自宅を午前2時半に出れば、休憩を含めても朝の8時には余裕で京都に着くはずだった・・・。が、通常15分〜20分で着くはずの最寄りの高速のインターまで1時間半もかかり、かつ、使い慣れないスマホのカーナビはわけの分からない場所で高速を降りろ! と道案内し、えらい山の中を走らされ、せっかく一般道に降りたのだからガソリンの補給(高速道路のガソリンは高価)をしようと知らない町の中をグルグルグルグル周り、結局、京都に着いたのは11時と予定より3時間も遅れての到着となってしまった。う〜む、まるで自分の人生の縮図のようだと、しばし感心したものの、予定していた、伏見・深草ルートからスタートする予定を、旧スタート地点の伏見稲荷大社に変更することでなんとか3時間の遅れを回収しようとしたけど・・・
山行データ
山行日 | 2017年08月11日(金)〜13日(日) | ||
---|---|---|---|
コース | (スタート)駐車場〜東寺〜伏見稲荷神社~駐車場(ゴール) | ||
山 名 | タ グ | ||
山 域 | 京都エリア | 累積標高 | (+)321m |
歩行距離 | 7.844km | 所要時間 | 02時間43分 |
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1日目【8月11日(金)】
【11時15分】
駐車場は予約制だったので、問題なく停めることが出来た。当初京都駅の近くで複数日停められる駐車場は1日3000円もかかり、4日停めると12000円にもなり、駐車場のせいで今回の旅の計画自体を見直さなければならないような危機的状況だったけど、がんばって探した結果、予約も出来、かつ1日550円というリーズナブルな価格で駐められる場所を発見した。一般の人にとっては京都駅まではかなり離れていると感じるかもしれないけど、ロングトレイラーである私にとってはそれほど遠く感じない。それどころか当初スタート地点として予定していた伏見稲荷大社までも十分徒歩圏内なのが気に入った。
そんなこんなで予定より3時間15分遅れてのスタートです。
【11時18分】
まずは伏見稲荷大社・・・ではなく東寺に向かいます。駐車場から東寺の門の前までわずか3分。でも、ここを真っ直ぐ渡れないので、左右どちら側からか大きく迂回しなくてはならりません。
【11時21分】
グルッと回り込んで・・・
【11時23分】
・・・東寺に到着。正面に国宝の金堂が見えます。目的の建物はこの裏にありました。
【11時32分】
東寺の御朱印帳ゲットォ! 御朱印帳は持っていますが、今回の旅でも持ってきていますが、出来れば、今回は色んな神社仏閣を回ることになると思うので、今回用のを買いました。さぁ、どれだけ集められるでしょうか??? ちなみに表紙の「御朱印帳」の文字は御朱印を頂く時に一緒に書いて頂きました。
御朱印帳の準備が出来たら、スタート地点の伏見稲荷大社に向かいます。もちろん歩きで移動です。ちなみに予定していた伏見・深草ルートをスタートする場合は電車を使う予定でした。
【12時25分】
少しウロウロしてしまいましたが、東寺から50分ほどで東山コースのスタート地点に到着です。
【12時25分】
スタート地点の遠景です。踏切の脇に上のプレートがあります。
【12時27分】
琵琶湖疏水を渡ります。琵琶湖から京都市内に水を引くための水路です。ブラタモリで知りました・・・。
【12時28分】
おっ! 鳥居が見えてきた。
【12時33分】
伏見稲荷大社の本殿です。全国の「お稲荷さん」の総本宮です。
さぁ、「いっぱい鳥居」はどこだ!?
【12時40分】
わお! 「いっぱい鳥居」が見えた! ・・・
【12時40分】
・・・と同時に人もいっぱい・・・。
【12時48分】
途中にあった京都一周トレイルのプレート。あれ? 2−1はどこだ? 見逃したか?
