みちのく潮風トレイル 8/9

最終日、起床。

トイレに行こうとテントを出たら、キレイな日の出が見られました。

少し身体を動かしてみて、だいぶ疲労が回復しているのを実感。これなら十分にゴールを目指せる。

それにしても、今回はこのような体調でよくここまで来られたと思う。こんなに薬を飲みながら歩いたもの初めてだ。普段はエマージェンシーキットの中には薬を常備していても使ったことは無かったので、ただ装備の重量を増やしているだけのもの、という認識が強かったけど、やはり必要な装備だと再認識した。

今日の、というか今回のトレイルのゴール地点の海女センターまで約25km。それほどアップダウンは無いだろうと思う（そんなことは無かった）。しかし、海女センターから久慈駅まで戻るのに約10km強はあるので、ノンビリと出発と言うわけにもいかないけど、バリバリ早立ちするぜぇ！　という気にもならない。最終日＆市街地に向かうという安心感がそう思わせているのだろうか？

朝食を軽く済ませ、再びゴロゴロ。

やっと重い腰を上げて撤収開始。

撤収完了＆最終日スタート。

樹林帯の中のキャンプ場。この立地、設備（夏場には海水プールまである）で営業期間内でも使用料が200円というのは信じられない。と言うか関東のキャンプ場は高すぎる。でも関東にこのようなキャンプ場があっても朝早くから並ばないといけなさそうだし、予約制でもすっと先まで予約が取れないなんてことになりそうだけど・・・。

最近、関東ではティピー型のテントが多く見られるけど、ここらではドーム型が多く見られるような気がする。もっとも、ここのキャンプ場はティピー型は建てづらそうだけど・・・。

前述したとおり、北侍浜キャンプ場からきのこ屋までは２通りの行き方があります。まず、キャンプ場から駐車場の手前を右に折れ・・・

・・・階段を登り・・・

・・・車道を進む方法と・・・。

上の道を手前方法に進んで、・・・

・・・キャンプ場への分岐を左手に見て・・・

・・・海に向かって下って行くと・・・

・・・みちのく潮風トレイルの分岐があります。

このような道を200mほど進むと・・・

・・・きのこ屋の真下に出ます。昨日入った入り口はあの建物の真裏になります。

きのこ屋の下を通り、建物を少し過ぎた辺りに分岐があります。ここからきのこ屋は行けそうですね。

横沼展望所までは約1km。

鳥居。

ん？

舗装路に出た。

横沼展望所まで600m。しばらくは舗装路を進む

漁港？

東日本大震災の時はここまで波が来たのか？　結構な高さだぞ。上の写真の建造物は全て沈むぞ。あのときは映像でしか津波を様子を見ていなかったけど、実際にこのような物を見るとその威力がよく分かる。出来れば海抜○○mとかも一緒に書いてあればいいのに・・・。

