【登山】山登り17年目に突入して初めての山行(津久井城山〜堂所山)前編

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久しぶりの山登り、しかも山歴17年目に突入して最初の山登りだ。これは、どこか特別な山に行かなくてはならんでしよ! とは思っていたけど、現実は某ウィルスのせいで、すっかり体力を落としていて、まずは体力回復させることを第一目標として、無理はしないで、ホームグランドの丹沢の低山からコツコツと山登りを再開する事にした。

と言うことで、さて、どこに行こうかとGoogleマップをグリグリしていたら、津久井湖の南側に聞き慣れない山名が目に入った。津久井湖の北側は知る人ぞ知る南高尾の稜線が東西に伸びていて、さらに北側には五街道のひとつ、甲州街道(現在は国道20号線)があり、そのすぐ北には世界一の山、高尾山があります。

個人的には津久井湖の周りの山と言えば、津久井城山、南高尾の山々を思い浮かべ、それ以外には特に気にしていなかった。そんな中、津久井城山の西方に聞いたことの無い山があるのに気が付いた。この辺りは昭文社の山と高原地図の「高尾」「丹沢」の隙間にあたり、メジャーな山地図には出ていない山域だ。だから気付かなかったのだとは思う。しかし、この辺りは車ではかなり走っている。堂所山の東西南北にある車道はほぼ知っていて、すぐ南側の道は年に数十回は走っている。しかし、そこに山がある事は知らなかった。いや、厳密に言うと、山がある事は知っていた。しかし、そこはゴルフ場になっていると思っていて、登れる山がある事は知らなかった。

そんなわけで、今回初めて知った堂所山。早速調べてみた。どうやら周りに幾つもの山があり、それらを縦走するようにメインのコースが付けられているようだ。なかなか、面白そうなコースだ。しかし、距離が短い。半日程度しか時間が取れないような時はちょうどよいのかもしれないけど、今回のような体力回復を目指しているよう時にはちょっと短すぎる。う〜ん、面白そうな所なんだけどなぁ。と思いつつ、他のルートがないか調べていると、あっ! と気がついた。すぐ東に津久井城山があるじゃん。そこを起点として、津久井湖の南側をグルリと一回りするようなコースを思いついた。これなら、距離もそこそこあり、もし、途中でリタイアする場合も、勝手知ったる道なのでエスケープも楽だ。

と言うような感じでルートが決まり、当日を迎える事になった。久しぶりの山登りなので、ちょっと緊張したけど、歩き始めたら、すぐに以前のカンを取り戻して、紅葉にはまだ早い山歩きを楽しみました。

目次

山行データ

スクロールできます
山行日2021年11月06日(土)
コース津久井湖 花の苑地 第2駐車場(スタート)〜津久井城山〜富士塚〜串川グランド〜登山口〜天王山〜観音山〜山丿神〜平代山〜(津久井)堂所山〜雨乞山〜津久井湖 花の苑地 第2駐車場(ゴール)
山 名津久井城山(375m)
天王山(321m)
観音山(330m)
山丿神(360m)
平代山(405m)
(津久井)堂所山(370m)
雨乞山(321m)
タ グ
山 域丹沢エリア
累積標高(+−)1,035m
歩行距離15.11km所要時間5時間56分
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【登山】山登り17年目に突入して初めての山行(津久井城山〜堂所山)後編

マップ

高低グラフ

山行記録

【08:15】花の苑地第2駐車場

津久井湖畔の花の苑地第2駐車場にクルマを停める。

8時15分スタート。久しぶりの山登りでちょっと緊張している。

この辺りは一般的な登山地図が無いので、津久井城山に関しては、この山のルートが書かれたチラシを配布しているのでそれを頂く。と言っても、実際は何度も登っているし、道標もしっかりしているし、今日は最短のルートで登るつもりなのでいらないと言えばいらないんですが・・・。念の為。

津久井湖越しの南高尾の稜線。まだ紅葉はちょっと早そうだね。

中央奥に見える陸橋を渡ります。

陸橋を渡って・・・

・・・50メートルほど進むと登山口があります。

一部通行止めになっているところがあるようですね。今日通る予定では無いのでちょっと安心しました。

【08:25】登山口

さぁ、ここから本格的な登山道になります。

最初の分岐です。

上の写真の左方向が通行止めのコースですね。しかし、今日は最短ルートをたどる予定ですので、・・・

・・・右に進みます。

再び分岐です。ここは左上に向かいます。しばらくはジグザクの急登が続きます。

再び分岐。ここを左に進むと、山頂稜線に出ます。

ここからはあまりアップダウンはありません。

ちょっと展望が開けたところ。八王子方面かな?

