当日の天気は微妙だったけど、とりあえず山に行ける準備だけして就寝。一度6時に目覚めるも微妙な天気のため、どうしようかと逡巡しているうちに二度寝Zzzz…。次に目覚めたのは7時30分。いつもの山登りならば、ほぼ諦めていた時間だけど、ここ最近、天気や仕事に祟られて思うように山登りが出来なかったので、当初予定していた蛭ヶ岳は無理としても大山ならなんとかなるだろうとヤビツ峠に向かう・・・。8時に家を出て、コンビニに寄って1時間チョットでヤビツ峠到着。直前にバスが到着していたらしく、たくさんの人がいた。ここに到着する前にも表尾根に向かうたくさんの人とすれ違った。こんな天気なのに物好きだな〜、と自分の事を棚に上げつつ出発の準備をする・・・。
山行データ
山行日 | 2015年06月06日(土) | ||
---|---|---|---|
コース | (スタート)ヤビツ峠~(イタツミ尾根)〜(丹沢)大山〜(イタツミ尾根)~春岳山〜未知のバリエーションルート〜ヤビツ峠(ゴール) | ||
山 名 | (丹沢)大山(1252m) 春獄山(949m) | タ グ | |
山 域 | 丹沢エリア | 累積標高 | (+)700m |
歩行距離 | 7.050km | 所要時間 | 04時間06分 |
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山行記録
【09時26分】
と言うわけで、記録的に遅い出発になりましたが、まぁ、頂上までは1時間チョットなので、久しぶりの山登りを楽しみましょう・・・。と思っていたら再びバスが到着した。満車というわけでは無かったので、恐らくさっき着いたバスの臨時便でしょう。それにしてもスゲ〜人気だね・・・。
【09時26分】
大山山頂までは2.3km。コースタイムでは1時間10分。
【09時26分】
さぁ〜、登るぞ〜。
【09時32分】
いつも思うんだけど、ヤビツ峠にはたくさんの人がいるのに登山道に入るとほとんど人がいないのは何故? みんな表尾根に向かうのか? だったら、バスはヤビツ峠までじゃなくて(今は無き)富士見山荘辺りまで行けばいいのに・・・。
【09時35分】
マムシグサ・・・
【09時35分】
・・・この茎の模様が名前の由来と言われている。
【09時38分】
晴れていれば大島まで見えるのに・・・。
【09時39分】
いつもの山の神。今日は珍しく100円玉が供えられていた。誰が回収しているんだろう???
【09時41分】
最初の休憩ポイント。
【09時41分】
山頂まで1.9km。
【09時50分】
イタツミ尾根唯一のクサリ場。
【09時55分】
クサリ場を過ぎるとすぐに春岳山への分岐がある。
【10時24分】
春岳山への分岐から30分ほどで土嚢が敷き詰められたところに到着。振り向くとそこは・・・
【10時24分】
・・・富士山の絶景ポイント・・・なんだけど・・・真っ白・・・。
【1月2日撮影】
晴れていればこんな感じに富士山が見える・・・。
実は撮影した時は気が付かなかったんですが、上の土嚢が敷き詰められている写真の中央奥の登山道上に体長60〜70cmほどの子鹿が亡くなっていました。富士山も見えなくて先を急ごうと進んだ時に気がついて、心の中で南無阿弥陀仏を唱えました・・・。これには続きの話がありますが、それは下山時に・・・。
【10時25分】
表尾根に合流。
【10時25分】
あと200m。
【10時34分】
山頂到着! ほぼコースタイム通り。
大山山頂! – Spherical Image – RICOH THETA
【10時36分】
山頂東側の展望。
【1月2日撮影】
晴れていれば関東平野を一望でき、筑波山も見えます。
【10時42分】
今日のお昼・・・。
【11時04分】
食後のおやつ。
自分的にはずいぶんとのんびりした昼食タイムでした。
【11時18分】
今日の目的のひとつは山頂付近の地形の調査でした。東側の斜面に道? と思いましたが、どうやら斜面が崩れるのを押さえているようですね。すぐ下にも同じようなものがありました。
【11時20分】
こっちは西側の展望・・・。どこまでも真っ白です。晴れていれば・・・
【1月2日撮影】
・・・こんな景色が見られます。富士山の右奥には南アルプスが見えます。
【11時25分】
結局山頂で小1時間ブラブラして下山します。下りは地面が濡れていて滑りやすいのでストックを出します。
【11時27分】
さぁ、下るよ〜。
【11時28分】
当初はコンピラ尾根で下ろうかと思っていた(12号鉄塔経由で春岳山の予定だった)けど、コンピラ尾根の取付きはアザミの群生地なので、葉っぱがチクチクするので却下。普通にイタツミ尾根で下ります。
【11時30分】
昔は御中道があったと思われるところは、今はモノレールと小屋があります。
【11時30分】
いつの時代のだ???
