予定では朝の7時に家を出て、東丹沢にある辺室山という山に登るつもりでした。が、起きたのが8時過ぎ、家を出たのが9時過ぎになってしまいました。なので、急いで家を出て登山口に向かいました。と言いたいところですが、実際には、まぁ、どうせ近所の山だし、多少スタートが遅れても問題ないっしょ。とのんびり家を出て、宮ケ瀬湖畔にある大棚沢広場に向かいました。
辺室山に登るには通常、宮ヶ瀬湖の南東にある土山峠というところから入山するのが一般的です。ここには「土山峠」というバス停(神奈中バス)があり、厚木駅から宮ヶ瀬湖行きのバスに乗ると来ることが出来ます。バスを降りるとすぐ目の前が登山口になります。登山ポストもあります。しかし、バスの本数はとってもとっても少ないです。なので、僕はマイカーを利用します。以前は土山峠のバス停の脇に2台ほど車が停められたのですが、今はポールが立っていて駐車することが出来ません。ってか、本当は以前もダメだったんでしょうけど・・・。そういうわけで、車は土山峠から2kmほど宮ヶ瀬湖沿いに北に進んだところにある大棚沢広場に停めます。ここは十数台車が停められます。以前は24時間自由に停められたのですが、いつのころから入り口にゲートが出来、夜には入れなくなってしまいました。なので、ここに車を停めて山登りをする方は、夕方の閉門時間(季節により異なります)には間に合うように予定を組みましょう。ちなみに大棚沢広場のすぐ側にも登山口があり、宮ケ瀬越を経て、東丹沢前衛の高取山や仏果山に登ることも出来ます。
と、ここまでは基本的な情報です。ここからはこの時期(クリスマス前)特定の情報になります。宮ヶ瀬湖ではいつの頃からかクリスマスの時期にイルミネーションのイベントが開かれるようになり、それに伴いクリスマス前には周辺の道はかなり混み合います。それのせいかは分かりませんが、いつの頃からか周辺の駐車場も規制が入るようになりました。平たく言うと、クリスマスのこの時期は大棚沢広場は閉鎖されます。なので、ここに車を停めることは出来なくなると言うわけです。正直言って僕はこの(衝撃の)事実を知っていました。しかし、ここの広場の前にくるまですっかり綺麗サッパリ忘れていました。駐車場の目の前まで来てゲートが閉まっているのを見て、あっ! と思い出しました。
まぁ、駐車場が閉まっているのも、朝寝坊したのも、自分が悪いんですが、、、とにかく2022年最後の山登りはスタートからガチャガチャになってしまったというお話はこのくらいにして本編を始めたいと思います。
山行データ
山行日 | 2022年12月24日(土) | ||
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コース | 鳥居原園地〜登山口〜権現平(永峰)〜東南林道〜鳥居原園地 | ||
山 名 | 権現平(永峰)(569m) | タ グ | |
山 域 | 丹沢エリア | 累積標高 | (+−)370m |
歩行距離 | 7.29km | 所要時間 | 4時間06分 |
マップ
高低グラフ
山行記録
と、言うわけで、時間的にももう遠出は出来ないし、近くで登れる山はないか? と考えた結果、、、。大棚沢広場からほど近く、ここ数年で嫌というほど来ている鳥居原園地の駐車場に車を停め、これまた嫌というほど登っている権現平に登ることにしました。もはや、半分ヤケクソです。
とは言うものの、ここ最近オールドレンズの試し撮り回が続いていまして、今回はその最終回になります。これに関しては、近々オールドレンズについて、として1本記事を書くつもりです。なので、この記事ではレンズに関してはあまり触れません。
駐車場を出てしばらくは一般道歩きになります。
宮ヶ瀬湖に掛かる虹の大橋の向こう側には丹沢の山々が見えます。ちょうど枝の陰になって見えにくいですが、右奥の方の三角の山が神奈川県の最高峰で丹沢の最高峰の蛭ヶ岳(1,673 m)になります。
今回使用したレンズは「ペンタックス Super Takumar 55mm F1.8」です。カメラは「FUJIFILMのX-S10」です。マウントアダプターして、中一光学の「フォーカルレデューサー マウントアダプター Lens Turbo II M42-FX」を使用しています。
山登りにかこつけてレンズの試し撮りをしています。ってか、そもそも山に登り始めたのだって写真を撮るために入山したのがきっかけだし・・・。
鳥居原園地の駐車場から5分ほどで登山口に到着。
山頂のトイレは春までは使えないようですね。
まずはハシゴで支尾根の突端に取り付きます。
今季初めての霜柱。
支尾根からメインの尾根に取り付きます。
前述の通り、今回はレンズの試し撮りも兼ねています。上の写真を撮ったときに、ふと、そうだ今回は光を意識して撮ってみようと思ったので、全体的にアンダーな写真が多くなっています。ちょっとやり過ぎ感が強い写真もありますが、気にしないでください。あと、写真は基本的に撮って出しです。
過去に何度か種明かしをしているので、秘密でもなんでもないんですが、ここから見た丹沢の稜線がこのサイトのメインロゴのモデルになっています。写真の左寄りの一番高いのが本間ノ頭になり、ロゴのUの字の上の部分にあたります。そこから右に小さなピークが2つありますが、その右側、写真だとほぼ中心に見える三角の山が丹沢最高峰の蛭ヶ岳になります。
そして、下に見えるオレンジのアーチ状の橋が虹の大橋です。色々な意味で有名な橋です。以前、僕がこの橋で体験したことを近日中に別記事で公開する予定です。
主尾根に取り付いたら、あとはひたすら登るだけです。山登りを楽しめる程度の多少のアップダウンはあります。
こういう写真をオートフォーカスで撮ろうとすると前景の木の枝にピントが合って奥の山がボケますが、マニュアルフォーカスなら任意のところにピントを合わせることが出来る(もちろんオートフォーカスカメラでも出来なくはないです)ので、思い通りの絵作りが出来ます。
ピース!
