意味ありげなタイトルで申し訳ないですwww
サムネを見ると一発でネタバレなんですけど、そうです、26年間乗った車(HONDA CR-V初期型)を手放しました。さすがに26年も乗っているとあちこちにガタが来て、車検の度にその料金は莫大な請求額となって、僕を襲っていました。その度、泣く泣く、なけなしの諭吉様数十名を動員してきましたが、さすがに限界です。このまま乗り続けるのは現実的に無理だと判断しました。
車自体はとても気に入っていて、もし、同じものが新車で買えるのなら再び同じ車を買いたいのですが、もちろん無理な話です。中古で探すにしても、やはり古いクルマですので、状態が良いものを探すのは骨が折れるでしょう。かといって、現行のCR-Vは目玉が飛び出して宇宙を一周して自分の後頭部に突き刺さるくらい高価な車になっているので、検討の余地すらありません。だったら他の車種を・・・って考えたんですが、イマイチピンとくる車が無いんですよね。手が出ない高級車は別として・・・。
とはいうものの、このままお別れして、それでおしまい、と言うわけにもいきません。新しい相棒が必要です。
僕にとって車は山道具のひとつと言っても過言ではありません。そもそも、僕が住んでいるところは車が必須です。車が無ければ生活しにくいのです。そんなこともあり、僕の山登りには車は必須です。もちろん、公共交通を使っての登山もたくさん行ってきました。北海道や屋久島のような海の向こう側に行くような場合は車ではちょっと不便ですしね。しかし、僕のホームグラウンドの丹沢は、公共交通を利用しての登山も出来ないこともないですが、やはりコースが限られてしまいます。車があった方が圧倒的に便利なのは確かです。
こういった事情もあり、今までダマシダマシ使用してきましたが、ついに限界が来てしまい、今回のお別れとなりました。
CR-Vとの出会い
そもそも、僕はなんでCR-Vを買ったのか? よく覚えていませんが、その前は日産のEXAに乗っていました。それからの乗り換えです。
単純に26年前、僕が何をしていたか考えると、ちょうどパラグライダーをしていた頃です。そう考えると、パラグライダースクールには僕を含めて3人で通っていたので、3人が乗れて、3人分のパラグライダーの装備が積める車を選んだんだと思います。
ちなみに写真に写っているのは僕です。
その頃は僕自身がアウトドアに傾倒していった頃でした。世間では、新しい車のジャンルとしてSUVと言うものが出てきた頃だと思います。なので、この車を買ったのは必然と言えば必然だったと言えますね。
ちなみこの車を買った頃は、まだ山登りはしていません。この後、山登りに傾倒していくとは思ってもいなかったと思います。
もしかしたらこの車を買っていなかったら山登りを始めていなかったかも・・・そんなことはないか・・・。
限界を超えて・・・
そんなお気に入りの車でしたが、20年を過ぎた頃から、あちこちガタが出てきました。まぁ、走れないほどではなかったものの、いつ動かなくなるか心配で、あまり遠出が出来なくなっていました。
まぁ、動かなくなる程度ならまだしも、高速道路とか走っている時に、ボンネットが開きエンジンが吹っ飛んでいった、なんてシャレにもなりません。そんなマンガみたいなことは滅多に起こるものではないですが、ゼロではないでしょう。
ちなみに僕の友達の経験ですが、高速道路を走っていて、何か自分の車を追い越していったものがあるぞ? って思ってよく見たら、乗っていた車のタイヤが外れて、前方に吹っ飛んでいったことがあるそうです。その時は運良く大事には至らなかったそうですが、決して経験したくはないですよね。
なので、数年前から、そろそろ限界だから乗り換えなくちゃなぁ〜、と思いつつ、ネットで中古車情報を見る程度で、まだ、本気で乗り換えを考えていませんでした。なんだかんだ言ったってまだ動いていましたからね。
