期せずして前回に続いて歴史の道を歩いてきました。このルートは以前テレビで見て、いつか歩きたいな〜、と思っていたので、今年は雪も少ないし、足の調子もまだ全快とは言えないので、無理はぜず、のんびりハイキングです。
山行データ
山行日 | 2016年01月10日(日) | ||
---|---|---|---|
コース | (スタート)箱根街役場~箱根湯本側登山口~湯坂城跡〜浅間山~鷹巣山〜芦之湯側登山口〜飛龍ノ滝〜畑宿~須雲川〜奥湯本〜箱根街役場(ゴール) | ||
山 名 | 浅間山(802m) 鷹巣山(834m) | タ グ | |
山 域 | 箱根エリア | 累積標高 | (+)1,058m |
歩行距離 | 17.850km | 所要時間 | 06時間14分 |
関連記事 | 箱根の湯坂路から旧東海道を歩く(前編) 箱根の湯坂路から旧東海道を歩く(後編) |
トレッキング(前編)
【06時27分】
役場前の職員用の駐車場に車を駐めます。土日祝日の役場が開いていないときは一般車にも開放しています。平日はすぐ下に一般用の駐車場があります。
実際は写真よりかなり暗いです。最近のデジカメの補正はスゴイですね・・・。
【06時29分】
この時期、この時刻はかなり冷え込んでいて、トイレに行きたいな〜、と思っても役場の駐車場に公衆トイレなんかあるわけもなく、自分が知っているのは箱根湯本駅の前の公衆トイレだけ・・・。なので、とりあえず、靴の紐も適当に引っ掛けただけでトイレに急ぎます。
【06時30分】
正面に見えるのが箱根湯本駅。
【06時32分】
橋を渡った右にある建物の地下に公衆トイレがあります。
【06時36分】
ふ〜、トイレを済ませて箱根湯本駅前をスタートです。
【06時37分】
さすがにこの時間だと商店街はどこも開いてませんよね〜。ここでふと、お箸を忘れたのに気付いた。というか入れた記憶が無い・・・。さて、どうしたもんか? と思っていたら、商店街の中にセブン-イレブンがあった。さすがにここは開いている。まさに、開いててよかった(若い人は知らんだろうな・・・)。ここでお箸だけを買うのも何なんで、カップ麺を購入。もちろんお箸を付けてもらう。
【06時39分】
エビ、デカっ!
【06時45分】
道なりに進んで、旭橋を渡る。
【06時45分】
橋を渡ると歩道は無くなります。反対側にはあるけど、登山口までは1分程度なので、このまま道路の端を慎重に進みます。時間の割には結構車は走っています。
【06時46分】
横穴式源泉跡、なるものがあった。普通は温泉は地中から湧き出てくるイメージだけど、この辺りでは岩盤の亀裂から吹き出していたらしい。
【06時46分】
横穴式源泉跡を過ぎてすぐに登山口(左側)があります。
【06時47分】
これは反対側から見たところ。写真の奥が箱根湯本駅。
このルートは湯坂路(ゆさかみち)と言い、東海道が出来る前の箱根越のルートでした。今回は登りは湯坂路、下りは東海道を歩きましたが、理に適っているのは湯坂路の方だと思いました。なぜあんな谷底に東海道を作ったのか甚だ疑問です。
【06時47分】
まずは浅間山まで2時間10分。
【06時47分】
こんな所を入って行きます。
【06時48分】
荒れてるな・・・。
【06時48分】
ひとの家の裏口みたい・・・。
【06時49分】
まだ2分しか登っていないのに、これだけ上がってきた。
【06時50分】
!!!!!
【06時52分】
だいぶ荒れてるな〜。
【06時56分】
当時の石畳じゃないよね・・・。
【06時58分】
地形図を見ると、稜線に出るまでは広葉樹林帯になっているけど、照葉樹林寄りですね。
【07時02分】
しばらくは急登が続く。
【07時08分】
ん? 開けた。
【07時08分】
20分程で尾根の上に出た。
【07時09分】
ここからは比較的緩やかな道が続く。
【07時10分】
アオキ。なんかクリスマスっぽい・・・。
【07時10分】
あっ! なんかある。
【07時11分】
ここが湯坂城跡か・・・。本当にこんなところにあったのか??? まぁ、住むためのお城じゃないよね・・・。
【07時12分】
なにかそれらしい痕跡でもないかな? と辺りをウロウロしてみるとハッキリとした痕跡は見つからない。この大岩、動かすのは難儀そうだけど当時からあったのか?
【07時13分】
ネジネジの木。
【07時17分】
石畳の左右に排水路がある。いつの時代のだ?
【07時20分】
稜線から太陽が顔を出した。
【07時21分】
森がオレンジに染まる。
【07時23分】
緩やかな歩きやすい道が続く・・・。
【07時25分】
何だこれ? ガイシ?
【07時25分】
ん? 上から落ちてきたのかと見上げたけど、それらしいものは無し。近くの鉄塔でもかなり離れている。
【07時27分】
歩いてきた道を振り返る。いまでこそ笹薮だけど、鎌倉時代はどうだったのだろう???
