ここからは3日目。予定では八甲田山に登って、時間があれば十三湖の向こうにある靄山にもチャレンジしたいけど・・・。はてさて、どんな一日が待っているのでしょうか?
山行データ
山行日 | 2014年08月13日(水)〜15日(金) | ||
---|---|---|---|
コース | (スタート)岩木山神社駐車場~桜林公園〜焼止りヒュッテ〜鳳鳴ヒュッテ〜岩木山~鳥海山〜八合目駐車場〜嶽温泉登山口〜岩木山神社駐車場(ゴール) | ||
山 名 | 岩木山(1625m) 鳥海山(1502m) | タ グ | |
山 域 | 東北エリア | 累積標高 | (+)1,806m |
歩行距離 | 21.667km | 所要時間 | 09時間19分 |
関連記事 | 岩木山と青森観光(前編) 岩木山と青森観光(後編) |
トレッキング(三日目)
【04時39分】
4時半起床。朝焼けがキレイ・・・。でも、この僅か数分後に天気は大きく崩れる・・・。
【04時51分】
朝食は前日コンビニで買っていたハンバーガーとミルクティ。どうてもいいけど、まともな食事を摂ってないな・・・。
先程から雨粒がテントを叩く音が聞こえる。外を見なくて雨が降っているのが分かる。
【05時45分】
とりあえず、山の格好に着替えて、レインウェアを着てテント撤収。まだ雨もそれほどではなく、なんとか山には登れそうだと判断してとりあえず八甲田山の登山口にあたる酸ヶ湯温泉に向かう。ザックリ予定だと八甲田山を下山後酸ヶ湯温泉に入って、十三湖に向かう。
【05時47分】
このキャンプ場は一般車は乗り入れできないようになっている。管理棟で手続きをするとパスコードがもらえるので・・・
【05時47分】
・・・ゲートの脇にあるコレにパスコートを入力してゲートの鎖を下げる。
【05時48分】
ここが管理棟。室内プールもある。
【05時56分】
酸ヶ湯に向かう途中に「岩木山展望所」なる所があった。
【05時56分】
なっ何も見えん!
【06時17分】
酸ヶ湯温泉到着。この時間ですでに下の段の駐車場も一杯になっていた。雨も強くなって、登山どころじゃない。もちろん誰も入山する気配は無い。今日の登山は中止! 青森観光に変更決定! とりあえず十三湖方向に向かう。
【06時33分】
途中、何度か来たことのある雪中行軍の慰霊碑に寄る。山をやっている人なら新田次郎の八甲田山死の彷徨という小説で知っていると思うけど、まさにここがその現場。
さすがにこの時間じゃ、資料館はやっていない。
【06時34分】
だれか現代語に訳して〜。
【06時35分】
・・・。
【06時36分】
駐車場から少し歩く。さすがにこの時間だと誰もいない。
【06時36分】
ほぼダケカンバの純林。自然なのかな?
【06時38分】
突き当りに大きな後藤伍長の銅像が・・・。これだけだとどのくらい大きいのか分からないので・・・
【06時41分】
・・・自分も入ってみた。実際にはあの高さまで雪があって、ここから青森方向に少し下った所で、胸まで埋まって立ったまま意識を失っていたらしい。救助隊の懸命の介護によって意識を回復し、それによって遭難の事実が明らかになったということ。興味のある人は新田次郎の小説やそれを原作とした映画もあるので観てみることをオススメします。タイミングよく9月6日にはBSでも映画を放送するようだけど・・・。
【06時42分】
だいたい胸まである雪の中を100メートル進むのにどのくらいの時間がかかるのか??? 装備だって現在とは比べようもないものだったろうし・・・。
【06時46分】
ナナカマドの実が紅く色づき始めていた。
【07時05分】
城ヶ倉大橋。
【07時07分】
高い、怖い。
【07時52分】
実は昨日岩木山から酸ヶ湯温泉に向かう途中で、「田んぼアート会場はこちら」という看板を見つけていた。そう言えば何度かニュースで見たことがある、なるほどあれはここだったのか! と寄ってみる。さすがに下からじゃ何が書いてあるか分からない。
【07時54分】
「つがる」と言う字は何となく想像できるけど、全体像は全く分からない。
【07時56分】
近くで見るとこんな感じ。色(品種)の違う苗が植えられている。
【07時56分】
本来はあの右上の展望台から見るようになっている。
【07時57分】
やっぱり何の画か全く分からん。
【07時57分】
???
【08時12分】
第二会場に来てみた。
【08時14分】
やっぱり展望台に上がらないと全く分からん。
【08時43分】
再び第一会場に戻ってみると展望台がオープンしていたので、登ってみた。なるほど、こんな画だったんだ・・・。
【08時44分】
こっちは富士山。うっ、右下に自分の車が写っている・・・。
【08時44分】
どうでもいいけど、屋根の上に石があるのは何か意味があるのかな?
