後編は三増(みませ)峠からスタートします。三増峠といえば歴史に詳しい人なら「三増峠の戦い」として武田信玄と北条氏との合戦を思い出す人もいるでしょう。現在もここの峠の南に古戦場跡して碑が建っています。いまでこそのどかな畑が広がっていますが、450年程前には数万の兵が戦っていたと思うと感慨深いものがあります。そして、もしかしたらここ、三増峠に武田信玄が立っていたかもしれないと思うと・・・。
山行データ
山行日 | 2017年01月28日(土) | ||
---|---|---|---|
コース | (スタート)小倉橋〜登山口〜小倉山〜三増峠〜雨乞山〜稲生の桜山〜登山口〜(ゴール) | ||
山 名 | 小倉山(327m) 雨乞山(429m) | タ グ | |
山 域 | 丹沢エリア | 累積標高 | (+)1,166m |
歩行距離 | 20.044km | 所要時間 | 06時間50分 |
関連記事 | 小倉山から三増峠へ(前編) 小倉山から三増峠へ(後編) |
山行記録
【11時17分】
・・・三増峠。
いまは林道が引かれて当時の様子はうかがい知ることは出来ませんね。
【11時17分】
せっかく歴史のある峠なんだから解説板くらいあってもよさそうだけど・・・。
【11時17分】
先程の三増アルプス入口を入ってくるとおそらくここから出てくると思うけど、この鉄パイプはなんだ? ちなみにこの鉄パイプを越えて下っていくと三増トンネルの南を経由して三増合戦場に行けます。
【11時18分】
こちらもロープが張られている。もひとつちなみにこのロープを越えて志田峠経由でも三増合戦場に行けます。
【11時18分】
こちらも通行止め。どうなってんだ? ここの三増峠から5つのルートが分かれているけど、そのうち4つが通行止めってこと???
【11時21分】
ちょっと悩んで、結局当初の予定通りのルートを進むことにした。ロープが張られているけど、通行止めと書かれているわけではないし、単に土の流出を防ぐためにここを登るな! っていう意味のロープだと認識した。なので脇から登った。
【11時26分】
最初はちょっとキツイ登りが続いたのでここからストックを使用する。
【11時32分】
緩やかになったかと思うと・・・
【11時33分】
・・・再び急になる・・・
【11時35分】
・・・なんてことを何度か繰り返し稜線に到着。一度稜線に登ってしまえば、あとは緩やかなアップダウンはあるけど、比較的歩きやすいルートが続く。
ここでふとおかしな事に気がつく。画面中央より少し左側にある三叉の木の中心部が光っている。なんだありゃ? 一瞬、竹取物語のかぐや姫誕生のシーンを思い出してしまった。ここで種明かしをしてしまっては夢を壊してしまうので、事の真相を知りたい方はご自分の目で確かめて下さい。まぁ、いつも光っているわけでないと思うけど・・・。
【11時43分】
ん? 分岐だ!
【11時44分】
ん〜・・・
【11時44分】
・・・色々書いてあるけどイマイチよく分からん・・・ん? 雨乞山とある。聞いたことがあるぞ! よし! 次の目標は雨乞山だ。
【11時47分】
あれ? また分岐だ。
【11時47分】
ん〜、色々書いてあってとくわからん。とりあえず、地形図を見て雨乞山と思われるピークを目指す。
【11時50分】
またまた分岐。って言ってもここは左はピークを踏んで直進はそのピークを巻いた道だと思う、なのでどちらに進んでも問題ないと思う。
【11時51分】
志田、と書かれた道標が転がっている。
【11時53分】
少し登った所がピークだけど、ここにも分岐がある。
【11時53分】
左に行くと志田峠・・・
【11時53分】
・・・右が雨乞山だ。西志田山とも言うらしい。この山の名前は聞いたことないなぁ。
上の写真と矢印が同じ方向を向いているのは、それぞれの木がルートを挟んで向かい合って立っているからです。
【12時00分】
あっ! ベンチがあった。今日のこのルートではファーストベンチです。時間的にもちょうどよいのでここで昼食にしようと思ったけど、・・・
【12時01分】
・・・雨乞山山頂まではあと400mなので、せっかくだから先に山頂に行くことにした。
【12時10分】
ユルユルとした斜面を進むこと10分・・・
【12時10分】
・・・雨乞山山頂到着。ここは展望もベンチも無し・・・。
【12時10分】
山頂標のすぐとなりに小さな鳥居があった。
【12時13分】
山頂にいても面白くないので、北にちょっと進んだところにあったベンチで・・・
【12時15分】
・・・昼食タイム!
