登山・キャンプ時の日焼け&虫除け対策について

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最近はアウトドアが静かな(?)ブームのようで、女性なども山登りやキャンプに行くことが多いと聞きます。その為の雑誌もあるようですが、特に女性には日焼け対策に関しては詳しく解説されているようですが、虫のことまで触れられていることは少ないようです。

確かに、森や沢や滝などはそこにいるだけで癒されますが、そこにはたくさんの虫がいるのも事実です。これは季節にもよりますが、孵化したばかりのカゲロウ数千(数万?)匹が川面一面に飛んでいる、なんてこともあります。朝イチの山歩きではかなり高い確率で蜘蛛の巣に引っかかることもあります。自然の中なので当たり前と言えば当たり前なんですが、雑誌やTVで紹介されている登山やキャンプの楽しい部分だけ見て来た人がまずビックリするのが虫の多さだと思います。特に都会などに住んでいて普段あまり虫を目にしない人などは特に驚くと思います。

まぁ、虫とはいってもただ飛んでいるだけや這っているだけの虫はいいんですが、ヒルや蚊やブヨ(ブユ)、蜂などには出来るだけ近寄ってほしくはありません。なので、あくまで自分流ですが虫除けを中心に日焼け対策についても書いてみたいと思います。

目次

日焼け対策

知識としては高所に行くほど紫外線は強くなってくる、ということは知っていたのですが、私は紫外線をナメていたようです。以前富士山に登った時に日焼け止めクリームは持って行ってはいたんですが、元来の面倒くさがりの性格のために使わずにいたら、おもいっきり日焼けしてしまい、後日大変苦しみました。まず、腕には水疱が無数に出来て、自分でも一体何が起こったんだ? とビックリするほどでした。その時は一週間の間に皮が3回剥けました。もともと肌が弱いので普通の海水浴でも、晴れていたりなんかしたら翌日は全く動けなくなってしまいます。よく、日に焼いて黒くならずに赤くなる人もいますが、そんなレベルじゃないです。殆ど火傷状態になってしまいます。

私は普段帽子はあまり被りません。視野が狭くなるし、まわりの音が変わってしまうのが嫌なので極力帽子は被らないようにしています。しかし、前述した富士山の時は、頭のテッペンと耳の後ろから膿が出ました。ここも完全に火傷です。紫外線恐るべし! なので、最近は天気の好い日に標高の高いところに行く場合はなるべく帽子をかぶるようにしています。それも出来ればCapよりもHatのようなひさしの多いものを選んでいます。最近のアウトドア用の帽子ならば素材自体も紫外線をカットしてくれるので、より安心です。また、うなじの部分を覆うような布が付いているタイプもあるので、マメに日焼け止めクリームを塗るのが面倒だという方はこのようなタイプの帽子ならば、何もかぶっていない時よりもはるかに紫外線をカット出来るのでお勧めです。でも、これで完全に紫外線を防げるわけではない(帽子だけでも結構焼けます)ので、より万全を期したい場合は日焼け止めクリームと併用した方がいいと思います。

日焼け止め

そんな経験をしてから、標高の高い山に登るときは日焼け対策をするようになりました。もっとも私の場合は帽子と日焼け止めクリームをメインにしています。しかし、最近はそれプラス「スキンズ パワースリーブ」を愛用しています。これはこのページの下の方に画像があると思いますが、腕の部分だけをサポートするタイツのようなものです。紫外線対策もしてありますし、どういう理由かは分かりませんがこれを着けると少しヒヤッとします。なので、熱い夏場の山登りの時は半袖でいるより快適です。また、吸湿速乾性もあるので汗をかいてもサラサラのままです。なので、一度使うと手放せなくなります。また、これを着けていると肌の露出が抑えられるので結果的に虫対策にもなっています。