あそこが丸々波の下になったってことか・・・。全く想像が出来ない・・・。

ここから再び不整地に入ります。

横沼展望所まで200m。

海女センターまでまだ20km以上はあるな・・・。

横沼展望所への分岐。近いのでちょっと寄り道。

文字通り展望台がある。

展望台からの風景。

真下・・・怖っ！

近くに小屋がある。監視小屋か？

分岐まで戻って、次は白前に向かいます。白前？　何処だ？　地図で確認すると白前漁港とある。とりあえずそこに向かう。

休憩所。ゴミ箱まで置かれている。誰が回収するのだろう？

見づらいけど、小さな谷を降りる。

谷底には小川が流れている。まぁ、考えて見れば海岸沿いを南下しているので、海へと注ぐ小川、河川などはことごとく渡らなくてならないんだよな・・・。

よいしょ、よいしょ。

再び休憩所。地元ではメジャーなトレッキングルートなんだろうか？

海沿いを歩いていると思えない。

再び舗装路に出る。ここを左に下っていく。

本波漁港まで2.9km。あれ？　白前漁港は何処行った？

しばらく下ると右手に分岐がある。

みちのく潮風トレイルのテープがある。なんとなくだけど、ここから管理団体が変わったような気がする。なんとなくだけど・・・。

ニリンソウがイッパイ。

テープ。

古そうなみちのく潮風トレイルの道標。

ゼンマイ。

こう見ると、丹沢の山の中を歩いていると言ってもわからないけど・・・

・・・180度反対を見ると、すぐそこに太平洋が広がっている。

あれ？　道に轍がある。

あっ！　再び舗装路。左に進んで進む。

本波漁港まで約1km。

ここからは地形図を見ても分かる通りかなりの標高を下ります。下るってことは同じ分登らなければなりません。今日はアップダウンは無いと思っていたけど、どうして、どうして結構アップダウンがあります。

ここにも震災の時の波の到達地点の標識があります。奥に海が見えると思いますが、谷筋ということもあるけど、かなりの位置まで波が到達したんですね。

ほぼ海抜０メートルまで下ってきた。

ここを右に入るんだけど、道標は左にある。左にゆくるカーブを描く道なりに進むとすぐに本波漁港がある。特に見るものも無さそうなのでここを右に進む。

次のランドマークは厳島神社。2.6km。

右手の大きな崖を登る。ぼーっと歩いているとここに道があるとは思えない。

ちょだけ本波漁港が見える。ここって何か見るものがあるんだろうか？？？

崖に取り付く。って言ってもちゃんと道は出来ている。

なんとか先程までいた高さまで登ってきた。ここからしばらくは歩きやすい道が続く。

この辺りには今まで見たことがない道標がある。一応進む方向を指し示しているのでありがたい。しかも、大きいので見逃す心配もないし、設置場所もわかりやすい。

あれ？　なんか車が通れる道だね。

この辺りは結構分岐があるが、道標がしっかりしているので迷うことが無い。

この辺は植林地なのだろうか？

いつもの道標があった。

ここからは車の通れない道になる。厳島神社まで1km。

沢を渡る。沢は地面を侵食して大きな谷を作る。ので、大体沢の前後は下って登ってが義務付けられる。

と言うことで登ります。どのくらいの時間を掛けて地面を侵食したのかは分かりませんが、侵食しすぎっす。地面頑張れ！

この古い道標には「久慈市商工観光課」の文字があります。茶色に緑の線のりっぱな道標には「環境省」の文字があります。・・・。

再び道が広くなった。

あれ？　民家が見えてきた。

住宅街からトレイルに入るところ（逆から見ればトレイルから出るところ）には芝桜（だと思う）が植えられている。地元の方が植えたのだろうか。ちょうど満開だ。

厳島神社まで500m。

久慈の市街地が近づいてきた。厳密に言うと私が久慈の市街地に近づいているんだけど・・・www。

分岐・・・

・・・には一応、道標がある。厳島神社まであと300m。基本的に神社仏閣は深い森を伴っていることが多い。なので、近くまでくるとなんとなく分かるもんだけど・・・

・・・あれ？　行き止まり？

少し引き返してみる。ここにY字路がある。右奥から来て今いる方に入ってきた。歩いている時は直進しているつもりだった。が、今写真で見返してみると、右奥から来て右に緩いカーブをしている道に見えなくもない。つまりこの写真では右奥から左に進むのが正解なんだと思うけど、う〜ん、ここにも道標プリーズ！

左に曲がって・・・

・・・真っ直ぐ進むと・・・

・・・鳥居がある。ここが厳島神社だけど、、、社殿が見えないね・・・。

ふむふむ、砲台跡もあるのか。

鳥居をくぐって、更に進む。細い道がずーっと下っている。しかも、かなり急なところもある。

どこまで下るんだこれ？　って思っていると・・・

・・・一番低いところまで降りてきた。ここからは登りだ・・・。うっ！　いままで下ってきた道を考えると、、、この先まで行く元気は無かった・・・。公式マップを見ると、ルートは入り口の鳥居の所でで右折している。決して本殿までルートは伸びていない。（←我ながら恥ずかしい言い訳でした）

と言うわけで入り口の鳥居まで戻ってきた。もし次のチャンスがあれば、ここにザックをデポしてピストンしようと思う。