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前回((丹沢)大山トレッキング紀行)、カンスコロバシ沢右岸尾根の新多摩線13号鉄塔をくぐり、その後、諸戸尾根を登っていた時に新多摩線12号鉄塔への分岐があったのを思い出し、帰宅後東丹沢登山詳細図(以下、詳細図)で確認していたら、12号鉄塔は春岳山からの尾根沿いにあることに気が付き、もしかして、12号鉄塔の尾根をそのまま登れば春岳山にいけるんじゃないの? というわけで確認してきました。でも実際には、地形図的には十分に行けそうでしたが、現場では地形図には書かれていない問題に直面して、なるほど、こういうこともあるよな・・・。とひとつ勉強になりました。
また、それだけではつまらないので、以前より気になっていたけど行けていなかったヨモギ尾根と、菩提峠付近のパラグライダーのテイクオフの場所を確認したかったので、そちらも回ってきました。
山行データ
山行日 | 2013年01月12日(土) | ||
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コース | (スタート)菩提峠~(大和武尊の足跡)~二ノ塔~三ノ塔〜(ヨモギ尾根)〜札掛〜諸戸山林事務所〜(諸戸尾根)〜新多摩線12号鉄塔〜春岳山〜(イタツミ尾根)〜ヤビツ峠〜岳ノ台〜菩提峠(ゴール) | ||
山 名 | 二ノ塔(1144m) 三ノ塔(1205m) 春獄山(949m) | タ グ | |
山 域 | 丹沢エリア | 累積標高 | (+)1,592m |
歩行距離 | 16.584km | 所要時間 | 07時間43分 |
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山行記
【07時59分】 | 菩提峠からスタートです。ヤビツ峠からでもよかったんですが、今日はのんびりスタートなので、ヤビツの方は駐車場がいっぱいになっている可能性があったので、こっちからのスタートにしました。 |
【07時59分】 | まずは二ノ塔を目指しますが、今回は正規ルートではなく・・・ |
【08時00分】 | ・・・大和武尊(ヤマトタケルノミコト)の足跡を見学してから二ノ塔に向かいます。個人的にはこっちからのルートの方が好きです。 |
【08時02分】 | まずは植林地の急登をジグザグに登ります。 |
【08時08分】 | しばらく登ると小さな尾根に乗り、振り返ると正面に大山が見えます。 |
【08時10分】 | いくつかの小さい尾根を乗り継いで標高を上げて行きます。 |
【08時26分】 | 太陽にかかった雲が七色に輝いています。彩雲? |
【08時29分】 | 所々急な所があります。登りに関しては危険度は低いですが、場所によってはぬかるんでいるところ(この時期は地面が凍っているけど温かい時期はドロドロになるかも・・・)もあるので注意です。下りに関しては滑りやすいかも・・・。 |
【08時37分】 | あれ? もう着いた・・・以前来た時はもう少し時間がかかったような気もするし、ルートもちょっと違う気がする・・・。ルートが変更されたのかな??? |
【08時38分】 | まぁ、早く着く分にはいいや! とちょっと寄り道・・・。 |
【08時38分】 | 以前来た時はもっとボロボロの鳥居だったような気がするんだけど、綺麗になってこんなものが付いていた。 |
【08時38分】 | なんとなくの全景。 |
【08時39分】 | しめ縄の向こうに小さな祠と、さらに奥の岩にもしめ縄が巻かれていた。これがご神体? |
【08時40分】 | 拝む男。 |
【08時41分】 | んで、これが大和武尊の足跡。上の写真の拝む男の背中の方にあります。つまり、カメラがある位置の左側。 |
【08時41分】 | 大きさはこんなもん。イマイチ解りづらい・・・。っていうかこの足跡以前きた時よりかかとの部分が削れてる・・・。 |
【2006年08月14日撮影】 | これが以前(2006年08月14日撮影)撮った写真。明らかにかかとの部分が欠けてますね・・・。 |
【08時42分】 | なんか解説板があるけど、読めない・・・。内容が気になる・・・。 |
【08時43分】 | あっ、ホコリタケ。 |
