信越トレイル縦走記【4日目】

広告

いなかた

このページをスマートフォンで閲覧するときは、横向きにすると(ちょっとだけ)見やすくなりますよ。

信越トレイル4日目。4時起床。うっ、雨の音がする・・・。せっかく装備を乾かしたのに(完全には乾いてないけど)・・・。テンションだだ下がりで出発の準備をする。

今日はコースタイムで約10時間。でもやはり足の具合を考慮してプラス1時間で約11時間、5時に出発するとして、今日のゴールの野々海高原キャンプ場には午後4時頃になる・・・予定。水は公式の水場が無いうえに、今夜の宿泊予定地の野々海高原キャンプ場の水場が壊れていて沢の水(涸れることもあるらしい)を浄水して使わなくてなならないので念のため4.0L担いだ。

目次

山行データ

スクロールできます
山行日2012年08月12日(日)〜2012年08月16日(木)
コース縦走1日目:まだらお高原山の家〜斑尾山〜大明神岳〜斑尾山(スタート)〜万坂峠〜袴岳〜赤池
縦走2日目:赤池〜沼の原湿原〜希望湖〜毛無山〜涌井新地〜涌井〜富倉峠〜ソブの池〜黒岩山〜桂池
縦走3日目:桂池〜仏ヶ峰登山口〜仏ヶ峰〜小沢峠〜鍋倉山〜久々野峠〜黒倉山〜筒方峠〜関田峠〜光が原キャンプ場
縦走4日目:光が原キャンプ場〜梨平峠〜牧峠〜花立山〜宇津ノ俣峠〜伏野峠〜須川峠〜野々海峠〜野々海高原キャンプ場
縦走5日目:野々海高原キャンプ場〜深坂峠〜三方岳〜天水山(ゴール)〜松之山口
山 名斑尾山(1382m)
大明神岳(1350m)
袴岳(1135m)
毛無山(1022m)
黒岩山(938m)
仏ヶ峰(1146m)
鍋倉山(1288m)
黒倉山(1242m)
花立山(1069m)
三方岳(1138m)
百里ヶ岳(931m)
タ グ
山 域北アルプスエリア
累積標高縦走1日目:(+)1,009m (-)1,084m
縦走2日目:(+)1,184m (-)1,275m
縦走3日目:(+)1,219m (-)1,061m
縦走4日目:(+)1,540m (-)1,465m
縦走5日目:(+)365m (-)534m
歩行距離縦走1日目:14.989km
縦走2日目:22.225km
縦走3日目:15.300km
縦走4日目:19.059km
縦走5日目:5.736km
所要時間縦走1日目:06時間48分
縦走2日目:09時間19分
縦走3日目:09時間07分
縦走4日目:12時間11分
縦走5日目:03時間13分
関連記事信越トレイル縦走記【1日目】
信越トレイル縦走記【2日目】
信越トレイル縦走記【3日目】
信越トレイル縦走記【4日目】
信越トレイル縦走記【5日目】
信越トレイル縦走記【準備編】
信越トレイル縦走記【装備編】

【縦走記4日目】2012年08月15日(水)

棒ラーメン
【04時25分】
いい加減飽きた棒ラーメンに変化をつけるために、パスタにかけるペペロンチーノの元を入れてみた・・・。うっ、失敗だった。ニンニクの臭いがキツすぎる・・・。ラーメンにニンニクは問題ない(個人的にはむしろ好き)し、疲れた身体にもニンニクは良さそうだけど、棒ラーメンが豚骨系だったこともあるのか、最悪の味になってしまった・・・。かといって一度作ってしまったものを放棄するわけにもいかず、30分以上かけて胃に放り込んだ。

 

朝から最悪の気分のまま出発の準備をする。足の裏にもしっかりテーピングする。今日さえ乗り切れば明日一日は這ってでもゴール出来る。

バンガロー内からは外が見えない(窓はあるけど位置が高いうえに曇りガラスなので外は見えない)。でも、雨の音がするので、今日もレインウェア&ザックカバーが必要なのか? どの程度の雨が降っているのか? とりあえず、扉を開けて外を確認する・・・

