午後から天気が崩れるという予報があったので半日で登って降りてこられる所・・・前回に続いてずっと気になっていたピークを目指します。そこは東丹沢の仏果山の南西ある485mのピーク。地形図で見ても実際に宮ヶ瀬湖側から宮ケ瀬越へのルートを歩いていてもよく見えます。ずっと気にはなっていたけどなかなかこれといったルートを見いだせなかったので保留にしていたけど、ここ最近、(半原)高取山、仏果山を登る度にルートを探していました。地形図と実際に現場を見て検証した結果、ルートの候補は3箇所で、ひとつは仏果山登山口から入ってすぐのところから一度谷に下り485mのピークに取り付くルート、ただしこれは谷の最下部が確認出来ていないので却下、特に水の多いこの時期は難しそう。次に仏果山登山口から入って中腹を谷を回りこむようにしてトラバースして取り付くルート。今回はこのルートでどこまで行けるのか試したかった・・・。そして、最有力のルートは仏果山から南西に伸びる尾根を下っていくルート。まぁ、単純にピークに立つだけなら3つ目のルートが現実的かもしれないけど、このルートはすでに先人がいるような気がするので、最後の手段とすることにしている。
↑なんてなことを書いているけど、実はタイトルからも分かるように、雪が思いの外多くて485mのピークを目指せませんでした。雪が無くなったら再びチャレンジするつもりです。
山行データ
山行日 | 2016年01月23日(土) | ||
---|---|---|---|
コース | (スタート)大棚沢広場~宮ヶ瀬越~(半原)高取山〜宮ヶ瀬越~大棚沢広場(ゴール) | ||
山 名 | (半原)高取山(705m) | タ グ | |
山 域 | 丹沢エリア | 累積標高 | (+)633m |
歩行距離 | 5.851km | 所要時間 | 03時間04分 |
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【08時51分】
大棚沢広場からスタートです。
雪はそれほど残っていないだろうと思っていたけど、ここでこれだけ残っているってことは上はもっとあるのかな?
【08時51分】
丹沢は木があるので雪が積もっても、真っ白な雪山のイメージにはならないけど、これだけ白いと結構積もっているよな・・・。
【08時53分】
うわっ! 歩道が雪で埋まっている。除雪車が出たってことか・・・。
【08時54分】
ここから入山です。
【08時55分】
階段を登ってすぐに登山ポストがあります。以前は倒れていましたが、復活していますね・・・。ここにヒルの忌避剤が置いてありますが、シーズン中はほぼ空っぽですが、今日は入っていました・・・。でも、この時期に必要か???
【09時01分】
雪が出てきました。陽の当たる所は融けている所も有りましたが、全体の9割以上は雪を踏んでいたと思います。
【09時08分】
木々の間から今日の目的地が見えてきました・・・。でも・・・
【09時14分】
・・・雪が思っていたより多い・・・。こんな状態で未知のルートを探すのは不可能だと思われたので485mピークへの登頂は諦めました。でも、このまま下山するのもツマラナイので一番近いピークの(半原)高取山に向かうことにしました。
これだけ雪があるなら菰釣山に行けばよかったなぁ・・・。でも、午後から天候が崩れるって言ってるし・・・。
【09時16分】
これほど雪があるとは思っていなかったので軽アイゼンは持ってきていません。その代わりザックの中にはチェーンスパイクが入っているはずです。
【09時18分】
ここは一日中陽の光があたるので雪がありません。なんとなくだけどこの辺りだけ地面が暖かい気もするのですが・・・。
【09時21分】
山の神です。日本酒が置いてありました。
【09時33分】
今日一番の急登です。
【09時40分】
急登を登り切って小さいピークを回り込むと・・・雪がいっぱいです。
【09時41分】
ベンチがあります。先ほどの急登を登っていてフト不安になりました。登るぶんには何の問題もありませんが、雪が付いているので下りはチョット不安です。確かザックにはチェーンスパイクが入っているはずですが、入れたのは随分前なので、念の為チェックします。
【09時41分】
あった! 良かった・・・。とりあえず確認出来たので再びザックに仕舞って、山頂に向かって出発だーって思ったけど、よく考えたらここから装着しちゃえばいいじゃん、って思い直して再びザックを下ろしてここから装着することにした。
【09時43分】
うむ・・・。一応ザックには入ってはいるけど、家で装着の練習なんかしていない・・・。トリセツをザッと読んだだけ・・・。まぁ、ようはつま先を引っ掛けて、後ろをミョーっと引っ張ってカカトに引っ掛ければいいんでしょ・・・。
【09時45分】
よし、装着完了・・・。思ったより簡単だった・・・。
【09時45分】
裏はこんな感じ。正直チェーンスパイクはあまり期待していない。99%雪は無いだろうけど万が一の時のためにザックに入れておく、程度に考えている。ほとんど出番は無いけどザックには常に入っている絆創膏のようなものだ。とにかく軽くて(カタログ値:235g)収納サイズが小さい(コンビニのおにぎりを一回り大きくした程度)ものを選んだ。実は次回のロングトレイル用に購入していたものだ。まさかこんなに早く使用するとは・・・。
初めて使用した感想は、テクニカルなルートはちゃんとしたアイゼンを使用するとして、今回のようなハイキングコース程度なら何の問題も無かった。軽いので付けている感覚はほとんど無いし、思ったよりちゃんと滑り止めの役割はしている(もちろんフラットフッティングは基本です)。これなら4本爪はいらないし、かなりの部分で6本爪に置き換えられると思う。しかし、まだ1回しか使用していないで耐久性はなんとも言えない。ゴムと細いチェーンで出来ているので過信は禁物でしょう。
【09時47分】
ここからはストックも使う。
【09時48分】
宮ヶ瀬越まであと500m、
【10時05分】
宮ヶ瀬越到着。
【10時05分】
高取山に向かう。
【10時07分】
小さなアップダウンが続くけど、チェーンスパイクのおかげで楽に歩ける。
【10時20分】
展望台が見えてきたら・・・
【10時20分】
(半原)高取山到着。大棚沢広場から1時間30分、ずいぶんとのんびりペースだね〜。
【10時20分】
それほど標高は高く(標高706m)ないけど、関東平野が一望出来る。でも、東京の大気の色が変だぞ・・・。例の大陸さんのせいか???