日焼け対策に関しては恐らく女性の方がたくさんの知識を持っていると思います。今のわたしは、なるべく直射日光を当てないようにして、どうしても当たってしまう部分に日焼け止めクリームを塗ることくらいしか出来ません。しかし、登山中はかなりの汗をかくのですぐに取れてしまいそうです。「汗にも強い」なんて製品もあるようですが、登山中の汗は通常の汗とは違うので、結局何度も塗りなおさなくてはなりません。普段化粧をしない(当たり前ですが)私は面倒で仕方ないです。なので、他に何か良い対策(簡単でしかも効果的な!)があれば教えて頂けると幸いです。

これは日焼け対策というより日焼け後のことなんですが、紫外線の強い日に山登りをすると下山後には肌が火照っていることがあります。そのときはSEA BREEZE(シーブリーズ)を肌に塗布しています。もともと日焼け後の肌などに塗布するものなので使い方は間違っていませんが、その効能よりもわたし的には火照った肌に気持ち良いので好んで使っています。。しかし、日焼けしていない時(特に夏場の暑い時など)にも使っていますが、量販店で買った1リッターのボトルはなかなか使い切れません(>_<)

虫除け対策

プレシャワーUV

虫はあまり得意な方ではないですが、人間にちょっかいを出さない虫はあまり気になりません。しかし、人間に多大なる被害を与える虫は、なるべく速やかに去ってもらいたいです。前述しましたがヒルや蚊やブヨ(ブユ)、蜂などがそれにあたります。なお、ヒルに関しては以前このサイトでも取り上げているのでソレを参照していただくとして、今回は蚊やブヨ(ブユ)や蜂について考えたいと思います。ただし、私は専門家ではないので自分自身が経験した事を元に考えたいと思います。

まず、基本として虫除けのスプレーを塗布します。あまりべとつかない方が好きです。ただし、このような虫除け剤の場合は蚊を避けるのには効果的ですが、ブヨ(ブユ)や蜂には効かないとも聞いたことがあります。また、ブヨ(ブユ)や蜂などはハッカ水などの方が効くと聞きますが、ちょっと高価なのでまだ試したことはありません。

この虫除けスプレーも日焼け止め同様汗をかくと落ちてくるので、こまめに塗布する必要があると思いますが、私の場合はスタート時に塗布したっきっり、なんてことも珍しくありません。ハッキリ言って効果がよくわからないので、あまり積極的に使っていないというのが真実です。

ポイズンリムーバー

一応、装備にはこのような「ポイズン リムーバー」と呼ばれる毒を吸い出す道具も準備しています。これは虫除け対策というより、すでに虫に刺されてしまった後に使用するものですね。今のところ一度も使ったことは無いですし、これからも使うことが無いことを祈っています。

山の中では何があるかわからないですし、自分自身は使わなくても他の人が使うこともあるかもしれないのでこれからも装備に加えておくつもりです。そもそも、なんでコレを装備に加えようと思ったかというと、以前ブヨに刺されたことがありまして、その時は一週間位指が腫れて、その間ずっと痛痒いのが続きました。もし刺された時にすぐにこのようなもので毒の一部でも吸い出しておけば被害は最小限で済んだかもしれません。そんな思いから装備に加えました。でも、せっかく購入したものですが、使わないで済むならそれに越したことはありませんね。それに過信は禁物ですね。実際に蜂などに刺されたら、一応これで吸い出したとしても、すぐに清潔な水で洗い流して病院に直行したほうが良いと思います。

ムヒアルファS

装備の中にはこのような虫刺されの薬も入っています。しかし、画像にあるのはほぼ蚊専用ですね。ブヨ等に刺された場合は抗ヒスタミン薬とステロイド成分を配合している薬を使用する必要があります。しかし、ブヨの場合は症状が出るまで少し時間がかかる場合もあるようです(私の場合は翌日から腫れだした)。なので、行動中に使うのはかゆみ止めが主な使用目的になることが多いと思ういます。そんな時はこのような簡単な虫刺され(かゆみ止め)の薬を常備しておけば、蚊に体中を刺されてカユくて眠れない、なんて時には有効かも・・・。

