このページをスマートフォンで閲覧するときは、横向きにすると(ちょっとだけ)見やすくなりますよ。
本当は大室山から加入道山のルートを考えていたんだけど、車を停める手頃な場所がなかったので、色々検討した結果今回の道志の湯の奥の駐車場から加入道山~畦ヶ丸のコースに落ち着いた。
恐らくここからが加入道山への最短ルートではないだろうか? でも、加入道山だけでは物足りなさそうなので、畦ヶ丸も絡めてみた。
山行データ
山行日 | 2006年04月15日(土) | ||
---|---|---|---|
コース | (スタート)道志の湯臨時駐車場~登山道入口~加入道山~白石峠~バン木ノ頭~モロクボ沢ノ頭~畦ヶ丸~モロクボ沢ノ頭~下降点~野外活動センター~道志の湯臨時駐車場(ゴール) | ||
山 名 | 加入道山(1418m) 畦ヶ丸(1293m) | タ グ | |
山 域 | 丹沢エリア | 累積標高 | (+)1,757m |
歩行距離 | 17.548km | 所要時間 | 07時間51分 |
関連記事 |
山行記
【08時40分】 | 道志の湯から少し入った所にある駐車場に停めた。 |
【08時40分】 | 駐車場からすぐの所に登山道入口がある。 |
【08時41分】 | 途中細かな分岐があるが、結局はすぐに元のルートと合流する。 |
【08時46分】 | ムーミンのニョロニョロがいっぱいいるような所を通り抜ける。(この白い筒状のものは、恐らく鹿から若木を守るための囲いではないだろうか?) |
【08時48分】 | ものすごくりっぱな鹿柵のゲートがあった。扉もバネが付いていて自動(!)で閉じるようになっている。 |
【08時52分】 | しばらく歩くともう一つのゲートを潜る。 |
【08時56分】 | きれいに踏跡の付いた分岐点があった。地図で確認してみてもここの分岐は出ていない。右側はほぼ水平に山腹を進んで行くように見え、左側は緩やかに尾根に向かっている。
ここでしっかりと地図で確認しておけばよかったのだが、ほぼ何の躊躇も無く左のルートを進んでしまった。 |
【09時00分】 | 何となく付けられた踏跡を辿って進む。 |
【09時09分】 | 10分程度で広い尾根に出た。 |
【09時26分】 | そこからさらに尾根伝いを進むと、15分程で笹の群生に行く手を阻まれた。無理をすれば通れるかな? というところもあったが、その先を見るとかなり尾根が細くなっているように見える。ここに来てやっとGPSと地形図で自分の位置を確認する。おっ! 本来のルートよりかなり北側を進んでいるようだ。しかも、5万分の1のルート図でルートを確認すると、正しいルートは尾根の上じゃなくて山腹を通っているように見える。あっ! さっきの分岐点は左じゃなくて右の進まなくてはならなかったのだ。
うわ~、また戻るのか? と思いつつ来た道を戻ろうと振り返ると、正しいルート方向(南側)は緩やかな斜面になっている。地形図を見るとたしかに緩やかな斜面になっているように見える。もし、途中で崖でもあっても引き返さなくてはならなくなっても、さほど急ではないので登り返してくるのもそんなに大変そうじゃなさそうなので・・・ |
【09時33分】 | ・・・迷わずその南側の斜面を下る。あまり人が通っていないためか、地面は柔らかく、気を抜くと足を取られそうになる。しかし、これといって危険な所や急な場所はないので、ガシガシと下っていく。
念のため数十メートル進む毎にGPSで自分の位置と進む方向を確認する。と言っても、下り続ければ山腹を横切っているルートに必ずぶつかるはずなので気は楽だ。 |
【09時39分】 | 案の定、下り始めて10分ほどでしっかりとした踏跡のあるルートに出た。 |
【09時42分】 | 東屋発見! ここでザックを下ろして小休止する。近くに沢がある。水の補給も出来そうだ。しかし、ここからの展望は全くない。
2~3分ほど休憩して東屋の向こう側を裏に回り込むように左に進む。 |
【09時55分】 | 途中、ルートの左側に細い尾根が続いている所があった。位置的に考えて、尾根上のルートをまっすぐ来るとここに出るような気がする。 |
【09時58分】 | 枯れた隈笹が沢山落ちている。最近、誰かが隈笹を刈ったようだ。 |
【10時05分】 | ルート途中のベンチ、富士山が見える。 |
【10時06分】 | このルートはかなり変化に富んでいる様に思える。この辺は岩だらけだし・・・ |
【10時09分】 | ・・・ちょっと進むと土の地面になる・・・ |