【07時27分】
ここから針葉樹林帯に入る。
【07時31分】
いつもはツマラナイ針葉樹林帯だけど、ここは雰囲気が違う・・・。
【07時42分】
ベンチ(?)があった。実はここまで靴の紐をちゃんと締めていなかった。ハイキングコースなんでいたるところにベンチがあるだろうと思って、そこで締めればいいや、と放置していた。
靴の紐を締めている時に何人かのトレランの人が追い越していった。それにしても、最近山の中でハイカーよりランナーに会う確率が高いのだが、、、。まぁ、移動速度が違うので追い越されるランナーが多いってのは理解できるけど、すれ違うのもランナーの方が圧倒的に多い。今回も山岳地帯で追い越された、またはすれ違ったのは9:1でランナーの方が多かった。最近の登山者は人気の山に集中しすぎなんじゃないだろうか??? それともトレランの人が人気の山を避けているのか???
【07時43分】
ちゃんと紐を締めた・・・。やっぱりこの方が歩きやすい・・・。
【07時45分】
ちょっと登りがキツくなった。
【07時47分】
ん? 水切り?・・・
【07時47分】
・・・コレのこと?
【07時54分】
目の前が開けた。
【07時55分】
うぉ〜。広い尾根・・・。
この少し先に湯坂山というのがあったらしいけど、気付かずに通りすぎていた。山頂標とかあったのかな???
【08時04分】
ここで少し下りになっているので手前のピークが恐らく湯坂山だったのだろう・・・。
【08時05分】
浅間山まであと50分。
このあと、トレランの人が後ろから付いて来た、むこうの方が速度が速いのですぐに追い越すだろうと、特に気にしないで自分のペースで歩いていたら、一向に追い越されない。一定の距離をおいて付いてくる。むこうは熊鈴を付けているのでその音がずっと付いてくる・・・。あまりにも気持ち悪いのでペースを上げて振り切ろうとしたけど、ずっと付いてくる。道幅は十分広いので追い越そうと思えば簡単に追い越せるはず・・・。最後は止まるほどのスピードで歩いていたら、やっと追い越していった。あれは本当に人間だったのだろうか? それともトレランの格好をしたキツネ???
【08時21分】
木々の間に二子山が見えてきた。
【08時31分】
大平台への分岐。この少し手前に城山というところがあったらしいけど、これも気づかず・・・。
【08時42分】
ツバキ。
【08時43分】
おっ! ベンチがあった。と思ったら・・・
【08時43分】
・・・そこが浅間山。山感は全く無し・・・。
【08時44分】
まだ時間も早いし、次の鷹巣山まで行こう。
【08時46分】
少し進むと分岐がある。
【08時46分】
鷹巣山へは緩やかに左にカーブしている。
【08時46分】
右は宮ノ下や小涌谷に向かうルート。
【08時48分】
緩やかなダラダラした下りが続く。思っていたより下りが長かったので不安になり地図で確認すると・・・
【08時51分】
・・・アジサイの文字がある。なるほど・・・ここで間違いないな・・・
【08時54分】
あれ? 分岐? と思ったけど、左は迂回路。すぐ先で直進の道と合流する。
【08時55分】
ここは地図にある分岐。地図によると小涌谷に下りられるらしいけど、いまは土砂崩れで封鎖中。
【08時56分】
あれ? 林道に出た。
【08時56分】
林道を跨ぐように進み・・・
【08時56分】
・・・向かい側を鷹巣山方面へ・・・。
【08時57分】
ここから今日イチの急登が始まる。
【08時58分】
階段の右側に石畳がある。
【09時03分】
終わりは見えているので気分的には楽だけど、何度も立ち止まって息を整えながら登る。
【09時05分】
あと少しの所で振り返ったら・・・
【09時05分】
・・・西湘の海岸線が見えた。鎌倉時代の人も同じ景色を見たんだろうな・・・。
【09時06分】
急登を登り切って緩やかになった。
【09時09分】
ん? ここがピークか?
【09時09分】
ここが鷹巣城跡か・・・。あれ? さっきの浅間山の解説板では鷹巣城は浅間山にあったって書いていたのに・・・。でも、このルートを家康も歩いていたのか・・・。そうかまだ徳川幕府が出来る前だから東海道は無いんだ・・・。ってことは他の戦国武将も歩いているのか・・・。
鷹巣山山頂 – Spherical Image – RICOH THETA
【09時09分】
ん? 大日如来? なんだろ? これ?
初めはここが鷹巣山じゃ無いと思って・・・
【09時11分】
・・・少し先まで歩いてしまった。ここから下っているのでおかしいと思い引き返す・・・。
【09時15分】
山頂に戻って・・・
【09時18分】
・・・(だいぶ早いけど)昼食。
当初はここから15分ほど下った所にある芦之湯のバス停(時間があれば元箱根まで歩いてそこ)からバスで箱根湯本に戻るつもりだった。でも、休憩中に地図を眺めていたら、のんびり歩いても畑宿経由で3時間ほどで箱根湯本に戻れることに気付いた。足の不具合もあり下りではあまり無理はしたくなかったのでバスで下ることを考えていたけど、調子もいいのでユックリ下れば大丈夫だろうと、東海道経由で歩いて箱根湯本に戻ることにした。
【09時32分】
下山はストックを使用する。
【09時34分】
この不自然な尾根は人の手が加わっているのだろうか?
【09時40分】
あれ? 地図に無い分岐がある。左は上り右は下り・・・。よし、下ろう・・・。ちなみにこの分岐も少し先で合流しているもよう・・・。
【09時41分】
ん? あの山の上に・・・
【09時41分】
・・・何かある。
【09時44分】
ん? また分岐だ・・・。
【09時45分】
ここが畑宿へ分岐。でも湯坂路の反対側(芦之湯側)の入口がすぐそこにあるので、もう少し先に進む。