登山用帽子について(夏山編)

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普段、私は帽子を被らない人です。それは基本的に帽子が似合わないからです。ふざけて帽子を被ると必ずと言っていいほど笑いが取れます。もはや自分にとっては帽子を被ることは”一発ギャグ”と言ってもいいでしょう。しかし、山登りをするようになって何度かその必要性を感じました。なので、笑われるのを覚悟の上で、少しでも似合うものはないかと色々試しましたが、はてさてその結果はいかに・・・。

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モンベル メッシュクラッシャー ハット(M、L)

モンベル メッシュクラッシャー ハット

まず、帽子を購入するきっかけは、なんといっても富士登山でした。初登頂に成功したまでは良かったのですが、翌日から”ありえない日焼け”に苦しみました。まず、頭のテッペンと耳の後ろから大量の膿が出ました。”日焼け”を通り越して”火傷”になっていたのです。髪の毛も膿でガチガチに固まってしまい大変でした。また、それ以外も襟足の部分は真っ赤になってしまい、襟付きのシャツなどを着ると擦れて数日間は痛かったです。顔は一週間で3度皮が剥けましたし、両腕にも無数の水疱が出来て一週間以上皮が剥け続けました。恐るべし富士山の紫外線!

そんな訳で、帽子の必要性は身を持って理解はしたのですが、帽子なんて小学生の時以来(厳密には高校の実習時に作業帽を被っていましたが・・・)ですので、いざ買おうと思ってもどんな帽子を買っていいのか分かりません。なので、まず、モンベルに行ってこのオーソドックスな形状の帽子を購入しました。小学校の時に被っていたのは普通の野球帽(大洋のファンでしたが、デザインが好きで日ハムの帽子を被っていました)です。しかし、今回はその目的からツバが360度付いているいわゆるHatと呼ばれる帽子が必須です。ツバもそれなりの大きさがあるので、これで紫外線の影響はかなり軽減されるハズです。めでたし、めでたし。

なんですが、写真を見ると青と白の2つの帽子があります。つまり色違い(サイズも違う)で2つ買ってしまいました。最初に青い方の帽子(L)を買いました。しかし、その後、登山中に蜂に襲われました。通常、蜂は黒などの濃い色を攻撃すると言われています。なので、蜂の防護服は白色をしています。そういう事なので、速攻白い方の帽子(M)も買いました。蜂が活発に活動する時期は白い帽子で、それ以外は青い帽子でいいや! と考えたのです。サイズが違うのは、単純に私が帽子のサイズの合わせ方を知らなかったからです。もっともこれは未だにわかりませんが・・・。

モンベル スティングレイ ハット(L)

モンベル スティングレイ ハット

これは、主にカヤックで使用しています。メーカーでもそれを想定して視界の確保や風に飛ばされにくい工夫がしてあります。これもハッキリ言って経験上必要性を感じて(?)買いました。カヤックは基本的に水の上にいます。当たり前です。また標高は登山ほどは高くないです。なので、当初は帽子なんて被っていませんでした。ハッキリ言ってカヤックは8月の炎天下でも、水の上でプカプカ浮いていればかなり快適です。邪魔な帽子なんか被りたくないです。しかし、場所が場所だけに日陰というものがほとんど無いのも事実です。特に私の場合は湖に漕ぎ出すことが多いので特に日陰はありません。なので、標高が低くても自分が受ける紫外線の量はハンパないです。一日中浮かんでいればかなり焼けます。ハッキリ言って私は学習能力はゼロだと思います。富士山の時と全く同じで、日焼けに苦しんでやっとその対策の必要性を感じるというわけです。

ハッキリ言って「メッシュクラッシャー ハット」でも何の問題も無いと思うのですが、カヤックでの使用を想定して作られているこのモデルを買ってしまいました。もしかしたら私は形から入るタイプなのでしょうか??? でもツバが大きい割に視界が良いので気に入っています。

フェニックス Arbor Hat(M)

