タイトルにあるように昨年の4月22日以来、357日ぶりの山登りです。
とは言うものの、まだ足は完全には治っていないので、まずは調子見がてらの山歩きです。まぁ、登山というよりは森林公園に毛の生えた程度の軽いトレッキングといったところでしょう。無理はしません。
なので、今回は家からも近く、手軽な低山というこことで、神奈川県の宮ヶ瀬湖の北にある権現平というところに行ってきました。
山行データ
山行日 | 2020年04月13日(土) | ||
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コース | 鳥居原園地〜登山口〜権現平(永峰)〜東南林道〜鳥居原園地 | ||
山 名 | 権現平(永峰)(569m) | タ グ | |
山 域 | 丹沢エリア | 累積標高 | (+−)335m |
歩行距離 | 5.38km | 所要時間 | 2時間22分 |
マップ
高低グラフ
山行記録
【09:23】鳥居原園地
宮ケ瀬湖畔にある鳥居原園地という場所に車を停めて、ここからのスタートです。
山登りにしては遅いスタートですが、ここの駐車場が開くのが9時なので仕方ないですね。それに権現平まではのんびり歩いても1時間半ていどなので、それほど焦る必要もないし……。
駐車場を出て、湖畔の道を南下します。
新緑にはまだちょっと早いけど、着々と木々は芽生えていますね。
しばらく道沿いを歩くと左側に登山口が見えてきます。
写真の左側でちょっと切れていますが、ヒルの注意を促すとともに、忌避剤も置いてあるボックスがあります。が、めったに中身が入っていることはありません。なので、この時期の丹沢登山はヒルへの対策は自己でしっかり行う必要があります。
とは言うものの、僕自身は塩を持つくらいしかしていませんが……。
【09:30】登山口
さぁ、ここからは本格的な山登りになります。
まだ、足が不完全な状態なので慎重に進みます。
ここで、僕の足につい簡単に書いておきます。
え〜っと、まずはサイズは……、あっ、そういうことじゃないよね。もとい、ちょうど一年くらい前に右足の踵の部分に痛みを感じました。とはいうものの、通常の生活に支障をきたすほどではなく、痛みをほとんど感じない日もあります。しかし、基本的には軽い痛みがずーっと続いているって感じです。なので、ここ1年は山登りを控えていました。まだ、完治というほどではないですが、最近は痛みが無い日のほうが多くなってので、今回の様子見登山の決行となったわけです。
まぁ、一度病院に行けよっ! って話なんですが、日常では特に問題無いのでここ1年ほど様子を見ています。
少しでも悪化するようなら病院に行く必要もあると思うんですが、最近は明らかに痛みが減っているのでもう少し様子をみようと思います。
(ここまでは)順調、順調。
やっぱり、新緑の緑はキレイですよね……。
樹林帯の中を、一歩、一歩、慎重に進むと、急に目の前が開けて正面に鉄塔が見えてきます。
鉄塔の真下っ!
