本当は高尾山に行きたかったんだけど、さすがにこの時期の高尾山は夏の湘南海岸状態になっていると思われるので、早々と諦めて、別の場所を考えた。結果久しぶりに「浄発願寺奥の院」でも行こうかなと思い、そこを中心にルートを組み立ててみました。低山ばかりなので楽だろうと思ったけど、最終的には休憩込みで8時間、累積標高は1,400m強にもなってそこそこ歩きごたえのある山行になりました。
山行データ
山行日 | 2014年10月04日(土) | ||
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コース | (スタート)広沢寺駐車場〜鐘ヶ嶽登山口〜鐘ヶ嶽〜山ノ神隧道分岐〜(弁天御髪尾根)〜見晴広場〜すり鉢広場〜東屋(昼食)〜大沢分岐〜(梅の木尾根)〜浄発願寺奥の院〜大友皇子の陵墓〜日向薬師〜日向山〜見城山〜広沢寺駐車場(ゴール) | ||
山 名 | 鐘ヶ嶽(561m) 日向山(404m) 見城山(375m) | タ グ | |
山 域 | 丹沢エリア | 累積標高 | (+)1,437m |
歩行距離 | 16.155km | 所要時間 | 07時間57分 |
関連記事 | 鐘ヶ嶽から浄発願寺奥の院を経て日向薬師へ (前編) 鐘ヶ嶽から浄発願寺奥の院を経て日向薬師へ (後編) |
山行記録
【07時22分】
広沢寺(「ひろさわでら」ではなく「こうたくじ」と読みます)の駐車場はこの時間はまだ自分の車を入れても3台しか停まっていませんでした。ゆっくり準備してまずは鐘ヶ嶽に向かいます。
【07時23分】
あっ! トイレが新しくなっている・・・。
【07時24分】
しかも中はすごいキレイ・・・。
【07時28分】
駐車場の脇に登山ポストと水場があります。
【07時28分】
駐車場の目の前の道を入って行くと広沢寺温泉があります。
【07時28分】
広沢寺の解説板。
【07時30分】
しばらくは車道歩き。ちなみに逆方向には岩登りで有名な場所があります。
【07時33分】
ちょっとだけ紅葉。
【07時35分】
最初の丁字路を左に折れると・・・
【07時37分】
・・・車がゴミで埋まっています・・・。
【07時39分】
さらに進むとルートは左手前に続いています。
【07時39分】
道標があります。
【07時40分】
左奥から来て、右奥に進みます。
【07時40分】
角には道標もあります。
【07時40分】
中央に見えるのが鐘ヶ嶽。標高はそれほどでもないけど、面白い山です。
【07時43分】
道なりに進みます。すると・・
【07時44分】
・・・左側に階段が見えてきます。
【07時44分】
ここが鐘ヶ嶽の登山口になります。
【07時44分】
解説板。
【07時45分】
鐘ヶ嶽にはこのような丁目石が山頂直下にある浅間神社のすぐ下まで点々と置かれています。壹丁目(1丁目)から廿八丁目(28丁目。廿は十が横に2つ並んでいるとイメージしてください)まであります。過去に二度ほど登っていますが、いまだに全ての丁目石をコンプリート出来ていません。今日こそはコンプリートしてやるっ!
【07時45分】
台座には「先達 静行喜山」と書かれています。
【07時45分】
この石が設置されたのが恐らく文久四年(1863年)なので、今から約150年前ってことですね。なので横に書かれている名前が◯◯衛門や☓☓兵衛ばっかりです・・・。
【07時46分】
さぁ、ここからが本格的な山歩きになります。
【07時46分】
鳥居の脇にある山の神。
【07時47分】
近くの木にはおみくじが結ばれています・・・。えっ? おみくじなんて何処から持ってきた??? 時期によってはおみくじが売られているのか? 秋の収穫の後か? お正月か?
