『役小角仙道剣』 黒岩重吾(著)を読んで

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役小角〈えんのおづぬ〉と言うと山岳修験者の開祖ということぐらいしか知らなかったが、最近の山行で何度かその名前を目にしていたので、いったいどんな人物だったのか気になっていたところ、丁度、役小角の活躍する小説があったので、さっそく読んでみた。

実際の役小角は実在するらいいが、その人物像は後の人間があたかもスーパーマンのように作り上げてしまっているが、詳しいことは分かっていないらしい。そんな中この小説はわずかに知られている史実(?)をベースに役小角がより人間臭く描かれており、いままでのスーパーマン的なイメージから、より人間的なイメージになっている。いままで漠然としていた役小角像がより具体的になり、自分としては今後の役小角のイメージのベースになるのではないだろうか。今後の山行で出会うだろう役小角伝説が楽しみだ。

でも、この小説は役小角が伊豆に流されたところで終わってしまっている。役小角が丹沢に来るのはその後のことなので、出来ればもう少し後の方まで描いて欲しかった。と思うのは自分だけだろう・・・。

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