失敗から始まりました
ボケが始まった。わけではないと思うけど、久々にAmazonで失敗してしまった。
カップヌードルリフィルというものを知っているだろうか? アウトドア系の人にはわりとお馴染みのものなので、知らない人はいないと思う。けど、コンビニではなかなか見ないこともあり、知らない人もいると思うので簡単に説明すると、日清食品のあのカップヌードルの中身だけの商品で、カップなしカップヌードルと言えばイメージしやすいかな?
最近ではキャンプでカレー麺がひとつのトレンド(?)になっているように、山でカップヌードルも定番中の定番だ。キャンプなどは車やバイクで物資の大量移送が出来るのであまり問題にならないけど、登山の場合はそうはいかない、日帰りで1つ2つ持っていくぶんにはそれほど問題にならないと思うけど、3つ4つとなると重量はそれほどではないけど、その体積は馬鹿にならない。ザックの中身の大半がカップヌードルに占領されることになる(以前、日帰りで4つ持っていったことがあります「【登山】山登り17年目に突入して初めての山行(津久井城山〜堂所山)」)。
つまり邪魔なのだ。そんな時に便利なのがこのカップヌードルリフィルだ。カップが無いので省スペースになる。食べ終わったあとも、ゴミが最小限で済む。
僕自身も日帰り登山などではカップタイプのカップヌードルを持っていくことがほとんだけど、数日に渡る縦走やロングトレイルのときはこのリフィルを持って行くことが多い。
では、冒頭で「久々にAmazonで失敗してしまった」と言っているのはどういうことかと言うと、僕はこのカップヌードルリフィルを4個買うつもりだった。しかし、実際にAmazonから送られてきたのは以下の写真にあるように箱(8個入り)で送られてきた。Amazonが間違えたわけではなく、僕自身の勘違いが原因なのだが、Amazonで4個セットで売っているものだと思い込んでしまっていたのだ。ちゃんと見れば、「x8個」とあるので勘違いのしようがなさそうだけど、思い込みとは怖いものである。登山時でも単純なルートミスはこの思い込みよるところが大きいと思う。気を付けなければ・・・。
しかし、まぁまぁ、保存用の非常食にでもなるので、多少多い分には問題無いだろうと思ったけど、実はこのカップヌードルリフィル、賞味期限がそれほど長くないのだ。僕がAmazonで購入したのが2021年10月15日、賞味期限が2022年04月25日とある。半年程度しか保存出来ないのだ。Amazonが賞味期限ギリギリの商品を送ってきたのか? とも思って日清食品さんのホームページで確認したら、そもそもがこの商品の賞味期限が8ヶ月とある。非常用の保存食には向いていないのだ。とは言うものの、僕自身この商品で賞味期限を1年以上超えたものを食べたことがあるが、特になんともなかったのだが、それを積極的に人にお勧めする気も無い。と言うか、僕自身もなるべくなら賞味期限内に食べたい。しかし、このコロナ禍で積極的に遠征も出来ず、日帰りの登山ではこのリフィルタイプより、カップ付きの方が明らかに利便性は良い。そうなると、思うように消費出来ない。どーしよー・・・。
しかし、転んでもただでは起きない系の人なので、以前このブログで「シェラカップでカップヌードルリフィルを作る」というのをやっていたので、今回はそれをもう少し拡大していろいろなクッカーでカップヌードルリフィルを作ってみました。これで一気に4個消費することに成功しました。
というわけで、色んなクッカーで作ってみた
とりあえず、近くにあったカップヌードルリフィルを作るのにちょうどよさそうなクッカーを集めてみた。現在でも比較的手に入れやすそうな物を選んだつもりです。それが以下の4種類のクッカーです。
しかし、 右下の「ベルモント チタンシェラカップ 深型480ml」だけは、どうやらバージョンアップされたらしく同じものは見当たらなかったです。もっとも、カップ内部に計量用のメモリが付いて、取っ手部分に箸が引っ掛けられるようになったと、純粋なバージョンアップなので、今回の比較では特に問題ないと思います。
- (左上)キャプテンスタッグ ステンレス ラーメンクッカー570ml(リフィル用)
- (右上)エバニュー チタンカップ400FD
- (左下)ベルモント チタンシェラカップ 深型480ml
- (右下)ダイソー メスティン(1合用)
それそれのカップにカップヌードルリフィルを移します。ダイソーのメスティンは横幅がリフィルより少し狭いので、無理やり押し込んでいます。なので、上の写真の状態では底には付いていなく宙に浮いた状態になっています。まぁ、カップ付きの方もこのような状態になっているので、これはこれでいいでしょう?