【12時17分】
ベンチに座った展望はこんな感じ。日陰なのでちょっと寒い。
30分ほど昼食&休憩でゆっくりし、再スタート。
【12時40分】
あれ? 道が無くっている??? と思ったら・・・
【12時41分】
・・・左にほぼ直角に曲がるルートが続いていた。でも、地形図を見てもそんなに鋭角に曲がるようなところは無いぞ!
【12時48分】
とりあえず道なき道を直進してみたけど、どう考えてもこの先登山道が続いているようには見えないので、引き返し・・・
【12時50分】
・・・道標通りに進むことにした。
【12時56分】
急な下りだ。でも登山道は広いので、ジグザグ下る。
【12時59分】
あと1kmほどで何処かに出られそうだ。地図で明日原という場所は確認出来たど、西明日原ってどこだろう? まぁ、この辺りの車道はよく知っているでとりあえずそこまでいけばなんとかなるだろう???
【13時00分】
はいはい、また分岐ですね。直進が本ルートで、左に進むと・・・
【13時00分】
・・・稲生(いのう)の桜山というところに行けるらしい。ここも400mほどなので寄ってみることにした。
【13時04分】
途中分岐があるけど、どちらに進んでも同じところに出る。ちなみに私は下りは右のルートで登り返して来る時は左のルートを進んだ。
【13時07分】
おっ!!! 開けた所に出た。
【13時08分】
確かに展望は今日一だけど、ここが桜山? 山というより尾根の肩といったところだ。
【13時10分】
肩の突端近くに祠が見えたので近づいてみた。中を覗き込んでも文字らしいものは一切見えない。何だろう?ここは?
【13時13分】
桜が咲いているわけでもないので、さっさと撤収する。ここでも道が左右に分かれている。ここの左右の道は先程のそれぞれ左右の道につながっている。
【13時14分】
再び振り返ってみる。展望は良いのでもう少し暖かったら、ゴロンと転がって昼寝でもしたいところだ。機会があれば桜の季節に来てみたい。
【13時22分】
稜線に戻ってきた。
【13時22分】
根小屋、なる新しい地名が出てきた。でも、そこが何処なのか不明。
【13時22分】
ここにもベンチがあった。ここは日が当たっていて暖かそう・・・。
【13時33分】
少し進むと再びベンチ。ここのはテーブルも付いている。
【13時34分】
道標通りに進む。
【13時46分】
倒木? って思ったら・・・
【13時46分】
・・・ちょっと見にくいけど、木の先端が斜面の自然に空いた穴に突き刺さっている。どう考えても自然にこうなったとは考えづらい。ってことは誰かがわざと道を塞ぐつもりで穴に木を突き刺したってこと? なんでこんなことするんだろ? 本当に道を塞ぐつもりならちょっと中途半端過ぎるよな〜???
【13時47分】
謎の通せんぼを少し進むと、開けた所に出た。
【13時48分】
ここが登山口か?
【13時48分】
鳥居もある。
【13時50分】
開けた所から少し進むと車道が見えてくる。ここで登山道はお終い。
【13時50分】
あとはゴールの小倉橋までひたすら車道を歩く。ここは車でよく通る道だけど、まさかここに出るとは・・・。
【13時58分】
道なりに進み・・・
【14時01分】
・・・丁字路を右に曲がればあとは小倉橋まで一本道・・・。
【14時04分】
ちょっと間は歩道が無いので、車が通るとちょっとビビる。
【14時09分】
ふ〜、歩道が付いた。
【14時22分】
圏央道をくぐる。
【14時28分】
(津久井)城山の裏側の登山道はここの歩道橋を渡る。
【14時29分】
圏央道を作る時にてっきりこのルートは無くなると思ったけど、ちゃんと残してくれたようだ・・・。
【14時33分】
今日一日あの辺りの山の中をを歩いていたんだね・・・。
【14時40分】
おっ! 新旧の小倉橋が見えてきた。
【14時41分】
旧小倉橋の直前に左に曲がる。
【14時45分】
ぐるりと回り込むようにして今度は小倉橋の下を・・・
【14時45分】
・・・くぐる。
【14時46分】
くぐったらゴール!
今回はずっと気になっていた山を登れた喜びと同じくらい、まさか家の近所にこんなに面白い所があったことを知れた喜びが大きかった。ちゃんとした登山地図も無いので、コンパス&地形図を駆使する必要があるのも面白くさせる重要なファクターになっていると思う。唯一の不満は車を駐められる所から登山口までちょっと離れている(時間にして約30分)ことだけど、分岐もたくさんあったし、しばらくは楽しませてくれそうな予感がする・・・。