数年前から気になっていた東丹沢の485mピーク。今年の1月に調査に行くも雪のため断念。と言うわけで再びの挑戦。結果から言うと、今度は雨のための断念でした。でも、今回は485mピークに続く稜線の取付き点を確認してきました。丹沢で、特に東丹沢で人が入っていない山域はほぼ皆無と思っていいでしょう。ハッキリ言ってネットで調べれば、簡単にルートや道の状況は調べられると思います。でも、それだと自分の歩いているルートの先がどうなっているか分からないワクワク感は無くなります。未知のルートを探索するという好奇心は、アフリカで生まれた人類が生息域を広げていく原動力のひとつだと思います。脳ミソが限りなく原始人に近い私もその好奇心を満たすべく地形図片手に山の中を歩きまわるのでした・・・。
山行データ
山行日 | 2016年07月23日(土) | ||
---|---|---|---|
コース | (スタート)大棚沢広場~未知の尾根〜宮ヶ瀬越~485mピーク取付き点〜宮ヶ瀬越〜大棚沢広場(ゴール) | ||
山 名 | タ グ | ||
山 域 | 丹沢エリア | 累積標高 | (+)717m |
歩行距離 | 6.272km | 所要時間 | 03時間11分 |
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山行記録
【07時48分】
前回は雪のために断念した東丹沢の485mピークを目指します。もちろん下調べは無しです。地形図と実際の風景を見てルートを決定していきます。
準備を整えて、大棚沢広場からスタートです。
【07時49分】
まずは登山口に向かって厚木方面に進みます。
【07時49分】
ネムノキ。
【07時50分】
夏なのでかなり水位が下がっていますね(夏場は雨が多いのでわざと水位を下げています)。ざっと見ても満水時より10m位は下がっていそうです。でも、宮ヶ瀬湖は水深が100m以上あるので7月22日現在で80%以上の貯水率があります。
【07時51分】
大棚沢広場から数分の所に登山口があります。
【07時51分】
バス停の目の前です。なのでバス停の名前も「仏果山登山口」です。
【07時51分】
ここが入口。
【07時51分】
仏果山まで2.7km。
【07時52分】
夏場はいつもこうだ。草が登山道を塞いでいる。
【07時52分】
登山ポスト。
【07時52分】
ヒルの忌避剤が置かれている。かなり高い確率でカラだけど今日は入っていた。
【07時53分】
この時期丹沢に入山するのに忌避剤はmastの装備だ。前日までは忘れないように、と気にしていたけど、当日にすっかり忘れてしまっていたので、ありがたく塗布させていただいた。
【08時06分】
とりあえずの目的地の宮ヶ瀬越を目指します。
【08時07分】
しばらくはジグザグ登っていきます。
このコースを歩く時はいつもここで写真を撮っている。理由は単純にカメラを置くちょうどよい所があるから・・・。
【08時13分】
山の神。の前にワンカップが・・・その前に・・・
【08時13分】
・・・ご丁寧におちょこまで・・・。
【08時29分】
あと900m。
【08時34分】
ちょっと見にくいけど奥のピークが目指す所・・・。
【08時40分】
ガスってきたな・・・。
【08時41分】
謎の施設。
【08時41分】
ベンチ。
【08時42分】
ベンチの脇というか、謎の施設の裏に尾根が伸びていた。このルートは何度も歩いているけど気が付かなかった・・・。と言うかいつもなら普通に素通りするか、ベンチで休んでいてもボーっとしているだけなので気が付かなかった・・・。
【08時42分】
マーキングもある。よしっ! ちょっと寄り道・・・。
【08時42分】
ん? 道がある。150mほど下ってみた。道はまだ続いているようだ。でも、このまま下ると謎の橋が掛かる沢に出るような気がする。もう少し下ってみたい気もするけど、今日の目的じゃないし、沢に出るならヒルの心配もあるので、秋が深まった時期にもう一度調査することにして引き返す。
【08時52分】
下から見ると道がジグザグに付けられているのがよく分かる。それにしても何の道だろう? 単純に考えて林業用の道かと思うけど、この尾根はほぼ広葉樹林帯になっている。そんな所にここまでりっぱな道を作る必要があるとは思えない。やっぱり、水源林の管理用の道なのか?
【09時00分】
タマゴタケ。このきのこは食べられる。
【09時04分】
ジグザグに登ったあとは、緩やかな広い尾根になる。
【09時05分】
ハートの葉っぱ。
【09時09分】
ベンチに喉って来た。久しぶりのワクワク感のある山歩きでした。30分ほど寄り道して再スタート。
【09時09分】
あと500m。
【09時13分】
あれ? こんな分岐あったっけ? どちらから行ってもすぐ先で合流しているけど、以前は登山口から宮ヶ瀬越までは単純な一本道だったと思うけど・・・。
【09時24分】
ホタルブクロ。
【09時26分】
宮ヶ瀬越到着。稜線に出たら雨が降っていた。逆光だったのでストロボを発光させたらこんなになった・・・。雨粒にストロボの光が反射したためだ・・・。
【09時28分】
ガスっている上に雨も降っている。このコンディションで未知のルートをたどるのは無謀以外の何物でもない。とりあえず485mのピークは諦めて、取付き点だけでも確認しようと、仏果山方向に進む。
【09時44分】
地形図とニラメッコしながら485mピークの取付き点と思われる所に出た。マーカーもあるので間違いないだろう。もっと見通しのいい季節に再チャレンジする、と心に誓って・・・
【09時47分】
・・・帰路につく。
【09時57分】
さて、ここで問題です。この葉の木は何でしょう? 答えはこのページの最後です。
【10時00分】
宮ヶ瀬越に戻ってきた。
【10時01分】
こんなキャラクターが・・・。登山道上でこの着ぐるみとすれ違ったらビックリだね・・・。
このあと、このまま下山するのも物足りないので高取山に寄っていくか悩む。ピークハンターでは無いものの、このまま下山では物足りなさが残る。結局5分ほど悩んで、高取山までサッとピストンしてこようと思う。雨は降っているがレインウェアを着るのも面倒なのでこのままで行こうと・・・数歩踏み出したら、雨足が急に強くなった。いわゆる土砂降りだ。で、結局・・・
【10時05分】
・・・スゴスゴ下山した・・・。これはいわゆる行くなという心の声だろう。過去にこの心の声にしたがって色々な場面を切り抜けているので、素直に心の声には従う。
宮ヶ瀬越の稜線は土砂降りだったけど、西側に下り始めたら雨は全く降っていない。どうやら稜線のところだけ降っていたようだ・・・。これだったら高取山をピストンしてくればよかった・・・と思うけど、引き返す根性は無し。
【10時17分】
ベンチ通過。
【10時20分】
行きはガスガスだっけど、いまは随分と晴れている。
【10時23分】
お〜、ここからなら485mのピークがよく見える。
【10時26分】
振り返るとやはり稜線は雲の中だ・・・。
【10時54分】
登山ポスト通過。忌避剤が効いたのかヒルの被害はありませんでした。
【10時55分】
宮ヶ瀬湖が見えてきた。
【10時55分】
登山口に到着。
【10時57分】
大棚沢広場でゴール。
当初の目的は果たせなかったけど、未知の尾根の発見と485mのピークへの取付き点を確認出来たのは良しとしよう。次回こそピークに立つぞ!
【09時57分】
【答え】問題の答えはヒイラギでした。ヒイラギといえばこの様なギザギザの葉っぱのイメージですが、古木になると問題の写真のように普通の葉っぱのようになるんですね〜。