【12時52分】
タイミングがよれけば、あまり人のいない「いっぱい鳥居」を見ることが出来る。
【12時57分】
あ! 池があった。
【13時13分】
途中で京都の南側を一望できた。
【13時20分】
四つ辻到着。スタート地点から55分もかかった。やはり人(外国人ばっかり)が多く「いっぱい鳥居」の下ではしばしば渋滞が発生していた。
京都一周トレイルはここで左に進みますが、伏見稲荷の御朱印(3箇所で頂ける)を頂くために直進した。のがいけなかったのか、この少し先で前方から来る人を避けようと道の端に寄ったら、苔むした石畳で足を滑らせてしまった。いっそ、派手に転んだほうが良かったのかもしれないが、そこで無理に足を突っ張って踏ん張ってしまった。その瞬間、自分でも「あっ!! やったな!」というのが分かった。山歩きをしていると色々と足のトラブルに遭遇することは多いけど、今回のは今までのレベルではなかった。しばらくは足を地面に付くだけで左足の膝に激痛が走る。とりあえずは御朱印を頂き、再び四つ辻に戻りベンチで様子を見る。少しは治まったかと思い立ち上がると膝に痛みが走る。それでも、平らなところならば我慢できない程の痛みではない。今日の予定は大文字山の山頂まで行くつもりだ。普通に歩いても自分の足なら夕方の6時〜7時くらいのギリギリ明るい内には着けるだろうと思っていたけど、このトラブルで明るい内に着けるのはほぼ絶望的となった。とは言うもののここでいつまでも座っているわけにもいかないので先へ進んでみることにした。
【13時44分】
四つ辻を左に折れるととたんに静かになる。先程までの喧騒は嘘のようだ。
【13時51分】
平らな道なら膝もそれほど痛まない。その代わり、登りで膝を曲げたり、下りで足を地面に着いた時にはかなりの痛みがある。
四つ辻の分岐からしばらく緩やかな下り坂が続いたけど、だんだん斜度が増してきたのでストックを使用する。初めからこれを使っていれば良かったけど、さすがに人が大勢いる所で使うわけにもいかない。次回への教訓として、早朝出発にすればまだ人もまばらだろうから使用できるかもしれない。でも、神社仏閣の境内でストックを突くのは、たとえゴムをしていても抵抗あるな〜。
【13時58分】
おいおい、だんだん急になってきたぞ! でも、この裏道(?)、稲荷山を登ることだけを考えればこっちのルートを使った方が楽そうだな・・・。
【14時01分】
坂を下りきって、民家が出てきた所に道標があった。てっきりしばらくは住宅街の舗装路を歩くのかと思っていたけど・・・
【14時01分】
・・・ギャー! さらに下るのかよ!!! 無理だ! こんな急な階段、今のオレの膝が耐えられない!
と言うわけでリタイア決定! 東山コースだけでも道標番号が74番まであるのにまだ、たったの4番までしか来ていない・・・トホホ。こんなの京都一周トレイルを歩いたことにはなんないよな〜。ただの伏見稲荷大社参拝だ。
そうと決まれば、ゴール後に予約していたホテルをキャンセルしなくちゃならないし、今日の泊まる所を確保しなくてならない。駐車場も4日分予約していたから残りの2日分はキャンセルしなくてならない・・・。
【15時01分】
とりあえず駐車場の近くの東寺に戻ってきた(もちろん歩いて)。その間にホテルのキャンセルを済ませ、運良く京都駅の北側にあるホテルを予約することが出来た。朝食付きで約1万2000円くらい、ゴール後に予約していたホテルもそんなもんだったので、ちょっとホッとした。それにしてもお盆のこの時期に日本ならず世界的に有名な観光地の京都で当日にホテルが取れるとは思っていなかった。もちろん目玉が太陽系の外まで吹っ飛んでいきそうな値段のホテルや民宿はあるが、そんな所に泊まれるはずもない。
【15時08分】
駐車場に戻って、山ザックを置き、旅用のボストンバッグに持ち替える。ホテルに駐車場が無いので車はこのまま置いておく。ホテルの近くのコインパーキングに移動させることも考えたけど、ここは一日550円で駐められるので、明日取りにくればいい。ここ(京都駅の南、東寺のそば)からホテルまでは約3km。いつもなら間違いなく歩いたけど、さすがに疲れたので一部電車を使用した。ここで初めて知ったんだけど、京都でもSuicaは使えるんだね。ダメ元で駅員さんに使えるか聞いたら使えるとの答え。東京と同じように普通に使えました。っていうか、初めっから全国の鉄道で共通で使えるようにせいや!
【16時32分】
ホテルに入ってちょっと一息。お風呂に入ってサッパリして、食事のために外に出たけど、しばらく動かさなったためか膝がメチャクチャ痛い・・・。しかたないので隣のコンビニでお弁当を買い、ホテルの部屋で食べる。せっかく京都まで来たのに何やってんだオレ?
