おととい(24日)富士山に取り付くも(詳細は後日)須走口八合目で撤退してきた一番の原因は荷物の重さだった。カエラムのレクタス65に登山用具、カメラ機材一式で15Kg弱の重さになっていた。ふだん丹沢の1500メートル前後の山ならそれでもなんとかなったけどさすがに富士山はそうはいかなかった。七合目あたりで荷物捨ててこようかと(絶対にイケマセンよ)思ったくらい荷物の重さがネックになった。
まぁ、そんな訳で富士山に登るなら荷物は軽くするという基本に立ち返り、次回富士山制覇に向けて新しくザックを購入した。自分の持っているザックはみんなカメラザックなので何も入れてなくても重い。なので、今回は30リットル前後のザックで出来るだけ軽いヤツ(できれば1.5kg以内)を買おうと思いお店にいったのだった。
まず富士山撤退の翌日、25日の日曜日に原町田のモンベルに行ってみた。さずがにたくさんのザックがならんでいるがゼロ・ポイントばっかりで選択肢が無い。勿論ゼロ・ポイントが嫌いというわけではないけど、もう少したくさんのザックが見たかったので、今度は厚木のWild-1に行ってみる。ミレーやらカリマーやら有名どころが並んでいるがちょっと数が少ない。でもカリマーのridge 30あたりが1.5kg切っているしいいかな、と思ったけど、カラーがイマイチ。基本的にツートーンカラーが好きなので、黒は黒一色、赤は赤一色というカラーリングはどうしてもなじめなかった。そんなわけでこの日は買わずに、もう少しネットで調べてみようと撤退。
翌日の26日の月曜日、会社の昼休みに新宿のエル・ブレスに行ってみる。前日ネットでミレーのholly30あたりに狙いを付けて行ったが、実際に背負ってみるとイマイチしっくりこない。他の30リットル前後のザックを背負ってみるがいまいちしっくりくるものが無い。おいらの背中の形が異常なのだろうかと思いながらも、手当たり次第背負ってみる。唯一しっくりきたのがドイターのフューチュラ32ACだった。しかし、これは重さが 1.7kgぐらいある。値段もお手頃なのだが残念。なんてなことをしている内に昼休みが終わりそうなので、ここでも買わずに撤退。次は会社が終わった後に町田の好日山荘に寄ってみた。ここは20時閉店で、入店したのが19時50分。ザックをみているとすぐに定員が「もう閉店なので・・・」と言ってきた。今回もまた買わずに帰るのか・・・と思っていたらドイターのフューチュラ32ACが目の前にある。昼に続いてもう一度背負ってみる。確かに背面長が少し短い気もするが背中にしっくりとなじむ。え~い、もうこれ以上お店回りはゴメンだ。ということでコレを購入。レジに行ったらちょうど8時になっていた。
半ば勢いで買ってしまったが、家に帰ってペットボトルを数本入れ、5Kgくらいの重さにして背負ってみる。背負う前は5Kgって結構重いな、と思っていたけど実際に背負ったらバランスが良いせいか重さは殆ど感じない。お値段もこのクラスにしてはかなり安い方なので良い買い物をしたかも・・・なんて思いつつ、実際に富士山で使う日を楽しみにしている。勿論富士登山用に買ったわけだけど、3シーズン小屋泊まり2泊くらいならこれで行けそうな気がしてきた。富士山用の装備品も2気室あるうちの下の部分にほとんど入ってしまうし、思ったよりたくさん入るようだ。
そうそう、このザックにはザックカバーが底の部分に装備されているのでそれを差し引くと1.5kg強くらいになり当初の予定の重さもクリアしそうだ。やっぱりたくさん見て、たくさん背負ってみた甲斐があった。このザックお気に入りのザックになりそうだ・・・。