【11時32分】
ヤマツツジがかろうじて残っています。
【11時38分】
登山道を少し離れた所に怪しい石が・・・。初めは偶然に四角く割れた石かと思ったけど・・・よく見ると・・・
【11時38分】
・・・何か字が掘ってある。う〜ん、微妙に読めそうで読めない・・・。昔の丁目石だろうか?
【11時39分】
イタツミ尾根の分岐です。
【11時40分】
ヤビツ峠まで2.1km。
分岐してすぐのところにあった子鹿の遺体は無くなっていました。誰かが登山道上から動かしたのだと思います。
【11時41分】
ちょうど子鹿の遺体があった所で何かの視線を感じて、ふと斜面を見上げると、じっとこちらを見て佇んでいる鹿がいました。中央にいるんですが分かりづらいですね・・・。
【11時41分】
少し回りこんでみました。鹿はぴくりとも動かないので初めは剥製でも置いてあるのかと思いましたが、自分が動くと首だけ動かしてじっとこちらを見ています。恐らく先ほどの子鹿のお母さんですね。もしかすると登りの時もここにじっと佇んでいたのかもしれません。
【12時03分】
なんともいたたまれない気持ちを引きずりながら春岳山への分岐まできました。
【12時05分】
グルグルの木。
【12時05分】
分岐から1〜2分ほどで・・・
【12時05分】
・・・春岳山!
【12時09分】
最後のエネルギー補給。
【12時10分】
春岳山の北側の少し下った所に大型の動物が通ったような獣道が見える。
【12時11分】
ミズナラ(ドングリの木でお馴染みのコナラの高山種)の葉っぱ。ヤビツ峠付近だとまだコナラだけど、標高950mのここではミズナラが見られる。
【12時11分】
5分ほど山頂をブラブラして、バリエーションルートにて下山開始。
【12時14分】
このルートは以前にも一度通っている。以前は11号鉄塔経由で下っているけど、今回はもう少し東側のルートで下ろうと思っている。
【12時16分】
分かりづらいけど、メインの稜線は左に緩やかに曲がっている。11号鉄塔に向かうにはここを右に下って小さい尾根を進む。
【12時17分】
今回はメインの稜線を進む。11号鉄塔経由でヤビツに向かうルートは何人かの方のブログで紹介されているけど、今回進もうと思っているルートのブログは見たことは無い。そもそもこの先にルートが続いているのはすらわかっていない。さてさて、どうなるでしょう。
【12時19分】
しばらく進むと開けた所に出た。踏み跡も無ければマーカーも無し。頼りは感のみ(←もちろん冗談です)・・・。
【12時21分】
まずは、開けたところから西よりのルートを進む。方向からいうとこの方角がヤビツ峠から門戸口に向かうルートへの最短ルートだと思われる。
少し下ったらそこから先はかなり急になっている。さらにその先はもっと急になっているように見える。もし、このルートが繋がっていると保証があったのなら、下れないほどの急斜面ではないから無理してでも下っていたと思うけど、前述の通り、このルートの山行記は見たことが無かったので、万が一を考えて登り返すことが出来る範囲で踏査する。と言うわけで、この西側ルートは一旦保留にして登り返すことにした。
【12時24分】
開けたところまで戻ってきた。
【12時24分】
もう一度辺りをよく見ると、踏跡のような獣道のようなものが確認出来た。方角的には少し南に寄った東方向になる。つまり先程とはほぼ180度反対方向ということになる。
【12時29分】
急だけど、比較的歩きやすい尾根が続く。
【12時32分】
尾根上にある大きな石から向こうは植林地帯になっている。
【12時33分】
かなり急な斜面だけど、下の方に谷底が見える。植林地帯なので人が入っているのは間違いない。絶対にどこかに繋がっているはず。
【12時37分】
急な斜面をおっかなびっくり大きく左右にルートを取って少しずつ下っていく。途中で右方向に歩きやすそうな尾根が見えた。トラバースしてあの尾根に取り付けなくもなかったけど、このまま下ることにした。
【12時38分】
!!!
