『植村直己、挑戦を語る』 文藝春秋編を読んで

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冒険家、登山家はもちろん、女優、スポーツ選手、文化人と呼ばれる方々まで各方面で活躍する人たちとの対談集です。

ふと、もし、植村直己さんと野口健さんが対談を行ったらどんなことになるんだろう? と思ったんですが、この二人は似通っている分部と、全く正反対な部分があると思うのですが、逆にその部分がお互いを補完しあって意気投合なんてことになっちゃったりするんだろうか? う~ん、この対談は実現することはないだろうけど見て見たいね。

この対談集の中で特に面白かったのは文化人と呼ばれる人たちほど、植村直己という人物を型にはめたがる傾向があるように思えたところだ。植村直己曰く、
「自分にはコレしかない」
 とか
「自分からコレを取ったら何も残らない」
 というような事を何度も言っているのだが、文化人の方たちはその意味が分かっているのかいないのかかはわからないけど、とにかく植村直己という人物をなんらかの型にはめて自分の好奇心的な欲求を満たしているように思えてならないところがいくつも出てきた。まぁ、これも相手を理解しようと言う表れの一つかもしれないが、やっぱり、植村直己という人物は植村直己という形のままで理解するしかないような気がするのだが・・・。どうでしょう・・・?

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