2日目は犬山城に向かいます。その前にモーニングを食べに行こうと思っています。当初の考えでは近くの喫茶店を探してそこに行こうと考えていましたが、ホテルの1階にある喫茶店でも食べられるというので、そこで食べることにしました。ただでさえ安いモーニングが、宿泊客にはさらに割引のサービスがあるので、迷うことは無いのですが、ただ、モーニングを食べられるのが朝の9時からなんですよね。ちょっと2日目のスタートが遅れますが、まぁ、なんとかなるでしょ。
本当に昨日のうちに熱田神宮に行っておいてよかったです。
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2日目(2024年8月11日)
起床【08:00】
8時起床。モーニングが食べられる時間が遅いおかげで朝はゆっくり出来ました。しかし、昨晩は中途半端に寝落ちしたせいで荷物は「ドロボーが入ったの?」レベルでぐちゃぐちゃです。
天気はどうかな? とカーテンを開けると今日も暑そうだ。
朝食(モーニング)【09:15】
まったくの予想外でした。
名古屋と言えば「モーニング」。厳密な定義は知りませんが、コーヒーを頼むとオマケがいっぱい付いてくるってイメージです。
そもそも僕はご飯派です。朝からパンなんてあってはならない事です。しかし、ここは名古屋。「郷に入っては郷に従え」じゃないですが、一度は食べてみたいじゃいですか? なので、食べてみました。
焼いたトーストに小倉あんをトッピング。味なんて容易に想像出来るじゃないですか。なので、特に期待はしていませんでした。ただの朝食代わりです。しかし、これが意外に美味しいんです。まったくの予想外でした。おかわりしたくなっちゃいました。しませんでしたが。
モーニングが想像していた以上に美味しく、満足度120%でホテルを9時40分にチェックアウトしました。
カーナビに犬山城をセットして走り出します。カーナビは高速道路の使用を勧めてきますが、犬山城までは1時間強の距離で高速道路を使っても一般道でもあまり変わりそうにないので一般道を進みます。それにガソリンもそろそろ補給しなくてなりません。
名古屋市街地ではガソリンスタンドがなかなか無くて、ちょっと焦りました(まだ100km近くは走れるんです)が、市街地を抜けるとたくさんありました。
無事、ガソリンも補給出来、犬山城を目指します。写真にもあるようにしばらくは高速道路道路の下を通ります。ちょうどこの頃、地震が多発し南海トラフがざわついていたので、このような高速道路の下を通っていると、阪神・淡路大震災の時の映像が頭の中でちらつきます。高速道路! 早くあっち行け!
犬山駅【11:10】
犬山駅に到着。駅の後ろ(?)のマンション(?)が威圧的ですね。見事に駅の存在を消していますね。
あれ? 犬山城に向かったんじゃないの? と思われたかも知れませんが、事前に調べていた情報だと、犬山城の近くにある駐車場がいっぱいだと、一方通行などで戻るのが大変だよ。という記事を見ていたので、少し離れているけど、犬山城の駅前の駐車場に車を停めました。
これは、結果論なんですが、犬山城の近くの駐車場でも普通に停められたようですね。お盆休みなのでもっと混んでいるかと思っていました。
もうひとつ、結果論なんですが、犬山城の城下町を見て回るつもりなら、今回僕が車を停めた、犬山駅前の駐車場を利用することをお勧めします。犬山駅から城下町の入り口まではそれほど距離はありません。普通に歩いても5分ちょっとです。城下町を抜けて犬山城を見学した後、再び城下町を抜けて帰ってこられます。
犬山城着【11:25】
土地勘のまったく無い僕が、犬山駅前から犬山城の入り口までは歩いて15分程度でした。しかも、そのほとんどが城下町の雰囲気の良いところを通るので、退屈感は全くありませんでした。おのぼりさんよろしく、辺りをキョロキョロしながら歩いていました。
ところで、犬山城の入り口は左の朱色の鳥居か右の大きな鳥居か? どっちだ? もしかして、何か試されている?