天気
【05時22分】
・・・あれ? 雨なんて降ってないじゃん。いや、それどころか申し分の無い天気じゃん。バンガロー内で聞いた音は何だったんだろう??? と思ったら風が強くて、周りの木々の葉が擦れる音が雨にそっくりだった。ってことみたい。とりあえず、雨の心配はなさそうなので、出発の準備を急ぐ(すでに出発予定の時間を大幅に過ぎてしまった)。
新潟県方面
【05時33分】
出発前にバンガローの鍵を返却するために、一度受付に行かなくてなならない。昨日受付の時に鍵はどうすれば? と聞いたら、建物自体の正面の扉は24時間空いているので、受付が開いていない場合は受付のカウンターに置いておけばいいらしい。受付にやはり閉まっていたのでカウンターに鍵を置いて、トイレを済ませている間に受付は開いていた。管理人もすでにいたので挨拶をして建物を出た。

 

建物の脇からは新潟県方面が一望出来る。日本海が意外に近いことにビックリ。こんなところまで歩いてきちゃったんだな・・・。

スタート
【05時42分】
水を補給して一度バンガローまで戻る。扉の鍵は閉まっているけど、荷物を前にデポしておいたので、それをピックアップしてスタートだ。
水場
【05時43分】
これが水場。普通のキャンプ場にある水場ですね。ここで調理も行えます。
テント場
【05時44分】
そういえばテント場がどこなのか確認してなかった。このクルマの置いてある奥にテントが数張り見えたのでここがテント場なのか? でもこの施設の中には他にもテントが張れそうな場所があるみただけど・・・。
トイレ
【05時44分】
トイレ。受付のある建物内にも水洗のきれいなトイレはありますが、ここもきれいなトイレです。
44分遅れでのスタート
【05時44分】
さぁ、出発予定より、44分遅れでのスタートです。明るいうちには今日のゴールの野々海高原キャンプ場に着きたい。

 

信越トレイルの分岐まで0.9kmと書かれている。でも信越トレイルの分岐点からここまでは1.5kmと書かれている。さて、どちらが正解? 仮に信越トレイルの分岐点から受付のある建物までが1.5kmとするなら、ここから受付のある建物まで600mってことになるけど、そんなには無い、と思う。はて? 真相は?

一番トレイル
【05時58分】
まずは、信越トレイルまで戻らなくてはならない。今回4泊した中ではここが一番トレイルから離れている。
好い天気だね
【06時04分】
好い天気だね〜。
信越トレイルまであと600m
【06時04分】
信越トレイルまであと600m。でも、(関田峠)ともある。関田峠からここへの分岐点まではかなりの距離があったので、この数字どう読んでいいのかわからない。
水平
【06時07分】
道が水平になったら分岐点まであと少し。
分岐点
【06時10分】
分岐点。右が関田峠で昨日はこっちから来た。なので、今日は左に曲がる。
梨平峠(なしだいらとうげ)まで1.1km
【06時10分】
次の梨平峠(なしだいらとうげ)まで1.1km。
なだらかな道
【06時15分】
梨平峠まではわりとなだらかな道を進む。

 