【08時45分】
展望台の内部。外のテラスをぐるりと一周して見学するようになっている。
【09時21分】
田んぼアートを後にして、行ってみたかった木造の駅を目指す。
この辺りは雪が多いせいか、たて型の信号が多い。
【09時53分】
木造駅〜! でけぇ〜。
【09時53分】
どのくらいデカイかは左下のタクシーと比べてみてください。
この遮光器土偶はだれでも一度は見たことがあると思います。発掘されたのはこの近く何ですよね〜。
【09時55分】
下から煽ってみる。
【10時29分】
発掘現場の近くにある縄文館に行ってみる。ここに展示されているものは近くで発掘された個人所有のものばかり、第一級資料は遮光器土偶本体を含めて東京の上野にある。
【遮光器土偶】
おみやでで売っているレプリカ(細部はそれほど精巧ではない)。中学生の頃からずっと欲しかったけどやっとゲット出来た。大きさは大中小があったけど、これは中サイズ。大は原寸サイズだけど、意外にデカくて置く場所が無いのでパス。
【11時05分】
こっちは実際の発掘現場。
【11時06分】
この奥のほうで遮光器土偶は発掘されたらしい。
【11時14分】
遮光器土偶が発見された所はちょっとした丘のようになっているけど、前は地平線が見えそうなほどまっ平ら。縄文時代はこの辺りはもう少し暖かったようだから、ずっと森や林が広がっていたのだろうか?
次は自分が生まれた場所を目指すよ〜。
【11時48分】
ここは母親が通っていたという小学校跡。
【11時52分】
子供の頃遊んだ川。昔は護岸工事がされていなかったので、もっと田舎の小川だった。写真の上部辺りで50cmクラスの鯉を釣ったことがあった。淡水魚としては未だにこれ以上大きな魚を釣ったことはない。
【11時53分】
この橋も昔は木の橋で、橋の上に開いていた小さな穴から釣り糸を垂らしたら、魚がかかってしまい大慌てしたことがあった。
【11時56分】
保食神社。昔はここで夏祭りが開かれていたけど、今でもやっているのかな?
【11時56分】
昔はもっと長く感じた境内への階段。今見ると、えっ? こんなだったっけ???
【11時57分】
下からの風景はよく覚えているけど、境内は全く記憶に無い。
【11時57分】
馬?
【11時59分】
狛犬「阿」。
【12時00分】
狛犬「吽」。
【12時02分】
隣にある墓地。母親の小さいころはまだ土葬だったとか・・・。
【12時11分】
保食神社を後にして、十三湖の道の駅。ここは母親が通っていた中学の跡らしい。ここまで歩いてきていたんだ・・・。
【12時12分】
牧草地に牛が・・・って思ったけど、あの牛達まったく動かないぞ・・・。
【12時12分】
長い滑り台。
【12時37分】
十三湖名物、しじみラーメン。以前来た時は近くでドライブインをやっている親戚の所で食べた。その時はしじみの大きさにビックリしたけど、今はしじみの小ささにビックリ。身を食べるのも一苦労・・・。
【12時58分】
次は山王坊遺跡に向かう。途中に福島城(安東水軍の拠点)の外堀跡があった。
【12時58分】
う〜む、何となく凹んでいる所が堀の跡か???
【13時00分】
散策路のところがあったので進んでみる。
【13時02分】
ベンチ。
【13時03分】
ん?
【13時03分】
もう少し、一般の人が当時の面影を想像できるように書けばいいのに・・・。
【13時05分】
井戸跡?
【13時05分】
ここ?
【13時16分】
一度車まで戻って少し進むと福島城跡の文字があったのでそちらに進む。
【13時16分】
なんか建物がある。
【13時16分】
ここが本丸跡?
【13時16分】
???
【13時17分】
小さな堀がある。
【13時20分】
Uターン出来なくもなかったけど、道が続いていたので進んでみる。なんとかメインの道に戻れた。
【13時24分】
山王坊遺跡の入口。
【13時24分】
散策路もあるらしい。ゴール地点は本日宿泊予定の中の島ブリッジパーク。
【13時24分】
おお、高橋克彦の炎立つの大河のロケ地だったんだ・・・。観てないけど・・・。でも、高橋克彦は好きな作家で特に東北地方の古代史をテーマにした小説はよく読んだな〜。
【13時28分】
山王坊遺跡の周りを整備しているみたい。
【13時29分】
ふむふむ。
【13時29分】
うう、白い顔がちょっと怖い。
【13時29分】
以前にこういう地図を作るお仕事をしたことがあります。
【13時30分】
誰もいない山王坊遺跡に入ります。ちょっと背筋が伸びる気分。自分が生まれた所の近くにこのようなものがあるのを知ったのはずいぶんと後のこと。祖父は福島城跡の近くに山を持っていたので、小学校の頃に父親がそこを掘れば昔の遺物が出てくるかも、って言っていたのを思い出した。
【13時31分】
何度か整備をされているんでしょうね。周りの木が意外に細い。
【13時33分】
階段があった。
【13時33分】
何だあれ?