どこでもベープ

以上は主に行動中の虫除けの話しでしたが、実際は行動中は動いているのであまり虫のことは気になりません。実際に虫の攻撃が嫌だと思うのはテント場での事の方が圧倒的に多いです。特に蚊には何度も悩ませられました。標高が高いテント場などは比較的蚊は少ないと思いますが、標高が低いキャンプ場などは”蚊だらけ”なんてこともあります。

そこで、導入したのがこの「どこでもベープ」です。単四電池2本で薬の染み込ませた円盤を回して薬効成分を拡散させて虫を寄せ付けないようにしています。アウトドアでも使いやすいようになっていて、マジックテープで腕に付けたり、フックでぶら下げられるようになっています。なので、私はテントの天井にぶら下げて使っています。

しかし、イマイチ効果が分かりにくいです。虫除けグッズ全般に言えることなんですが、効いているのかいないのかよくわかりません。

蚊取り線香

で、結局行き着いたのがコレです。「ザ・日本の夏」とも言うべき蚊取り線香です。なんだかんだ言っても夏はコレでしょう。これはアウトドアに便利な作りになっていて、普通に置いても使えますが、フックが付いているのでぶら下げて使うことも出来ます。また、線香自体をネットで挟みこむことによって、行動中でも使用することが出来ます。ちなみに線香は専用のミニサイズのもの(約3時間燃焼)を使用します。ノーマルサイズの外側を折って少し小さくすればノーマルでも問題なく使えると思います。

しかし、この「ザ・日本の夏」でも困ることはあります。ハッキリ言ってテント内で使うのは無理があります。風向きにもよりますが、私の場合は前室あたりに置いて使用しています。効果に関しては・・・少なくても「効いている感」は一番あると思います。ただし、この匂いが嫌いな人もいるようなので、テント場が混み合っていたりした場合は気をつける必要があるかもしれません。

以上が私のわたし流の日焼け&虫除け対策です。まぁ、今のところ虫に関しては大きな被害が無いのでこの程度ですが、理想はどの程度対策すればよいのかわかりません。日焼けに関しては日焼けのメリットよりデメリットの方が大きそうなので突き詰めていっていいと思いますが、虫に関しては、自然の中に入っていくのだから虫がいるのは当然です。かと言って、虫に好き放題させようとも思わないので、その辺のバランスは難しいと思います。非常に短絡的に考えれば、日焼けも虫除けも無駄に肌を露出しないのが一番だと思うのですが・・・。まぁ、あまり神経質にならずに適度に紫外線や虫と付き合っていけたら、と思いつつ「モヤモヤ」したままで今回は終わりたいと思います。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 室内の四隅にワンプッシュするだけで、蚊が寄ってこないスプレーを
    購入。さっそく、テント内で試してみましたが効果薄し。
    また、従来からの音波式や電池式ではしっかり蚊に刺されます。

    結局、効果があるのは、古くからある蚊取り線香と虫除けスプレー。
    しかし、この二つもカナダのギブソンズでカヤックした際には、
    効果弱しといった感じ。

    ちなみに、カナダでは、虫除けクリームをたっぶりと塗り付けます。
    しかし、このクリーム。薬品臭が強く、またデリケートな日本人の肌
    には合いません。
    海外、特に北極圏近くに旅行される時は注意が必要かも。

    • おがさわらとしゆきさん、コメントありがとうございます。

      やはり、虫よけに関しては決定的な解決方法はないんですね。
      自分も色々試したけれど、最近は虫よけスプレーonlyになっています。
      まめにスプレーしていればほとんど虫にさされません。

      でも海外の虫はちょっと手強そうですね。
      もし、海外に行く場合は現地の虫対策を調べた方がいいんですね。
      貴重な情報ありがとうございます。

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