フェニックス Arbor Hat

主に富士登山時に帽子を被ってきました。「モンベル メッシュクラッシャー ハット」も大活躍です。しかし、帽子を被っているとつい油断して日焼け止めクリームを塗るのを怠ってしまいがちです。確かに、帽子を被っていると頭のテッペンと耳の後ろは”火傷”状態になることは無くなったのですが、襟足の部分はやっぱり焼けます。マメに日焼け止めを塗る必要があります(もちろん帽子を被っているからと言って腕まで焼けないなんてことは無いので、腕には塗っています)が、つい面倒になって「帽子も被っているんだし、大丈夫だろう・・・」と手を抜いてしまいます。自分で言うのもなんですが、どこまでも面倒なヤツです。

フェニックス Arbor Hat

そんな時にアウトドアショップで見つけたのが、この帽子です。一見普通の帽子ですが、ツバの後ろの部分が二重になっていて、その中に襟足をガードするための布が入っています。それを広げるとちょうど襟足の部分が隠れるわけです。使わない時は折りたたんでツバの中に収納出来るので、普段は普通の帽子として使用出来ます。

これも写真を見て貰えば分かるように2色(サイズも同じ)持っています。理由は「モンベル メッシュクラッシャー ハット」と同じです。ハッキリ言って白い方をフルシーズン使えば何の問題も無いのですが、何となく白い帽子というのは自分のキャラに合わないと思うので、どうしても濃い色の帽子も買ってしまいます。やっぱり、どこまでも面倒なヤツです。

マムート ベースボールキャップ(M)

マムート ベースボールキャップ

マンモスのイラストがカワイイ、マムートのベースボールキャップです。今までのHatと違いこれはCapです。これは完全に屋久島縦走用に買いました。3泊4日の縦走でしたので、その間は髪の毛は放置状態です。一応「水のいらないシャンプー」を持って行っていましたが、セットまでは出来ません。なので、ボサボサの髪の毛を隠す為のものです。当初の予定では基本的に全て避難小屋かテント泊まりでしたので、下山後も髪の毛を洗うことは出来てもセットまでは出来ないだろうと想定していました。でも結局、帰りの飛行機の中でもずっと被っていました。

そもそも何故、HatではなくてCapなのか? もしこれが全て山の中だけで使用するのでしたらHatで何の問題も無かったです。しかし、実際は飛行機の中、鹿児島や屋久島の街中でも被る必要があったので、何となく、街中ではHatではなくてCapだろう・・・。と勝手な思い込みです。屋久島縦走を考える(特に宮之浦岳を登るつもり)ならば、2000メートル近い標高ですので、より紫外線を防げるHatの方がいいかもしれません。私の時はほとんど雨でしたが、宮之浦岳に登った数時間だけは天気は回復していました。つまり青空を拝めたのは数時間だけです。なのに、翌日はしっかり焼けていました。このことからも紫外線はかなり強いと思われます。日焼け対策は必要です。

基本的に滅多に帽子を被らない私ですが、この帽子だけは今では普段でも使用しています。帽子は視界が狭くなるので嫌いですが、顔の部分に日陰を作れる帽子は、特に夏場では手放せなくなりつつあります。しかし、まだ自分に似合う帽子は見つかっていません。なので、次は是非自分に似合う帽子を見つけたいと思います。

「外秩父七峰縦走ハイキング大会」の完歩賞の帽子

「外秩父七峰縦走ハイキング大会」の完歩賞の帽子

登山用という意味では入れるべきでは無いとは思いますが、まったく関係ないと言うわけでもないので紹介しておきます。

まず、「外秩父七峰縦走ハイキング大会」って何? と思っている人もいるでしょう。毎年4月中旬に秩父で行われるハイキング大会(小川町の駅前がスタート)で、「七峰縦走」とうくらいなので、七つのピークを通ってフルマラソンと同じ約42キロを歩く大会です。詳しいことは私が過去に参加した模様をご覧ください。

この帽子は大会で完歩すると貰えるもので、右側の緑色の帽子が第24回のもので、左のオレンジの帽子が第25回のものです。通常は緑色の帽子ですが、第25回だけは記念大会としてオレンジの帽子になっています。しかし、私はこの帽子を山登りでも普段でも一度も使ったことはありません。まぁ、記念の物なので、今後も被らずに取っておくことでしょう・・・。


これもサングラス同様、冬山だと目的が違ってくるので、冬山用の帽子はまた別の機会に紹介します。

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