【08時45分】 | この一帯、奇岩がゴロゴロしています。でも、以前来た時はもっとたくさんあったような気もするんですが、記憶違いですかね・・・。で、この奇岩のひとつの裏側になにやらあります。 |
【08時45分】 | よく見ると、岩の隙間にスコップ類が詰め込まれています。恐らく、この辺りの整備作業用に使ったものだと思いますが、作業の度に持って歩くのは非効率的なので、ここに置いているのでしょうけど、この岩も史跡のひとつじゃないんでしょかね? そこにこんな風に詰め込むのはどうかと・・・。
以前、私が遺跡の調査に参加した時は、ここ以上に深い山の中でした。だから、測量機器&作業道具を毎日持ち上げるのは不可能なので、現場にテントを建ててそこに機材を置いていました。決して遺跡を傷付けるようなことはしませんでした。なので、せめて史跡の外や目立たない所にブルーシートにでもくるんで置いておけばいいのにって思ってしまいます。でも、ここは人が頻繁に通る所なので、イタズラされちゃうのかな??? |
【08時47分】 | 10分ほどブラブラして二ノ塔に向かいます。この鳥居をくぐって右側にある稜線に登ると・・・ |
【08時53分】 | ・・・正面に富士山!この日は天気が良かったので南アルプスも見えていました。 |
【09時01分】 | 富士山を見る男。 |
【09時03分】 | 結局ここでも、10分くらいボーっとして、二ノ塔に向かいます。右側のピークが二ノ塔。 |
【09時05分】 | 歩きやすい道です。 |
【09時09分】 | 二ノ塔到着。一人の人が休憩していました。菩提峠から1時間10分ほどかかりました。でも、20分は遊んでいたので、真っ直ぐ来れば菩提峠から50分くらいでこれるってことですね。 |
【09時10分】 | 三ノ塔まで500m。 |
【09時10分】 | 三ノ塔へは一度下って登り返す。はるか遠くに見えます。 |
【09時14分】 | 登りはずっと階段・・・。階段は苦手だ〜。 |
【09時23分】 | 二ノ塔から13分ほどで到着。見た目より遠くなかった・・・。 |
【09時24分】 | ここも展望がいいですね。ここからは表尾根が一望出来ます。 |
【09時26分】 | 富士山を見る男。その2。 |
【09時27分】 | 二ノ塔にせよ、三ノ塔にせよ、ちゃんとした山頂標が無いのはちょっと寂しいですね。まぁ、殆どの人が塔ノ岳への通過点だと思っているせいでしょうか? |
【09時28分】 | さて、この先にヨモギ尾根への分岐があります。 |
【09時33分】 | 表尾根との分岐です。下の画像はこの付近からのパノラマ写真です。 |
【09時33分】 | ここを左に下ると表尾根が始まります。 |
【09時33分】 | でも、今日はこのお地蔵さんの後ろを直進します。 |
【09時34分】 | しばらくはゆるやかな稜線を進みます。 |
【09時35分】 | それにしても、この辺り、ピンクテープの量が尋常じゃない(むしろ汚らしい)。この辺りは基本的に尾根の一本道なので、迷うことも無いだろうに・・・。 |
【09時39分】 | 少し行くと急な下りになります。地面が凍っていて危ないので、ここでストックを出しました。 |
【09時45分】 | 急な下りが終わると、ゆるやかな幅のある尾根になります。 |
【09時59分】 | しばらくはゆるやかなアップダウンを繰り返します。歩きやすく、季節が良ければ本当に気持ちの良さそうな尾根です。 |
【10時03分】 | 鹿柵をくぐります。ドアが向こう側に倒れているので、柵の意味は無いですが・・・。 |
【10時04分】 | こっちは結構大きな木が倒れていました。それを乗り越えます。 |
【10時06分】 | 気持ちの良い広〜い所に出たと思ったら・・・ |
【10時07分】 | ・・・そこがヨモギ平でした。 |
【10時07分】 | あっ、ベンチが壊れている。ここでちょっと休憩したかったので周りをキョロキョロすると、いくつかのベンチがありましたが・・・ |
【10時08分】 | ・・・テーブル付きはここだけだったので、ここで休憩。ちょっとグラグラして斜めっているけど、まぁいいや・・・。
じつはこのテーブルを選んだことで、後で些細なトラブルが・・・。 |
