今回は当初の予定では青木ヶ原樹海の中にある大室山に登るつもりでした。実際にこの日の朝、家を出て中央高速に向かいました。しかし、天気がイマイチなことと、なんとなく大室山の気分じゃないなぁ〜という理由で急遽行き先を変更しました。
この日に山でやりたいことは2つです。タイトルにもありますが、二眼レフカメラでの撮影(文末にまとめて詳細を書きます)とロングトレイル時の食事のテストです。前述したとおり、大室山に行きたかったのはそこの山頂から富士山が撮りたかったからです。でも、天候の理由でこの日は中止しました。
そこで、変更先に選んだのが、丹沢の東の端っこにある相州アルプスの南部の里山、誰も来ない山なので、写真や動画撮影の練習をするときによく行く山です。今日も初めての二眼レフなので、撮影に集中できるこの山を選びましたが・・・。大事なことがスッポリ頭から抜け落ちていました・・・その詳細は本文にて・・・。
山行データ
山行日 | 2022年06月18日(土) | ||
---|---|---|---|
コース | 長谷寺駐車場(スタート)〜庫裡橋〜東登山口〜第一ピーク(途中撤退)〜庫裡橋〜長谷寺駐車場(ゴール) | ||
山 名 | 236m峰(236m) 325m峰(325m) | タ グ | |
山 域 | 丹沢エリア | 累積標高 | (+−)351m |
歩行距離 | 7.72km | 所要時間 | 2時間55分 |
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マップ
高低グラフ
山行記録
飯山温泉にある長谷寺の駐車場からのスタートです。以前は無料だったけど、現在は1日500円です。
前回来た時は工事中だった公園が入れるようになっていた。今までは、車道を下っていたけと、前回の時にこの公園を突っ切っても下れることを知ったので、・・・
・・・公園を突っ切ってみる。
公園の(車を停めた)反対側に道が続いている。
途中にロウバイの丘がある。季節が合えば、黄色い花を見ることが出来るが、規模が小さいので、それほど・・なんだけど、まだできたばかりだと思うので、これからが楽しみだ。
ロウバイってこんな実がなるんだ。初めて知った・・・。
ロウバイの丘を抜けると、お墓地帯があり、そこを抜けると、・・・
・・・竹林がある。そこを抜けて、行き止まりを右に曲がると、
山門の手前に紫陽花が咲いていた。やっぱり、この時期は紫陽花だよねー。
・・・金剛寺の門(この門がどのようなものなのかよくわからないので、門と表現します)がある。古いんだか、ただボロいだけなのかよく分からない。扉のようなものもあるけど、外れていて、立て掛けてあるだけ。
門を支える柱が、基石の上に乗っかっているだけのように見える。建築様式的には古そうだけど、屋根がトタンなので、それほどでもないのか?
ここが金剛寺?
解説版のようなモノもあるにはあるけど、このお寺に関しての歴史的なことはほとんど書かれてないので詳細が分からない。ボロボロなので、この建物自体は機能していないんじゃないかと思う。
先程通った竹林を抜けた左側に、今風の建物があったので、お寺としての機能はそちらにあるんじゃないのかな?
一見、ボロボロなので分かりにくいけど、この建物は裏側に回り込むことが出来る。建物の4辺の内2辺(正面から見ると左側と建物の裏側)には無数の石像が置いてある。写真は左側と裏側になる。初めて知った。
この石像群がどのようなものなのかは分かりません。ただ薄暗く、石像に書かれた文字が読めなかったので、今度はライトを持っていきます。もっとも、ザックの中にはヘッドライトが入っているので、それを取り出せばいいだけだったけど、この雰囲気にのまれてそこまで思いつかなかった。
現在の正面はこちら側だけど門(石碑の左側にチョット見えます)が奥にあるのは、昔は向こう側が正面だったのか?
