラテ。

【12時10分】
昼食。近くに食事が出来るところがあるようだけど、その元気は無し。明日からの本格的なトレイルに備えて体力温存&体調回復に全力を注ぐ・・・って言ってもゴロゴロしているだけだけど・・・。

【15時03分】
ヘッドランプは持ってきているけど、テント内の照明はスノーピークのたねほおずき、これはUSB充電ではなくて単4電池3本必要だけど、1日平均15分程度しか使用しないので、充電は考えてはいません。横にぶら下がっているのはベアキャニスター開閉用のワッシャー。その辺に転がしておくとすぐ失くすので、ここを定位置にした。

【17時00分】
夕食。
どうしようかと思ったけど、軽量のテーブル(Cascade Wild Ultralight Folding Table)も持ってきた。テーブルがあるのと無いのとでは快適度が格段に違う。

【17時31分】
スリーピングパッドはお得意の2枚重ね。上の黄色いのはNEMOの「TENSOR SHORT MUMMY」で下のグレーのは山と道の「Minimalist Pad」を使用。2つ合わせても300gを切る重さでサーマレストの「Z Lite Sol」のSサイズとほぼ同じ重さになります。寝心地を考えるとクローズドセルのウレタンマットよりエアマットの方が良いと思っています(個人的な意見です)。しかし、エアマットは穴が開いてしまえば終わりです。もちろんリペアキットも装備していますが、大きな穴には対応出来ません。なので少しでも穴あきの事故を防ぐために下にウレタンマットを敷きます。ただし、どちらもショートバージョンなので実際に身体が乗るのはおしりくらいまでです。足は落ちています。通常はザック等を敷いて対応しますが、そのままの場合も多々あります。ただし、今回に限って言うと、1泊目は足を落としていました。しかし、ほぼ直接地面の上(今回は軽量化のためグランドシートやインナーシートは省略しました)なので結構冷えました。なので2泊目からの地面は穴あきの心配の無いようなところだったので、上半身をエアマットに乗せて、ウレタンマットは下にずらして足を乗せました。結果、2泊目以降は暖かく寝ることが出来ました。この「Minimalist Pad」は薄い割に保温性はかなり高いようです。2枚重ねの利点で状況により上半身のみ乗せるたり、ずらして設置して全身をマットの上に乗せることも出来ます。また「Minimalist Pad」は2枚に折って座布団代わりにしたり、テントの回収時に荷物を一時的に置いておく場所にもなります。ペラペラのマットですが、意外に使い勝手は良いです。ただし、傷つき易いのが残念です。が、ここは一生モノと考えるより割り切って消耗品と考えることで良しとしましょう・・・。でも、小さい凹みとかは放っておけば元に戻ります。
余談ですが、NEMOの「TENSOR」は最新版より、空気入れ(?)が付属していて、口でフーフーしなくてもよくなりました。空気入れと言ってもスタッフバッグのようなもので、それを広げて空気を入れてマット本体に装着して、空気を移動させるものです。ショートバージョンで2〜3回繰り返せばパンパンになります。これでマット本体に水分が入るのを防げるかと思ったけどこれはあまり変わりませんでした。しっかりマットの中に水分が入ってしまいました。カビ等が心配ですが、使用後のメンテナンスはしっかりしたいですね。
写真には写っていませんがシュラフはモンベルの「アルパイン ダウンハガー800」の♯3を使用しました。この季節だと900フィルパワー(マーモット)のダウンジャケットと組み合わせて快適でした。寒がりの方だと♯2でも良いかもしれませんね。

【19時24分】
夜の7時半で約14℃(テント内ですが)。じっとしているとちょっと肌寒いかなーってくらいです。でも、体調や湿度によって感じ方はかなり違いますが・・・。

【19時46分】
今回は初めてブランデーを持ってきました。でも、すぐ寝ちゃった・・・。結局呑んだのはこの日だけでした。
ルート図(全体)

鳥瞰図(1日目)

断面図(全体)