モミの若木です。
紅葉は終わりましたが、この時期は濃い緑色が楽しめます。
この写真は撮って出しですが、もう少しトリミングして構図を工夫すればもっと良くなるような気がします。
こっちはシダ類の緑です。
こっちは・・・何の葉っぱだろう? 楕円の虹のようなゴーストが出ています。
鉄塔ポイントです。
こういう写真は広角レンズが使いたいですよね。今回はマウントアダプターを介してなので、35mm換算で55mm換算でのレンズが60mmくらいになっています。ってか、ピント合ってねーし・・・。
真下! なんだこの色?
鉄塔の下の部分はススキ野原があったんですが、なぜか1本を残して全て刈られていました。
この残した1本って絶対刈り忘れとかじゃなくて、意図的に残しているよね・・・。
鉄塔ポイントから宮ヶ瀬湖と宮ヶ瀬ダムを見下ろす。奥には関東平野が広がっています。
ツルウメモドキの実。
写真では分かりにくいですが、この尾根を堺に右側がスギ、ヒノキの植林地。右が広葉樹林帯になってます。僕の好きな尾根のひとつです。
最後の上り階段。写真の見た目より、実際のほうが急に見えます。
階段を登りきって少し進むと、山頂トイレです。登山口にもあったように春までは使えません。
トイレを過ぎると、開けっ放しの鹿柵あり、それをくぐると・・・
・・・権現平山頂に到着です。
広い山頂の一角に山頂標があります。山頂標はたまに無くなっていることもありますが、三角点が山頂の目印になります。
山頂にある展望台です。
展望台からの展望。晴れていて空気が澄んでいれば、スカイツリーや筑波山がも見えます。
山頂にはこのようなベンチ&テーブルが数セットあります。あと、東屋もありますが、この時期は日陰になって寒いので使用する人は少ないです。逆に夏場は早いものがちになります。
昼食にします。最近マイブームの焼きそばです。前回は生野菜と生肉でしたが、今回は乾燥野菜と乾燥肉(大豆肉)を使ってみました。
見かけは美味しそうでしょ。実際に食べても美味しいです。今回は肉の代わりに大豆肉を使いましたが、食べごたえがあるだろうと大きなサイズを使用しました。だけど、小サイズの方が良かったかもです。
結局、山頂に1時間も滞在して下山開始です。登ってきたルートを戻るのではなく、東南林道に向かいます(こっちの方が楽なので)。
少し進むと、鳥居原園地に向かうルート同様、扉が開きっぱなしの鹿柵があります。
権現平に登るルートは3つありますが、なぜか一番利用者が少ないであろうこのコースがもっとも整備されています。
階段も鳥居原園地コースにあったような丸太を並べたようなものではなく、高級(?)階段になっています。
切り株の上についた苔。
このレンズ、前ボケがかなり特徴的ですね。
試し撮り。
ベンチもあります。
このレンズの特徴のゴースト&フレアを大げさに出してみました。
林道が見えました。山頂からは800m程度で整備された歩きやすいルートなので楽ちんです。しかし、ここ、林道に出るわずが数メートルがかなり急です。
下ってきたところを振り返っています。写真で見るとただの階段なんだけどなぁ・・・。
下りに使うのには超便利でも、登りで使うのには超不便なところにある登山口。
あとは緩やかな下りの林道を進むだけ、まっすぐ鳥居原園地に向かうのなら30分ちょっとの距離です。
ススキ。
林道の終点のゲート。鳥居原園地に向かうのは左に向かいますが、今回も前回同様、右に曲がり少し大回りして鳥居原園地に向かいます。
鳥居原園地。
ゴール。
2022年最後の山登りでした。来年からは完全週休2日制になるので、もっと山に行けるようになると思うので、来年もよろしくお願いいたします。