【10時13分】 | やっぱ、気温が低いせいかお湯が湧くのに時間がかかりましたが、温かいコーヒーを飲むことが出来ました。でも、風が強く寒いので、身体を暖めたのか冷やしたのかは分かりません・・・。 |
【10時25分】 | 休憩終了。ここヨモギ平は札掛と県道沿いのキャンプ場(BOSCO)への分岐点でもあります。それは再スタートする直前に地図で確認していました。でも、何を思ったのかこのまま直進してしまいました。実はこのベンチはすでに、キャンプ場へのルートに入っていたのです。それに気づかず50mほど下った所で、あれ? つい先程見た地形図と実際に自分が歩いている地形が一致しないのでおかしいことに気づきました。 |
【10時30分】 | んで、再び戻ってきた。5分ほどのロスでした。 |
【10時31分】 | 分岐点は【10時07分】の写真のところにあります。ここで、尾根を外れるように下って行くとキャンプ場です。札掛へは稜線上を進みます。このさきで男女二人組のハイカーとスレ違いました。この尾根で見た唯一の人間です(鹿は10匹くらい見た)。 |
【10時36分】 | 少し行くと樹林帯との境にある鹿柵をくぐります。 |
【10時38分】 | ルートの脇に深い穴が開いていました。深さは目測で1.5m以上はありそうです。動物が掘った穴だとは思えないので、やっぱ、自然薯ですかね〜?・・・。 |
【10時39分】 | 気持ちの良い植林地帯を進みます。 |
【10時42分】 | 上機嫌で歩く男。 |
【10時42分】 | キレイに手入れされているヒノキの植林地。 |
【10時48分】 | お〜、クリスマスツリーのようなヒノキ! って、こんなヒノキ見たこと無いぞ! 枝打ちが全くされていないんですね。特にこの一本は開けた所にあるから木の下の方まで太陽の光が届くのでこのような樹形になったと思います。
実はこの辺り、ルートの右側はキレイに枝打ちもされていてキレイな植林地なのに対して、左側のヒノキは全く枝打ちされていません。それどころか、木もギュウギュウに植えられていて下の方の枝には光が当たらないので、葉は落ち、枝だけになっています。つまり間伐も行われていない模様です。そのせいで、一本一本の木がヒョロヒョロになっています。恐らく、この尾根の稜線の右側と左側では山林の所有者が違うんじゃないでしょうかね・・・。それともパイロットファームの様な実験場なんですかね??? そんなもんで、普段目にしないような景色だから、つい面白がって右に行ったり左に行ったりとバリバリ寄り道しながら歩いています。 |
【10時56分】 | 実は詳細図を見ていて、この尾根で1ヶ所気になる所がありました。それは806mの所で尾根が分岐していて、北側に伸びているルートの先に「悪い」という文字があります。これは何だ? とツイートしたら、この詳細図に関われたフォロワーさんから返信がありまして、この先は危険だと教えて頂きました。ありがとうございます。でも、そう言われれば見てみたいと思うのが人間の性(?)でして、その尾根の入り口がこの画像です。尾根自体は広くしっかりしていて、また、ルートの入口にもピンクテープがこれでもか! と目立つように付けられています。ハッキリ言ってメインルートの尾根の入り口よりも目立ちます。メインルートはこの先は尾根が細くなり、しばらくは悪路が続きます。ピンクテープもほとんどありません。しばらくは間違えたのかと思いました。 |
【10時58分】 | 今は雪が無いので踏み跡がしっかり見えるから迷うことは無いと思いますが、雪が積もって踏み跡が消えたら間違った尾根に入ってしまうかもしれませんね。登りで使う分には問題ないけど、下りで使う時は要注意ですね。
で、この806mの分岐はこのような景色になっています。でも、この風景は登ってきた人が見る風景かもしれません。この左側は植林地です。下りの場合は右側はずっと植林地が続いていて、左側が開けます。その開けた方向に進むと上の写真の尾根に出ます。ピンクテープはここの入り口だけではなく奥にも見えるので、何の疑問も無く下って行っちゃいそうです。 |
【10時59分】 | 806mの分岐の目印としては下ってきた場合はルートの左側、登ってきた場合はほぼ正面に見えると思いますが、背は低いですが横に広がったアセビの木がポツンと一本あるので、それが目印になると思います。 |
