鐘ヶ嶽・日向山トレッキング紀行

広沢寺温泉の駐車場です。

登山者やハイカーに無料で開放しています。自分のようにいつも車を停めるところに悩むマイカー登山者にはうれしい施設です。

しかも、トイレまで付いている。ここのトイレ、結構キレイです。

広沢寺温泉の駐車場の全景です。奥にも停められます。

ここを出て、鐘ヶ嶽バス停方面に向かいます。

丹沢大沢国定公園

駐車場を出て５分ほどで鐘ヶ嶽バス停方面への分岐点です。ここを左に曲がります。

しばらく歩くと左手に鐘ヶ嶽バス停が見えます。ここを引き返すように、左手前に進みます。

すると正面に鐘ヶ嶽が見えてきます。

基本的に道なりですが、ところどころに標識があるので登山道入り口まで迷いません。

迷いません。

この辺りでクマさんが目撃されているらしい。ホントにいるのか？

鐘ヶ嶽と七沢浅間神社の説明が書かれています。

登山道を入るとすぐに石段です。

浅間神社の鳥居をくぐって本格的にスタートです。

しばらくはなだらかな道が続きます。

二丁目です。あれっ？　一丁目は？

ゲートがありましたが開いてます。

鐘ヶ嶽山頂へ５５分。

四丁目です。あれっ？　三丁目は？　気をつけて見てたんだけどなぁ・・・。

途中、笹のトンネルをくぐります。

五丁目です。

鹿柵をくぐります。でもここドアがありません。

六丁目です。

七丁目です。

八丁目です。ここの上に乗っている不動明王（？）はなんとなくカワイイ顔をしています。

尾根道に出ましたが、あまり展望がありません。

九丁目です。

拾丁目です。ここから上に石仏が乗らなくなりました。

拾一丁目です。

拾二丁目です。

拾三丁目です。

上杉公内室墓道と書いてあります。

上杉公内室の墓まで２分、上杉公内室って誰？

上杉公内室のお墓です。

道がＶ字型なので、底に落ち葉がたまって歩きにくいです。そこに、こぶし大の石が隠れていたりして、何度か「グギッ」となりそうになりました。

拾四丁目です。

拾五丁目です。石仏が上には乗ってないですが、横に鎮座しています。

さらに、その石仏の横にはなにやら棒が数本置いてありました。先が鋭利になっているので、なんかの武器でしょうか？？？

拾六丁目です。

拾七丁目です。

拾七丁目う少し進むと相模原方面の展望が良いです。

拾八丁目です。

十九丁目です。なぜかここの「１０」は「拾」ではなく、「十」でした。

道の左側に大きな岩があったかと思うと、そこに階段が付いていました。けど、この階段最初の１段目が1m以上の高さがある（写真の下にまだ岩が続いている）ので、よっぽど
「登るぞ！」

という意思が無い限り登ることが出来ません。

この写真を撮り終えてデジカメの液晶から目を離すと、岩の上に顔が・・・！

上の写真の岩に右側から回りこんで登るとそこに、面白い顔をした石仏（？）が・・・。でも、何も書いてないので正体が分かりません。

背中にも何も書かれていません。なんで、この石仏（？）は人が登れないようになっている大岩の上に鎮座しているのでしょう？？？

二拾丁目です。

二拾丁目あたりでふと足元を見るとこんな石が・・・。

ここにも。

またまた、ここにも。

よく見ると周りの石はほとんどこんな形状をしています。

恐らく、石が成形される時、何十にもの層になって出来たものが侵食で外側の層が剥がれ落ちた結果、こんな形状になったのだと思うけど、いったいどうすれば何十もの層が出来るんだ？？？

経ヶ岳、華厳山、高畑山が一望出来ます。ついでに採石場の上の尾根が崩されている場所も良く見えました。

恐らく、二拾丁一目だと思うけど、折れてた。

廿二丁目付近は大きな岩があります。ここからは大山が良く見えます。

廿二丁目です。

木々の間から大山がよく見えます。

鐘ヶ嶽まで20分。

ここからしばらく、太い尾根道が続きます。

そんな尾根の途中で大きな「さるのこしかけ」を見つけました。

上の写真は尾根の上から撮りましたが、左は尾根を少し下りて下から撮っています。逆光なので、シルエットしか写ってませんね（^_^;　でも直径は30センチ以上はありそうです。この木の根元にも手のひらサイズのがありました。

この「さるのこしかけ」が寄生し（生え）てる木なんですが、ものすごい力でねじったようになっています。

昔の人がこうゆうのを見ると鬼がねじったとか何とか言って、民話、伝承等が作られていくんだろうな・・・。

廿三丁目です。

廿五丁目です。あれっ？　また廿四丁目見逃した、、、おかしいな、よく見てたのに・・・。

廿六丁目です。

石段です。かなり急です。しかも終わりが見えません。どこまで続いてるんだ？

途中に廿七丁目です。

まだまだ続いています。終わりが見えません。

上の写真と同じ位置で、登ってきた石段を振り返ると、、、。

途中、「丁枕供養塔」と書かれた石が、、、枕？？？　なんの供養塔だ？

廿八丁目です。

おっ、鳥居が見えてきた。もう少しで石段は終わるのか？

鳥居の右側に朽ち果てた灯篭（？）が・・・。

左側には社が、、、「八尾松彦命」って「やおまつひこのみこと」って読むのか？　誰だ？

浅間神社が見えた。ここで石段が終わった。最初から段を数えていたが、３５８段あった。ただし、一段と数えていいのか分からない所もあったし、数え間違いを起こしているかもしれませんので、上記数字は正しくはないでしょう。

