昨年の谷川岳での雪上講習では途中で撤退していて、今年もその雪上講習は同じ時期に行われることから、今度こそ! って思っていたけど、仕事の都合で今年の雪上講習には参加出来ないので、リベンジを果たして来ましたっ! って言いたいところですが、時間の勘違いにより、トマノ耳までは行ってきましたが、オキノ耳までは行くことは出来ずに消化不良な気分です。そういう意味で半分リベンジです。
今回は、周りの明るさとサングラス着用の為にデジカメの背面液晶が全く見えなくて、ほとんどが適当にレンズを向けてシャッターを切っているだけの写真になるのでご了承下さい。構図や露出も期待通りはなっていませんが、雰囲気だけでも伝われば幸いです。
山行データ
山行日 | 2014年03月15日(土) | ||
---|---|---|---|
コース | (スタート)天神平~(天神尾根)〜熊穴沢避難小屋~肩ノ小屋〜トマノ耳~肩ノ小屋〜熊穴沢避難小屋〜(天神尾根)〜天神平(ゴール) | ||
山 名 | (谷川岳)トマの耳(1963m) | タ グ | |
山 域 | 谷川岳エリア | 累積標高 | (+)1,260m |
歩行距離 | 7.264km | 所要時間 | 04時間27分 |
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山行記録
【09時32分】
天神平到着・・・。うっ・・・眩しい・・・。早速サングラスをするも、デジカメの背面液晶は全く見えなくなってしまった・・・。
【09時46分】
今年最初の12本爪アイゼン・・・恐らくこれで最後になるかも・・・。
【09時48分】
準備を整えて出発・・・。ずいぶんと遅い出発になってしまったが、これが後々変な感覚を生み出すことになるとは・・・。そもそもスタート時には時間を確認していなかった。ロープウェイの中で見た次はトマノ耳の山頂だった。
歩き始めて50mくらいの所でGPSのログをスタートするのを忘れてたことに気付く・・・。いつもなら引き返して再スタートするけど、遅い出発で50mくらいならいいだろう、ということで少し歩き始めた所からログ取りスタート!
【09時59分】
まずはスキー場の脇を天神尾根に向けて登る。昨年は視界がほとんど無かったのでこのような景色が広がっていたとは・・・。
(ずいぶんと遅い出発なので)トレースはあるものの、少しでも外れると膝くらいまでは簡単に潜ってしまう。
【10時09分】
稜線まであとチョット。
【10時14分】
30分ほどで稜線到着。向こう側が見えた。
30分ほど・・・と書いているけど、実際には時計を見ていないので時間の感覚は無い・・・。
【10時14分】
登ってきたところを振り返る。中央の山は高倉山かな?
【10時14分】
谷川岳方面。稜線はキレイに見えているけど、山頂付近はガスの中・・・。
【10時20分】
一度大きく下る。鞍部で雪洞を掘っている人たちがいた。何かの講習か???
【10時48分】
稜線に出てから30分ほどで熊穴沢避難小屋とおぼしき所に到着。しつこいようだけど、この時間は帰ってきてから確認したもので、歩いているときは時間間隔はありませんでした。
ここで初めて水筒の水を飲む。いつもならザックを背負ったまま、水筒をザックのサイドポケットに入れることが出来るのだが、この日は何度やっても入れられず、ザックを降ろして入れることになった。飲む度にザックを下ろすのが面倒なので結局、天神平に戻ってきた時には200mlくらいしか減ってなかった・・・。また、最後の最後には人様に迷惑をかける事になり、水筒に祟られた一日になった。
【10時52分】
前方には人の列が見えるけど・・・
【11時01分】
・・・振り返って見ると、歩いてきた稜線上には人の姿は無い・・・。オレが最後ですか??? スタート直後にGPSのログをスタートしている時に一人に抜かれただけで、他には誰にも抜かれていないんだけどなぁ〜・・・。
【11時27分】
なんかでっかい岩があった。ここが「天狗の留まり場」?