【11時00分】 | んで、こっちがメインルート。ピンクテープも無く、細い急な尾根が続きます。 |
【11時02分】 | しばらく下ると赤テープがあったので、ちょっとホッとしました。 |
【11時10分】 | ここからは江戸時代の街道道! って感じで、気持ちのいい尾根を進みます。この先に昔ながらの街道茶屋でもありそうです。 |
【11時11分】 | 街道を歩く男。 |
【11時17分】 | でも、一部細尾根でその尾根の真中にドカンと木が生えている所があります。ここはちょっと怖い。 |
【11時19分】 | 振り返って見てます。 |
【11時26分】 | ふと気付けば建物があんなに近くなっていた。 |
【11時32分】 | 尾根の突端で、下には沢が見えます。一瞬、どうやって下りるんだろう? と思いましたが。この写真の右方向に踏み跡がありました。 |
【11時34分】 | よし、降りれた。これが尾根の取り付きの目印です。 |
【11時34分】 | 少し離れたと所から尾根の突端の取り付きを見ています。黄色の保安林の看板が目印ですかね。 |
【11時37分】 | さて、ここから沢を渡らなくてはなりません。無理をすれば渡れそうな所はたくさんありますが、少しでも楽に、そして安全に渡りたいので、ブラブラと上流に向かいます。 |
【11時37分】 | でも、いい加減見切りをつけて、ここを渡りました。1ヶ所苔の生えた岩で足を取られ、一瞬ヒヤッとしましたが、なんとか無事に渡れました。 |
【11時38分】 | 結局吊り橋から100mくらい上流まできてしまった・・・。 |
【11時40分】 | あとは対岸を下流に戻ります。 |
【11時41分】 | 吊り橋を渡ります。 |
【11時42分】 | 「ふだかけ吊橋」というらしい。 |
【11時42分】 | 吊り橋の上から下をみたら、すぐ下に渡れそうなところがあった・・・。ここを渡ると真正面が尾根への取り付きなので、なにもあんなに上流まで行く必要はなかった・・・。 |
【11時43分】 | 吊り橋渡るとすぐに、県道(右に行くとヤビツ峠を経て秦野・伊勢原方面で、左は宮ヶ瀬湖方面です)に出ます。 |
【11時43分】 | ここにはこの様な標識があります。 |
【11時43分】 | ちょっと引いた所から見た。 |
【11時44分】 | すぐそばにはこのような市境があります。逆側は確か「清川村」と書かれていたと思います。この標識を目印にして、すぐそばのガードレールの切れた所から吊り橋を渡って、その下の沢を渡ればヨモギ尾根への取り付きは正面です。
で、通常ヨモギ平からここまではコースタイムで大体40分くらいらしいですが、私は70分くらいかかってしまいました・・・。寄り道寄り道で来ましたからね・・・そのくらいこのヨモギ尾根は楽しかったです。 |
【11時45分】 | しばらくは車道歩きますが、じつはここで、重大なことに気がついてしまいました!!!
鋭い方はお気づきになったかもしれませんが、上の写真とこの写真、縦のサイズが違います。大和武尊の足跡の所でホコリタケの動画を撮影した後から撮影モードを間違ったものに設定していました。以前、メモリーカードの不具合(その時は抜き差しし直して問題はなかったのですが)が発生して写真が撮れなくなるという問題がありまして、その時にユーザー設定モードのひとつに万が一の時のために、内蔵メモリで最大枚数が撮影出来る(つまり撮影サイズが小さくなる)ように、設定してあったのですが、そのモードでずっと撮影していたのに気づきました・・・。まぁ、ブログに貼る分にはあまり問題ないのですが、印刷用としては使えません・・・。 その後、しばらくは車道を歩きながら、クールポコの「やっちまったなぁ~」が頭の中でリフレインされていたのをブログに書くのは止めておこうと、心に誓いながら歩いていました・・・。 |
【11時58分】 | ちょっと見にくいですが、大山への登山口です。北尾根経由で大山にいけます。下りでは何度か歩いたことはありますが、ここから登ったことはありません。 |
【12時09分】 | 途中のヘアピンカーブを2つ重ねたようなルートがありますが、普通に歩くと100mくらい歩いて、再び100mくらい戻ってくるので、面倒なのでショートカットします。 |