金剛寺を抜けるとすぐに赤が特徴的な庫裡橋がある。長谷寺から車道を降りてくると、右側に出てくる。そうなると庫裡橋は正面に見える。
庫裡橋を渡り、・・・
・・・左に進む。しばらくは車道歩きになる。
あんまり見たことのない色のガクアジサイがあった。
でけータヌキ。
正面に見えるのが、今日目指す山。
いつもなら、民家の裏の小鮎川を渡って、日枝神社の境内を突っ切って山に取り付くけど、今日は別のルートを使ってみようと思う。このルート、下りで使うのは怖いけど、登りだとなんとかなるんじゃないかと思ったけど・・・。
柵を越えるとトラバース気味にルートが付けられているけど、すぐに踏み跡は無くなった。季節的にもヤブが酷く、これは大変なことになりそうな予感がプンプンしている。
最初はそのままトラバース道を無理矢理進んだけど、途中で道が崩落していてそれ以上は進めず。だったら、谷に下りて、無理矢理直登して登山道の途中に飛び出す作戦に変更した。しかし、登るにつれて傾斜は増し、ほとんど垂直の壁になった、しかも、前日までの雨で地面がドロドロになっていてズルズルでそれ以上進めず。あとはヤブヤブの尾根の上を無理矢理登ってやれっ! って思って十数メートル進んだけど、凄まじい笹ヤブで、それ以上は進めず。
んで、結局は東登山口は諦めて、少し南側から回り込んで尾根に取り付いた。ここも初めてだけど、なんとなく行けそうな気がする。
行けた!
先程敗退した東登山口から登ってくると写真の右側から、ここの尾根の突端に合流する。
しかし、右側はなかりの急斜面。以前一度ここを下ったことがあるけど、かなりビビりながら下った記憶がある。下りで使うのは怖いけど、登りなら大丈夫だろうと思ったけど、やはりこのルートは鬼門と考えた方が良さそうだ。僕とは相性が悪い。
尾根の突端から稜線上を見上げる。このルートを歩く時はいつも葉が落ちている季節ばかりだったので、この季節の尾根は全く別のところに見える。ルートはどこだ?
このルートはあまり人が歩かないので、ただでさえ薄い踏み跡は冬の間には見えていたけど、この季節だとほとんど確認できない。しかし、何度も歩いているので、尾根の形状からルートを推測して歩く。
ふ〜、なんとか第一ピークに到着。それにしても、森の中は湿気がすごい。あっという間に全身がびしょ濡れになる。山なのに溺れそうだ。
この先のルートもヤブで覆われている。途中で尾根の分岐があるけど、基本的には一本道なので、初めて歩くのでなければ迷うことは無いだろうとは思うけど、慎重に先のルートを見極める。そこで、ふと足元を見ると・・・
・・・うわっ! ヒルだっ! 左右の靴の上に数匹のヤマビルが蠢いている。思わず足を振って振り払う。ズボンの裾も持ち上げて確認するも、まだ中には入っていないようだ。
その時の動画をYouTubeのショート動画にアップしました。以下にリンクを張っておきます。ただし、ヤマビルが動いているだけなので、面白くもなんともないです。
そうだ! この時期の丹沢の低山はヤマビルだらけだった。丹沢には20年近く通っているのにすっかり忘れてた!! 今日の最初の目的地(大室山)はヤマビルの心配の無い山だったので、完全に失念していた。しかも、ここは丹沢の中でもヤマビル濃度の高い煤ヶ谷のすぐ隣だ。
振り払っても、振り払っても、30秒も立ち止まっていると、すぐに数匹のヤマビルが這い上がろうとする。
このまま進むか? 撤退か? 今日の山登りの目的は写真撮影と次のロングトレイルに向けての食事のテストだ。写真撮影にせよ、食事にせよ、歩き回りながら行うものじゃ無い。ある程度ジッとしている必要がある。しかし、ジッとしていると、下からヤマビルが這い上がってくる。さぁ、どうする?