昨日もそうでしたが、出発から2時間くらいは足の裏の調子は良い。なので、この2時間でどこまで距離を稼げるかが重要なんだけど・・・

歩きづらい
【06時24分】
・・・でもこの辺りは、倒木がいっぱいで歩きづらい。全トレイル中でもこの辺りが一番倒木、または道を横切るような木等が多かったような気がする。
いいね〜
【06時37分】
いいね〜。
目の前が開けた
【06時38分】
あっ、目の前が開けた。
梨平峠
【06時39分】
ここが梨平峠。出発から約1時間で2.0kmほど進んだことになる。あまりいいペースとは言えないけど、状況を考えるとそう悪くもないペースだ。次の牧峠(まきとうげ)までは2.8km。1時間半弱・・・おそらく1時間20分程度かかると思われる。ガイドブックによると梨平峠から牧峠までは1時間10分とあるので、まぁ、こんなもんでしょう。
ツライ
【06時40分】
足の裏の痛みと肩の痛み(ウェストベルトが破損しているので肩にかなりの重量がかかっている)でツライと言えばツライけど、トレイルは素晴らしいので時々はその痛みを忘れることが出来る(ただし、前半だけだったけど)・・・。
ホウノキの実
【06時46分】
ホウノキの実? つぼみ? 普段は高いところにあって見ることは出来ないけど、この辺りでは低いところでも見ることが出来た。
牧峠まで2.1km
【06時57分】
牧峠まで2.1km。
牧ノ小池
【07時28分】
牧ノ小池。
コバノフユイチゴ
【07時45分】
コバノフユイチゴと言うらしい。トレイル上の所々にあった。食べれるの?
新潟県側の展望
【07時46分】
新潟県側の展望。今日は天気がいいのでよく見える。
あれが花立山か
【07時51分】
おっ、あれが花立山か?
車道に出た
【07時55分】
車道に出た。
ここが牧峠
【07時55分】
ここが牧峠。
右側
【07時55分】
右側。
左側
【07時56分】
左側。
宇津ノ俣峠(うつのまたとうげ)まではあと3.4km
【07時56分】
右にちょっと歩いた所にルートが続いている。次の目的地の宇津ノ俣峠(うつのまたとうげ)まではあと3.4km。花立山山頂はその手前になるので、ちょうど一山超えることになる。
入山者カウンター
【08時01分】
ここにも入山者カウンター。
紅葉の季節
【08時05分】
紅葉の季節にも来てみたい。
トレイルを歩く
【08時10分】
気持ちのいいトレイルを歩く。
景色
【08時16分】
雨の日は雨の日の良さがあるけど、やっぱこういう景色がみたいよね・・・。
湿原?
【08時44分】
湿原?

 

花立山直下はアップダウン&急登が続く。

なんだこれ
【08時46分】
また、いた! なんだこれ?
ピークを超えて
【08時49分】
幾つかのだましピークを超えてやっと・・・
花立山山頂
【08時49分】
・・・花立山山頂。ここで10分ほど休憩。
出発
【08時59分】
出発。
宇津ノ俣峠峠まで700m
【09時24分】
宇津ノ俣峠峠まで700m。幾つかのアップダウンを繰り返し、最後の急斜面を下ると・・・
宇津ノ俣峠到着
【09時44分】
・・・宇津ノ俣峠到着。次の伏野峠(ぶすのとうげ)まで4.5km。しばらくはうんざりするような急登が続く。
池
【10時29分】
池があった。
幻の池
【10時31分】
ここが幻の池。なぜ? 幻?
ゆるやかなトレイルが続く
【10時47分】
しばらくは倒木はあるものの、比較的ゆるやかなトレイルが続く。
伏野峠まで1.7km
【11時01分】
伏野峠まで1.7km。
行く手を阻むブナの木
【11時14分】
行く手を阻むブナの木。リズムよく歩いていると足の裏の痛みは麻痺しているのか、ほとんど痛みは無いけど、倒木やこういった歩くリズムが狂うようなところは痛みが増す
伏野峠到着
【12時11分】
急な下りをひとしきり下りきると、伏野峠到着。
左側
【12時12分】
左側。
右側
【12時12分】
右側。
須川峠(すがわとうげ)であと1.8km
【12時12分】
出てきた所のほとんど真正面にルートが続いている。次の目標は須川峠(すがわとうげ)であと1.8km。

 