僕はこのカップヌードルリフィルをクッカーに移すのが苦手です。必ず具や麺、または粉末スープが飛び散ります。というもの、このパッケージには中身がキツキツに詰められてて、そこから押し出すのにかなりの力が必要になります。いつも、フンッ! って言って押し出すのですが、かならず何かが飛び出します。きれいにクッカーの収まったためしがありません。なにかコツがあるのでしょうか?
ここにそれぞれお湯を注ぎます。お湯の量は330mlとパッケージは書かれているのですが、実際に山でそんなに厳密に計量出来ないので適当です。
そして、フタをして3分ほど待ちます。純正のフタがあるのは、キャプテンスタッグのラーメンクッカー(左上)と、ダイソーのメスティン(右下)だけです。あとは適当なシェラカップ用のフタをしています。
キャプテンスタッグ ステンレス ラーメンクッカー570ml(リフィル用)
そもそも、このクッカーはリフィル用として作られているのでサイズ感はぴったりです。
取っ手もつかみやすく食べるのに不安はありません。さすがに専用を謳っているだけはあります。
ただし、ステンレス製なので少々重いのは仕方ないですが、雑に扱っても変形する心配はほぼありません。
このクッカーは内側にリフィル用にお湯の量を示す印がついています。いちいち計らなくてもよいのでこれは便利です。
エバニュー チタンカップ400FD
このクッカーはチタン製なので軽いです。取っ手にシリコンチューブが付いているので熱くならず、滑りにくいので、食べるやすいです。
しかし、取っ手は小さ目なので、手の大きい人はちょっと窮屈かもしれませんね。
ベルモント チタンシェラカップ 深型480ml
これは以前(11年前)にも同じことをしているので、詳細はそちらを見てください。
これは以前(11年前)にも同じことをしているので、詳細はそちらを見てください。
しかし、以前の記事では、
「それ以前の問題として、通常の登山でノーマルのカップヌードルの代わりにこのリフィルを持っていくメリットが見つかりません。」
などと、かなりネガティブなことを書いています。しかし、以前は日帰り登山で1つだけ持って行くことを大前提にしています。前述しましたが、僕自身は今でも日帰り登山のときはカップ付きを持っていっています。しかし、その後、テントを背負ってでの縦走登山や、ロングトレイルをしてきて、このリフィルの存在価値を再認識しています。
ダイソー メスティン
最近大人気のメスティンです。本家のトランギアのメスティンも大小複数個持っているのですが、今回は本家のものより小さいダイソーのものを使ってみました。500円のやつです。
写真を見てわかると思いますが、完全にお湯が少なかったです。構造上、目見当で適量を入れるのはかなり難しいです。まぁ、これは完全に僕のミスなんですが・・・。
まぁ、このメスティンでもカップヌードルリフィルは作れなくはないですが、やはりあまりお勧めは出来ないですね。しかし、ここに1品加えるなどのアレンジをする場合は、このメスティンの大きさは必要かもしれません。
また、これはメスティン特有の問題だと思うのですが、取っ手を持っては食べづらいですね。なので、僕は特に汁物などは本体を持って食べています。でも、熱いんですよね・・・。
総括
結局、僕のお勧めとしてはやはり、専用を謳っているだけあってキャプテンスタッグのラーメンクッカーですね。次はエバニューのチタンカップとベルモントのチタンシェラカップがお勧めです。メスティンはこのカップヌードルリフィルには合いませんね。
ちなみにキャプテンスタッグのラーメンクッカーは現在の僕のメイン装備に入っています。このラーメンクッカーはJETBOIL MiniMoにちょうど収まるんですよね。詳細は過去の記事で書いているので、MiniMoを持っている人は以下の記事も読んでみてください。
[注]今回作った4つのリフィルは撮影終了後においしく頂きました。普段から少食の僕のお腹は爆発しましたが・・・。