結論は一瞬で決まった。撤退する。
そうと決まれば、一目散に下る。時折一瞬だけ立ち止まって足元を見る。すると奴らはしっかり付いている。もう、地面に足を付けたくない。確かに僕は普通の人よりヤマビルには噛まれているだろう。ある程度慣れているとは言え、黙って血を吸われているのを見ている趣味は無い。
実際には10分弱は掛かっているけど、気分的には一瞬で尾根の突端に戻ってきた。手っ取り早く近くの鹿柵のドアを開け、安全地帯に逃げ込む。その際、靴、ズボンの裾、靴下をめくってヤツらを山から連れてきていないかよく確認する。もし一匹でも付いていたら、容赦なくあの世に行っていただく。絶対に民家の近くに連れてきてはいけない。今日は運良く一匹も付いていなかった。ふ〜。
ちなみにヤマビルをやっつけるにはライターや塩がオススメです。簡単に落ちます。しかし、ライターは火事になる恐れもあるので(グループ登山でふざけながらやっている場合など)、塩を使う方が無難だと思います。忌避剤を直接かけてもある程度効果はありますが、忌避剤は高価ですからねー。それに比べて普通の塩なら100円程度で(ヤマビルをやっつけるためだけなら)一生分の量が手に入ります。僕はそれを100均で買った小袋に入れてザックに忍ばせています。
庫裡橋まで戻ってきた。
金剛寺。ここで今日の目的のひとつである二眼レフカメラで撮影をする。
とりあえず、一度駐車場まで戻ってきて、びしょ濡れの山服を着替える。そして、駐車場の横にある公園のベンチで昼食にする。
今日も、カレーとカップ麺。しかし、前回はノーマルサイズのカップ麺だったけど、今回はミニサイズだ。
そして、主役のオートミール。前回は50gを米化してきたけど、今回は30gを米化している。
そして、カレー。前回は規定のお湯で、いわゆるフツーのカレーだったけど、今回はお湯の量をだいぶ増やして、シャバシャバのカレーにしてある。
カレーはアマノフーズのフリーズドライタイプのものを愛用(愛食?)しています。これはアウトドアショップなんかにも置いていることがあるので、知っている人も多いでしょう。お湯を掛ければ一瞬で出来上がるし、なんと言っても美味い。”山頂”というスパイスが無くても十分に美味しいので、普段でも食べています。なのでまとめ買いしていることが多いです。
カレー。
オートミールに投入。かなりシャバシャバのカレーだったけど、さらにお湯を足して、もはや、飲み物化している。
オートミール自体モチモチしているので、そのままだと(疲れている時は)食べにくいことを前回学んだので、今回は少しでも食べやすくなるようにしてみた。結果は大正解だった。これなら疲れていても喉を通る。
これで、ひとつ問題が解決した。しかし、前回の時は特に書かなかったけど、カレー問題はもうひとつある。それはカレーを食べた後の後片付け問題だ。これは野外でカレーを食べたことがある人なら分かると思いますが、キャンプなどでは使い捨ての食器を使えば楽かもしれませんが、今回の目的はロングトレイル(縦走でも同じ)なので、ゴミは最小限にしなくてはなりません。しかも、食器を洗うための水も潤沢にあるとは限りませんし、その辺の小川や公園の水場で直接ジャバジャバ洗うわけにもいきません。
そこで考えました。というか、同じことをしている人は多いと思いますが・・・
そうです、カレーを食べたフードコンテナで汁物を作ることです。今回は“お椀で食べるカップヌードル”にしています。アウトドアで食べるカップヌードルにはカップヌードルリフィルなどもありますが、これだと僕の持っているフードコンテナには入りません。しかし、この“お椀で食べる〜”はジャストフィットです。
人によっては、カレーを食べた後の食器を洗いもしないで〜、なんて思う人もいるかもしれません。しかし、僕はそんなにお上品ではありません。なので問題無しです。
今回はラーメンですが、汁分が多ければスープのようなものでも大丈夫だと思います。しかし、あまりドロッとしたものは避けた方が良いでしょう。
今回、気付いたことなんですが、カレーはスプーンで食べました、でもラーメンはお箸で食べるつもりで割り箸も持ってきていました。しかし、このサーモス純正のスプーンは、表面が少しザラザラしているので、このようにラーメンもすくって食べることが出来ます、というか出来ました。初めて知りました。これで、カレーもラーメンもスプーン一本でいけることが分かりました。
ちなみにこの純正スプーンは専用のケース(スプーンに付属)に入れると、フードコンテナのケース(別売り)の横に付いているポケットにピッタリ入るように出来ています。