そうこうするうちに、バッテリーがヘタったので、交換しました。もちろん今までにも何度かバッテリーは交換しています。しかし、その時はいつもとは違いました。それは、一年もしないうちに、ヘタってエンジンが掛からなくなりました。まぁ、その時は中古のバッテリーを買ったので、やっぱり中古だから仕方ないか、と変に納得してしまい。今度は新品のバッテリー(BOSCH製)に交換しました。しかし、それも一月半ほどで、スターターがウンともスンともいわなくなりました。さすがの僕でもこれはおかしいだろ! と思い、家庭用の100Vで使用できる充電器を買い、それで充電してみました。もちろん、普通に充電出来て、しばらくは普通に使えましたが、やはりひと月ほどでスターターが回らなくなりました。電気がダダ漏れしている状態ですよね。どこか接続を間違えたか? 変なところに接触して知らないうちに漏電しているのか? などと思い色々調べてみたけど、特に変な接続はしていない。どうやら、発電出来ていないようだ。
その後は定期的にバッテリーを充電して、騙し騙し乗っていました。これでは当然遠出なんかしようとは思いませんよね。
こうなってやっと、本気で次の車を探すべく、重い腰を上げて探し始めました。
次の相棒探し・・・
さて、次の車探しですが、とりあえず車種は決めていません。メーカーもどうでもいいです。出来れば軽自動車がよいですが、絶対ではありません。
新車も視野に入れていなかったわけではありませんが、今回はどうしても、資産を減らしたくなかったので、なるべく安いに越したことはないです、なので、必然的に中古車狙いになります。しかし、この時期、この世界情勢の中、中古車、なかでも軽自動車はかなり価格が高騰していて、これなら新車を買った方がいいんじゃね? と思うほどでした。とは言うものの、新車は新車で部品が手に入らず、納車がいつになるのか分からない状態だと言われました。
ハッキリ言って、僕は一番車を買っちゃいけない時期に車を買おうとしているようです。だったら開き直って、今回はあくまでツナギとしての車を買うことにしました。とりあえず2〜3年乗って、次の本命に備えようと思います。
そう考えたら、話は早いです。予算内に収まって、2〜3年乗れて、すぐに納車出来る車を探すことにしました。
とりあえず、家の近くの中古車店を5、6件回ってみた。確かに中古の軽って高い・・・。新車とそう違わない値段の中古車ばかりだ。もちろん、安い車もある。ぱっと見、状態も悪くなさそうに見える。しかし、あまり信用出来そうもない販売店では買いたくない。
新しい相棒・・・
と言うわけで、少し割高にはなるけど、メーカーのディーラーで買うことにしました、と言うか、買いました。それが写真のHONDA N-BOX(初期型 JF-1)です。アウトドア感は、全く、微塵も無いけど、とりあえず、夏山で使う分には問題ないでしょう。さすがに厳冬期の山奥の登山口までは、たとえスタッドレス&チェーンを巻いても無理でしょうね。前のCR-Vならスタッドレスだけでも、そこそこ雪深くても、かなり山奥の登山口まで辿り着けたんですが、そこは割り切っています。
少々古い車種ですが、ギリギリ予算内に収まったし、中古車専門のお店とは違いメーカーならではのメリットも多々受けることが出来ました。例えば、他のお店では、タイミング的に車の税金を前の車の分を一年分払わなくてはならないと釘を刺されましたが、ディーラーでは一月分を払えばよいと言われました。その差額で、唯一不満だったタイヤとホイールを買い替えられました。写真では古いタイヤ&ホイールですけど、このブログが公開される前後には新しいものに変わっているはずです。
また、通常の中古車屋だと保証が1ヶ月〜3ヶ月ですが、ディーラーだと1年付いてきます。これも安心材料ですよね。
その他にもディーラーならではの細々したワガママを聞いてもらいました。詳細は機会があれば追々・・・。
たくさんの思い出をありがとう、そして、よろしく
26年とひと口に言っても、僕の人生の半分近く一緒にいたことになります。なので、僕のあらゆる遊びに付き合ってくれたことになります。初めはパラグライダー、スノーボード、カヤック、そして、登山。僕の登山歴が約17年半なので、そのほとんどの山行を共にしたことになります。と言っても、僕が山登りをしている間は登山口でジッと待っていただけですけどね。でも、下山後、自分の車を見たらホッとしたのも確かです。
そう考えると、お別れは感傷的になりそうですよね。なので、僕はあえてそれは考えないようにして、あくまでビジネスライクに徹することにしました。じゃないと泣きそうなので・・・。
結果は、上手くお別れ出来たと思います。もちろん泣きませんでしたよ。
今までありがとう。そしてお疲れ様。ゆっくり休んでください。
そして、新しい相棒、いつまで一緒にいられるのかは分かりませんが、これからよろしくです。