権現平と山頂ポトフ

宮ヶ瀬湖畔の鳥居原園地の駐車場に車を停める。雪で閉鎖されているかも、、、という心配を他所に雪がまったくない・・・。

車道上も、一部日陰が凍っているところもあったが、ここも雪は見られず。

ここから入山。山の上は多少は雪が積もっているのかな？？？

う〜ん、あんまり雪無いなぁ〜。

あ〜あ、キャンプ行きたかったなぁ〜。

無名のピーク（右）が見える。以前このピークに登って帰宅後地図で確認していたらピークがもう一つあることに気がつく。今までは木の葉っぱでよく見えなかったけど、この時期なら葉っぱが落ちているので、もう一つのピーク（左）が確認出来た。と言うことで、急遽予定を変更して、無名のピークの小ピーク（左）の方を目指すことにする。

権現平までの中間点。

気持ちの良い尾根。

鉄塔。無名のピークへの分岐の目標になるところ。

権現平までは800m。

真下。

左下に宮ヶ瀬ダムが見える。右側のピークは高取山だと思っていたけど・・・

・・・違うぞ（山頂の展望台が無い）。高取山はあの向こう側になるんだね。

さぁ、無名のピークを目指すぞ。

鉄塔から少し進むと、分岐がある。

まずは鳥屋方面に下る。

こっちのルートはあまり人が歩かないので、杉の枝や葉が散乱している。

わかりにくいけど、一般ルートはここを右手前方向に曲がる。無名のピークへは尾根上を直進。

この後、直進ルートに踏み跡があるのに気がつく。このルートは鉄塔の管理道なので、雪が降ったので点検に来たのかな？　と思ったけど、なんかちょっと様子が違う。私のような物好きが無名のピークに向かっているのか？？？

ススキの向こうに無名のピークが見える。

ここからは鉄塔の管理道を外れて藪こぎになる。。。あれ？　やっぱりこっちの方に踏み跡が続いている。

この後は踏み跡をトレースするように進む。以前自分が通ったルートとほぼ同じだ。やっぱり無名のピークに向かっている。と、前方から鈴の音が近づいていくる。物好きさんがいたんだ・・・。踏み跡の正体がわかったのでちょっとホッとした、けど、鈴の音は近づいてくるが人の姿は一向に見えない。えっ！　いくらなんでも音源はすぐ近くのハズなのでに、なんでこの距離で人の姿が確認出来ないんだ？？？　って思っていたら・・・

・・・犬が３匹ほど飛び出してきた。首に鈴と無線機のようなものを付けている。しかも人にかなり慣れている様子で前足を上げてじゃれてくる。頭をなでなでしているとすぐに離れる。なんか３匹が連携しているようにも見えた。そこでふと気がつく。あっ！　狩猟犬だ！　こんな山の中で人に会ったのに３匹とも一度も吠えない。かなり訓練された狩猟犬のようだ。過去に登山者や山菜取りの人が鹿やイノシシに間違われて散弾銃で打たれたニュースが頭の中を駆け巡る。やばい！　今は狩猟期間真っ只中だ！　この無名のピーク付近は狩猟可能な区域なんだ（権現平や南山への一般登山道上は禁止区域になっています）。今、考えると大声を上げて人間がいることをアピールすればよかったのかもしれないけど、その場ではとにかく音を立てないようにその場から速やかに離れる必要がある！　と考えて頭を低くして（逆に獣に見間違われる可能性が上がるんじゃね？）一般登山道に戻る。

ふ〜、一般登山道に戻ってきた。とりあえず一安心・・・のはず。正直マジビビった。

鉄塔脇の分岐に戻ってきた。もうこのまま下山しようかと思ったけど・・・

・・・とりあえず権現平までは700mなので、そこで食事をして下山することにした。

このルートで最も好きな所。ほぼ平坦で歩きやすい。春は左側の広葉樹林帯の若葉が綺麗で、夏は適度に日陰があり尾根上なので風が通って気持ちよく、秋の紅葉や冬の時期の雪道も楽しい。ここは四季を通して楽しめます。

このあと、無名のピークの方から銃を撃つ音が３発・・・続いて５発・・・。ひえ〜！　やっぱりハンターがいたんだ・・・。

権現平への最後の登り。この階段が結構きつい。

階段を登りきると平坦になり・・・

・・・権現平まであと200m。

トイレ（冬季閉鎖中）のすぐ裏が・・・

・・・権現平。りっぱな東屋がある。

山頂標？　いちおう三角点もある。

展望台。

いつもなら東屋で食事にするが、この時期は日陰で寒いので、今日は風も無いし、一番日当たりの良いここで昼食。

今年は大活躍の空気座布団（イスカ製）。ずいぶんに前に買って、一度も使ったことがなかったけど、今年は２回目の登場になる。これがあれば椅子が湿っていても大丈夫。

今日の山頂ごはんはレトルトのポトフ。普通に野菜を煮込んで作りたかったけど、色々と事情がありレトルトになりました。

熱々で美味しかったです。でも、量が少ない・・・。二袋でも良かったかな・・・。

さぁ、食事も済ませたし、下山です。南山はパスです。一気に下ります。

夏場はこの日陰が天国のように見えますが、この時期は地獄ですね・・・。

急な登りってことは帰りは急な下りです。雪が無くてよかった。

好きな尾根通過〜。

中間地点通過〜。

おっ！　鳥居原園地の駐車場が見えるぞ！

自分の車も確認出来た。何度も言うようですが、こうやって自分の車を見ていて、突然動き出したら驚くだろうな・・・。

虹の大橋越しの丹沢！

車道まであと少し・・・

・・・のここが一番怖かった。普通なら前を向いてトントンと下れるが、雪が付いているので反対側を向いてへっぴり腰で降りる。

ふ〜、無事に車道に出た。

上の写真の青い橋のすぐ下に水のない沢がある。ここをハンターが歩いていた。先程無名のピーク辺りにいたハンターだろうか？　だとしたら、この沢から無名のピークに登るルートがあるのだろうか？？？　狩猟の期間が終わったら確認してみよう・・・。

ゴールです。とりあえず生きて帰ってこられて良かった・・・。