そして、これがラーメンを食べた後です。カレーも食べた後も撮影しておけばよかったんですが、忘れてました。なので、比較は出来ませんが、想像は出来ると思います。カレーの後にラーメン(汁物)を食べることによってここまで綺麗になります。これなら後はウエットティッシュ一枚でキレイになると思います。
これで、今回のセットがロングトレイル時の食事の一候補になりました。しかし、最後にひとつ問題があります。気付いた人もいると思いますが、フリーズドライのカレーを解凍(?)した時にタッパーを使っています。それは汚いままです。それはどうするんだ? と思ったでしょう。僕も今回実験して気付きました。
解決方法の目処はたっています。それは、次回「山頂オートミール完結編」で詳しく解説いたします。そもそも、今回も前回もブログに書くことを想定していなかったので、かなりわかりにくいですよね。、次回はもっとわかりやすくしたいと思います。お楽しみに・・・。
今回僕が使用したフードコンテナはサーモスの「真空断熱スープジャー」というものを使用しています。詳しく知りたい人は下記にサーモスのページへのリンクを張っておきます。
二眼レフカメラ(Minolta AUTOCORD)
さて、次は本文中ではサラッと流しただけだったサムネイルにも写っている二眼レフカメラについてサラッと書きます。
実は数年前からフィルムカメラを始めたいなぁ〜って思っていました。僕はもともとはフィルムカメラで写真を撮っていました。というか、その頃はデジタルカメラなんて無かったですからねー。その頃の僕は竹内敏信さんに感化されて、35mmカメラで風景写真を撮っていました。なので、デジタルカメラ(デジタル一眼レフ)を買った時に自然と自然の中に入って行き、それが今日まで続いている山登りに繋がっています。人生何があるか分かりません。もし、あの時デジタルカメラを買っていなかったら山登りはやっていなかったかもしれません。そうだとしたら、今とはまるで違う人生を歩いているんでしょうね。もしかすると、超お金持ちになって宇宙に行っていたかもしれないですねwww
そんなことはどーでもよいことです。話を戻します。そもそも、なんでフィルムカメラに戻りたいと思ったのか? それはデジタルカメラになって写真が下手になったんじゃね? と思うことが多くなったからです。フィルムカメラはデジタルカメラのように気軽にシャッターを押すことは出来ません。というか出来ませんでした。三脚を立て、構図を吟味し、画面の隅々まで注意を凝らし、一枚一枚よく考え、露出を決定して、丁寧に撮っていました。なので、後で写真を見ても、一枚一枚シャッター速度と絞りが言えました。それに比べてデジタルカメラは、絞りさえ覚えていない始末です(そもそも加齢により記憶力が低下しただけかもしれないけど)。もっとも、デジタルカメラは覚えていなくても、データとして記録されるので覚えておく必要はないんですが・・・。
そんな理由からフィルムカメラに戻りたいなぁ、と思いながらも(物理的にも)重い腰を上げるのに数年掛かってしまいました。
んで、結局、買ったのはサムネイルにある二眼レフです。なんで35mmじゃないんだ? と思うかもしれませんが、僕もそう思います。理由はなんとなくです。どうせやるなら今までとは違うものがやりたかった、ということも少しはあると思います。
そんなわけで、購入したのはサムネイルにあるようにミノルタのオートコードという機種です。約60年前のカメラです。もちろん中古です。ネットで探して、程度が良く、お手頃なお値段のものを探したつもりですが、そもそも、二眼レフカメラなんて初めてです。ブローニーサイズのフィルムを扱うのも初めてです。そんな僕が程度の良し悪しなんて分かる訳もなく、はっきり言って賭けです。一応、写真は撮れるようです。カメラなんだから当たり前じゃん、と思うかもしれませんが、60年も前のカメラです。レンズが汚れているなんて当たり前で、中には普通にシャッターが切れない、絞り羽根が開閉しない、なんてモデルも珍しくないです。中にはパーツが欠損しているものが売られていたりします(その場合は大抵部品取り用ですが)。なので、出品者のコメントを信じて買うしかありません。
本体に傷や汚れ等ありますが、とりあえずは機能的は問題無さそうです。レンズも多少の汚れがあるということでしたが、思っていたほどではなく、60年前のものだと考えれば十分に納得のいくお買い物でした。
しかし、カメラです。写真が撮れなければ何の意味もありません。そういうわけで、今回は試し撮りです。一応、カメラ自体の使い方はYouTubeや他の方のブログで勉強しました。そもそも、フィルムカメラをやっていたので、シャッター速度や絞りなどの知識は一通りあります。なのでカメラの使い方さえ分かれば問題ない、ハズです。とはいうもものカメラ自体は非常に単純で絞りを決め、シャッター速度を設定し、ピントを合わせ、構図を決めたら、シャッターを切るだけです。すごく単純です。それ故、写真撮影に集中できそうです。
