『秘宝・青銅の蛇を探せ―バビロン・ライジング』〈上・下〉 ティム ラヘイ / グレッグ ディナロ著 を読んで

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主人公マイクル・マーフィー(プレストン大学教授、聖書考古学者)は謎の老人メトセラから『青銅の蛇』のありかのヒントを得て調査に向かう、それを妨害する謎の集団<ザ・セブンズ>に雇われた殺し屋タロン。

主人公マーフィーは遥か2千年以上も前に破壊された『青銅の蛇』の第一の破片を発見する、その破片には第二の破片のありかを示すヒントが描かれ、二つ目も発見、しかし、そのときにはすでに第一の破片は殺し屋タロンの手に落ちていた。マーフィーは第三の破片の発見を急ぐ。3つの破片が揃ったとき、はたして何が起きるのか・・・?

一言でいうとインディ・ジョーンズ。ただし、この作品は『バビロン・ライジング』というシリーズの第1作目なので、まだ謎の部分が多々あり、これから主人公マイクル・マーフィーと謎の老人メトセラ、謎の集団<ザ・セブンズ>等ががどうなっていくのか楽しみである。

ストーリーはテンポ良く、というか速いくらいで、次から次へと展開してゆく。なので、ちょっと気を抜くとあっというまにストーリーが見えなくなって数ページ前から読み直すなんてことが何回かあった。

ちなみに『青銅の蛇』は旧約聖書に出てくるのもで、モーセ(書籍中ではモーゼ)によって作られ、後に破壊されたもので、聖杯や聖櫃と同じ聖遺物である。

ふと気付けば、またキリスト教関係だな。でも厳密にいうと旧約聖書がベースなので、ユダヤ教にも関係するのか?

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