結局、僕が選んだのは左の鳥居です。理由は簡単、ほとんどの人がこっちを通っていたからです。と言いつつ写真では誰も写っていませんが、実際には、エグいくらい人が写っていました。後ろ姿ばかりならそのまま公開したけど、バッチリ顔が写っていた人もいたので、AIの力でちょっとどいてもらいました。ちなみにどちらの鳥居を進んでもすぐ上で同じところに合流するのでどっちから進んでも問題ありません。
ゆるゆると登って、と言っても距離はそれほどありません。この先で入場料を払って門をくぐると・・・
・・・犬山城が正面に見えます。名古屋城に比べればずいぶん小さく見えますが、日本で12ヶ所ある現存する天守のひとつです。
このお城はテッペンまで登れます。テッペンって言っても屋根の上に立てるという意味ではありません。最上階まで登れるってことです。
最上階から二層下くらいから渋滞が始まりました。でも、数百年前に造られたお城の中にいるっていうテンションであまり苦にはならなかったですね。
最上階にはベランダ? バルコニー? が一周グルリと作られています(廻縁(まわりえん)と言うらしい)。幅はおそらく1メートルも無いと思います。柵もそれほど高くはありません。ヒョイとまたいで空中に身を投げ出せそうです。お城の北側の下の川は長良川で、川の向こうは岐阜県です。高度感はそれなりにあります。高所恐怖症の人は要注意です。はい、要注意でした。高度感も怖いんですが、歩く場所が外側に傾斜しているんですよ。なので、壁側にペタッとくっついて一周回りました。一周して建物の中に戻った時「生きた心地」を実感しました。
うん、やっぱりお城はこう見るもんだよな……。でも、なんか物足りないなぁ……。
そこで、ふと先ほどの最上階から見た景色を思い出しました。
「犬山城ってなんか川の向こうにあるイメージじゃね?」
と言うわけで、川の向こう側に行ってみることにしました。
この橋を渡れば岐阜県なんだよな。
岐阜けーん! 突入!
歩いてここまで来たの? って思う人もいるかもしれないけど、犬山城の入り口からは10〜15分ほどの距離です。結構近いです。なのに観光客はひとりもいませんでした。もったいない。
岐阜県側から見た犬山城【12:40】
岐阜県側から見た犬山城です。写真ではちょっと小さいですが、僕の犬山城のイメージはこうですね。難攻不落のお城って感じですよね。さすがにこの川を泳いで渡ってお城を攻めようとは思わないよね。でも、逆に言えば、こういうお城だから簡単に兵糧攻め出来るんだけどねー。
ここでひとつ白状しますが、実は……、犬山城って岐阜県にあるって思っていました。まぁ、関東圏以外の人が東京ディズニーランドが東京に無いって知らないのと一緒だよねー。えっ! それとは違うって?
犬山城を満喫して、城下町で食べる物を物色しています。名古屋城の金シャチ横丁と違って、距離もそれなりにあり、それに伴ってたくさんのお土産屋や飲食店が並んでいます。ここを見て回るだけで、半日は楽に過ごせそうです。
色々と検討(実際はぶらぶらしていただけ)した結果、ここで・・・
昼食【13:15】
・・・味噌カツ丼! 名古屋と言えば「味噌カツ」でしょ。
犬山駅前駐車場【13:40】
犬山城散策は2時間ほどで終了。犬山駅前の駐車場に戻ってきて次は静岡に向かいます。
守山SA【14:15】
ちょっと休憩、その1。
豊田上郷SA【14:45】
ちょっと休憩、その2。
ホテル着【17:10】
ホテル着。しかし、ここで一波乱あり。
この後しばらくはくだらないことを書いているので、この節は、ぜひ、飛ばして下さいm(_ _)m
ここのホテルは専用の駐車場は無く、近くの提携したコインパーキングに車を停めると、そこのクーポン券が貰えるというシステムです。提携駐車場は複数あるので、僕はホテルに1番近いところに停めました。ホテルまで約2分のところです。
駐車場に入る少し前、近くの通りがホコ天になって人々がワチャワチャしていました。どうらや何かのお祭? イベント? があるようです。
「よし、さっさとチェックインを済ませて、遊びに行こう!」
って思い、コインパーキングに駐車。後部座席に放り投げてあった荷物を取ってホテルに向かおうとした時、急に、何の前触れもなく、僕の腹部辺りからゴロゴロという音が……。あれ? どうした? 急に? えーっと、トイレはどこかな? 辺りをキョロキョロ見回してみてもトイレは見当たらない。当たり前だ、普通のコインパーキングにトイレなんかあるはずがない。ホテルまでわずか2分。とりあえず、荷物は後で取りに来るとしてダッシュでチェックインを済ませるか? いやいや、無理だ。超緊急事態で一歩たりとも動けない。汗だか脂汗だか分からないものが滝のように流れて目に入り視界が霞んできた。