【12時10分】 | 側壁を登って、すぐ上で・・・ |
【12時11分】 | ・・・ルートに合流。これで恐らく200m強はショートカット出来たと思う。 |
【12時11分】 | で、ここのコーナーはミツマタ(三椏)の群生地です。車で通った時に気づいていたのでちゃんと見たかった・・・。 |
【12時12分】 | ホラホラ、名前の通り枝が三叉に分かれています。この先でも再び3つに分かれています。見分けやすい植物のひとつですね。また、このミツマタはコウゾ(楮)と並んで、和紙の原料になることで有名ですね。この木(の皮)を加工して植物繊維を取り(これが結構手間がかかる)、水に溶かして、トロロアオイのヌルヌルを混ぜると、よくテレビ等で見る紙漉きで使う乳白色の水溶液が出来ます。それを漉いて乾燥させれば和紙ですね。でも、最近は国産の材料は少なくなっているというのを聞いたことがあります。大切にしたいですね・・・。 |
【12時13分】 | つぼみです。花期が3月〜4月なので、まだ、しばらくは楽しめそうですね・・・。 |
【12時13分】 | なんか、上手に撮影出来なかった・・・。 |
【12時22分】 | この看板が右に見えると、そのほぼ真向かいに・・・ |
【12時23分】 | ・・・諸戸山林事務所があります。 |
【12時23分】 | 今回はここから諸戸尾根に取り付きます。 |
【12時24分】 | 諸戸神社。 |
【12時27分】 | 分岐です。前回下ってきたのが、左奥からで・・・ |
【12時27分】 | ・・・今回は右に向かいます。ここで5分ほど休憩。そろそろお腹が空いてきた・・・。ここで食事にするわけにもいかないので、行動食のビーフジャーキーを齧りながら、しばらくは急登をゴリゴリ登っていきます。 |
【12時45分】 | 尾根の上に出ました。ここから一度急な尾根道を登り切ると・・・ |
【12時48分】 | ・・・新多摩線12号鉄塔への分岐があります。ここで尾根を外れます。 |
【12時49分】 | すぐに鹿柵。 |
【12時50分】 | 歩きやすいけど、決して歩く人は多くなさそう・・・。 |
【12時51分】 | おっ!目的の鉄塔が見えてきた。 |
【12時52分】 | 途中で倒木群生地がある。ルートはうまくそれらを避けて通っているので、問題なし。 |
【12時54分】 | 再び鹿柵をくぐると・・・ |
【12時55分】 | ・・・谷の底に到着。ここからは涸れた沢を渡ってとなりの尾根に取り付く。 |
【12時57分】 | この時期は木々の葉が落ちています。そのおかげで見通しが良く、対岸の上の方にあった作業用の階段を見つけることが出来ました。季節によっては見つけにくくなることが予想されます。根気よく階段を探してから対岸の尾根に取り付くことをオススメします。結構急斜面なので、闇雲に登るのは危険かも・・・。 |
【13時01分】 | 途中で階段が2つに分かれている所がありました。パッと見で左側は崩壊が激しいのでまっすぐ登る。 |
【13時02分】 | 再び鹿柵をくぐると・・・ |
【13時03分】 | ・・・鉄塔のすぐ下に出ます。諸戸尾根の分岐から15分ほど、意外に近かった。 |
【13時04分】 | 確かに12号鉄塔。 |
【13時05分】 | 真下! |
【13時05分】 | さて、ここからどうしようか??? と考えながら辺りをキョロキョロ。それにしても、こんな斜面によくこんなもん建てたな・・・。
春岳山へのメインの尾根の稜線は写真の右側から上に続いています。でもこっちはちょっと急に見えました。だったら、写真の左上のほうに見える稜線に出て、そこから右に進んでもメインの尾根に乗れそうなので、ジグザグ進んで、左上の稜線経由でメイン尾根に乗ることにしました。そうと決まれば早速出発! と、ふと足元を見たら・・・ |
【13時06分】 | ・・・なにやらケーブルが落ちている。おいおい! この鉄塔大丈夫なのか? |
【13時07分】 | 振り返ると、手前に先ほど歩いたヨモギ尾根、その向こうに(たぶん)長尾尾根が見える。 |
【13時09分】 | 左上の稜線までたどり着くと鹿柵があります。この鹿柵沿いに右に登って行きます。 |
【13時09分】 | 傾斜もそれほど無いので歩きやすいです。 |
