長野県小諸市にある安藤百福センターで行われた「第一回 ロングトレイルシンポジウム」に参加しました。シンポジウムの他にも2日がかりで懇親会やトレイル体験などのプログラムもありましたが、取れる時間と体調を考えて今回はシンポジウムにだけ参加してきました。
第一回 ロングトレイルシンポジウム
【12時26分】
シンポジウムの開始が午後2時からなのでノンビリ出発して、横川のサービスエリア(下り)で鶏めし(¥900)を食べました。横川のサービスエリアといえば、峠の釜めしが有名ですが、この時は売り切れだったらしく行列が出来ていたのでパスしました。もちろん帰りにはちゃんと上りのサービスエリアで購入しました。
【12時26分】
これが中身。
【13時23分】
シンポジウムは安藤百福センターで行われましたが、車は近くの「あぐりの湯」に駐めます。山頂が白くなっている山が浅間山です。
ちょっと話が逸れますが、長野県小諸と言うと小山田いくの『すくらっぷ・ブック』を思い出します。もう30年位前の漫画ですが、未だに印象に強く残っています。漫画も持っているはずですが、何処にいってしまったのかはわかりません。ずーーーっと行きたい行きたいと思いつつ中々その機会が無く30年も経ってしまいまいましたが、やっと晴ボンやイチノがいたこの街に行くことが出来ました。ある意味今回のロングトレイルシンポジウムもここで行われていなければ行って無かったかも知れません・・・。
【13時26分】
この辺りはまだ黄葉が楽しめます。
【13時26分】
あぐりの湯からのんびり歩いても5分程度で安藤百福センターに到着。
【13時32分】
会場です。
【14時03分】
まずは、主催者の「NPO法人 アウトドアライフデザイン開発機構」会長 前田重節氏のお話し。
【14時09分】
続いて「公益財団法人 安藤スポーツ・食文化振興財団」理事長 安藤宏基氏のお話し。
【14時21分】
次に「長野県知事」 阿部守一氏のお話し。
【14時29分】
そして、記念講演の筑波大学名誉教授 市村操一氏のお話し。イギリスのロングトレイル事情や歴史などを話されました。
【15時12分】
次に「観光庁スポーツ観光推進室長」八木和広氏による『ロングトレイルへ期待するもの』として話されましたが、実際には外国人誘致の切り札のひとつとしてロングトレイルを考えているようです。最後には2020年の東京オリンピックの観光戦略なども聞くことが出来ました。
【16時00分】
そして、パネルディスカッション『注目されるロングトレイルの課題と未来』。
■パネリスト
日本山岳ガイド協会理事長 磯野剛太氏
信越トレイル事務局長 木村宏氏
高島トレイルクラブ会長 前川正彦氏
日本山岳会副会長 節田重節氏
スノーカントリートレイル 田中正人氏
■コーディネーター
日本ロングトレイル協議会代表委員 中村達氏
本題に入る前に本年4月に亡くなられた加藤則芳さんについて、本来ならばここに出席しているはずだったけど・・・という前置きで紹介されました。もちろん本人の出席は無理ですが、奥様が出席されていいて、ご挨拶をされていました。日本のロングトレイルの父として加藤さんの名前は語り継いでいって貰いたいですね。自分もロングトレイル好きになった一番の理由は加藤さんに合ってお話しを伺ったことだったので、そのことを胸にこれからもロングトレイルを楽しんで行きたいと思います。
そして、本題に・・・。基本的には現状のロングトレイルの課題と未来と言うことです。昨年に暮れに日経トレンディで発表された2013年のヒットランキング予想の1位に選ばれた「日本式ロングトレイル」で一気に注目を浴びたけど、実際には日本のロングトレイルはまだまだ誕生したばかりなので課題は山積みだと言うこと、そして、今回のディスカッションで結構な時間を割かれた問題で現地にどれだけお金が落ちるかということを熱心に話されていました。日本のロングトレイルが根付くまでにはまだまだ時間がかかりそうですね・・・。
また、今回は関係者が多く参加されていて、上記の他にも「八ヶ岳山麓スーパートレイル」「霧が峰・美ヶ原中央分水嶺トレイル」「国東半島峯道ロングトレイル」の関係者の方も参加されていて、それぞれの現状やこれからの課題なども話されていました。それと、トレランとの共存などもチラホラと・・・。
基本的にはロングトレイルを作る側の意見がたくさん聞けたのは面白かったです。と同時に歩く側の意見は皆無だったのはちょっと残念だったかも・・・。まぁ、実際にはそのような意見をたくさん聞きながらトレイルを作っているんだと思いますが・・・。
【17時41分】
ほぼ時間通りに終了して、外に出たら小諸の街はすでに真っ暗でした。周りが山に囲まれた土地ですが、空が広くきれいな星々が瞬いていました。