それと、今更なんですがこのカメラ、バッテリーがいらないんです。フィルムカメラをやっていたとはいえ、僕の時代はすでにカメラにバッテリーが入るのが当たり前でした。なので、新鮮であるとともにちょっと不思議です。もっとも、このカメラ、露出計もなければストロボ(フラッシュ)も無いし、もちろん液晶なんて付いているはずもありません。バッテリーの電力を使う要素が無いんです。
話が脱線しますが、このカメラが出た頃はまだ液晶パネルはありません。液晶自体の概念はすでに知られていましたが、液晶パネルが世の中に登場するのはもう少し後のお話です。そう考えると、随分と古いカメラなんだなぁ、と思います。それが現在でも動いているのは不思議ですね。現在のデジカメで60年後にも現役で使えるものはあるんでしょうか?
なんとなくそれっぽいことを書いてお茶を濁していますが、この章の冒頭でサラッと書くと言っておきながら、ここまで長々と引っ張っていますが、そろそろ、皆さん同じことを考えていることと思います。
で? 結局どんな写真を撮ったんだよ! 早く見せろよ!
と、ごもっともです。僕もまったく同じことを考えていました。では、下の写真を見てください。はい、このブログが公開される日にはまだ現像が上がっていないんです。なので、僕も見れてないんです。
15年以上振りにフィルムを現像に出しましたが、はぁ〜、まさかフィルム現像がこんなに時間が掛かるなんて・・・。とりあえず、今は待つしかないです。現像と同時にデジタル化もお願いしているので、上がってきたら、アップするつもりです。ただし、あくまでつもりです。実は写真撮影後に、フィルムをカメラから取り出したときに重大な失敗に気づいてしまいました。前述しましたが、このカメラには露出計がありません。なので、iPhoneの露出計アプリ(MyLightMeter)を使用していたのですが、その露出計の設定をISO400で設定してしまいました。使用したフィルムはコダックのEktar100(つまりISO100)です。ISO100のフィルムに対してISO400で露出を設定していました。ネガフィルムなので、ある程度はラチチュード(露出の許容範囲)が広いので、何も写っていないということは無いとは思いますが、こればかりは現像が上がってみなければわかりません。もし、何も写っていなかったらアップすることはないでしょう。なので、7月12日を1週間以上過ぎても写真がアップされていなかった場合は優しく察してください。
現像が上がってきました! このページの下の方に追記しているのでよろしければそちらも御覧ください。
そもそも、なんでそんな間違いを犯したのか? この二眼レフというカメラはほんとうに初めてで、どうやって構えれば良いのかさえわかりません。なので、今回の試し取りではカメラに慣れることを最優先して、三脚等は使用しないで手持ちOnlyで撮影することにしていました。なので、当初はISO400のフィルムを購入予定でした。しかし、いざ買う(今回はAmazonで購入)となると1本づつ買うのは難しく、通常は5本セットで買うことになると思われます。そうすると、5本セットで1万円を超えます。それに対して、僕の買ったEktar100は5本セットで8,000円程度でした。僕はISO400を買うつもりだったけど、実際に買うときにISO100のフィルムを買ってしまいました。しかし、頭の中ではISO400のフィルムを買ったつもりになっていました。なので、露出計の設定もISO400にしてしまったというわけです。まぁ、完全に僕の勘違いでした。まだ試し撮りとはいえ、いや、試し撮りだからこそ間違えてはいけなかったんですよね。なぜなら、露出が合っていないのが自分のせいなのか、そもそもカメラの不調なのかは判断できません。もしかしたら、シャッターは切れるけどその速度が表示とはかけ離れているかもしれないんです。なので、間違ってはいけなかったんですよね・・・。
とは言うものの、フィルムカメラなんて間違ってなんぼのもんでしょ。こうやって間違えながら覚えていくもんです。なので、僕は間違ってはいない! わっはっは!!! 今はそう自分に言い聞かせています。まだまだフィルムカメラ生活は始まったばかりです。こんなことではへこたれないで、試し撮り第二弾を計画中です。まだ具体的にはいつとは決まっていませんが、カメラに早く慣れるためのも早めに実行したいものです。でも、その前に早く現像から帰って来い!