浅間神社右側からの展望です。木が邪魔であまりよく見えません。

社の正面の庇の下の欄間（？）の龍です。「の」ばっかだな・・・。

左側の灯篭に山頂への標識がありました。社の左側を通って山頂に向かいます。

少し進んだところにもあった。

浅間神社を右に見ています。

山頂付近は倒木だらけです。

鐘ヶ嶽の山頂の全景です。結構広いんですが、展望は全く無く、それどころか木々に覆われて薄暗いです。あんまり長居したい場所ではないです。

恒例の三角点計測です。
標高：568.74m
緯度：35°27’34.01″
経度：139°16’18.77″

鐘ヶ嶽山頂の標識です。

仏像が２体立っていました。手前の方は150cmくらいで奥のは1m弱です。

なんか、誰もいない薄暗い山頂でこういった人の形をしたものがあるとちょっと不気味です。

でも、手前の仏像はなんか愛嬌のある顔をしていると思いませんか？？？

奥の仏像は顔の表情や着ているものも判らないくらい侵食（？）しています。

まだ、昼食にも早いので、ここの山頂では休まず。先を急ぎます。

山頂から２０分くらい下った所に木の根が血管のように浮いている場所がありました。

クサリ場です。下りは所々急な場所がありました。

林道に出ました。

いま降りてきた道です。

トイレがありました。

広沢寺温泉まで４０分です。とりあえずそちらに向かいます。

広沢寺温泉と逆の方向は真っ暗なトンネルがあります。この先が不動尻になります。

林道を進みます。

しばらく行くと車止めのゲートがあります。横に監視カメラのような装置があって、なにやら「ブーン」という機械音を発していました。

左側は沢が続いています。

右側には石切跡と書かれた石がありますが、周りは草と落ち葉で覆われているので、それらしい場所はわかりませんでした。

林道を２５分くらい進むと日向山への分岐点があります。そのまままっすぐに行くと広沢寺温泉の駐車場に帰れますが、まだ、時間も早いので、日向山に向かうので、右手前方向の林道に入っていきます。

細い林道です。この先の左側に高さが20メートル以上はありそうな大きな岩があり、上からロープが下がっていました。恐らく、ロッククライミングをするところだと思います。

林道右側に弁天岩と呼ばれる大きな（恐らく）自然に出来た祠があります。

その祠を覗くと、中になにかあります。

上の写真をひいて撮ったところです。左側の石版に「雨乞祈願成就」と書かれていたので、大山となにか関係があるのかな？

弁天岩の少し先に日向山への登山口があります。

しばらく急な上り階段が続くので先日購入したストックを取り出す。初めて使うが、これが結構具合が良い。足だけではなく手でも体を支えられるので、歩行が安定し、足への負荷が大分軽減されていると思う。

急な階段を登りきったところに山神と書かれた石の祠があった。

ここから山頂まではわりとなだらかな道を進みますが、根が浮いていて時々足を引っ掛けそうになります。

山頂の三角点です。
標高：407m
緯度：35°26’34.34″
経度：139°16’38.22″

日向山山頂。

昔はここに弁天様が祭られていたらしいが。

標識があったので、ろくに読みもしないで、そちらの方向に進む。

太い尾根道を進む。

しばらく歩くとふと変なことに気が付く。大山がずっと正面に見えているのだ。地図によると尾根の右側を下りていって大山が右側に見えてくるはずなのだが、さきほどからずっと尾根伝いに来ている。

ここで、地図を取り出して確認してみる。地図によるとコースは登ってきたルートと日向薬師に向かう２つのルートしか書かれていない。だから登ってきた道と違う道を選べばそこは日向薬師に向かうと思っていたが、なんか変だ。と思い、もう一度山頂に戻ってみる。

山頂でよく見てみるともう一本下りるルートがあった、しかし、こちらのルートにはなんの標識もないのでちょっと不安になりながら下りてゆく。

日向薬師方面に下りる途中の右側に大きな穴が・・・。

中を覗くと何か祭られているようだ。

おぉ、どうやら上の穴は日向薬師の奥の院だった。

こんな標識が倒れていました。治山工事跡地だそうです。でも、その場所は判りませんでした。

少し開けたところに直径２メートル程度の窪みが・・・。

炭がまの跡だそうだけど、ほんとにこんな山奥で炭を焼いていたのか？？？　まぁ、生木を下ろすよりは炭にして下ろしたほうが効率はいいか。

日向薬師の駐車場に到着。

せっかくなので、日向薬師に参拝する。

日向薬師を見学した後、林道を七沢温泉方向に向かう。

その途中、左側の山で何か音がした。あきらかに何かが歩いているような音で、定期的な間隔で「ガサッ・・・ガサッ・・・」とまるで人間が歩いているようだった。しかし、人影は見えないし、そもそもそこは人間が簡単には入っていけないようなところだ。しばらく、そこでその音の主を探したけど、５分もするとその音は聞こえなくなってしまった。う～ん、あれはいったいなんだったんだろう・・・？

林道の途中に展望台が、、、

でも、木が成長しすぎて展望がありません。木がもう少し低かったら伊勢原か厚木が一望できたでしょう。

おっ、広沢寺温泉への近道か？　でも、時間が時間なので、山に入る気がしないので、林道を七沢温泉方向に進む。

七沢温泉を北側にぐるっと回ると広沢寺温泉です。写真は広沢寺温泉の入り口脇にある石碑群です。

広沢寺温泉入り口にあるのお地蔵さんです。

ゴールです。

入り口にあった駐車場の開いてる時間です。ただし、この写真が撮られたのが２００５年１２月２４日なので、それ以降は変更があるかもしれません。ご利用の際はご自分で厚木市・七沢観光協会等に問い合わせて下さい。