【13時11分】 | しか〜し! ここで思いもよらないことが・・・。写真の左上から右下に向かっているのがメイン尾根の稜線です。あと数メートルの所で鹿柵に阻まれました・・・。 |
【13時11分】 | 上の写真だとちょっと見にくいですね。この写真の左側の鹿柵が、画面中央の所で90度曲がって、上の写真につながっています。つまり、左手側と正面に鹿柵があることになります。上の写真の右下の方は急な斜面になっているので、鹿柵沿いに切れている所(今いる所からはどこまで続いているのか確認できません)まで下ることは出来ません。もう一度鉄塔の下まで戻って大回りして、この鹿柵の向こう側に回りこむ必要があります。距離的には大した距離ではないし、時間的にも鉄塔の下までは2〜3分程度です。でも、下から回り込める保証はどこにもありません。はて? こりゃ参ったな〜、と思っていると・・・ |
【13時12分】 | ・・・鹿柵に僅かな隙間があるのに気が付きました。ただし、有刺鉄線の間を通るのはリスクが高すぎます。ジャケットはまだ前回に続いて2回目だし、ズボンは今日初めて履いたので、有刺鉄線に引っ掛けるわけには行きません。う〜む・・・30秒ほど考えて・・・え〜い! 行ってしまえ! と、まずはストックを柵の向こう側に置いて、わずかな間からザックを押し込みます。あとは自分です。有刺鉄線に気をつけながら、頭、肩、胸、お腹(ここが一番大変だったかも)、腰、足、と通して何とかどこにも引っ掛けずに通り抜けることが出来ました。 |
【13時13分】 | 通り抜けちゃえば、稜線まではあと数メートル。そこまで行けば稜線上を進むだけなので楽・・・なはず・・・再び鹿柵が無ければ・・・。。 |
【13時14分】 | 今、通ってきた所を振り返って、よく通り抜けられたな・・・。 |
【13時15分】 | 稜線に乗ってしまえばこっちのモン。
それにしても、地形図では進めると思っていても、このようなこともあるんですね。バリエーションルートを歩く場合は常にエスケープルートも意識していなくてはなりません。同じ道を戻れるってことは大事だと思いました。登れるけど、下れないような場所は進むべきじゃないですね。特にソロの場合は・・・。今回はひとつ勉強になりました。 |
【13時15分】 | ピンクテープもある。 |
【13時24分】 | 緩やかになったり、急になったりを繰り返しながら春岳山に向かう。ホッとして激しくお腹が空いてきた。。。 |
【13時25分】 | イノシシの毛かな? |
【13時31分】 | 春岳山の一角に出た。 |
【13時32分】 | やったー! ここまで来ればあとは一般ルートなので、楽ちん!それはさておき、「春獄山」とも書くんだ・・・。以前はこの山頂標は無かったよな・・・。 |
【13時32分】 | 支柱を支えるコンクリート? なんか不自然。木の支柱を刺すだけじゃダメなのかな? |
【13時33分】 | とりあえず、ベンチがある所で食事にしたいので、先を急ぐ。 |
【13時34分】 | 以前はこの表記しかなかったような記憶が・・・。 |
【13時35分】 | 大きな尾根を進むと・・・ |
【13時36分】 | ・・・すぐにイタツミ尾根と合流する。 |
【13時37分】 | ヤビツ峠まであと1.1km。30分弱か・・・。 |
【13時56分】 | 途中でベンチがあったけど、そこは先客がいたので、ここで食事にしようかとも思ったけど。何となくもう少し進みたかったので、ここはスルー。 |
【13時58分】 | ヤビツ峠到着。 |
【14時00分】 | 道を渡ってすぐの所に岳ノ台、菩提峠への入り口がある。この階段を見てウンザリ・・・。 |
【14時05分】 | ちょっと登ると歩きやすい道になります。 |
【14時14分】 | 途中、東屋があったので・・・ |
【14時19分】 | ・・・やっと昼食。 |
【14時26分】 | 寒いのでJETBOILと言えどもお湯が湧くのに時間がかかる。何気なくボーっと見ていたら、こんなのが目に入った・・・。わたしの声って・・・お客さんの声じゃないじゃん! と一人静かにツッコミを入れました・・・。
