前編からの続きです。前編では姫次から蛭ヶ岳の中間点までだったので、後編は中間点から蛭ヶ岳山頂を目指します。
山行データ
山行日 | 2014年02月01日(土) | ||
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コース | (スタート)青根〜青根分岐〜姫次〜原小屋平〜蛭ヶ岳〜原小屋平〜姫次〜青根分岐〜青根(ゴール) | ||
山 名 | 蛭ヶ岳(1673m) 姫次(1433m) | タ グ | |
山 域 | 丹沢エリア | 累積標高 | (+)1,981m |
歩行距離 | 16.239km | 所要時間 | 08時間40分 |
関連記事 | 青根から雪の蛭ヶ岳へ(前編) 青根から雪の蛭ヶ岳へ(後編) |
山行記録
【10時06分】
姫次から蛭ヶ岳の中間地点。姫次から約30分、なかなかいいペースだけど、この後(特に山頂直下)で極端にペースが落ちる。
【10時06分】
正面に蛭ヶ岳が見えるけど、まだいくつかの尾根を越えなければならない。
【10時07分】
所々不自然に雪が全く無い所がある。なぜ???
【10時11分】
階段、でもここのは段差が低いので見た目よりきつくない。それより、階段の上の雪は完全に凍っている。
【10時17分】
あと1.7km。
【10時25分】
あと1.2km。
【11時01分】
やっと蛭ヶ岳が障害物無しで見通せる場所まで来た。
【11時01分】
あと400m。
当初はここでアイゼンを付けるつもりでいたけど、下りてきた登山者にこの後の状況を聞いて、もう少し行ってみようと思った(決してアイゼンはいらないとは言っていない、むしろアイゼンがあれば問題無いですよ、と言っていた)。
【11時08分】
山頂への急斜面に取り付いたところで、先ほどの自転車の人が下りてきた。思わず写真を撮っていいですか? と言って写真を撮らせてもらった。この辺りは結構凍っていてアイゼン無しではかなり大変な場所なのに・・・。
【11時30分】
最後の斜面に取り付いたところで、アイゼン無しで行こうと決めたけど、階段上は凍っていてキックステップでもどうにもならないのでルートの脇を進む。しかし、こちらは逆に柔らかく太腿の辺りまで沈み込んでしまうこともある。それでも、半ば意地になって登る。ここの200m位の距離で5〜6人の人が追い越していった。山頂直下でアイゼンも付けずにバタバタしていたのは私でした、ごめんなさい。
【11時35分】
やっと山頂到着。姫次からちょうど2時間。でも中間地点までは30分だったので、後半が1時間30分もかかったことになる。何やってんだ、オレ?
【11時39分】
さっそく昼食。
昼食を終えて、さすがに下りでアイゼン無しはキツイので、アイゼンを付けようと右足を曲げたら攣(つ)りそうになったので、伸ばして何とか攣るのを抑えたけ。仕方ないので、右足を伸ばしつつ左足から付けようと思ったら、今度は左足も攣りそうになり、両足を伸ばしたまま5分ほど動けずにいた・・・。なんとか曲げられるようになったので、アイゼンを付けて、下山準備。
【12時01分】
丹沢山方面、塔ノ岳まで見える。
【12時03分】
山頂に30分ほど滞在して、下山開始。まずは姫次に向かいます。
【12時15分】
【11時01分】の時の写真と同じ位置から撮影。ここから山頂まで登りで30分強、下りは10分チョット。登りでは3倍の時間がかかったことになる。登りでもアイゼンを付けていればよかった、と思ってももう遅い。
【12時35分】
所々コースが付け替えられているところがある。
【12時38分】
あと1.7km。
【12時45分】
なぜ、ここだけ雪が無い?
【12時46分】
中間地点。
よく見ると右上の方にも古い道標が見える。
【12時46分】
「広河原神ノ川ヒュッテ」と読める・・・???。方向的には左方面、つまり蛭ヶ岳の方向を指している。でも、ここから神ノ川ヒュッテに行くには姫次から袖平山、風巻ノ頭と通って神ノ川に下るのが一般的だと思うけど、別ルートがあるのか?・・・
・・・登山地図で確認したら、確かにここから広河原に下るバリエーションルートがある。いつか挑戦してみよう。
【12時55分】
今までずっと道標を見ていて気が付かなかったけど、姫次って英語表記だと「Himetugi Pass」じゃなくて「Mt. Himetugi」なんだね。
【12時55分】
地蔵平!
【13時07分】
原小屋平!
【13時23分】
姫次への最後の登り。
【13時26分】
アセビのトンネルを抜けると・・・
【13時26分】
・・・姫次。3人の登山者がいて3つのテーブルが埋まっていたので、ここのでの休憩をパス。この少し先にもテーブルがある。
【13時27分】
もし、姫次が山ならば、ピークがあるはず。今まで自分が思っていた場所が本当の姫次じゃなくて、真の姫次山のピークがあるはず。次回はそのピークを探そう・・・。
【13時30分】
姫次から数分の所にもテーブルがある。
【13時30分】
ここには「東海自然歩道 最高標高地点 標高一,四三三米」とある。この道標の左奥を見ると、公園にでも置いてありそうな屑カゴが転がっている。あの形の屑カゴは確か風巻ノ頭にもあったと思う。東海自然歩道の付属品だと思うけど、この屑カゴは誰かが定期的に中のゴミを回収する予定はあったのだろうか??? 今は山のゴミは個人が持ち帰るのが常識なので、無くてもいいじゃないかと思う。カラマツの解説板を撤去するならなぜ一緒に持って行かなかったんだろう???
