今回は立山三山を縦走してきました。強者は日帰りで回られる方もいらっしゃるようですが、雷鳥沢キャンプ場で2泊して足掛け3日ののんびり登山です。3日もあれば剣岳も狙えそうですが、この時期の剣岳は名物(?)の大渋滞があるのでパスしました。また、ここ数年は高さよりも距離に拘ってきた結果、富士山を除けば約3年振りの3,000mオーバーの山でした。
立山から下りてきた後は白馬に1泊して、翌日長野の善光寺を観光してきました。
山行データ
山行日 | 2016年08月11日(木)〜14日(日) | ||
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コース | (スタート)雷鳥沢キャンプ場~室堂ターミナル~立山室堂山荘〜玉殿岩屋~浄土山〜一ノ越〜雄山〜大汝山~富士ノ折立〜雷鳥沢キャンプ場(ゴール) | ||
山 名 | 浄土山(2831m) (立山)大汝山(3015m) (立山)富士ノ折立(2999m) (立山)雄山(3003m) | タ グ | |
山 域 | 北アルプスエリア | 累積標高 | (+)1,844m |
歩行距離 | 13.677km | 所要時間 | 09時間37分 |
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トレッキング(1日目)
【06時55分】
3時半には出発するつもりが、仕事が長引き帰宅が遅くなったせいで3時出発になっしまった。しかも、途中お腹の具合が悪くサービスエリアに何度も飛び込み、上の無料駐車場には駐められないかも・・・って思っていたけど、なんとか2段下の無料駐車場に入ることが出来た。上の駐車場がいっぱいになったら約8kmも下の駐車場に駐めなくてはならず、幸先の悪いことになっていたと思う。とりあえずよかった・・・。
7時少し前に駐車場を出発。
【07時04分】
10分ほどで扇沢駅に到着。うわっ! いっぱい並んでいる・・・。でも、今日の工程は雷鳥沢キャンプ場までなので、のんびり行きましょう・・・。
【07時40分】
あと少しで切符を買える・・・。
【07時43分】
ふ〜、約40分掛かって切符ゲット・・・。とりあえず黒部ダムまでの往復チケットを購入。往復の場合は4泊5日まで有効とのこと。後々ふと疑問に思ったけど、室堂までは買えなかったのだろうか?
ちなみに室堂までは、関電トンネルトローリーバス、黒部ケーブルカー、立山ロープウェイ、立山トンネルトローリーバスと4つの乗り物を乗り継いで行かなければならない。
【07時55分】
結局駐車場を出てから1時間でやっとトローリーバスの乗れた。バスは一杯で立ったまま出発。でも乗車時間は16分程度。バス内ではバスやトンネルの解説のビデオが流れているので、あっという間に・・・
【08時21分】
・・・到着。しばしトンネル内を歩く。ここに来る数日前に映画「黒部の太陽」を観ていたので、大変な思いでトンネルを掘り抜いた方々の苦労に感謝しつつ・・・
【08時21分】
・・・トンネル内を歩く。
【08時23分】
トンネルを出ると黒部ダム。奥の山並みが立山だ。
【08時25分】
うわ〜、よく見る風景・・・。この日も盛んに観光放水が行われていた。それにしてもスゴイ水量。黒部湖の水が無くならないか心配になる・・・。
【08時26分】
黒部湖。水はまだいっぱいある。
【08時26分】
次のケーブルカーに乗るには黒部ダムを渡らなければならない。
【08時27分】
放水口を真上から、当然怖くて頭は出せないので、デジカメを持った手を目一杯伸ばして撮影した。
【08時31分】
黒部ダムの反対側の入口。
【08時33分】
ここからケーブルカーに乗る。
【08時39分】
再びチケット購入。結局、扇沢から室堂往復で¥9,050掛かる(2016年8月11日現在)。
【08時54分】