「どうしよう……」
と、しばらく動けずにジッとすること数分。体感的には1時間も経っていそうだけど、実際には2〜3分程度だったと思う、その時は来た! そう、大波が静かに去って行った。よしっ! 今だ! 後部座席の荷物をフンズとつかみ、ホテルに(気持ちだけ)ダッシュ!(実際にはソロリソロリ移動する)
チェックインをなるべくスムーズに済ませた僕は、脂汗を拭き拭きしつつエレベーターホールに向かった。僕の震えた指が触れた瞬間↑ボタンが恥ずかしそうにポッと小さな明かりを灯す。決して連打はしない。余計なことをして余計な時間を掛けることしない。
エレベーターの扉が開いて速やかに乗り込む。他の人はいない。良かった。再び大波が襲って来た時のことを考えたら、事件の目撃者がいないに越したことはない。しかし、僕の部屋はよりにもよって9階だった。そういえば、昨日のホテルの部屋も9階だった。お願いだ! せめて途中で止まらず、9階まで直行してくれ! と願いつつ9階のボタンを押す。もちろん連打はしない。
大概のホテルはエレベーターホールに部屋の案内表示がある。エレベーターを降りた僕は速やかにそれを確認する。1〜9は右、10〜19は左、ってあれだ。自慢では無いが、僕はほぼ必ず一度は間違える。間違った方向に少し進んで間違いに気付き戻る。しかし、今日の僕はちょっと違う。奇跡的に一発で正しい方向に進めた。
誰もいない長い長い廊下の両側にドアが並んでいる。僕の部屋はどの辺だろうか? 端から、いち、に、さん、と数えていると奥の方で輝いているドアがあるのに気付いた。あっ! あそこだ! あそこが僕の部屋に違いない!僕はそのドアに引き寄せられるように近づいていく。まだ、波は襲って来ていない。
ドアの前に立ってルームナンバーを確認する。間違いない。キーはカードタイプだ。僕はこのタイプのキーをあまり苦手だとは思ったことはない。大概は何度かガチャガチャしていると勝手に開く。しかし、今日の僕はここでも違った。一発で開いたのだ! 奇跡が起こった!
僕はドアを開けるのももどかしく思い、開き始めたドアの隙間からスルッと部屋に侵入。いや進入した。すかさずカードキーを所定のスロット挿す。と同時に部屋の明かりがついた。
僕ここまで、なるべく「スンッ」ってすましたく表情をしていた。けど、一歩部屋に入ったとたん、表情が一気に崩れた。荷物はそこに放り投げ、トイレにヘッドスライディングする。もちろん、気持ちだけです。
なんとか次の大波が来る前に、対応出来た。よくやった! 今日は自分を褒めて褒めて褒め倒してやりたい気持ちだ!
ふぅ、とりあえず緊急事態は回避出来たようだ。ホッとするのと同時に、一気に気が抜けて、ベッドに座り込んでしばらくボー然とする。
10分も経っただろうか? やっとノロノロと動き始めた。
いつもならホテルに入ると最初にカーテンを開けて、外の景色を確認する。しかし、ひとつ上の写真を見て分かるように、この部屋にはカーテンは無い。その代わりに両側に開くスライドドアがある。こういうタイプは初めてだけど、なるほど、こういうホテルではこれはこれで理にかなっていると思った。
夕食【19:30】
前述したように、ホテルの近くでお祭り? イベント? をやっているようなので、夕食のついでにブラブラしたかったけど、ちょっと外出する自信も元気も勇気も無い。
ホテルに入る前にチェックした時、ホテルのすぐ隣りが、セブンイレブンだった(実際にはホテルの1階がセブンイレブンになっていた)。仕方がないので、そこでお弁当を買って、夕食にした。うぅ、なんかモッタイナイ。
この後は、お風呂に入ってサッサと寝た。明日は元気になっていると良いんだけど……。
明日は駿府城に行きます。ホテルの近くなので、歩いて行く予定です。ってか駿府城には専用の駐車場は無いっぽいですね。なので近くのコインパーキングを使う必要があります。今回はホテル提携のコインパーキングに停めていて、クーポンを貰っているので、車はそのままして行きます。
3日目に続く……。
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