【13時31分】
それはさておき、ここで休憩。今日は珍しく休憩が多い・・。
話しは逸れるけど、このような休憩場所では、ザックはテーブルの上には置かないようにしている。人が誰も居ない時は置くこともあるけど、人が集まる山頂などではなるべく写真のようにテーブルの横に立てかけるようにしている。そうすることによってテーブルの反対側が他の人も使えるようになるからだ。今日も蛭ヶ岳の山頂のテーブルでもこのように横に立てかけて昼食を食べていたら、反対側で他の人が食事をとることが出来た。限られたテーブルなので有効的に使いたい。もちろん、グループ登山で複数人いる場合はこの限りでは無い。
【13時37分】
山専ボトルに入れたミルクティを飲み干して、再出発しようとして、ふと、おかしなことに気付く・・・。ここが最高地点ならば、どちらに向かっても下りじゃなくてはならないはずなのに、焼山方面に緩やかに登っている??? あれ? ここって最高地点じゃないじゃん!!! 写真の奥辺りが最高地点じゃないか???
【13時45分】
雪が適度にあるおかげで段差が無く、歩きやすい。青根分岐までは緩やかな下りが続くのでペースが上がる。
【13時51分】
八丁坂ノ頭分岐。
【14時02分】
青根分岐。
【14時06分】
分岐から少し進んだ所でアイゼンを外す。これ以上付けているとドロドロになりそうなので・・・。
【14時10分】
雪混じりの大きな尾根を下る。この辺りの雪は柔らかいので気にせずドンドン下る。
【14時15分】
東野バス停まで4.2km。とあるけど、青根のゲートまでの距離が分からない・・・。そうだ! と思い出して、青根のゲートの隣にあった道標を撮影した写真を確認する。そこから東野までが2.0kmとあるので、青根のゲートまでは2.2kmということになる。普通ならば1時間は掛からないと思うけど、アイスバーン地帯を通ることを考えると、時間は読めない。
【14時26分】
早速始まるアイスバーン地帯。でもまだこの辺は道の両端には普通の地面が出ているので、足を開いてがに股で進む。
【14時29分】
テーブル。無雪期ならば、ここまでくればほぼ下山したと思っていいけど、今日はここからの数百メートルが核心部となる。
この数メートル先で、早速コケる。氷で滑ったのでなく、氷を避けて土の上に足を置いたつもりが、そこがドロドロ状態だったためそのままズルズルッと行った。身体的な異常はなかったけど、コケた場所が悪かった・・・おしりと腕が泥だらけになってしまった・・・。しかも、先ほどアイゼンを外した時にグローブも外していたので手も泥だらけに・・・。
【14時34分】
いっそ、左側の沢に降りちゃったほうが楽に下れたような気もする。
【14時36分】
写真で見るとなんてことが無いルートだけど、本来足を置く場所は全て氷なので気をゆるせない。山側の雪の無い部分を歩くも、ここはドロドロなので滑りやすい。
【14時37分】
さらに最悪なのは、このように氷の上に枯れ葉が乗っているところ。露出していれば慎重に氷の凸凹を読んで足を置けるけど、こなってしまっては運しかない。ここで再び2度ほどコケる。
【14時42分】
あの砂防ダムの所まで行けばあとは危険な所は無くなる。もうちょっと。
【14時43分】
ふ〜、やっと安全地帯まで下りられた。
【14時43分】
砂防ダムの脇を回りこむ。
【14時44分】
砂防ダムの下に降りる。
【14時45分】
ゲートまであと1.6km。
【14時49分】
なんか工事している。登山道の工事って書いてあったけど、もしかしたら砂防ダムの脇を通らないルートを作っているのか?
【14時50分】
林道に出た。
【14時50分】
当初の予定ではこのまま林道を下る予定だったけど、先ほどコケたせいで手がドロドロになっていたので、沢の脇を通るルートに変更する。
【14時55分】
途中の通ってきた道を振り返って見ているけど、右上の斜面から土が崩れてきて道を塞ぎかけている。このルートは新しいけど、すぐに通れなくなりそうだ・・・。
【14時57分】
あと1.2km。
【14時58分】
ここの沢で汚れた所を洗う・・・。水が冷たい・・・。
【15時00分】
再び林道に合流する所で、見慣れてはいるけど、この場所には不釣り合いな車が・・・。
【15時00分】
指揮車もいる。事故か? この先のゲートを開こうとしているようだけど、カギでも掛かっているのか開かないようだ・・・。
【15時00分】
林道に出たらあと1.1km。あとはノンビリ林道歩き・・・。
【15時12分】
八丁坂ノ頭分岐を過ぎて、しばらく歩くと・・・
【15時25分】
・・・ゲートに到着。ここを越えて左に曲がると・・・
【15時26分】
・・・ゴールです。お疲れ様でした。