2022年に新たに書き直した記事をアップしました(リンクはすぐ下)。カスタマイズ内容は同じですが、一部詳細に書き直しています。また、カレンダーも2022年バージョンになっているので、合わせてお読みくださると幸いです。
前回の更新からずいぶんと時間が経ってしまいましたが、今回は測量野帳(以下、野帳)をちょっとだけカスタマイズしてみたので、それを紹介したいと思います。
以前にも一度紹介したものもありますが、改めて紹介します。まぁ、カスタマイズと言っても特別なことをしているわけではないですが、今回行ったことは
- ゴムバンドを付ける
- モレスキン風ポケットを付ける
- しおりを付ける
- カレンダーを貼り付ける
まぁ、最後の「カレンダーを貼り付ける」はカスタマイズじゃないだろう! という気もしますが、ついでということで紹介します。また、文末でモレスキン風ポケットのテンプレートとカレンダー(2011年版)はPDFでダウンロードできるようにしているので、使用に関しては全て自己責任という条件付きで自由に使用していただいて結構です。
準備
準備と言っても何か特別なものが必要かと言うと、そんなことは無く、ほとんど通常の文房具屋と百均で買ったものばかりですね。まぁ、ざっと挙げると、写真に写っていないものも含めて下記のようなものがあれば十分だと思います。
- 測量野帳(これが無いと始まらない)
- A4用紙(今回はラシャ紙を使用)
- ゴム紐
- 平ゴム(幅1cm~2cm位が適当)
- しおり紐(ハンズで購入)
- ボンド G17(平ゴムの固定に使用)
- 木工用ボンド(しおり紐の固定に使用)
- のり(モレスキン風ポケットに使用)
- パソコン&プリンタ(A4印刷可)
- カッター、ものさし等
ゴムバンドを付ける
これは以前にも紹介していましたが、改めて紹介します。言葉では説明しにくいですが、要は縦と横にゴム紐を取り付けただけです。このページの一番上の写真を見てもらうと黒い縦のゴム紐と白い横のゴムバンドが確認出来ると思いますが、それぞれ役割があります。まず、縦の黒いゴム紐は資料を折りたたんで挟んだときにこのゴム紐を潜らせることで落下防止の役目をしています(右側の写真参照)。イメージだとトラベラーズノートのような感じですね。そして横の白いゴムバンドはページが不用意に開かないようにするためのものです。それプラス私の場合はペンを内側に挟んでいることが多いので、そのペンの落下防止の役割もあります。結局はこれだけのことなんですが、ここでひとつ工夫としてそれぞれのゴム紐を交差させています(左側の写真参照)。これはなぜそうしているかと言うと、縦のゴム紐は使用中に外すことは無いですが、横のゴムバンドは使用時には外します。というか外さなくてはページは開きませんが・・・。その時、ゴムを交差させていないと野帳からゴムバンドが取れます。それ自体は問題無いのですが、問題は野外でその取れたゴムをどこにやるのか? というのが問題になります。通常は手首にでも付けておけば亡くすことはないでしょうが、ハッキリ言って邪魔です。交差させておけば野帳から取れることは無いので余計なことに気を使わなくてもよいことになります。また、ゴムバンドが付いたままだと万一急斜面で落としたときも下まで滑り落ちていきにくくなります。
次に実際の作り方ですが、この写真を見てもらえばこれ以上説明はいらないですね・・・。注意点としては、縦のゴム紐(黒い方)はあまりキツクすると背表紙が裂けてくるのであまりキツクしない方が良いですね。また、横のゴムバンド(白い方)もあまりキツクすると開くのに一苦労します。また、中に挟んでいる資料が多くなるとこれまた使いにくくなるので、こっちもあまりキツクしない方がいいですね。ちなにもこのゴムバンドを輪っか状に固定しているのは「ボンド G17」という接着剤です。これは以前「モンベル U.L.コンフォートシステム エアパッド30に穴が開いたぁ~」の時にも大活躍したので、詳細はそちらをご覧下さい。一見、こんな伸び縮みするゴムバンドを接着剤で止めて大丈夫か? と思いますが、今のところ野外でラフに使っても取れたことはありません。
また、今回は分かりやすく白と黒のゴム紐を使いましたが、もっとカラフルなものを使ってもおしゃれじゃないかと思います。
モレスキン風ポケットを付ける
写真を見ただけで「おっ」と思う人には説明はいらないですね。野帳にモレスキン風ポケットを取り付けてみました。モレスキンが分からない人はググってみてください。ググるのが面倒だという人に簡単に説明すると手帳(ノート)です。本当に簡単ですがこれ以上詳しく知りたい人はやっぱりググって下さい。つまりそのモレスキンという手帳には裏表紙にポケットが付いています。今回はそのポケットを野帳で再現したということです。