お湯も沸いて、さて食べよう! としたら、割り箸を忘れたことに気付く・・・。基本的に私は「日本の間伐材をもっと有効利用しようよ!派」なので、なるべく割り箸を使うようにしています(このあたりは賛否両論なので、深くはツッコミません)。でも、いつかは忘れるんじゃないかな? と思って折りたたみ式のお箸を装備していたので大丈夫でした。備えあれば憂いなし! |
【14時37分】 | 20分ほど休憩して、菩提峠に向かいます。その間は誰も通りませんでした・・・、 |
【14時37分】 | 進みかけてふと振り返って、なぜ? こんな展望のない所に作ったんだ??? |
【14時39分】 | あんまり人は通らないんだろうな・・・道が消えかけている・・・。 |
【14時40分】 | あれが、岳ノ台か? それにしても、山腹に登山道らしきものは見えない。 |
【14時42分】 | 一度大きく下って、上の写真の右下に伸びる稜線の裏側に大きく回りこむ。この少し先で男女のハイカーとすれ違う。あぁ、歩く人いるんだ・・・。 |
【14時48分】 | この時間なのにまだ地面が霜で白い。 |
【14時53分】 | 大きく回りこんで稜線に乗る。 |
【14時58分】 | あとは道なりに進むと開けた所に出る。展望台があるのでここが岳ノ台の山頂だと思う。 |
【14時58分】 | 山座同定プレートもあるけど、展望が無いので意味が無い。むしろ、展望台の上にあったほうがいいのに・・・。 |
【14時59分】 | 展望台に上がる。 |
【14時59分】 | 富士山! |
【14時59分】 | 三ノ塔! |
【15時00分】 | 丹沢三峰! |
【15時00分】 | 大山! |
【15時05分】 | 展望台の下は休憩所。 |
【15時05分】 | 山頂標らしきものは見つからなかったけど、これがその代わりなのかな? |
【15時10分】 | ここも、真っ白、これだけ晴れているのに・・・。 |
【15時22分】 | あとはずーっと下ってゴールだと思ったけど、まだだった・・・。 |
【15時22分】 | 鞍部に、菩提風神祠とある。 |
【15時22分】 | これがそう。一見、山の神みたいだけど・・・あれ? 菩提って仏教系の言葉だよね。風神は神道・・・??? まぁ、少なくても廃仏毀釈より前からあったってことだよね・・・。 |
【15時23分】 | 解説板もあるけど、よ、読めない・・・。 |
【15時23分】 | もう、本当にこれが最後の登りだよな・・・と思いつつ登る・・・。 |
【15時28分】 | 登り切った所で視界が開けて、菩提峠に停めている自分の車が見えた!でも、真っ直ぐ向かえない・・・。 |
【15時29分】 | 左側から火口のような窪みのヘリをグルッと回りこまなければならない・・・。 |
【15時30分】 | なんか、富士山のお鉢巡りをしている気分・・・。 |
【15時33分】 | あっ、すっかり忘れていたけど、パラグライダーがテイクオフする場所だ! そうかここにあったのか・・・。左側のはパラグライダー用だけど、右側の小さいのは何だろう? ハンググライダー用かな? |
【15時35分】 | 横から見ると結構急ですね。ここを走り抜けて飛び出すんですが、ビビって躊躇すると、落ちます。以前、私もパラグライダーをやっていたことがあって、そのとき、自分の前の順番の人がテイクオフの瞬間ビビってキャノピー(翼)が崩れて、ゴロゴロ落ちていったのを見たことがあります。それと飛び立つ瞬間地面を蹴って(上級者じゃない限り地面を蹴って飛び出すのは難しいです)飛び出して、キャノピーが崩れて落ちていったのも見たことがあります。幸い自分はそのような事故は無かったですが・・・。
いつかまた復活したいと思っていますが、私の持っているライセンスではまだここからは飛び立てません・・・、残念。 |
【15時36分】 | 近くにはベンチもあります。 |
【15時37分】 | 大山がよく見えます。先程までいた12号鉄塔(画面中央)とその奥には前回下を通った13号鉄塔も見えます。 |
【15時38分】 | 菩提峠まで後少し。 |
【15時40分】 | ゴール! 予定では6時間ちょっとのコースだと思っていましたが、結構時間がかかりましたね。もっとも、今回は山頂を目指さなかったので、全体的に寄り道しながらノンビリ歩いていたので、時間がかかったのでしょう。そんなわけで、久しぶりに充実した山歩きでした。 |