【10時14分】 | ・・・そして、今度は隈笹の群生地をかき分けて進み・・・ |
【10時27分】 | ・・・やがて、森の中の根っこだらけのルートに出た。
数分ごとに景色がコロコロと変わるので歩いていて飽きないなぁ |
【10時31分】 | 白石峠 ガンバ! ←あと25分
と書かれていた。こういうのって山の中でよく見るけど、その度に元気になっている。書いた人、ありがとう。 |
【10時43分】 | 左側の斜面が崩れてきたのか、石がゴロゴロしている。浮き石に気を付けながら先へ進む。 |
【10時51分】 | 稜線上に出る直前で崩れかけた階段があった。ここを通り抜けると・・・ |
【10時54分】 | 稜線上の分岐点に出る。右に行くと白石峠、左に行くと加入道山。ここを左に進む。 |
【11時01分】 | これでもかというくらい踏まれた尾根を登ると・・・ |
【11時05分】 | ・・・加入道山到着。
途中彷徨った為に2時間20分もかかってしまった。 ここでは休まずに数枚の写真を撮り白石峠へ向かう。 |
【11時14分】 | 先ほどの分岐点に戻ってきた。
この写真、魚眼レンズで撮ったみたいに見えるね。 |
【11時16分】 | ルートを遮るように木が倒れていた。踏跡もこの木を避けるように付いていた。 |
【11時21分】 | 白石峠到着。
確かにこの辺りの石は白い石が多い。 |
【11時35分】 | 水晶沢ノ頭。 |
【11時49分】 | 隈笹に覆われたルートがあるかと思えば・・・ |
【11時52分】 | ・・・きれいに踏跡の付いたルートもあったり・・・ |
【12時05分】 | ・・・木橋があったりと歩いていて飽きない。 |
【12時14分】 | 気持ち悪いほど真っ白な木があった。枯れているのか? |
【12時22分】 | 右斜面が大きく崩れてところがあった。 |
【12時22分】 | 落ちたらイタイじゃ済まなそうだ。 |
【12時22分】 | 右側が大きく崩れたところを過ぎるとすぐに急斜面がある。 |
【12時24分】 | 急斜面を登りきると、地面が砂のようなところに出た。何故この稜線上にこんなに砂があるんだろう? 普通で考えれば風で吹き飛ばされて土が露出しそうだが・・・。 |
【12時25分】 | バン木の頭到着。ここを右方向に行くと横浜市野外活動センターというところに出るらしい。左に行くとモロクボ沢ノ頭に行く。 |
【12時29分】 | ちょっと早いけどここで昼食。お湯を沸かしてカフェ・オレを淹れそれで菓子パンふたつを流し込む。
食事と休憩で15分程ボーッとして12時45分出発。 |
【13時08分】 | う~ん? |
【13時11分】 | バン木の頭から25分程でモロクボ沢ノ頭に到着。ここはこれと言って見るものも無いので止まらずに左折れ畦ヶ丸へ向かう。ちなみに右に行くと大界木山に行く。 |
【13時18分】 | 途中、この日唯一のクサリ場をよじ登る。 |
【13時18分】 | 高さはあまり無いが、力を入れるとボロボロと崩れそうで登りづらい。 |
【13時23分】 | クサリ場を過ぎてジグザグと登って少し進むと・・・ |
【13時34分】 | 畦ヶ丸山頂直下の避難小屋のあるところに出た。ここまでくれば山頂は目の前だ。 |
【13時36分】 | 畦ヶ丸避難小屋から2分程で山頂到着。 |
【13時36分】 | 畦ヶ丸 白石峠補修記念碑 と彫られた石碑があった。 |
【13時37分】 | 畦ヶ丸山頂全景。
ザックを下ろして2~3分程休憩して下山開始。 |
【13時41分】 | 先ほど通り過ぎた畦ヶ丸避難小屋。中は誰も居なかった。 |
【13時53分】 | 先ほどよじ登った所を今度は下る。 |
【13時59分】 | 再びモロクボ沢ノ頭。さっきは右方面から来たが下るときは左に進んで、大界木山方面に進み、途中から野外活動センター方面へ下る予定。しかし、分岐点が見つかるか心配。 |
【14時09分】 | ルートの左側に赤テープがあった。昭文社の山と高原地図では「下降点テープあり」とあったので、周りを見回してルートを探る。 |
【14時10分】 | でもルートなんか無い。仕方ないので、もう少し先へ進んで小さいピークも越えたけど、それらしい下降点は見つからないのでもう一度引き返して先ほどのテープの正面の隈笹を掻き分けて進んでみる。5メートル程進むも、人の通った跡なんて無い。仕方ないので先に進む。とんだロスだ。 |
【14時28分】 | おっ、今度は本物かと思ったけど、この周りにも下降点は見つからず。仕方ないのであきらめて、大界木山を越えて安浦峠へ下るルートを進もうかとを考え始める。 |