何人かの人が休憩していた。自分も数分の休憩というか、水分補給をしたために、ザックを下ろす必要があったので数分のロス・・・。あ〜面倒い・・・。
【11時42分】
肩ノ小屋への最後の登り・・・。まぁ、そこそこ急だけど、ステップが切ってあって、階段のように登れるので楽チン・・・。先行者に感謝です。
【11時59分】
もう少し・・・
【12時14分】
肩の小屋到着。風はかなり強く、むき出しの頬は痛さを通り越して感覚がなくなりかけてた。とりあえず、小屋の影に入って、ジャケットのフードをかぶって、トマノ耳に向かう。強風の為、雪は殆ど飛ばされて氷混じりの雪面にアイゼンの爪がよく効く。
【12時25分】
トマノ耳到着。
【12時25分】
オキノ耳方面を見るも真っ白でほとんど見えない。たまにガスが薄くなってルートの一部が確認出来るも、オキノ耳は見えず・・・。ここで時間を確認するも、勘違いで13時半だと思ってしまう。オキノ耳へのルートを見る限りでは往復で1時間位はかかりそうだと判断した。つまり14時半にここに戻ってくるという計算をしてしまった。もし、ここで正確な時刻の認識と地図でこの先のルートを確認していたら、夏ルートで10分とあるので雪があるとはいえ、30分強もあれば往復出来るだろうと判断できたと思う。つまり13時にはここに戻って来れる計算だ。時刻の勘違いとオキノ耳への往復時間の読み違いの結果、ここで撤退を決意した。また、ここは通常の山とは違い、ロープウェイの営業時間内に天神平まで戻らなければならない、という暗黙のルールがある。だいたい過ちというものは重なるもので、この日のロープウェイの最終時刻を確認していなかった・・・。ずっと、最後尾を歩いていただけに、後ろが来ないのはロープウェイの時間に合わないからだと勝手に解釈していた。でも、実際には下山を始めた時は数人の人とすれ違ったけど・・・。
いつも時計を見ていないのか? と言われるとそうでもないんですけどね〜。スタート時と各ポイントでは必ず確認をしています。今回はグローブをしていたので、いつもより時間を見るのが面倒だったのは確かですが、じゃあ、グローブをしている時はいつも確認していないってことになりますが、いつもなら、そのような時はデジカメで時刻を確認しています。デジカメの時間はスタート時に必ず正確に合わせているので、それで確認出来るのですが、今回はそのデジカメの背面液晶を見るもの困難だったので、結局このような結果になってしまいました。このような場合でも時間の確認を出来るような工夫は必要ですね・・・。
【12時26分】
周りに人がいればシャッターを頼めるけど、ちょうど誰もいない時だったので、仕方なく雪面にカメラを置いて写真を撮る。あ〜・・・顔が切れてしまった。通常ならば撮影後に確認するのだが、前述のとおり背面液晶が確認出来ないので、家に帰って見るまで気づかず・・・。
【12時30分】
下山開始・・・とりあえず、肩ノ小屋に向かうも、真っ白で何も見えず・・・。人が登ってれば方向くらいは分かるけど、タイミングが悪く誰も登ってこない・・・。踏み跡も強風で飛ばされ確認出来ず。下手に動いたら危ないのでしばらくじっとしているとガスが薄くなった時に小屋が確認出来た。
【12時37分】
とりあえず小屋の影に逃げこむようにして休憩。
ここで、バラクラバ(目出し帽)とゴーグルを装着。完全防備になる。風が弱ければ地図を出して確認したいところだけど、地図なんか広げる気にもならず・・・。
【12時41分】
とりあえず、気温を計測。約−10℃・・・。風速計なので、風速と体感温度も計測出来るけど、それには数分間計測をしなくてはならないので、そんな余裕は無し。恐らく体感温度は−20℃近くにはなっていたと思う。
【12時43分】
小屋を後にして下山開始・・・。
【12時57分】
山頂から一段下がった所でストックからピッケルに持ち替える。必要性に迫られて・・・と言うより、折角持ってきたので・・・と言う感じ・・・。それというのも、ちょっと下っただけで、風は嘘のように弱くなったため、チョット余裕が出てきた。
【13時13分】
さぁ、一気に下るぞ!
【13時30分】
熊穴沢避難小屋通過。
【13時41分】
昨年の雪上講習の時に正面のピークが越えられず、撤退した場所を通過・・・。昨年は稜線を真っ直ぐ通るルートだったけど、今年は東側に巻いたルートが付けられていた。
【13時52分】
ここでも、雪洞を掘っていた。
【13時54分】
ルート上に深い穴。ピッケルを垂らしても底に届かず・・・。
【13時57分】
来た時は右寄りのピークを超えてきたけど、面倒なので・・・
【13時58分】
・・・東側に巻いたルートを通る。
【14時01分】
白髪門がよく見えていた。
【14時02分】
正面真下が天神平。最後の下り・・・。ここから尻セードで下るも、気付かずにザックのサイドポケットにあった水筒を落としてしまう。後ろから来た人が気付いてくれたので、紛失しなくてよかったけど、迷惑をかけてしまった・・・。その時の方、ありがとうございました。
【14時12分】
ここは青空なのにな〜・・・。
【14時15分】
天神平のロープウェイ駅に到着・・・。ここで時計を見てビックリ!!! もう、とうに15時を回っているもんだと思っていたので、時計が壊れたのかと思った・・・。まさに狐につままれた気分とはこのことだと思った・・・。その後、自宅に帰ってきて、各ポイントの時刻を確認して(ほぼコースタイムで歩いていた)、これだったら余裕でオキノ耳まで行ってこれたじゃん・・・と後悔している・・・。そして・・・
・・・来年こそは再リベンジするぞっ! と心に誓うのだった・・・。