ケーブルカーが来た。乗車時間は5分程度。
【09時34分】
次のロープウェイに乗る前に30分ほど待機してやっと乗れる。乗車時間は7分程度。
【09時36分】
ここを上がっていく。
【09時56分】
最後のトローリーバスのバスに乗車。乗車時間は10分程。
【10時04分】
途中でスレ違いのために停車した。そこが雄山の真下にあたるらしい。
【10時15分】
室堂に到着。ここで登山届を提出する。係の方が雄山の登りはかなりの渋滞があるよ、と言っていた。同じように剣岳を目指す人にはカニのタテバイ、ヨコバイはかなり渋滞するよ、と言っている。
登山届は出したものの、まだ建物の中だ。はて? どうやって、どこから外に出るんだ? とりあえず人の流れに乗ってみる。階段を上がると・・・
【10時19分】
・・・やっと外に出られた! 駐車場を出発してからおよそ3時間半・・・。遠いな〜。
【10時25分】
目の前に広がる風景。右寄りの凹んだ所が一ノ越で、真ん中の台形の所が立山三山だ。右から雄山、大汝山、富士ノ折立となり、ガッと下って緩やかに登ると真砂岳になっている。
とりあえず今日の目的地の雷鳥沢キャンプ場に向かう。
【10時28分】
みくりが池。正面の山の奥に剣岳がある。登る日はやってくるのだろうか???
【10時34分】
上の写真の左奥から反対を見ている。正面が立山三山。
【10時35分】
みくりが池温泉。翌日の立山三山の縦走後、体力が残っていたらここまで来ようと思っていけど、体力的にも時間的にも無理でした。
【10時39分】
地獄谷。正面の山は奥大日岳。
【10時43分】
ん? 池塘?
【10時44分】
「血の池」と呼んでいるらしい。確かに赤く見えなくもない・・・が、どちらかと言うと茶色だね。
【10時52分】
あっ! 雷鳥沢キャンプ場が見えてきた・・・、のはいいけど、まだかなり下らなくてはならない・・・。
【10時53分】
水場があると思ったら、火山ガス用??? なんだこれ?
【10時53分】
なるほど、そういうときに使うのか・・・。
【10時55分】
石の階段をずーっと下る。
【11時08分】
雷鳥沢キャンプ場到着。
【11時17分】
早速テント設営。受付後とりあえず潜り込んで休憩。
【12時08分】
今回のテント泊はベースキャンプ型なので、ちょっと贅沢にマットは2枚重ねで使用している。
【13時30分】
ちょっと遅めの昼食。
昼食後はiPhoneで音楽を聴きながら寝てしまったようだ・・・。
【16時02分】
夕食の準備。今回はアルファ米ではなくてコシヒカリの無洗米をメスティンで炊く。
【16時05分】
標高が高いので水の加減がよく分からん。なので、テキトー・・・に入れて30分ほど放置。
【16時36分】
初めチョロチョロ中パッパ・・・なんて面倒なことはしない。と言うか、バーナーがSOTOのウインドマスターだから弱火がイマイチ、なので中火で一気に沸騰させる。たまに蓋を開けて確認、適当なところで強火にして水気を一気に飛ばす。
【16時46分】
あとはひっくり返して保温バッグにて蒸らす。
【17時02分】
適当にやった割には上手く炊けた。でも、このままでは食べない。もう一手間かける。
【17時26分】
ご飯はチャーハンにした。左上のスープは、ご飯を炊いたメスティンでお湯を沸かし、コンソメ、もやし、ベーコン、春雨、乾燥キャベツ、乾燥オニオンをぶっっこんだもの。メスティンは簡単にご飯が炊けるから便利だけど、その後の片付けが面倒なので、このようにスープを作れば後片付けが楽になる。
【18時51分】
太陽が稜線の向こうに落ちた。とたんにテント内の温度が下がる。夏だからと薄手のシュラフにしたのは失敗だった。なんだかんだ言ってもここは標高二千メートルを越えた場所。舐めたらイカンですね。
明日は7時には出発したい。なので6時前に起床予定・・・。