ここで、タクシー会社に翌日のゴール後に駅まで送迎してもらう予約の電話を入れる。昨日バンガローの中から電話しようと思ったけど圏外だったので、どこか電波のある所で・・・と思っていたけど、ここに来るまですっかり忘れていて慌てて携帯を取り出したら電波があったので、とりあえず予約。8時20分に松之山口に迎えにきてもらうことにした。(今回のトレイルでの歩き以外の交通機関に関しては【準備編】で詳しく書きます)

急登の連続
【12時27分】
再び急登の連続になる。
菱ヶ岳
【12時40分】
右側に見える変な形の山が菱ヶ岳というらしい。
?
【12時50分】
・・・?
ロープ場
【12時51分】
信越トレイルでは珍しいロープ場。自分が確認できたのは3ヶ所で取り立てて危険な所はなかった。
よじ登る
【12時56分】
よじ登る。
丁字路
【13時22分】
丁字路に出た。
須川峠
【13時23分】
ここが須川峠。次の目標は野々海峠(ののみとうげ)、あと4.8km。うへ〜・・・まだ遠いな・・・。2時間30分くらいかかりそうだ・・・。
ナナカマド
【13時34分】
ナナカマドが紅く色づき始めてた。
分岐
【13時36分】
分岐。ここを右に曲がる。野々海峠まであと4.2km
ロープ場
【13時37分】
ロープ場。2ヶ所目。ここも危険はなし。
野々海峠まであと3.7km
【14時02分】
小さいけど急なアップダウンを繰り返しながら、野々海峠まであと3.7km
ロープ場
【14時03分】
今度のロープ場は下り。これで3ヶ所目。
ルート
【14時15分】
こんなルートばかりだったら良かったのに・・・。
三角屋根
【14時32分】
山の中に三角屋根が・・・。

 

下りきったところで一人のハイカーが休んでいた。その人もスルーハイカーで昨日はグリーンパル光原荘で宿泊していたらしい、でも、昨日は雨だったので一日停滞していたらしい・・・。う〜む、賢明な判断だと思う・・・。

結構キツイ
【14時57分】
下りきったという事は再び登りが始まる。これがまっすぐな急登なので結構キツイ。
分岐
【15時03分】
登り切ったらまた分岐。この先で休憩していたらさっき追い越したハイカーに追い越された。
野々海峠まであと1.7km
【15時03分】
野々海峠まであと1.7km。
西マド湿原
【15時23分】
ここが西マド湿原。野々海峠まであと少し。
ブナの巨木帯
【15時41分】
ブナの巨木帯を抜けると・・・
野々海峠
【15時51分】
・・・野々海峠。
真正面にトレイル
【15時52分】
車道を渡って真正面にトレイルは続いている。今日の宿泊予定地は野々海キャンプ場なので、ここを右に・・・と言うわけには行かない。深坂峠(みさかとうげ)から野々海キャンプ場へ向かう方が翌日が楽になる。もちろん、ここを右に行ってもOKだけど、明日再びここまで戻ってこなくてはメインルートに空白ができてしまうので、今日のうちに頑張って深坂峠まで行っておきたい。それに、すでに8時20分にタクシーの予約をいれてあるので、明日は余計なルートは歩いている暇はない。
もう一歩き
【15時52分】
さぁ、もう一歩き!
この先に長野県の最北端
【15時55分】
この先に長野県の最北端があるらしい・・・。
ブナの巨木
【16時02分】
所々にブナの巨木がある。
開けた所
【16時18分】
開けた所に出た。
長野県最北端
【16時18分】
どうやらここが長野県最北端の地らしい・・・けど、何の標識も無い。
最北端
【16時18分】
これは境界杭なのか? だったらここが怪しい。 それにしてもこんなところに最北端があるなんて長野県民のほとんどが知らないんじゃないのか? そういえば、自分も神奈川県の最北端なんて知らないなぁ・・・。
後にする
【16時19分】
長野県最北端の地を後にする。
歩くリズムが狂う
【16時34分】
うっ、また歩くリズムが狂う・・・。木をまたぐなんて、今は生爪を剥がされるようなもの・・・。でもあとちょっとでゴールだ! ガンバ!
水芭蕉
【16時56分】
水芭蕉?
分岐
【17時01分】
分岐に出た。
右の行くと野々海キャンプ場
【17時01分】
右の行くと野々海キャンプ場。
左に行くと深坂峠
【17時01分】
左に行くと深坂峠。