【07時48分】
鳥居の左側の一段下に赤い屋根の小さな社が見えたので、何があるのか回りこんでみた。う〜む、なんと言っていいのか・・・。
【07時50分】
二丁目。上の仏像(鳥居をくぐったのに・・・)には修復の跡がありますね。山頂直下の神社もそうですが、普段は人もあまりいない山ですが、地元の人々に守られている感が強く感じられます。いまだに信仰は続いているんですね・・・。
【07時50分】
杉の植林地。
【07時51分】
電気柵、150年前には間違いなくなかったよな・・・。
【07時51分】
登山道は電気柵の向こう側に続いてるので、手動でドアを開ける。ロックを外す為にドアを触る時ちょっとビビった・・・。
【07時53分】
三丁目。
【07時54分】
四丁目。
【07時55分】
草木に侵食されつつある。
【07時56分】
五丁目。以前来た時は見逃してしまっていたけど、今回はちゃんと確認出来た。
【07時57分】
アケビだ! さすがに落ちているのを食べる気にはなれないので、頭上を確認するも、本隊を見つけられなかった・・・。
【07時59分】
六丁目。
【08時00分】
七丁目。
【08時01分】
八丁目。
【08時03分】
九丁目。
【08時05分】
拾丁目。
【08時07分】
拾一丁目。
【08時07分】
道が広くなった。
【08時08分】
拾二丁目。
【08時09分】
拾三丁目。
【08時09分】
上杉公室の墓分岐。
【08時10分】
「上杉公内室墓有り」と読めばいいのか?
【08時12分】
分岐から数分進むと石碑が並んでいる。
【08時13分】
延徳三年と読めるので1492年頃か? 真ん中は戒名かな?
【08時13分】
こっちは明治の文字があるから最近のものか? 半紙と木炭で拓本取りたい・・・。
【08時14分】
道はだま先に続いているので進んでみる・・・。
【08時14分】
おぉ、道の真中にでかいクモが・・・。道はまだ続いているけど諦めた。機会があればもっと詰めてみたいと思う。
【08時16分】
石碑の後ろの斜面に不自然に散らばる石・・・。
【08時16分】
どう見ても人の手が加わっているよね・・・。なので、この石が散乱している所、またはその少し上がお墓本体だと思うんだが・・・。
【08時17分】
本来ならば分岐まで戻って正規ルートを歩くのが正解なんだろうけど、面倒なのでショートカットする。
【08時19分】
うぅ、ルートの選択を誤った・・・。軽い藪こぎ状態になっている。
【08時21分】
それでも、何とか正規ルートに出た。こっちは山頂方向。
【08時22分】
登山口方向・・・。あっ!!! 丁目石を通り越している。
【08時22分】
慌てて戻って拾四丁目。
【08時22分】
ここをよじ登ってきた・・・。
【08時24分】
ちょっと豪華な拾五丁目。
【08時25分】
拾六丁目。
【08時27分】
拾七丁目。
【08時27分】
この辺りからたまねぎ岩が目立つようになる。
【08時27分】
これも。
【08時27分】
こっちはきのこ。
【08時29分】
緊急時位置確認表示板のNo.6から傾斜がきつくなりジグザグに進むようになる。
【08時29分】
あと700m・・・ん? よく見ると・・・
【08時30分】
・・・道標の後ろに拾八丁目。ここの丁目石は見逃しやすい・・・。
【08時30分】
拾八丁目はちょっと展望が開けた場所。
【08時31分】
十九丁目。ここから10の表記が拾から十になる。
【08時31分】
ジグザグに登っていく。
【08時33分】
階段の付いた大岩が左に見えてくる。階段の1段目がかなり高い位置にあるので、昔は木のハシゴでも掛かっていたのか?
