先日読んだ『傷だらけの百名山』の解説を野口健さんが書いていて、この文章が面白くいつかこの人の本を読んでみようと思っていて、ちょうどお正月で時間が空いたので近所の書店で本書を購入した。
内容は野口健の生い立ちから始まり、高校を停学になって植村直己の本を読み山登りを始め、7大陸最高峰世界最年少記録を樹立するまでを綴ったものだ。特に最近は野口健と言えば「清掃登山」というくらい有名だが、この本を読んでいると始めから「清掃登山」を行うことを運命付けられて生まれてきたのではないかという風に思えてならなかった。
決して優等生ではなかった野口健が登山と出会い、周りの色々な人たちに支えられ成長(?)していく姿にはとても熱いものを感じた。そして、どんなときも挫折はするものの決してあきらめようとしない氏の態度には自分自身大きく励まされたような気がする。それにしても、この野口健という人間は色んな意味でスゴイ人だと思う。
しかし、この表紙の写真はいかがなものだろうか? 自分は書店でレジに持っていくときにちょっと恥ずかしかった・・・。
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