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GWに行ったばかりの上高地に再び行ってきました。当初の目的は焼岳に登ろうと思っていたのですが、5月中旬に開通予定の上高地からのルートが開通せず、結局再びハイキング+テント泊となりました。でも、それだけだとつまらないので、以下を目的としました。
- 新しいテントのテスト
- 上高地のスタンプラリーへの参加
- 上高地で有名なニリンソウを見る
- (時間があれば)徳本峠(とくごうとうげ)に寄る
まぁ、そんなに厳格に考えていた訳でもないのですが、これも上高地の楽しみのひとつでしょう・・・。
山行データ
山行日 | 2012年05月19日(土)〜20日(日) | ||
---|---|---|---|
コース | (スタート)大正池〜田代橋〜帝国ホテル〜上高地バスターミナル〜河童橋〜(梓川左岸)〜明神〜徳本峠〜徳沢(ゴール) | ||
山 名 | 上高地 [峠]徳本峠(2135m) | タ グ | |
山 域 | 北アルプスエリア | 累積標高 | (+)1,561m (−)1,484m |
歩行距離 | 23.268km | 所要時間 | 07時間02分 |
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山行記(一日目)
【08時02分】 |
7時30分沢渡発のバスに乗る。珍しくバスは助手席まで一杯になっていた。
スタンプラリーが目的の一つなので、バスターミナルまでは行かずに大正池で降りる。一つ目のスタンプは大正池バス停のすぐそばにある大正池ホテルで押してもらう。 |
【08時05分】 |
スタンプラリーって何? と言う人のために簡単に説明しておきます。(今年は)5月7日から6月30日までの間に上高地にある4つの地域にある各施設でスタンプを押してもらって、全て(4つ)押すと各施設それぞれの優待を受けられます。参加費はもちろん無料でスタンプシートは大体各施設にも置いてありますし、上高地の公式ホームページからもダウンロード出来ます。私はホームページからダウンロードしたものをプリントアウトして持っていきましたが、沢渡のバス停にちゃんとしたスタンプシートが置いてあったのでそれを使用しました。 上で4つの地域と書きましたがそれは以下の4カ所になります。括弧内は私がスタンプを押してもらった施設です。
押す順番は自由です。しかし、一日で効率良くスタンプを集めるとすると今回私が行った順番が一番効率が良さそうです。また二日あれば一日目でバスターミナル地区、明神・徳沢・横尾地区、ウエストン地区で押してもらい二日目で大正池まで歩いてそこでスタンプを押してもらいバスで帰る。というものありだと思いますが、出来れば最後のスタンプは優待を受けたい施設で押した方が無駄が無いと思います。 |
【08時13分】 |
大正池と穂高連峰。今日もいい天気です。 |
【08時14分】 |
次のスタンプを貰う予定の帝国ホテルに向かいます。 |
【08時15分】 |
木道をトボトボ・・・。今日は先が長いのであまり寄り道はしません。 |
【08時40分】 |
田代橋到着。大正池から30分弱でした。 |
【08時42分】 |
田代橋から舗装道路を進むと・・・ |
【08時45分】 |
・・・木々の間から赤い屋根が見え隠れしています。帝国ホテルの裏にはまだ雪の山がありました。 |
【08時48分】 |
帝国ホテルです。いつかは泊まってみたいですが、敷居はかなり高いです。普段はなかなか入りづらいですが、今日はスタンプラリーという大義名分があるのでちょっとドキドキしながら入口のドアを押開ける・・・。係の人が出て来て用件を訪ねられる。スタンプラリーのスタンプを押したいとの意向を伝えると、少し奥まったところにあるスタンプ台に案内してくれた。しかも、ものすごく丁寧な言葉遣いで・・・。さすが、帝国ホテル。やっぱりいつかは泊まってみたい・・・。 |
【08時50分】 |
ドキドキしながらスタンプを押したせいで、ちょっと薄くなってしまった・・・。見えにくいですが、このスタンプのアングルは上の写真とほぼ同じです。 |
【08時51分】 |
今日一番のドキドキが終わりバスターミナルに向かう。本来ならば田代橋までもどって梓川沿いを歩いた方がいいけど、先が長いのでバス通りの脇を進む。 |
【08時59分】 |
バスターミナル到着。 |
【09時02分】 |
一度梓川に出て・・・ |
【09時06分】 |
・・・河童橋! |
【09時07分】 |