現像上がってきました!(2022年7月17日追記)
やっと現像が上がってきました。とりあえず何も写っていないというようなことはありませんでしたが、露出をミスしたせいか? レンズの特性なのか? かなり淡い感じに仕上がってきました。なのでLightroomで補正してみました。2枚並んでいるうちの左がオリジナル(リサイズのみ)で右が補正後です(スマホだと上がオリジナルで下が補正後になるかもです)。
かなり斜めっていますね。まぁ、二眼レフカメラが初めてなので、どう構えて良いかも分からず、フレーミングに手間取っているうちにこうなったのだと思います。でも、手前の基石のようなものはそれほど斜めっていませんが、お堂(薬師堂)の方は大変なことになっていますねwww 真っ直ぐに補正することは簡単ですが、これはこれで面白いのでそのままにしています。そもそもこのお堂が朽ちかけているのでこの方が雰囲気が伝わるかと・・・。
上のお堂の向かって左側と裏側に石像が無数に並んでいます。この写真はその左側の様子です。やはりオリジナルだとかなり白っぽくなっていますが、情報はしっかり残っているようで、Lightroomの補正でなんとかなりました。その代わりなかり粒状性が目立ちます。ピントは赤い前掛けのある石像の顔に合わせています。ここの場所自体かなり暗いのでシャッター速度を稼ぐために絞り開放で撮っています。そのせいで手前と奥がボケていますが、かえって赤い石像が浮き上がっていい雰囲気になっていると思います。
これはオリジナルでもそれほど悪くないと思います。光量が十分にあればそれなりに撮れるようです。そもそもこのカメラは60年ほど前のものです。それを考えれば十分だと思います。解像度も今のレンズほど高くはないですが、フィルム(ブローニー)のサイズが大きいので、あまりベタっとした平面的ではなく十分な立体感が出ていると思います。今風に言うと「エモい」とでもいうのでしょうか?
補正もいらないかな? とも思いましたが、あえて「エグい」方向に補正してみました。
これも上の写真と同じです。
本堂の近くにあった石像。先程のお堂の周りにも何体かありましたが水子供養となにか関係があるんですかね。一体だけ寂しそうにポツンとあったので撮ってみました。もう少し赤を強調させても良いのかな? とも思いましたが、これが色あせていくのにも意味があるようなので手は入れていません。ならばせめて右奥の電柱は消せよ! と自分に言いたい。撮影しているときは全く気づきませんでした・・・。修行が足りませんね・・・。
初めての二眼レフでの撮影だったので現像が上がってくるまではどうなるのかと思いましたが、実際に上がってきてみて、反省点は多々々々々々々々々ありますが、それなりに満足できました。これからももっと修行を積んでいきたいと思っています。
また、このフィルムを現像に出した後に色々調べたのですが、もっと早く、安く現像してくれるところがあることを知りました。今回はヨドバシカメラに頼みましたが、次回はそこで現像してみようと思っています。デジタル化も現像時に一緒にヨドバシカメラに頼みましたが、あまりクオリティは高くありませんね。しばらくは、早く、安く、クオリティの高いデジタル化をしているところを探すことになりそうです。