4回目のリハビリ登山です。
リハビリ登山を始めた時に、とりあえず大山(おおやま)に登ることがひとつの目標でした。この山を無理なく登れれば本格的に山登りが再開出来るんじゃね! と思っています。
この山は山登りを始めてから十数年は、初詣登山と称して、その年の最初に登る山でした。その他の季節も何度も登っていて、色々なルートで数十回は登っていると思います。間違いなくもっとも愛着のある山のひとつですね。
そんな思い入れのある山なので、今回のリハビリ登山のハイライトに設定しました。
はてさて、僕は本格的な山登りを再開できるのでしょうか?
山行データ
山行日 | 2024年05月25日(土) | ||
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コース | (スタート)ヤビツ峠~(イタツミ尾根)〜(丹沢)大山〜(イタツミ尾根)~春嶽山〜(イタツミ尾根)〜ヤビツ峠(ゴール) | ||
山 名 | (丹沢)大山(1252m) 春獄山(949m) | タ グ | |
山 域 | 丹沢エリア | 累積標高 | (+−)510m |
歩行距離 | 4.46km | 所要時間 | 2時間51分 |
マップ
山行記録
ヤビツ峠に車で来るのは2つのルートがあります。ひとつは秦野方面から蓑毛を経由して来るルート、そしてもうひとつは宮ヶ瀬湖から県道70線(秦野清川線)を通り札掛を経由して来るルートです。僕は自宅の位置的に後者の宮ヶ瀬湖ルートで来ることが多く、この日もこのルートで来ました。そこで、初めての経験をしました。このルートはもう何十回も通っているのに、逆に今までそのような経験をしなかったのが不思議なくらいの出来事でした。街中では特に珍しくはないんですけどね。
で結局、何があったかと言うと、前からサイレンを鳴らした救急車が来ました。宮ヶ瀬湖からヤビツ峠までの道ってかなり狭いんですよね。それでも、対向車とすれ違える場所はまぁまぁあるんですが、一部すれ違い困難な箇所があります。まさにその場所でした。このルート上で、最低最悪な場所で前方からサイレンを鳴らした救急車が来たんです。地形的にサイレンを鳴らしていても遠くまでは届かなかったんでしょうね。ほぼ目の前に来るまで気が付かったんです。小さい尾根を回り込んだ時に目の前に現れたときはビックリです。このルートは20年以上は通っていますが、初めてでした。
僕はビックリしたと同時に、反射的にギアをバックに入れて、細い道をバックしていました。右側は切り立った山、左側はガードレールはありますが崖になっています。どちら側にもぶつけたくはありません。慎重にかつ急いでバックすること100m強(道はかなり蛇行しています)、後続車が来ないことを祈りつつ、何とかすれ違える場所まできて、無事に救急車とすれ違うことが出来ました。
しばらくは心臓がバクバクしていました。この先で何かあったのだろうか? 救急車に乗っていた人は無事だったのだろうか? と思いつつ慎重に車を走らせました。すると、塩水橋の少し手間の青宇治橋付近でミニパトが停まっていたので、その辺りで何かあったようです。凹んだ車や倒れたバイクは見なかったので詳細は分かりません。救急車の中の方のご無事をお祈りします。
【9:07】ヤビツ峠
と言うことで、ヤビツ峠到着。一瞬、駐車場が一杯で停められないかと思ったけど、一番奥の1箇所だけ空いていました。ラッキー!
速攻で準備をして、気を取り直してのスタートです。
おっ! なんか階段がキレイになってる。
何かおしゃれな建物が・・・。まぁ、SNS等で存在は知っていたけど、実際に見るのは初めてですね。
【2006年6月10日撮影】
昔はこんなだったのにねー。
ヤビツ峠から少し進んだところにある山の神。いつものように軽く手を合わせます。そのおかげでしょうか? 今までこの山では怪我らしい怪我はしていません。ありがたや、ありがたや。
でも、ほとんどの人は気付かずに通り過ぎてしまうんですよねー。
表山道との合流地点の少し手前にあるビューポイント。表尾根方面を見ていますが、本来なら富士山が見えますが、この日は微妙に隠れていました。
【10:03】表参道合流
表参道との合流地点です。一挙に人が増えます。
ここまでくれば山頂まではあと10分です。あと、ひと踏ん張り!
