ここ数年はずっとほぼ日手帳を使用していましたが、つい3週間ほど前にトラベラーズノートを導入しました。当初はトラベラーズノートを導入後もほぼ日手帳との2冊体勢で行こうと思っていましたが、気が付けばほぼ日手帳は完全に放置状態になってしまい、それとは反してトラベラーズノートがメインの座に付いてしまいました。なぜずっと使用していたほぼ日手帳を簡単に放置してトラベラーズノートがメインになっていったのか? 今回はいつものブログとはちょっと毛色が違いますが、私なりの「トラベラーズノート魅力論」を書きたいと思います。が、その前に・・・
簡単に私の手帳歴を書きたいと思います。始めに買った手帳は・・・なんてものは全く覚えていませんが、恐らく普通のバイブルサイズかA5サイズのシステム手帳を使い始めたのが最初だったような気がします。その後はフランクリン・プランナーなんかも使った(確認したら2004年4月始まりのを使っていた)こともありましたが結局使いこなせずにほぼ白紙の手帳が手元にたくさん残る結果となってしまいました。
それと前後して電子手帳のザウルスやPalm等も使っていたこともありました。これらはそこそこ活用していましたが、時代の流れが長く使うことを許しませんでした。最近はiPod touchも使用していますが、結局これも10年後も使い続けられるか? と言ったら甚だ疑問ですね。まず、iPod touch自体が10年後にも存在するか疑問ですし、仮に存在したとしても(私自身の)使用方法や使用目的が大きく変化している可能性が高いと思います。これがアナログの手帳ですと何年経っても使用方法や使用目的がブレるということはありませんよね。また、データの保存性に関してもアナログ手帳の方はほぼ白紙状態とは言え、10年以上前のデータ(手帳)は残っていますが、デジタル物はほぼ完全にデータは失われています。まぁ、これはデジタルデータの保存方法の問題もありますが、アナログ手帳に比べてデジタル手帳の方がデータの保存にはかなりの労力が強いられると思います。
まぁ、そんなこともあって、デジタルの手帳だけでは心もとないので、アナログ手帳の必要性を強く感じ、ほぼ日手帳を使い始めました。それが2006年でした・・・以下に続く。
ほぼ日手帳
ほぼ日刊イトイ新聞のサイト自体はほぼスタートと同時に知っていました。丁度ほぼ日のサイトがスタートした1998年は私自身の転機の年でして、十数年務めた会社を辞めてデジタルハリウッドに入学した年でした。マルチメディアを勉強している関係上、面白いサイトが見つかると仲間内で教えあったりしていてこのサイトを知ったのがほぼ日の最初の出会いだったと記憶しています。
ほぼ日手帳のデビューは確か2002年版が最初だったと思います。私が最初に買ったのが右の写真の左上(グリーンのナイロンカバー)の2006年版です。実際はこの数年前から存在は知っていました(2002年版は全く記憶にありません・・・)が、取り立てて興味も無く、スルーしていたのだと思います。ではなぜ? 2006年版を買おうと思ったか??? すみません、全く覚えていません・・・。しかし、その後2007年(上段中央グリーンの革カバー)、2008年(上段右ツートンのナイロンカバー)、2009年(下段左ヌメ革カバー)、2011年(BLACK CASE)と使い続けています。ちなみに2010年は2009年後半にiPod touchを購入して、よし! 2010年はiPhoneアプリの「i手帳」1本で行くぞ! って事で結局買わずじまいでした。でも、いくら「i手帳」が使い易いからと言ってもアナログ手帳にかなうわけも無く、2011年は再びほぼ日手帳に戻ってきました。実はこの時、かなり最後までトラベラーズノートと竸っていたのですが、PORTERとのコラボのカバーが出ると聞いて、PORTER好きの私は思わず「ポチッ」とやってしまいました。
トラベラーズノート
2011年はほぼ日手帳でいくはずだったのになぜ? しかも、この時期にトラベラーズノートを購入したのか? 答えは単純です。ほぼ日手帳のBLACK CASEって地味に使いづらいんです。たしかに持ち運ぶには便利なんですが、筆記するときにはどうしても帳面が凸凹してしまうので書きづらいんです。この書きにくさはどうしたもんか、と悩んでいて、結局はカバーを外して使えばいいや! という結論になりました。外してと言ってもハダカのままで使うのではなく、過去のカバーを使うことにしました。幸いな事に過去4冊分あるので、気分によってカバーを取り替えられることも出来ます。一見これで解決したようですが、実は・・・。