【10時21分】
新宿副都心。黄色いモヤに包まれている・・・。
【10時21分】
見えるかな〜? スカイツリー。
【10時26分】
今日はチェーンスパイクのテストとこちらのテストもする。SEA to SUMMITの折りたたみケトル(ヤカン)で袋麺は作れるか? まぁ、作るだけならお湯が沸かせれば何の問題も無いけど、周りがシリコンなのでフニャフニャしているのと、取っ手が普通のヤカンのように上部に付いているので、食べる時にどのような影響が出るのかをテストしたい。もちろん家でも出来るけど、何となく雰囲気で・・・と言うことで・・・。
【10時27分】
折りたたんだ状態。
【10時27分】
引き延ばすとこんな感じ。1.3リッターのお湯を沸かせます。
【10時29分】
まずはお湯を沸かします・・・。ここで想定外のことが起こる・・・。寒すぎてガス缶(プリムスのハイパワータイプ)の出力が上がらない。バーナーはSOTOのウインドマスターを使用。寒さには強いはずだが、純正のガス缶を使用していないので文句は言えないが・・・、それにしてもこの程度の気温で使えなくなるのか・・・。缶を振るとシャカシャカと音がするので間違いなくガスは残っているけど、残量は恐らく1/5程度。通常の気温なら十分鍋でも作れる量だが、この寒さだとダメなのか・・・。
【10時36分】
写真で見ると美味しそうに出来ているけど、実際にはお湯の温度は入浴するには調度良い温度(40℃くらい)程度までしか上がっていない。このまま諦めようかと思ったけど、半ばヤケクソに麺を放り込む。ハシでつついて麺の塊をほぐす、、、いや、破壊する。スープを投入する。あっ! お湯の量が多すぎだ。ヤカンにメモリは付いているけど、外側に付いているのでチョット見にくい。
結局、トホホな状態で一口・・・やっぱり美味しくない・・・。でも残すわけにもいかないので、無理やり胃に流しこむ・・・。敗北感いっぱいで今回のテストは終了。得られたことは、冬はガス缶をケチるな! ということ・・・。
【10時47分】
あっ! 筑波山も見える・・・。←現実逃避・・・。
【10時48分】
気を取り直して下山開始。今日は午後から天気が崩れるらしいので、タイムリミットは12時に設定している。←結局この日は雪はおろか雨さえ降らなかった・・・。やっぱり菰釣山に行っておけばよかった・・・。
【11時00分】
仏果山が見えた。いつもなら周回ルートに入っているけど、今日はパス。
【11時00分】
山頂の展望台。誰もいないみたい・・・。
【11時01分】
宮ヶ瀬越。ここで靴の紐が緩んでいるのに気が付いて、締め直す。通常アイゼンを装着している場合は一度アイゼンを外さなくてはならないけど、このチェーンスパイクは装着したまま靴の紐が閉め直せる。う〜ん、やっぱ便利だな・・・。
【11時14分】
ベンチ通過。
【11時30分】
山の神通過。
【11時32分】
ジグザグに下っていく。登る時はチェーンスパイクを付けてなくても問題なく歩けたけど、下りはやっぱチョット怖いので装着したまま下る。
【11時37分】
いつもは気付かないけど、雪が降って一週間も経っていないのにこれだけ葉や枝が落ちている。それなのに木(この場合常緑針葉樹)の葉が無くなったり枝が全て落ちたりすることはない。常に樹木は更新されているってことか・・・。
【11時50分】
登山口まで戻ってきた。ここでチェーンスパイクを外す。
【11時50分】
あとは車道を北に進んで・・・
【11時52分】
・・・大棚沢の駐車場がゴールです。12時前には戻ってこられた。結局、目的の485mのピークには行けなかったけど、今季初の雪の感触を楽しんできました。