眼の前が開けたので、宮ヶ瀬湖が見えます。奥には宮ヶ瀬ダムがあり、さらにずっと奥は関東平野が広がっています。新宿副都心のビル群なんかも見えます。冬の空気がキレイな時は筑波山まで見えることもあります。
権現平まではあと800m。
このルートで一番好きな場所なんですが、まだちょっと季節が早かったですね。こう少しすると右側の針葉樹林帯の濃い緑と左側の広葉樹林の明るい緑のコントラストがキレイです。
ちなみに秋は左側のみ紅葉して紅や黄色になります。
さぁ、山頂直下の最後の登りです。写真で見るとたいしたことないように見えますが、実際にはそこそこ急な階段が続きます。
でも、距離はそれほどないので、最後のひと踏ん張りです。
さぁ、階段を登りきってここを左に90度曲がれば・・・
・・・トイレがあります。ここのトイレ、冬場は閉鎖しているので要注意です。
登山口には閉鎖期間のことが書かれているので要チェックです。
ちなみに、この日はオープンしていました。入っていませんが……。
上記のトイレの左側を抜けると鹿柵があります。
ここをくぐると、すぐ・・・
・・・権現平です。
平というくらいなので、そこそこ広い平坦地が広がっていて、東屋やベンチ、テーブルが設置してあります。
【10:23】権現平山頂
しょっちゅう変わる山頂標。この山頂標は初めて見ます。下に三等三角点があります。
一部開けたところがあり、そこが展望台になっています。
ベンチ状になっていますが、ここがいっぱいになっているのを見たことはありません。
展望台からの景色です。基本的に先程の鉄塔からの展望と変わりませんが宮ヶ瀬ダムが近くなっています。関東平野も良く見えます。
【10:29】昼食
足の調子が良いので、すぐとなりにある南山まで足を伸ばそうかと思いましたが、無理は禁物と言うことで予定通りここを今日のゴールとします。
そうと決まれば、お昼ご飯です。まぁ、ド定番のカップ麺とおにぎりです。お湯も山専ボトルに入れて持ってきています。
【10:47】下山開始
さて、下山です。登って来たルートを戻るのでなく、山の裏側にある東南林道に向かいます。理由は2つ。
- 足への負担を減らすために最短で下れるルートだから。
- 同じルートを戻るのはつまらないから。
下り始めてすぐに鹿柵があります。
このルート、アクセスがしずらく(理由は後述)、使う人も少なそうだけど、整備だけはどのルートよりも立派にやっている。
ただし、ここのルート、ヒル濃度が相当濃いので立ち止まるのは要注意です。ここで、昼食や休憩が出来るのはヒルの活動が鈍る真冬のみです。なので、この日はスルーします。本当は写真を撮るのに立ち止まるのも嫌です。
ヒルにビクビクするあまり、手を振って歩いているときに、視界の端のほうに異質なものを見つけてしまい、ビクってなってしまった。良く見たら袖にブランド名が書いてあるだけだったんだけど、手を振る度に視界に入るのでマジビビった。そもそも、こんなにでかいヒルなんていないのに……。
ベンチもある。
林道が見えてきました。
林道に出る最後の階段なんでが、もはや階段というより梯子? ってくらい急です。足に負担をかけないように慎重にくだります。
【11:05】(東南林道)登山口
下ってきたところです。上部の黒い階段がけっこう急です。
林道に出たら、丹沢必須の行動で、ヒルチェックを行います。特にズボンの裏、靴下の中をチェックします。もし見つけたら、手で引っ張らないで、塩をひとつまみ振りかけるか、ライターで炙ります。どちらも簡単にヒルは落ちてくれますが、ライターは熱いので、塩の使用をおすすめします。
(東南)林道に出て、右側を見ます。緩やかに下っています。
(東南)林道に出て、左側を見ます。中央奥に見える(オレンジの)コーナーミラーまでは緩やかに登っていますが、そこから先は緩やかな下りです。
つまり、ここ(東南林道)の登山口は林道のほぼ最高地点にあります。ということで、左右のどちらに進んでも緩やかな下りになります。
逆に、ここの登山口を登りに使うと、左右どちらからアクセスしてもダラダラとした登りになります。登山口に着く頃にはヒーヒーになっています。特に夏場は舗装路からの照り返しで地獄です。
なので、このルートは下りで使うことをおすすめします。
まだ、桜がギリ残っていました。
林道の終点です。ここまでは緩やかな下りなので、のんびりと、足への負担も最低限で来ることができました。
ここから、左に曲がって住宅街を抜ければ・・・
【11:40】鳥居原園地
・・・ゴールです。
気をつけていたせいもあるけど、足はすこぶる絶好調でした。これならもう少し山登りらしい山登りもできそうなので、次回はもう少しレベルの高い山に挑戦してみようと思います。
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