『槍ヶ岳開山』 新田次郎(著)を読んで

槍ヶ岳を開山した修行僧播隆の半生を描いた作品。

百姓一揆に巻き込まれて自分の妻を誤って刺殺してしまい、修行僧になってやがて槍ヶ岳を開山するという物語だ。

一瞬タイトルを見て『劒岳〈点の記〉』とダブッてしまったが、読んでいくうちに全く違うものだということに気づいた。『劒岳〈点の記〉』は基本的に測量(三角点埋設)するために山に登るが、『槍ヶ岳開山』は誤って刺殺した自分の妻との対話を求めて登っている。

この物語はなぜか一番のクライマックスである槍ヶ岳の山頂を踏むシーンから始まっている。この演出がはたして効果的なのかどうかは分からないけど、どうせクライマックスのシーンをを最初に持ってくるのならもう一捻り欲しかった気がする。

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