明日の予定は未定。膝の様子をみて決定しよう・・・ZZZzzz…
2日目【8月12日(土)】
【07時27分】
朝食はパン。ご飯の方がいいな〜。
【09時03分】
9時にホテルをチェックアウト。
膝は痛みはあるけど、平らな所ならばなんとか歩けるレベル。あまりにひどかったらこのまま帰るつもりだったけど、一泊で京都に来て東寺と伏見稲荷大社だけ参拝して帰るのって通すぎるでしょ。と言うわけで、急遽もう一泊、今度は奈良のホテルをゲット! 奈良公園の側(だと思っていたら興福寺の側だった)で、朝食無し7000円だった。
京都一周トレイルはきっぱり諦めて、観光モードに変更したのはいいけど、観光のための下調べは一切していない。まぁ、日本人なので京都にある神社仏閣を挙げろと言われれば10や20は言えるけど、その位置関係は全く分からない。中学の修学旅行で京都奈良を回っているけど、覚えているわけが無い、いや、そもそも、当時でさえ位置関係なんか理解しているわけがない。記憶の中では金閣寺と銀閣寺と清水寺が隣同士に仲良く並んでいる。でも、今はスマホという文明の利器がある。とりあえず、ホテルの近くを検索してみる。おっ! 近くに二条城がある。あの大政奉還の二条城じゃん! これは行かねば・・・。
【09時41分】
道を間違えてえらく遠回りして二条城到着。入口の東大手門をくぐる。
【09時41分】
そうか、大政奉還から150年経つのか。歴史の年号で最も簡単に覚えられたのがこの大政奉還だった。自分が生まれた西暦から100を引けばいいのだから・・・。
【09時44分】
さすがにここも外国人が多い。
【09時45分】
この建物内(二の丸御殿)にある、まさに大政奉還が発表(厳密に言うとちょっと違うけど・・・)された部屋が見られる。でも、建物内は撮影禁止。大政奉還の間(?)は、徳川慶喜の人形をはじめ各藩の重臣たちの人形が並べられ、まさに日本の歴史が大きく変わったその瞬間を再現していた。以前からココは来たかったのでちょっと興奮している。
【10時16分】
天守跡というのが残されているらしい。このような階段は膝が悲鳴を上げるけど、手すりに掴まりながらヒョコヒョコ登っていく。
【10時17分】
天守跡・・・もちろん何もない。
【10時18分】
ただ見晴らしは好い。
【10時42分】
足早にグルッと回って東大手門に戻ってきた。出ようとしたら東大手門に上れるらしい。それならばと言うことで・・・
【10時45分】
・・・登ってみた(有料です)。う〜む、意外に狭い。
【10時46分】
こちらが東大手門から見た城内。
【10時48分】
こっちは城外。
【10時56分】
二条城を後にして、お堀の脇を歩いていると、なんかカッケー鳥がいた。
【11時07分】
寂れた商店街を通る。ふと、気が付いたけど。閉店のお知らせの張り紙を見ていると、最近閉店したお店が多い。再開発でもされるのか?
【11時18分】
二条城から30分ほど歩いて・・・
【11時24分】
・・・晴明神社到着。もちろん・・・
【11時26分】
・・・安倍晴明を祀っている。
【11時50分】
さらに30分ほど歩いて、京都御所に到着。京都御所といえばこの長い塀のイメージだけど、この中に入れるとは知らなかった。しかも、無料で・・・。でも、入口で荷物チェックがある。まぁ、ここの管轄は宮内庁でしょ、しかたないか・・・。
【12時02分】
しかも内部の撮影も出来る。
【12時41分】
御所内を一周りして、ここを後にする。
【13時30分】
乗る電車の駅を間違えて30分近くをロスして京都駅に到着。
【13時30分】
【14時05分】
京都駅ってすげーな・・・。
【14時18分】
駅ビルでお土産を買って、駅の南側に出る。
【14時44分】
駐車場に戻ってきた。本当はお昼頃に戻ってきたかったけど、色々あってしかたない。
奈良に移動。
【16時51分】
奈良公園に到着。
【17時11分】
東大寺。入れるのは17時30分まで、ギリだった。
【17時17分】
修学旅行で来たはずだけど外観は全然憶えていないな・・・。
【17時18分】
大仏さん、ど〜ん! さずがに大仏さんは覚えてる。
【17時19分】
よくテレビで見た天井裏に登れる階段。結構急だな・・・。登りより下りが怖そう・・・。
【17時19分】
広目天、ど〜ん!
【17時21分】
多聞天、ど〜ん!
【17時42分】
南大門。
【17時43分】
吽形、ど〜ん!
【17時43分】
阿形、ど〜ん!
【17時45分】
鹿、ど〜ん!
【17時45分】
もう入れないのに参道では続々と人が東大寺に向かっている。自分が出るときも外人さんが入ろうとして係の人に止められていた。この時期だけでももう少し延長できないのかな? まぁルールだから仕方ないけど・・・。
【18時02分】
今度は春日大社に向かう。東大寺の隣にあるとは知らなかった。
【18時03分】
春日大社で参拝出来るのは18時00分まで、うお〜、あと数分早ければ。
【18時19分】
奈良公園で鹿見学。もう、お休みモードか?
【18時20分】
おっ! こっちは喧嘩している。
【19時10分】
二泊目のホテルに到着。ホテル提携の駐車場が分からなくてグルグル回って、死ぬほど細い路地を抜けてやっと駐車場に停められた。ホテルもよく分からなくて、一度前を通り過ぎていた。
【19時16分】
結局、二日目の夕食もコンビニ弁当・・・。京都にせよ、奈良にせよ、無計画で来る所じゃないよな・・・。
3日目【8月13日(日)】
【06時36分】
ホテルの正面。全然ホテルに見えないので通り過ぎるのもしかたない。
【06時43分】
提携の駐車場。ここもカーナビが示した道が閉鎖されていたため、えらい苦労して探し当てた。
とりあえず今回の旅はここまで。今思えばココまで来たんなら、あと1〜2泊して大阪や神戸、広島の方も回りたかったけど、おそらくなんの下調べもしないで行ったら今までと同じような目に合うのは間違いないだろう。もっとも京都一周トレイルも決まったのは2周間前、慌てて地図を取り寄せたけど、スタート視点だけは確認したけど、ほかはろくな準備もしないでの出発となってしまった。もろもろの原因はそこにあるのは間違いない。次回ロングトレイルを歩く時は念のためリタイアした時のことも考えて置いたほうが良さそうだ。