【08時33分】
階段の正面に立って奥を見ると・・・顔が・・・。ここを真っ直ぐ登るのはかなり難儀だけど、右から回り込めば簡単に上部に行ける。
【08時34分】
二拾丁目。
【08時34分】
上部に出た。よく見ると、首の部分に修復の跡があるけど、そもそもこの頭と身体の製作時期はなかりの時間差があるように思えるだが・・・。身体の摩耗に比べて顔の摩耗が少なすぎるような気がする。
【08時35分】
頭を横から見ると超絶壁・・・。
【08時39分】
相州アルプスの砕石場が見える。
【08時41分】
廿一丁目。
【08時42分】
岩がゴロゴロした開けた所に出た。
【08時43分】
イマイチ読めないけど大きな石碑。
【08時43分】
こっちの松は順調に育っているようですね。
【08時44分】
大岩の上から下を覗き込む。
【08時44分】
山頂まであと20分。
【08時44分】
廿二丁目。
【08時44分】
全景。
【08時46分】
廿三丁目。
【08時47分】
所々に大岩がある。丁目石はこういったところから切り出してきたのか? それとも下から担ぎ上げたのか???
【08時49分】
実は過去の山行でも廿四丁目の石は見つかっていない。個人的に怪しいと思っているのがこの横たわった岩がそうじゃないかと思っている。でも、確信度は20%程度。イマイチこれだという決定打が無い。
だいたい他の丁目石は断面が正方形に近いが、この石はどう見ても長方形になっている。でも、位置や大きさは申し分ないんだが・・・。イマイチ自信がない・・・。
【08時50分】
というもの、この辺りにはこの様な明らかに人の手が加わっている石が幾つか転がっている。あっちをウロウロ、こっちをウロウロしながら歩いていると・・・
【08時55分】
・・・あっ! 廿五丁目だ・・・。
【08時59分】
これも人の手が加わっていそうだ・・・。
【09時00分】
ウロウロしながら先ほどの怪しい岩まで戻ってみる。
【09時02分】
さらにウロウロしながら廿三丁目まで下ってきた。普通に考えれば、この廿三丁目から廿五丁目の間に廿四丁目はあると思う。
【09時02分】
これも人の手が加わっていそう・・・。
【09時02分】
鐘ヶ嶽山頂が近くに見える。
【09時04分】
廿三丁目から廿五丁目の間にはちょっと細い尾根がある。もしかしたら縁に立っていた丁目石は長年の風雪に耐えかねて谷底に落ちちゃったのかな???
【09時05分】
やっぱコレは怪しいよね・・・。
【09時09分】
廿五丁目に戻ってきた。う〜む、結局今回も廿四丁目の石は確認出来なかったか・・・。残念。
【09時12分】
廿六丁目。
【09時13分】
大分時間をロスしたけど、気を取り直して、山頂に向けて再出発。神社直下の長い階段の始まり・・・。
【09時15分】
廿七丁目。
【09時17分】
階段の途中にベンチがある・・・。
【09時18分】
まだまだ続きます。
【09時18分】
登ってきた所を振り返る。
【09時19分】
廿八丁目。
【09時20分】
階段の正面に大岩があり、階段はその大岩の左側に回りこむように付けられている。
【09時22分】
もう一個の大岩。どのくらい大きいかというと・・・
【09時23分】
・・・このくらい大きい。
【09時23分】
昔はここに「天台宗 禅法寺」というお寺があったらしい。
【09時25分】
あと少し・・・。
【09時25分】
五百円寄付しただけなのにこの様な石碑が・・・。何年前のだ?
【09時27分】
ふ〜、やっと浅間神社到着。
【09時28分】
ホッと一息ついていたら頭上からなにやら落ちてきた・・・。銀杏だ。でも、ここのはそんなに臭くない・・・。
【09時28分】
浅間神社の解説板。
【09時29分】
天気が好ければ・・・
【09時29分】
・・・こんな風に見えるらしい・・・。
【09時30分】
浅間宮。登山の安全をお祈りします・・・。
【09時31分】
さぁ、山頂まであとちょっと。
【09時31分】
社殿の左側から回りこむように進むと・・・。
【09時33分】
・・・山頂到着。一人のハイカーがベンチで休んでいた。
【09時33分】
山頂の石像。