 

ここで声を大にして言いますが、ここで間違っても右に行かないようにしましょう。左に行って深坂峠に出てから野々海キャンプ場に向かうことを強く強くおすすめします。その方が今も楽ですし、明日も楽になります。そのためにメインルートが途切れることもありません。ガイドブック【改訂版】にはここを右に行くようなラインが引かれていますが、ここを右に行くメリットはほとんどありません。

軽い藪こぎ状態
【17時03分】
結局、私は知らなかったので右に曲がってしまいました。歩く人がほとんどいないんでしょう。軽い藪こぎ状態です。本当にこのルートでいいのかよ! と思いつつ歩いていると・・・
車道に出た
【17時05分】
・・・車道に出た。キャンプ場は右に向かう。左に100m程度で深坂峠。先に深坂峠に出てこの車道を歩いてきた方が楽です。それとも、今歩いてきたルートが深坂峠への旧道なんでしょうか??? だったら歩く価値は少しはあると思うんですが・・・。
右側に
【17時07分】
車道を歩くこと数分。右側に・・・
テントサイトへの指標
【17時07分】
・・・テントサイトへの指標があります。
水を補給
【17時12分】
途中の沢。ここで水を補給する(キャンプ場の水場が壊れている事を事前に調べていた)。結局この日は気温も高く、スタート時に持っていた水4.0Lはほとんど無くなっていた。なので、再び4.0L補給する必要がある。
およそ30分ほどかけて水4.0L確保
【17時39分】
およそ30分ほどかけて水4.0L確保。
一歩で渡れるくらい細い沢
【17時41分】
手前に沢があるのが見えますか? 一歩で渡れるくらい細い沢です。ここが涸れたらもう一ヶ所の沢(こっちは確認していません)があるらしいのでそこで確保する必要があります。そこが涸れたら・・・。
湿原
【17時42分】
湿原です。木道伝いに向こう側に向かいます。
右にまがって
【17時45分】
湿原を渡り切ると、右にまがって・・・
湿原を横目で見つつ
【17時45分】
・・・チラッと湿原を横目で見つつ・・・
湿原の脇の細い道
【17時46分】
湿原の脇の細い道を進むと・・・
野々海キャンプ場
【17時47分】
・・・野々海キャンプ場です。
テントサイトの説明
【17時47分】
テントサイトの説明があります。
水場の説明
【17時48分】
水場の説明もあります。正規の水場が早く直って欲しいですね・・・。
草がボーボー
【17時51分】
すでに2張りのテントがあった。もう、6時だもんね・・・。結局今日は12時間も歩いちゃった・・・。

 

このキャンプ場。枠でテントサイトが区切られていているおかげで無意味に横にピッタリくっついて他のテントが設営出来ないようになっているけど、手入れがされていないので、草がボーボーだったりします。

床面が波々
【18時00分】
しかたないので、軽く足で草を倒してその上にテントを建てる・・・。床面が波々になっているけど、気にしない。それより、昨日の朝、ビショビショのままスタッフバッグに詰め込んだせいでテントは内側もビショビショになっています。なので、しばらくはフライを開けて中に風を入れます。このテントは前と後ろに出入口があって、全面がメッシュになっているんので、30分程度でほとんど乾いてしまった。
今日は疲れた
【18時29分】
さすがに今日は疲れた。食事もガッツリ・・・といきたいところだけど、もうアルファ米も棒ラーメンも見るのも嫌なので、今日の夕食は予備日用に持ってきていたパスタと何で持ってきたか分からない味噌汁という変な組み合わせになってしまった。でも、この味噌汁が今回のトレイルの全食事の中で一番美味しかったのは意外だった。あとは行動食用のビーフジャーキーとミックスナッツで食事を済ませた。もちろんワインも最後の一杯を頂きました。