この地区だけはスタンプをどこで押そうか考えていなかった。なので、ウロウロ・・・。 |
【15時04分】 |
結局、河童橋の脇にある白樺荘で押す。 時間の表示がおかしいですが、ここで写真を撮り忘れ、ゴールの徳沢で撮影したのでこの時間になっています。 |
【09時22分】 |
結局、20分近くウロウロして先を急ぐ・・・。 |
【09時49分】 |
小梨平を通り過ぎて・・・明神岳。 |
【09時56分】 |
砂浜のようなところを過ぎると明神はすぐ目の前なんですが・・・ |
【10時06分】 |
・・・ニリンソウの群生地があったので、ここで少々足止め・・・。 |
【10時06分】 |
ここで、写真を撮っていると猿の群れが現れた。でも、動画ばかり撮っていて写真は一枚も無し・・・何やってんだ、オレ。 しばらく猿を撮っていると上高地の関係者だろうか? パチンコを使いかんしゃく玉を猿に向かって撃っていた。猿の群れを追い返すためだと思う。 |
【10時08分】 |
明神到着! 当初の予定では、10時には徳沢に着いてテントを設営して、徳本峠に向かう予定だったけど、すでに10時を過ぎている・・・。これは徳本峠は無理だな・・・、と半ば諦める。 そうと決まれば早くテント場に着いてゴロゴロしたい・・・。 |
【10時12分】 |
明神を過ぎて少しいくと沢を渡る。 |
【10時12分】 |
沢を渡るとすぐに、徳本峠への分岐がある。 徳本峠は諦めていたけど、ここから直接行くという手もあることに気がつく。コースタイムだと約2時間20分。13時には着ける。もしダメなら13時でキッパリ撤退すればいいや・・・と・・・ |
【10時14分】 |
・・・徳本峠に向かう。 |
【10時26分】 |
徳本峠まで、2.9km、2時間くらいあれば着きそうなんだけどなぁ〜。 |
【10時29分】 |
おっ、車が停まっている。つまり、車で入ってこれるのはここまで。 |
【10時29分】 |
ここから先は歩きのみ。 |
【10時39分】 |
はじめは緩やかだったけど、だんだん急になってきた。 |
【10時52分】 |
振り返ると明神岳の見え方がずいぶんと変わっていてビックリ! |
【10時53分】 |
雪が出て来た。 |
【10時59分】 |
始めは所々だったのが次第に道を占拠し始める。 |
【11時23分】 |
急な斜面をトラバースするようなところもあって、慎重に進む。 |
【11時25分】 |
先行者がアイゼンを装着していたので・・・ |
【11時30分】 |
・・・自分も装着! 念のためにと持って来て良かった・・・。 |
【11時44分】 |
段々斜度は増して来て、ビックリするくらいの斜面を進む。 |
【12時12分】 |
直登の急登が終わると、トラバースルートになる。 |
【12時30分】 |
12時30分に徳本峠小屋に到着。リミットの13時には間に合った。 小屋でバッジ購入。支配人の岩本さんとお話をさせていただき10分程の滞在で下山開始。 |
【12時41分】 |
さぁ、下山開始! と思いふと足元を見たらアイゼンを左右逆につけていた。慌ててつけなおして下山開始。 |
【12時50分】 |
登って来た時は直登だったので、帰りは当然直下り・・・、登るとき以上に怖い。ピッケル持ってきてよかった・・・。 |
【13時08分】 |
V字の谷を下っていく。ちょうどその谷の最下部に人が一人立っていた。景色を楽しんでいるようだったけど、アイゼンもつけずにここまで登って来たけどこれ以上はアイゼン無しでは無理だと判断して下ろうとしているところだった。でも、その人が立っていたのは谷の底だったので、万が一落石でもあったら危険だから左右どちらかに寄った方が安全ですよ、と声を掛けた。その少し前に横の斜面からコブシ大の大きさの石が転がってきたのを見ていたので、見ているこっちが怖くなった・・・。 |
【13時24分】 |
前述した人は間違って冬道に紛れ込んでしまったようだけど、冬道の入口にはバッテンがしてあって入れないようなっている。でも、その脇にはしっかり踏み跡も付いていた。やっぱりここから紛れ込んでしまったようだ・・・。 この写真を撮っている時に少し下から「沢には入らない方がいいですよ」と声が掛けられた。どうやら小屋のスタッフらしい。話しを聞くと3日前にこの写真のバッテンを作って冬道に入らないようにしたらしい。でも、少し上であった人は沢に入ってしまったようですよ。と言ったらがっかりしていた。確かにボーッと歩いていると冬道に入ってしまうのはいたしかたない。というのも冬道、つまり沢の上にずっとピンクテープがあるので、これじゃ間違って入っちゃうよなぁ。 |