最後の急登です。本来なら1番キツイところですが、普段山登りをしないような人も多く、ペースが落ちるので、逆に楽に登れます。中には無理に前の人を追い越そうとする人もいますが、非常に危険なので、ここまできたら無理をしないでゆっくり登りましょう。
【10:13】大山山頂
山頂到着!
今回は久しぶりな割に楽に登れた気がする。
それにしてもすごい人だ。この山は数十回は登っているけど、その中でも一二を争うくらいの人がいた。大山君、しばらく来ない間に人気者になっていたんだねー。
食事です。前回に引き続き「地球の歩き方」の台湾パージョンのカップ麺です。すっかりハマってしまいました。レギュラー化してくれないかな。
食事の時、ザックから水筒を出したとき、やたら白いツブツブが付いていた。黒い水筒だからなおらさ目立っていて、ビックリして原因を探ったら、ザックの内側のコーティングが剥がれ落ちたカスだった。
あ〜、このザック(Gregory ZULU 35L)もここまでか〜。結構気に入っていたんだけどなぁ。
考えてみたら買ってからもう8年も経つんだよなぁ。対応はゆっくり考えことにしよう。
食事を終え、山頂をグルリと一周してから下山を開始します。
この時、ふと右足の踵に痛みが・・・。この痛みはリハビリ登山を始めてからは初めての痛み。そもそも山に行けなくなった原因がまさにこの踵の痛みでした。
「うわ〜、せっかくここまで順調に回復していたのに・・・」
痛み自体は数分で消えたのですが、メンタルが・・・大きく削られました。
痛みが無くなったとは言え、踵にはまだ爆弾をかかえているようなもの。
慎重に下ってヤビツ峠への分岐。あと2km、爆発しないでくれよ。
まっすぐヤビツ峠に下るつもりだったけど、足の痛みも気にならなく、喉元過ぎれば熱さを忘れる、じゃないけど、寄り道したくなった。
【9:07】春嶽山(はるたけやま)山頂
イタツミ尾根を少し外れて 春嶽山 到着・・・。
ここでふと気づいたことがありました。この春嶽山、山っていうくらいなので、ある角度から見れば山に見える場所があるに違いない。
このブログの企画のひとつに「山のカタチ」というものがあります。〇〇山と謳っているけど全然山頂感の無い山ってありますよね。でも 山 っていうくらいなので、ある角度から見れば山に見える場所があるに違いない、だったらその場所を探してやろうう! という趣旨で今まで2つの山を調査(?)しました。もう少し調べてみますが、この山もその調査対象に加えてみようかな?
春嶽山の山頂は緑に囲まれていました。あまりにも緑過ぎて自分も緑になりそうです。
大山山頂にはあれだけ人がいたのにここはゼロです。しばらくボーっとしていましたが誰も来ませんでした。ルートから50m程度しか離れていないのにここに寄らないなんてモッタイナイ。
春嶽山からイタツミ尾根に戻るルートも緑だらけ、この日は気温が高かったけど、ここは涼しい風が吹いているので快適快適!
ヤビツ峠まであとわずか。今日もなんとか無事に下山出来ました。山の神に感謝です。
最後にちょっと寄りたい気持ちもあったけど、ここに寄るのは登山完全復活後に決めた。というか、下山しているときにそう考えた。なので、今は おあずけ です。
【11:54】ヤビツ峠
ゴール! お疲れ様でした。
リハビリ登山4回目でした。とりあえずコレでリハビリ登山は終了です。この4回の山行の調子で、本格的に山登りを再開するか判断しようと思っていましたが、本文中にもある通り、下山開始時に右足の踵に痛みがありました。痛み自体はすぐに退いたのですが、メンタル的に「う〜ん」となってしまいました。
結論としては、低山登山でもうしばらく様子を見ようと思います。なので登山の「準再開」って感じですかね。しばらくはあまり無理はしない範囲で山登りを楽しみたいと思います。
あ〜、いつになったらロングトレイルは再開出来るんだぁ〜!
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