ここ数年ほぼ日手帳を使っているのは前述しましたが、毎年暮れになると二つの”思うこと”がありました。ひとつはその年一年の手帳を見返して、あ~、今年も白紙のページが多かったなぁ・・・。というのがひとつと、もうひとつは、来年こそはもっと沢山書き込みをしよう! ということです。つまりここ数年ほぼ日手帳を使っていると言っても実際はあまり書き込みをしていないんですね・・・。もったいないなぁ・・・とは思いつつも、そうそう毎日書くことなんてあるもんかよ! なんて思って自分への言い訳にしていました。
そんな折、ふとトラベラーズノートを思い出しました。実はこのノートの存在は以前から知っていたのですが、店舗に置いてあるサンプルの革表紙があまりに傷だらけでボロボロだったので、ずっとスルーしていました。しかし、なぜか今回は気になって仕方なかったのでネットで調べているうちに、もう、今年はコレ(トラベラーズノート)しかない! という思いが日増しに強くなり、購入してしまいました。しかし、ほぼ日手帳も使い始めたばかりだったので、しばらくは2冊体制で行こうと思っていました。が、3週間ほどトラベラーズノートを使ってみてハッキリ分かったことがいくつかあります。そのひとつが、自分はほぼ日手帳よりもトラベラーズノートの方が性に合っているかもしれないな・・・。ということでした。
その証拠に使い始めて3週間になりますが、一日も欠かすことなく書き込んでいます。ほぼ日手帳ではありえなかったことです。トラベラーズノートはほぼ日手帳とは違い毎日書くことを強要しません。もちろんほぼ日手帳でも”強要”はされませんが、その代わり一日書かないと確実に1ページの空白が出来ます。2日書かなければ2ページの空白、3日書かなければ3ページの空白・・・と決して前に詰めて書くことは出来ません。もちろんやって出来ないことはないでしょうが・・・、2月3日のことを1月10日のページに書き込んでいたらどう考えても変でしょう。トラベラーズノートでしたら1週間書かなくても空白のページが生まれることはありません。もちろん使い方にもよるとは思いますが・・・。私の場合、リフィルは「月間ダイアリー」と「セクション」を使用しています(その他に「名刺ファイル」と「ジッパーケース」も)。「月間ダイアリー」は基本的に先の予定(それほど多くは無い)とインデックスとしてのタイトルを書き込んでいます。そしてそのタイトルの詳細や日記やその他諸々のことは「セクション」の方に日付スタンプと共に書いています。まぁ、一般的な使用方法だと思いますが、基本的に今年一年は自分の使用方法を確立させる年だと思っていますので、今後変わってくるかもしれませんね。
また、トラベラーズノートの最大の魅力のひとつにカスタマイズ性の高さが挙げられると思います。私はまだまだですが、諸先輩方々のトラベラーズノートをブログなどで見ていると、なるほどコレは手本にさせていただこう! と思うものから、なぬ! ここまでやるか! と思うものまで様々です。私も今後カスタマイズには力を入れていきたいと思っているので、いずれはこのブログを通して紹介できれば、と思っています。
正直に言ってトラベラーズノートの魅力に関してはまだまだ書き足りないですが、今後はこのブログでトラベラーズノートの話題を取り上げることは多くなると思います。なので、書き足りない部分に関してはその際に小出しにするとして、今回は私がトラベラーズノートを今後どのようにしていきたいかを述べてひとまず終わりたいと思います。
やはり、アウトドア好きとしてはトラベラーズノートもそのような仕様にしていきたいと思っています。ただし、山登りではレギュラーサイズは少々大きすぎることもあると思うので、いずれはパスポートサイズの購入も念頭に入れつつ、今年最大の目標としては「トラベラーズノートと一緒に富士山に登る」ことです。ただ持って登るだけではつまらないので、今後どのようにすれば山登りの装備としての役割を与えられるかを考えていきたいと思っています。