途中にはベンチもあります。

山頂稜線と合流です。ここは・・・

・・・四つ辻になっています。山頂は上の写真を右に進みます。

山頂までは気持ちの良い稜線歩きです。

一部大きくえぐれていることころがあります。ここは堀切と言い。昔はここに簡単な橋が掛かっていて、敵が攻め込んで来たら、簡単に橋を落とせるようになっています。

上の堀切の解説板です。

堀切を超えて一踏ん張りで山頂の一段下にある広場に出ます。

山頂です。

【09:04】津久井城山山頂

以前は無かったと思いますが、こんなものが新設されていました。

山頂の一段下にはベンチがあります。しかし、ここは展望が全く無いので、・・・

・・・さらに一段下がったところにあるベンチで休憩します。

ここはチョットだけ展望があります。

さて、休憩ついでに朝食を食べよう。ど〜れ〜に〜、し〜よ〜ぉ〜か〜な〜?

よしっ! これだ!

朝食を食べ終えて、先を急ぐ、今日はまだ先は長い。

サッサと下るよー。

堀切を越えて、

四つ辻を今度は右に進みます。登りの時は左から来ました。

民家の脇を抜けて、

【09:53】津久井城山、下山

下山、完了。

次は、津久井城山の西にある山域に向かいます。(歩きだと)チョット離れているので、しばらくは一般道を進みます。

その前に、津久井城山の麓にある城山公園のトイレに寄ります。

空に線状の雲が広がっているけど、なんだろ?

一般道を進んで振り返ると、津久井城山の全体が見えます。山頂は左端のピークになります。

ここの山は自然の山だと思うけど、北側、東側、南側に深い谷があり、西側は急斜面になっているので、まさに山城を建設するのに適した地形になっている。そう言う観点で見ると、低山も面白い。

さらに一般道を進みます。この道は以前は裏道だったけど、圏央道が出来てから、そこに繋がる道として整備されたせいで、メインの道になりつつある。この道は車では数えられないほど使用している。

前述の通り、何度も通っていて、道の途中に何らかの塚(脇に解説板があり、車で走っている時に「塚」という字だけ認識出来た)があるのを見て知っていた。近くには車を停められるような所が無いので、確認することが出来ず、僕は今までここが一里塚だと思っていた。

しかし、ここに一里塚があるのは不自然だとも思っていた。今日、ここのルートにしたのは、ここを確認したかったのもひとつの理由です。

車を走らせている時にチラッとだけ見えていた解説板。今日はゆっくり読める。

あっ! ここって一里塚じゃなくて、富士塚だったんだ。普通、富士塚って言えば、お寺や神社の境内の一角にあることが多いと思うけど、ここは畑の真ん中にポツンとある。

まぁ、詳しい事は解説板を参照してもらうとして、富士塚なら登っても大丈夫でしょ。というわけで登ってみた。

いくつかの石碑が山頂(?)に立っている。

古そうなのも有れば、

新しそうな碑もある。

普通、富士塚っていったら山頂に実際の富士山の石が置かれていたりするけど、ここにはそれらしいものは見当たらなかった。

あっ! 目の前のバス停の名前が「富士塚」だった。これは気付かなかったなぁ。

チョット離れて見てみる。やっぱり、富士塚って言うより、大きな一里塚って感じだよな。ちなみに道の反対側は工場の敷地になっている。

奥に見えるのが今から登る山だ。ピークらしいものも見えるけど、恐らく角度によりそう見えているだけだと思う。いずれちゃんと調べてみたい。

取り付きは左側から回り込んだところにある。

他の人の山行ブログを見ていると、(車で来る場合は)堂所山近辺を登るだけなら、ここの駐車場からスタートするのが便利らしい。

上の写真を右に進むと、住宅街の一家に

道標がある。それに従って進むと、

民家の脇に階段がある。ここからが登山道になる。

この辺りは信玄道と呼ばれているらしいけど、恐らく当時と様子は変わっていると思うので、実際に何処を通っていたのか分からない。しかし、戦国時代は比較的に尾根上を進むことが多かったようなので、今日これから歩く稜線上がそうなのだろうか?

【10:40】登山口

階段を登り切った所から振り返る。

低山だって舐めていたら、最初からかなり急な斜面でビックリした。

この辺りのルートマップは持っていない(ただし、地理院地図をプリントアウトしたものは持っている)けど、道標はしっかりあるので、問題なさそうだ。

少しだけ紅葉が始まっていた。

朴の木(ホオノキ)の葉っぱ。この山域の朴の葉はチョット小ぶりだ。

ん? 何かあると思ったら・・・

【10:55】天王山山頂

・・・と思ったら、ここが天王宮(天王山)だった。

左は山の神?

右は、、、崩れた五輪塔? 常夜燈?

ふむふむ。

あっ、やっぱり、この稜線上が信玄道でした。

次は供養観音(観音山)に向かいます。

この辺りの紅葉はまだ緑だ。

【11:03】観音山山頂

供養観音(観音山)到着。

比較的新しい観音様が立っています。

なるほど、こういう謂れがある場所だったのか・・・。ただの里山かと思っていたけど、色々と歴史のある山域なんですね。

ここで荼毘に付されたってことですか。自然と手を合わせちゃいますよね。

続きのリンクを以下に張っておきます。

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