『降魔王』 高橋克彦(著)を読んで

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TVの生中継の最中に起こった政治家の殺人事件・・・そのTVの中にいた不審な男に気づいた綾部万梨子は野々村律子と共に剣杏之介〈はばき きょうのすけ〉と連絡を取る。事件に不審を抱いた剣杏之介は岩手県の東和町に向かう。そこには不思議な共同体「ドリーマー」とその代表のレンがいた。はたして彼らは何者で何の目的なのか・・・? 

この作品は『蒼夜叉』の続編にあたるらしい。しかし『蒼夜叉』は何年も前に読んだはずなのに、さっぱりと忘れてしまっていた。こんなことならちゃんと『蒼夜叉』から読み直せば良かったと思うけど、取り立ててストーリーが繋がっているわけでもなさそうなので、まぁ、忘れてしまったものは仕方ないので、今度機会があったらぜひ『蒼夜叉』を読み返してみようと思う。

ストーリー自体はまさに「高橋克彦」という感じがするけど、逆に「高橋克彦」らしからず、コレだけのストーリーを持ちながら非常にコンパクトに纏まっている。昔の高橋さんならばコレだけのストーリーならば倍の長さや、上下巻に分冊するであろうがこの作品に関してはそれらを行わず、わずか240P程度で作品を完結に導いている。なんか、もう少し長くても良かったよなぁ~。

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