【14時32分】 | 半ば諦めかけていたら、あっけなく下降点が見つかった。テープもあるが、それ以前に踏跡がしっかり付いた道が左斜面の下方に伸びている。
勝手な思い込むだが、てっきり下降点は尾根の上なのかと思ったけど、ここは鞍部につながった谷の部分を下っていくようだ。 |
【14時35分】 | しばらくは枯れた沢沿いを下る。 |
【14時48分】 | 野外センターの標識が所々にある、これを逆に辿って行けばOK! |
【14時49分】 | きれいに皮のむけた木があった。 |
【14時52分】 | 谷部を抜け緩やかな尾根の上を進む。 |
【14時55分】 | 何気に水分補給の為に立ち止まってふと隣にあった木を見たらこんな物があった。実際はかなり小さいので普通に歩いていたら見逃してしまうところだ。
それにしても忘路峠ってどこだ? さっきの下降点のところかな? 何か意味ありげな名前だな。 |
【15時05分】 | 「ひのきの前頭ハイキングコース」とある。野外センターは近そうだ。 |
【15時06分】 | 枯れた沢の中を歩く。 |
【15時11分】 | もうすぐ林道に出られそうなので、ここで少々コーヒータイムにすることにした。写真では分かりづらいが沢のほとりだ。 |
【15時13分】 | お湯を沸かしながら周りをうろうろしていたら、思いっきり沸騰してしまった。写真は熱くて飲めないので川の水で冷やしているところ。 |
【15時13分】 | 冷ましてる間にウロウロしてみる。川のほとりに手ごろな岩があったので、そこに座ってコーヒータイム。10分ほど休憩。 |
【15時23分】 | 歩き始めてすぐに開けたところに出た。奥に小屋も見える。 |
【15時24分】 | ん? |
【15時24分】 | なんだ? |
【15時27分】 | おぉ、ここが道志青少年野外活動センターだ。 |
【15時27分】 | UFOの様な建物。 |
【15時28分】 | 林道が見えた。 |
【15時28分】 | 林道に出て、林道側から撮影。写真の右側に林道の本線が続いている。 |
【15時29分】 | 野外センターの分岐点の標識にモロクボ沢の頭、バンの木の頭という文字が見えるが、知らなければ野外活動センター奥のルートを見つけるのは難しいのではないだろうか? シーズン中ならば関係者に聞けば良いかもしれないが、シーズンオフの時は大変かもしれないなぁ・・・。 |
【15時32分】 | あとは林道を下るだけ。途中、何かの工事跡? |
【15時46分】 | 沢に下りれるところもあった。 |
【15時46分】 | ひたすら林道を進む。 |
【15時50分】 | いまにも崩れそうな斜面。 |
【15時52分】 | でっかい石ばかりの沢に沿って下っていく。 |
【15時56分】 | 何かの施設? |
【15時57分】 | 水場があった。パイプの奥を見てみると滝の中ほどに直接パイプをつなげていた。 |
【16時02分】 | まだまだ続く林道。 |
【16時06分】 | おぉ、空が気持ち悪りぃ。 |
【16時08分】 | 以下参照。 |
的様の由来
道志村の伝説の一つにこの室久保沢の的が挙げられる。昔頼朝公が富士の巻狩りの折この地に標的を造り武道練成のため矢を射ったと伝えられる。現在もここより4km離れた戸渡部落には射場として櫓を組んだ場所があり櫓開戸と呼ばれている。この一ノ的は涼水が勢いよく流れ落ちており、石英閃緑岩の一枚岩に鮮やかな三重の的を見ることができる。尚二ノ的、三ノ的は埋没し見ることが出来ない。
里人
この地に鎮守えお祀り水の神的様を永久に尊崇し、毎年四月八日を祭日と定めて里人集い五穀農穣を祈念する。
平成九年四月 道志村
【16時11分】 | 的様。 |
【16時11分】 | 的様の下流。 |
【16時12分】 | 的様の対岸。小さな石碑のようなものがあった。 |
【16時12分】 | 的様の上流。 |
【16時13分】 | 的様のところに下りていくと階段を下りきったところに社があった。 |
【16時14分】 | さらに下に下ると、的様の下流の滝を下から見ることが出来る。 |
【16時17分】 | 林道から見た的様の下流の滝。 |
【16時20分】 | 隠れ里のような集落。 |
【16時25分】 | こんな山奥に茶屋が・・・。 |
【16時27分】 | 橋を渡ると、おっ、愛車が見えてきた。 |
【16時29分】 | 橋を渡って駐車場を回り込めば・・・ |
【16時29分】 | ・・・ゴール。 |