【12時44分】
下ってきた所を見上げる。絶対に登り返したくない・・・。
【12時48分】
ふぅ〜、やっと谷底についた。通常このような場合は谷底に降りるのは御法度です。堰や滝で先に進めなくなる恐れがあるからです。今回は常に引き返せる範囲内で動いています。以前山中の遺跡の調査の時に散々未踏のルートを歩いた経験があるので、このような無茶が出来ます。一般の方は絶対に真似しないように・・・。
ここはヤビツ峠から門戸口に向かうルートを流れている沢の支流のかなり上流になると思われます。おそらく左側の斜面をずっと登って行くとイタツミ尾根に出ると思います。
【12時52分】
水の無い沢を下流に向かいます。このような大きな段差もあります。常にエスケープルートを意識して歩いています。
【12時53分】
おっ! 測量用の杭ですね。これを見るとチョット安心です。
【12時53分】
とは言うものの、ほとんど人が歩くことの無いルートなので、倒木や木の枝が行く手を阻みます。
【12時54分】
そのような場合は左右の斜面を登って高巻きします。
このような人工物があると安心ですね。
【13時00分】
沢の左側(左岸)はほぼ自然林ですが・・・
【13時00分】
・・・右側(右岸)は植林地です。最悪植林地に逃げ込めばなんとかなるでしょう・・・という考え方は危険です・・・。
【13時02分】
直進するのも左右高巻きするもの困難な場所もあります。
【13時04分】
緑のグラデーションが綺麗・・・。
【13時09分】
ここは一際ひどいな・・・。
【13時09分】
なるほど、斜面が崩れて木が谷底に堆積したわけか・・・。
【13時10分】
最大の難所を越えて、やっと歩きやすくなったと思ったら・・・
【13時14分】
・・・げっ! 堰がある・・・。
【13時14分】
下を覗きこんでみると高さは3〜4mはありそう。えいっ、って飛び降りれる高さじゃない。左右にハシゴのようなものも無いな・・・。
【13時15分】
よく見ると、左岸側の斜面を登れば堰の下に出れそうだ。
【13時17分】
崩れやすい斜面をよじ登って堰の向こう側に出たら、少し上に小さな尾根の稜線が見えた。斜面もそれほど急でもないので堰の下には向かわずに尾根の稜線に向かった。
【13時19分】
稜線の突端から下を見ると、少し下に見えるのは間違いなく旧道だ。
【13時19分】
谷から上に視線を動かかすと県道のガードレールが見える。間違いない、これで自分の位置がハッキリした。
【13時22分】
小さな尾根の突端から少し下ると、旧道に出た。
【13時22分】
この壁も見覚えがある。思っていたよりかなりヤビツ峠側に出た。
【13時24分】
急な斜面を手を使って登り降りしていたので手がドロドロになっていたのを沢の水で洗う。
【13時29分】
この階段を登ればゴールです。
【13時29分】
ヤビツ峠到着!
当初思っていたのよりはかなりハードな下りになったけど、それなりに楽しんで、こうして無事に下山できたのでヨシとしよう・・・。