【13時33分】
建物の裏はさらに上へ続いている。
【13時37分】
なんか謂れのある岩なのか?
【13時39分】
木道が続いているので進んでみる。
【13時40分】
小川を渡る。
【13時41分】
底の岩は自然物じゃないよね・・・。意図的に敷かれたようだけど・・・。こんなことならもっと山王坊遺跡に調べてくればよかった・・・。
【13時43分】
木道は無くなったけど、道はまだ続いているので進んでみる。
【13時45分】
階段がある。
【13時45分】
さすがにこの辺が行き止まりか。
【13時51分】
戻ってきた。先ほどの縦も似に下に東屋がある。
【13時52分】
なんだろう?
【13時52分】
休憩所?
【13時52分】
ふむふむ。
【13時54分】
ここが神社跡?
【13時55分】
入口に戻ってきた。
【13時59分】
両側に尾根が続いてその2つの尾根が合流するところに山王坊遺跡がある。面白い所に建てたな・・・。
【14時09分】
山王坊遺跡を後にして、3つ目の登りたい山、靄山に向かう。正面に見える三角形の山が靄山。昔から人工の山、またはピラミッドなどと噂されている。山登りをする前からずっと気になっていた山。
【14時13分】
登山口もちゃんと調べてある。
【14時15分】
ここから登る。30分もかからずに山頂には行ける。でも、さすがに雨は上がったとは言え、この時間から入山するするつもりはない。もう普段着に着替えちゃってるしね・・・。
【14時15分】
以前は小学校だったらしい。この脇に車は駐められる。
実はここに来る前にひとつの結論を出していた。予定ではもう一泊するつもりだったけど、予定を12時間早めて帰路につくことにした。さすがに8月16日の昼間に東北道を東京に向かうのは自殺行為だよな・・・。だったら、今日(15日)の夜に途中途中で仮眠を取りながら夜中に進んだほうが渋滞のリスクが減るよな〜。ということで、もう少し観光した後に帰ることにした。もう、13時間半とか運転は嫌だ!
【14時29分】
徐々に戻りながら目についた所によっていくことにした。
【14時30分】
「浜の明神遺跡」。こんな所があるのは初めて知った・・・。
ちょうど入ろうとした時一人の老人(80歳と言っていた)が下りてきた。その方に色々お話しを聞いた。けど、理解できたのは80%くらい。さすがに普通の関東人よりは青森弁(正確にはその人は八戸と三沢の中間辺りから来ているといっていたので南部弁か?)に慣れているとはいえ、ネイティブで話されると全ては聞き取れない。
【14時46分】
その人から聞いた話だとまだこの辺りを掘ればいろいろな物が出てくるらしい。十三湖の奥まった所にあるので安東水軍のお宝が埋まっているとかいないとか・・・。
【14時49分】
別れ際、その方からこんなものを貰った。
【14時59分】
十三湖!
【15時00分】
ココからも靄山が見える。
【15時49分】
十三湖を後にして、今度は五所川原。五所川原と言えば昨今「立佞武多(たちねぶた)」が有名。子供の頃は五所川原の立佞武多なんて聞いたことは無いぞ! って思ったけど、それもそのはず、明治時代辺りまではあったらしいけど、そのあとずっと廃れていたらしい。有志の方々の努力で1998年に復活したとのことなので子供の頃に知らなくて当たり前だ・・・。
【15時51分】
んで、立佞武多の館に入ってみた。でけぇ! 大きさが伝わらないのが残念だけど、4階建てのビルにすっぽり入る大きさだ。高さは約23m、ガンダムが18mだからそれより大きい。
【15時54分】
見学路はエレベータで4階まで上がり、スロープを利用して立佞武多の周りをグルグル回らながら1階に戻ってくる。
【15時55分】
近くで見ると迫力満点。
【15時59分】
かっけー!
【16時12分】
明治末期の立佞武多の写真。その頃にはすでに20m近くあったらしい。
【16時14分】
!!!!!!!!!!!!!!
そう言えば吉幾三はとなりの金木町の出身だ。「俺ら東京さ行ぐだ」の時にみんなすげー田舎だと笑っていたけど、自分が生まれた所から見れば、金木町は都会だった・・・。
そんなこんなで、慌ただしい青森旅行は終了。結局計画が欲張りすぎたためにゆっくりする暇も、美味しい食事も無く、でも、いままで行きたくても行けなかった場所にも行けたし、それなりに満足の3日(足掛け4日)でした。
八甲田山と靄山に登れなかったのは残念だけど、青森は自分の田舎なので、これからも何度も行くことになるので、それほど残念でもないのが正直なところ、逆に登れなかったお陰で次に青森に行く理由が出来た、って思っている。これが九州とかの山だったら豪雨でも登っていたかも・・・。
ちなみに帰りの東北道は夜中なのに断続的に渋滞が続いて、何度かの休憩を入れて12時間も掛かってしまった・・・。