昨年の11月に公開する予定でしたが、バタバタしていて遅れてしまいました。なので、一部ズレた事を書いていますが、気にしないで頂けると幸いです。
2005年11月03日に丹沢にある日本百名瀑のひとつ、早戸大滝の写真を撮りに行ったことから僕の山登り人生が始まり、ついに17年目に突入する事になりました。
その時は軽い気持ちで山に入ったので、まさかここまで続くことになるなんて、人生なんて分からないなぁ、なんて思う今日この頃です。最近ではコロナ禍でなかなか山に行けない日々が続いたので、特に強くそう思ったのかもしれないですね。
なんてお堅く始まりましたが、山登りも丸16年も続けていると、他の人もそうだと思いますが山の装備、道具が部屋の中に溢れかえります。
そうなると、山道具に歴史あり、ではないですが、シェラカップひとつとっても、紆余曲折を経て今の装備に落ち着いているわけです。そんな中、以前一度【遍歴】シリーズとして、僕のテントの遍歴の記事を書きました。
この【遍歴】シリーズは今後も続けていこうと思っています。が、今回はそのシリーズではありません。【遍歴】シリーズが、僕が山道具を揃え始めてから、現在に至るまでの紆余曲折を紹介するのがメインの内容になりますが、今回の【装備】シリーズは現在レギュラーで使用している装備、道具、または特にお気に入りの装備、道具を紹介します。まぁ、いわゆる、山道具のレビューってことですね。このブログでも以前は積極的にこのレビューをアップしていたんですが、最近は全然だったので、再び再開です。
と言うことで、僕が最近特に気に入っている山フライパン深型(ユニフレーム)について書きたいと思います。最後にこの山フライパン専用のフタのカスタマイズについても書いています。最後まで読んで頂けると幸いです。
山フライパン17cm 深型(ユニフレーム)
僕がこのユニフレームの山フライパンを買ったのはおよそ一年前です。それまでにも色々な山フライパンを使ってきて、いずれ【遍歴】シリーズを書けるくらいコレも紆余曲折しています。
そもそも、僕の山フライパン歴で最初にレギュラー化したのもユニフレームのものでした。ちょうど今回紹介するものの、深さが浅いものでした。これは僕の山フライパでも最も長く使ったものでした。しかし、酷使しすぎて内側のフッ素加工が剥げてしまいました。まぁ、それでもフライパン自体に穴が開いたわけでもないので使えることは使えるんですが、やはり見栄えが良くないですよね。なので、この後、山フライパン迷走期に入り、色々使って、結局、グルっと一周して、再びユニフレームのものに帰ってきました。この辺の紆余曲折はいずれ【遍歴】シリーズで書くとして、今回はこの山フライパン深型に焦点を当てて紹介します。
このモデルは随分と前からあり、欲しい、欲しいと思いつつも、なかなかタイミングが合わず、購入が先送りになっていました。で、結局、10年近く先送りになった結果、やっと2020年の秋にやっと手に入れることが出来ました。でも、この時ちょうど、この山フライパンが品薄の時で数件のアウトドアショップを回って、苦労して手に入れました。
別売りのフタ
このモデルには別売りでフタがあります。上の写真ではフタも一緒に写っていますが、実際には別売りです。メッシュの袋は本体に付属しています。ただのフライパンとして使うにはあまりフタの必要性は感じないのかもしれませんが、この山フライパンはカテゴリーこそフライパンなのかもしれませんが、それだけだと、このモデルの本当の魅力は分からないと思います。なので、このモデルの魅力を最大限に引き出すためには、やはりフタは必須です。そもそも、何で初めからセットで売っていないんだ? とも思ってしまいます。
買って良かった
昨今の社会事情からなかなか山に行けない日々が続いていて山で使う機会が少ないのですが、今のところ山では、ラーメン鍋として活躍しています。通常のフライパンでは浅くてラーメンを作るのには適していませんが、この山フライパンは深さが約60mm強もあるので、ラーメンも楽に作ることが出来ます。上の写真では袋麺+コンビニのカット野菜一袋も入っていますが、余裕ですよね。
また、写真には撮ってはいませんが、自宅で鍋物(ただし、お一人様用)も作ってみましたが余裕でした。もちろん、鍋が深すぎることもないので、普通のフライパンとしても使用できます。内部にフッ素樹脂加工もしているので、焦げ付きも無く、使用後はウェットティッシュでサッと拭くだけできれいになります。もちろん帰宅後は台所用洗剤で普通に洗います。
僕自身、まだまだこの山フライパンを使いこなしているとは言えませんが、もっと山に自由に行けるようになったら、料理のバリエーションを広げて行こうと思います。とりあえずは今のところは買って良かっと思います。しかし・・・不満が無いわけではありません。
不満点
この山フライパンには2つの不満点があります。
1つはこの取手です。これの正式名称は分かりませんが、よくアウトドア用の鍋で採用されていますよね。シンプルだし、収納時も鍋の側面に沿って収納されるので、邪魔にならなくて素晴らしいアイデアだとは思うんです。が、いかんせん、使用時にブラブラしていて使いにくいです。
これが使用時に固定してくれればいいんですけど、ブラブラしたままなんですよね。でも、まだこのモデルは比較的、開閉が固くてちょっと触った位だと動くことは無いのですが、僕が持っている他の鍋の中にはフニャフニャなのもあり、持ち上げようとした時に取っ手が動いて危うく落としかけたことが何度もあります。なので、この山フライパンが使っていくうちに取っ手がフニャフニャにならないことを願うばかりです。
なので、1つ目は今現在の不満点というより、未来に起こるかもしれない不満点ですね。それまでになんとかこの取手を簡単に固定できる方法を見つけようと思っています。
2つ目は、山フライパン本体ではなくフタの方です。どの鍋のフタにでも中央に付いているツマミ? 取っ手? なんですが、これは個体差なのかもしれませんが、僕の持っているものは、すぐにユルユルになるんですよね。このツマミは裏からネジで固定されているんですが、何度締め直しても、しばらくすると緩んできてしまいます。万が一、知らない内に落としてしまったら、鍋のフタとしては使いづらいものになってしまいます。
なんとかならないかな〜?
と考えた結果・・・。
カスタマイズしてみた
ツマミを交換することにしました。近所のカインズホームで良さげなツマミとネジを買ってきて、交換しました。それが下の写真です。ツマミ自体も大きくなったので、使いやすくなりました。まだ、山には持っていっていませんが、自宅で使っている分には緩んでくることもありません。
このツマミの輪っかの部分は倒せるので、収納時(フタをひっくり返して収納できます)も邪魔になりません。
とりあえず、これで1つの不満点は解消されました。使いやすい山フライパンが更に使いやすくなったと思います。あとは本体の取っ手ですが、これもなんとかしようと考えています。
昨今のコロナ禍で、山道具もあまり買えていませんでしたが、久しぶりに買ったこれは僕的には大ヒットでした。もっとも、これの浅いタイプはかなり長いこと使っていて、お気に入りのひとつだったので、それが深型になり出来る料理の幅が広がったのだから、お気に入りになるのは買う前から決まっていたのだと思います。これからの活躍が楽しみな山装備がまたひとつ増えました。