結局、この日は思いの外長丁場になってしまった。行動時間も10時間の予定が2時間もオーバーしちゃった・・・。でも無事に到着出来たからOKとしよう。終わったことは気にしない・・・。

いよいよ、明日は最終日。行動時間はコースタイムで3時間程度。この程度ならば足の裏が悲鳴を上げる前にはゴール出来そうだ・・・。タクシーとの待ち合わせが8時20分。余裕を見て8時には松之山口に到着をしていたい。ということは逆算して5時には出発する必要がある。今回の経験から朝は起きてから出発するまでに約1時間30分かかっている。という事は3時30分に起きれば大丈夫・・・。だけどちょっと心配なので3時にアラームをセットした。昨日も一昨日も午後8時前には寝る体制に入っていたけど、結局寝たのは12時前後になっていたので、寝る体制に入るのが早すぎるんじゃないかと思い今日は9時過ぎまで地図やガイドブックを見て過ごした。結局この日、寝る体制に入ったのは10時少し前。これですんなり眠れるだろうと思ったら、最後に時計を見たのは午前1時30分・・・。明日は起きれるのか? オレ?

ルート図

ルート図

ルート断面図

ルート断面図

ルート鳥瞰図

ルート鳥瞰図

広告

  • URLをコピーしました!

コメント

コメント一覧 (4件)

  • わたしの今年の夏は、一泊二日の山行でも必ず雨にあたっています。

    長い行程では雨の歩行も致し方ないとしても、
    雨音で朝を迎えるなんてテンションが一気に下がりますね。
    行程の終盤、晴れていてよかったですね!
    『Sunshine on my shoulders makes me happy』

    ところで『なんだこれ?』が気になって仕方ないです。

    • どろろんmamaさん、こんにちわ〜

      雨は雨の日にしか出会えない景色があるので、決して嫌いじゃないんですが、
      その日のスタートとゴールの時だけは勘弁して欲しいですね・・・。
      それに特に今回はブナの林が多かったので、
      雨の中の幻想的なブナ林を見ることが出来たのは、
      それはそれでラッキーでした、でも、2日続かないで良かった・・・。

      > ところで『なんだこれ?』が気になって仕方ないです。

      私もです。他の山域では見たことないんですけどね・・・。
      生き物だとは思うんですけど・・・何者なんでしょう???

  • はじめまして。

    『なんだこれ?』は、交尾中のヤマナメクジです。
    ブナ林帯を通る信越トレイルではよく見かけますよ。

    雌雄同体なんですが、出会ったとき、どうやって雌雄役を決めるのでしょうかね?

    『水芭蕉?』ですが、サトイモ科のヒメカイウという貴重種です。
    以前は、この辺がヒメカイウの南限といわれていましたが、
    ほんの少し南の志賀高原でも見つかっているようです。

    • タムラさん、コメントありがとうございます。

      > 〜 交尾中のヤマナメクジです

      なるほど、見た目はナメクジだけど、あまりもデカイので別の生き物だと思っていました・・・。
      ブナ林はよく歩くけど、初めて見ました。丹沢にはいないのかな???

      > 〜 サトイモ科のヒメカイウという貴重種です。

      花(厳密に言うと違いますが)の形は似てるけど、葉っぱの形が違うので、何かな〜? と思っていましたけど、
      ヒメカイウって言うんですか・・・恥ずかしながら初めて聞きました・・・。
      それに貴重種なんですか? もっとじっくり見てくれば良かった・・・。

      まだまだ勉強不足でした。ありがとうございました。

目次