このページの下の方にテンプレートをアップしておきました。それをダウンロードしてA4用紙にプリントアウトして、切って、折って、貼れば完成ですwww ってコレじゃあまりにも投げやりですね・・・。でも、これ以上説明しようが無いので仕方ないのですが・・・。注意点としてはあまり薄い紙にプリントアウトしても実用性のあるポケットにはなりませんし、あまり厚い紙だと折るのが大変そうです。なので適度な厚さの紙にプリントアウトする必要があると思います。今回はラシャ紙を使用しましたが、もう少し厚くてもいいかな? と思いますがケント紙だと厚すぎるような気もしますし・・・、これはハッキリ言って私も試行錯誤中です。また、このテンプレートには実線(切るところ)と破線(折るところ)がありますが、親切に山折、谷折などの表記はありません。なので上の写真を参考にして組み立ててください。また、薄いグレーの部分は糊を塗布するところですが、必ずしも同じ面に塗布するわけではありません。なので、一度普通のプリンタ用紙で練習してから本番に挑むことをお勧めします。ちなみに左の写真はポケットを組み立てたところです。まだ野帳には貼り付けていません。この写真の上の部分に糊を塗布して野帳に貼り付けますが、ヒマな時にでもここまで作っておくと、新しい野帳を買った際にすぐに導入できます。右の写真は実際に野帳に貼り付けた状態です。袋状のポケットになっているのがわかると思います。ただし、これだけだとちょっと寂しいので、マスキングテープやステッカーでカスタマイズするものアリですね・・・。
しおりを付ける
通常使用する場合はあまり問題にならないのですが、頻繁に出したり締まったりするような場合は続きのページを探すのがかなり面倒になってきます。そんな時に便利なのがしおりです。以前は資料などを挟み込んで続きのページをすぐに開けるようにしていたのですが、ポロポロと落としたりして決して使いやすいものではありませんでした。その度にしおりがあればなぁ~、と思ってはいたのですが、しおり用の紐を売っているのを知らなかったので、ずっとスルーしていたのですが、ある日東急ハンズでこのしおり用の紐(文字通り「しおり紐」として売っていました)を売っているのを見て購入しました。262円で約1.2m×20本入っています。一冊分の使用量が20cmとすると、120冊分ということになります。私の野帳の使用頻度から考えるとほぼ一生分ですね・・・。
取り付け方はいたって簡単です。紐の端を野帳の背の隙間に突っ込んで(爪楊枝を使うと簡単です)木工用ボンドで止めるだけです。この時はまだしおりは長いままです。ここでひとつ注意するのは紐の長さです。しおりですので、それをガイドにしてページを開く際に、しおりの端をつまみページの開く方(しおりを固定した位置から対角線上)に持ってきて、グイっとページを開くと思いますが、ここで間違えてしおりの長さを野帳の長辺方向に合わせてしまうと、しおりをグイっと出来なくなってしまいます。なので、しおりを固定した位置(上の写真だと左上)から対角線上+2~3cm位がちょうどよいサイズだと思います。まぁ、これも1回間違えれば次からは間違えなくなると思います(^_^;;
カレンダーを貼り付ける
これはカスタマイズじゃないだろうとは思いますが、一応野帳のサイズに合わせて作成しているので表紙の裏などに貼り付けておけば便利だと思います。
これは個人的なことですが、最近は手帳系のカレンダーって月曜始まりが多いような気がします。今でこそほぼ日手帳は日曜始まりが選択出来るようになりましたが、以前は月曜始まりしかなくて、それでもしばらく使っていれば慣れるだろうと思いましたが、結局丸2年使って慣れることはありませんでした。どうやら私の体には日曜始まりが染み付いてしまっているようですね。そんな訳でこのカレンダーは日曜始まりになっています。それでもよければ下にPDF形式でアップしておいたので、ご自由に使用して下さい。
ダウンロード
PDF形式でアップロードしています。ダウンロードボタンをクリックしてダウンロードして使用してください。念の為ウィルススキャンをかけてからアップロードしてあります。
モレスキン風ポケットを付ける
2011年カレンダー
コメント
コメント一覧 (3件)
管理人 にんべん様
よしみずと申します。
本職の測量士です。
カレンダー、遅まきながら使わせていただきます。
以前から測量野帳を職業柄使用しておりましたが、スケジュール帳との二冊持ちが大変になっておりまして、作業メモとスケジュールを一元化いたしたく検索いたしたところ、貴ホームページに辿りつきました。
まずは御礼まで。
ありがとうございました。
> よしみずさん
コメントありがとうございます。
本職の測量士の方に使っていただけるなんて嬉しいですね。
私は昨年の夏から今年の春にかけて測量のお手伝いをさせていただいて、
測量士というお仕事にとても興味がわいています。
現実的に測量士になるのは難しいですが、
せめて測量士補の資格は取りたいな、と勉強しているところです。
でも、実際に使って下さる方がいるということは2012年版も作らなきゃ、ですね・・・。
にんべん様
測量の助手をなさっていらっしゃったんですね。
測量士補の資格取得、頑張ってください。
もし来年のカレンダー作っていただけるなら幸いです。
お時間のある時にでも、お願いいたします。