登山用ピッケルについて

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今回はピッケルについて書きます。と言っても、私自身はまだ、2,000メートル以上の本格的な冬山登山の経験が無いので、ノウハウに付いての記述は差し控えさせていただきます。

最近は登山用語も英語の波が押し寄せてきて、シュラフがスリーピングバッグ(sleeping bag)、ザイルがロープ(rope)、アイゼンがクランポン(crampons)、そしてこのピッケルもアックス(axe)とかアイスアックス(ice axe)とか呼ばれるようになって、ちょっと寂しかったりします。昔はピッケルと言えば侍の刀のように登山家の魂と捕らえている感もありましたが、現在ではあまりそのような事は聞きませんね。

目次

シモン ジャガーライト(68cm)

シモン ジャガーライト

始めて買ったピッケルです。

実はこれを買うときにどうしても欲しいピッケルがあったのですが、見つけることが出来ませんでした。地元の山道具屋はもちろん、新宿や神田にも行って10件以上のお店を回りましたが見つからず、その時はIT関係の仕事をしていたのでネットを駆使して(半ば意地になって)国内外を問わず探し回りましたが、これもダメでした。

そんなわけで結局ICI石井スポーツの登山本店で店員さんに相談してこのモデルを購入しました。長さはセオリー通りに直立した状態で手に持って石突の先端がくるぶしの所にくる長さです。本格的な冬山登山には長すぎるかもしれませんが、それほど斜面がきつくない所では杖代わりになりちょうど良い長さです。積雪時の低山の縦走で2~3度使用しました。

シモン マーベリック(64cm)

シモン マーベリック

前述のジャガーライトを購入する際に本当はこのモデルが欲しかったんです。当時はいくら探しても見つからず、本家のサイトでも型落ちなのか直リンクが無くなっていました。そんな訳で完全にあきらめていたのですが、ある日、横浜で開催されていたフィッシング・ショーの帰りに近くのカモシカスポーツに寄った時にこのモデルを見つけました。しかも残り1本だけでした。だけど、その時は手持ちのお金が無かったので、翌日に朝一番で行って購入することが出来ました。

長さは64cmと中途半端です。本当は60cm以下が欲しかったのですが、まぁ、長い分には後で切って詰めればいいやと思い迷わず購入です。この機会を逃したら一生買えないかもしれませんからね。

このモデルの一番のお気に入りはヘッドの部分です。ギーガーのイラストを彷彿とさせるそのフォルムに一度見ただけで、絶対に買う! と決めました。機能性は全くの二の次でした。すみません。ついでに書いておくとシャフトの下部はゴムで覆われていて直接金属に触れないので冷たくないです。って言っても雪山であまり素手で触ることは無いと思うのですが。。。

気に入って購入したんですが、残念ながらまだ本格デビューは果たせていません。しかし、一度積雪時の低山(600m程度)で間違った支尾根を下ってしまい、登り返そうにも急斜面の雪の吹き溜まりで深さが腰近くまであり、雪質もサラサラでどうにも困ったときに、たまたま持っていっていたこのピッケルを思いっ切り雪面に突き刺してそれを手がかりになんとか登り返して助かったことがあります。低山とはいえ雪山はなめてはいけませんね。

ピッケルヘッド

ヘッドの部分のアップです。上(奥)がジャガーライトで下(手前)がマーベリックです。並べて見るとピック部はマーベリックの方が角度が付いていますね。ブレードや石突の部分ははどちらも同じ形をしています。

重さを比較してみました

ピッケルカバーやリーシュコードは含まれません。本体のみの重さです。

メーカー/モデル名長さ
シモン/ジャガーライト640.0g68cm
シモン/マーベリック670.0g64cm

メーカーリンク

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