なんで、新サイトをオープンしてアウトドア装備の第一回目が熊鈴なんだというツッコミは置いておいて、あくまで旧サイトの続きという感じで書いていきたいと思います。
普段は、はたしてこの熊鈴と呼ばれるものが、クマを寄せ付けない効果があるかどうかは検証する術がないので目を瞑るとして、あくまでわずかでも効果があるかもしれないという希望的観測でザックにぶら下げています。ただし、人が多くいる登山道ではクマとばったり合う確率は激減するので、ザックの中にしまっているんですが、状況的に一時的に鳴らしたい場合や、逆に一時的に鳴らしたくない場合などは、ザックの中に入れたり出したりしていますが、日帰りの軽いザックならそれもあまり苦にもならないでしょうが、縦走時など重いザックを背負っている時は、そんなにザックを下ろせないので、仕方なくそのままなんてことも過去には数知れずあったりします。まぁ、ちょっとした工夫でザックを降ろさなくても鈴を鳴らしたり止めたりすることは可能なんですが・・・。それ以前に消音機能の付いている熊鈴もあって簡単(じゃないのもありますが)に音を消したり鳴らしたり出来るものもあります。今回紹介する熊鈴もその消音機能が付いています。が、この鈴の目玉はそれだけでなく、通常はベル本体がどこかに接触しているとキレイに音はなりませんが、この鈴はザックのどこに付けても、つまり本体がどこに接触していようとも音が切れることはありません。以下で詳しく見て行きましょう。
森の鈴 TB-KC1
一見して、通常の熊鈴と違うのは、ベル本体が見えません。外側が白いプラスティック製のカバーに覆われています。これは消音用のカバーと言うわけではなく、このカバーがどこに接触していても音が消えない機能の要となります。このカバーに覆われているおかげでベル本体がどこにも接触する事無く、音が消えることが無くなるという訳です。
ちょっと見づらいですが、ベルを下から見たところです。外側の白いカバーと実際に振動して音が鳴るベルの部分が中に浮いている状態になっています。このおかげでザックの何処にぶら下げていても音が切れることが無いという訳です。
私の場合はザックの横に付けています。手が届く所にぶら下げてることによって、歩行中でもマメに音を鳴らしたり止めたりすることができるからです。
【音が鳴る】
消音機能は単純にザックにぶら下げた状態で、ベルの下部を引っ張るだけです。下の写真と比べて丸いリングのすぐ下の黒いパーツが出ているかいないかの違いがわかると思います。これはベルを下に引く度に切り替わります。この写真の引っ込んだ状態が音が鳴る状態です。
【音が鳴らない】
逆に黒いパーツが飛び出ていると音はなりません。
使いやすさは文句の付けようが無いんですが、不満が無いわけではありません。まず、ベル本体が大きくないので、それほど大きな音は鳴りません。付属のカラビナもすぐに壊れそうなので、別のものに取り替えました。そして、とても高価です。私もたまたま期限の切れそうなクーポン券があったので無理やり購入出来ましたが、定価だったら購入して無かったでしょう・・・。