【13時59分】 |
途中でアイゼンを外し、小さな沢でアイゼンに付いた泥を洗い流して、車のあった所まで戻って来た。ここからは斜面も緩やかなので歩きやすい。 |
【14時06分】 |
ニリンソウもたくさん咲いている。ここでふと目の前に2匹の猿がニリンソウの葉っぱを食べているのに気がつく。その後、1匹、2匹と増えて気がついたら30〜40頭ほどの猿の群れに囲まれてしまった。相手(猿)を刺激しないように、ゆっくりと移動して、群れをやり過ごす。 |
【14時20分】 |
徳本峠への分岐まで戻って来た。ここで右に曲がり徳沢に向かう。 |
【14時39分】 |
古池。 |
【14時49分】 |
さすがにこの辺までくると人はまばら・・・と思いきや、実はたくさんのひとが歩いています。たまたま人がいなくなった時を狙って撮りました。 |
【15時00分】 |
徳沢ロッヂへの分岐。 |
【15時01分】 |
徳沢ロッヂ。 |
【15時03分】 |
最後のスタンプゲットォ〜! これで4つ全て揃ったので、私のここ(徳沢ロッヂ)のオリジナルピンバッジを貰いました。画像はこのページの下の方にあります。 |
【15時05分】 |
徳沢のキャンプ場到着! |
【15時07分】 |
徳澤園。言わずと知れた「氷壁」の舞台になったところですね。ちなにみここ徳澤園でのスタンプラリーのご褒美はソフトクリームです。以前食べたことがありますがとても美味しかったです。td> |
【15時14分】 |
さてさて、テント泊の手続きを済ませて、今回の最大の目的の新しいテントのテストに入ります。 いつもなら新しいテントを購入すると、近所の公園か河原で試しに建ててみるんですが、今回はその時間は無く、全くのぶっつけ本番です。ただし、建て方はYouTubeで見て何となく理解しているつもりです。 では、スタート! |
【15時26分】 |
12分程で設置完了。まぁ、初めてだし、要領も分からなかった割には早い方だと思います。恐らくもう2〜3回も建てれば楽に5〜6分で建つと思います。 |
【15時44分】 |
前室も広々〜! これと同じサイズの前室が反対側にもあります。 このテントの詳細につきましては、後日アウトドア装備の方で紹介するつもりです。 |
【16時04分】 |
バーナー類も楽に使えます。 |
【16時38分】 |
今夜の夕食。 |
【17時51分】 |
午後6時ころで約16度、思っていたより暖かい・・・。 |
山行記(二日目)
【03時19分】 |
隣の団体さんが朝の3時から起きだしてきたので、自分も起こされてしまった。このあと2度寝しようと思ったけど、うるさすぎて寝れず・・・。 しかたないので、このまま、ゴロゴロして早めの朝食を摂る。 |
【06時38分】 |
さて、今度は撤収です。 |
【06時44分】 |
撤収は約6分。慣れれば5分以内で撤収出来そう。 |
【06時51分】 |
落とし物がないかチェック。 |
【06時51分】 |
テントのそばに咲いていた。 |
【06時52分】 |
バスターミルに向けて出発! |
【07時12分】 |
ニリンソウの群生地。 |
【07時14分】 |
池に空が写っています。 |
【07時15分】 |
なんか、倒木の形が面白い。 |
【07時19分】 |
再びニリンソウの群生地。 |
【07時20分】 |
これもよく見る。 |
【07時26分】 |
なんだろう? これ? |
【07時29分】 |
梓川に明神橋が見えて来た。 |
【07時35分】 |
徳本峠への分岐。 |
【07時39分】 |
明神! 10分ほど休憩して再出発。 |
【08時18分】 |
小梨平到着。 このあたりで、8時30分のバスに間に合うんじゃないかと思ってスピードを上げる。 |
【08時24分】 |
河童橋! |
【08時24分】 |
穂高連峰! |
【08時28分】 |
バスターミナル! |
【08時29分】 |
沢渡行きのバス。ギリギリ間に合ったぁ〜! と思ったらバスの発車時刻は8時35分でした。まぁ、どのみちほとんど待たずに乗る事が出来たのはラッキーだった。 |
【08時37分】 |
バスの発車まで5分程猶予が出来たので、バスターミナルのお土産やでカレーパンを購入。なかなかカレーが出てこないと思ったら、卵が入っていた。これとカレーの相性がバッチリなので、美味しかった〜! |
バッジ
徳本峠小屋でゲット! |
前回のGWに来たときに買おうと思って忘れていたものを今回ゲットしてきました。河童橋の袂にある白樺荘で購入。 |
スタンプラリーを全てそろえて徳沢ロッジで貰いました。 |