まず、今回の地震と津波の被害を受けた方、またそのご家族、関係者に対し、心よりお見舞い申し上げます。
地震から一週間経ちまして、私の住む神奈川県でも公共交通の乱れ、ガソリンの不足や食料、トイレットペーパーの買いだめなどで、プチパニック状態になっていますが、少しづつでも平常に戻りつつあると思います。とは言うものの電力不足から起こる計画停電(幸いなことに私の住む地区ではまだ実施されていない)はまだまだ続くようですが、被災地の方々の苦労を思えば不謹慎な言い方ですが、もっと電気を停めちゃってもいいよ! その分を被災地または、復興のために使ってくれ! と思ってしまいます。
実際に我々が出来ることってそれほど多くないと思います。が、その小さなひとつひとつ(ガソリンや食料の買いだめをしないとか・・・)が大事なんだと思います。自分に出来ることをやる! 当たり前のことですが、これも独りよがりになってしまっては逆効果になることもあるようで、受け入れ態勢も出来ていないのにボランティアの名の下に現地に乗り込んだり、必要な物資がそれを必要としている避難所に届かなかったり、無駄になってしまうかもしれないのに献血に行ったり(もちろん通常の献血であれば問題ないですが)などということも多々あるようです。なので、自分に出来ることをやる! のはすばらしいことですが、決して一人の判断で行わないで必ず関係機関や第三者の意見を聞いてから行うということも大事だと思います。私自身もこの一週間何が出来るか考えてきましたが、現実問題として当たり前のことを当たり前にやる! 自分に出来ることをやる! という当たり前の結論に落ち着いています。私自身は特別な人間ではないので、私にしか出来ないこと、なんて何も無いので、とりあえず情報を集めて当たり前のことを当たり前にやる! だけです。具体的に言うと買いだめをしない、節電に協力する、(僅かですが)寄付をする、ことぐらいです。ただし、今後も自分に出来ることについては考え続けていくことにはなるでしょう・・・。
話は前後しますが、私自身はその日(3月11日)は仕事で東京の多摩地区にいました。屋外で作業をしていて、最初に近くの木が不自然に揺れているのに気が付きました。始めは風かな? とも思いましたがどうも風で揺れている感じでは無く、すぐに地面や路肩の掲示板が激しく揺れているので地震だと気が付きました。作業現場の近くでは3~4階建ての団地の外壁補修(?)の工事が行われていて、その団地全体が鉄の足場で覆われていました。そこが激しく音を立てて揺れていてすぐに作業員が飛び出してくるのが見えました。その後一般の家からも何人もの人が出てきて、一瞬辺りは騒然としました。揺れは大きく時間もとても長かったように感じました。少なくても自分が体験してきた地震の中では最大だということはすぐに分かり、自宅に電話しようとしましたがすでに繋がらなくなっていました。
次に自分が取った行動は、とにかく情報が欲しいということで、とっさに携帯のワンセグ放送を確認しました。情報は途切れ途切れでしたがすぐに大変なことが起きているということは分かりました。その後は近くの公園で余震が収まるまでまって、とりあえず仕事のキリのいいところまで行い。会社に戻りましたが、その時車の中で聞いたラジオによって初めて詳細を知りました。会社に戻っても電車はすでに止まっていて、その日は会社の車を借りてなんとか無事に家に帰ることが出来ました。家に帰って家族の無事を知り、ホッと一安心していたのも束の間、自分の部屋はかなり悲惨な状態になっていました。が、とりあえずは色々と散乱していましたが割れたり壊れたりしたものが無かったのは不幸中の幸いでした。翌日には青森に住む親戚とも連絡が取れて(電話や携帯は不通だったのでメールで)なんとか無事だったと聞いて一安心でした。
最後に、震災に遭われた方々が一日でも早く安穏な日々が過ごせますように心よりお祈り申し上げます。また、救援活動や支援活動、原発の最前線で命がけで作業をしている方々に心より応援申し上げます。