GREGORY ZULU 35
先日、丹沢にある大山の山頂で昼食にしようと愛用のザック(GREGORY ZULU 35)の中から水筒を取り出した時、なにやら白いツブツブが付いていることに気づきました。
しかもベトベトしています。あれ〜? 何だろ? と思ってよく見たらザックの内側のコーティングが剥がれて、それが水筒に付いていました。
あ〜、ついにこのザックもか……。
僕は山登りを始めて20年近く経っていて、その間に15個以上のザックを使ってきました。なので、過去にも同じような経験が何度かありました。
これは通常のザックの内側には、防水のためのポリウレタンのコーティングが経年劣化(加水分解)したものです。
まぁ、ザックを購入してから約8年も経っているので、やむなし なのかもしれませんが、それでも、お気に入りのザックだったので、ちょっとガッカリですね。
ネットで調べてみると、一度コーティングを剥がして、再コーティングする方法もあるようだけど、
う〜ん、どうしよう。再コーティングするか? 買い替えるか?
とりあえず、この問題はやる事リストの上位に配置しつつ、ひとまず置いといて、そもそも何でこんな現象が起こるんだろう?
と言うわけで、いつものようにChatGPT君に聞いてみました。
ポリウレタンの加水分解の原因と対策を教えて
ポリウレタンの加水分解は、主に湿気と高温により引き起こされる化学反応です。この反応は、ポリウレタンのエステル結合が水分と反応して分解されることによって進行します。具体的な原因と対策は以下の通りです:
原因
湿気: ポリウレタンは吸湿性があり、湿度の高い環境では水分を吸収しやすくなります。これが加水分解の主要な原因です。
高温: 温度が高いほど、化学反応の速度が速くなるため、高温環境も加水分解を促進します。
酸やアルカリ: 酸性またはアルカリ性の環境も、ポリウレタンの分解を早める可能性があります。
対策
乾燥した環境での保管: ポリウレタン製品を乾燥した環境で保管することが重要です。湿気を避けるために、密閉容器や除湿剤を使用することが効果的です。
適切な温度管理: 高温を避け、涼しい場所で保管することが推奨されます。特に、直射日光の当たる場所や高温多湿の場所を避けるようにしましょう。
安定剤の使用: ポリウレタンの製造過程で安定剤を添加することで、加水分解に対する耐性を高めることができます。これにより、製品の寿命が延びます。
表面コーティング: ポリウレタン製品の表面に保護コーティングを施すことで、水分の浸透を防ぎ、加水分解を遅らせることができます。
これらの対策を実施することで、ポリウレタンの加水分解を防ぎ、製品の寿命を延ばすことが可能です。
う〜ん、加水分解って言うくらいだから水分が関係するんだろうな? とは思っていたけど、文字通りで、水分が加わると、分解してしまうということか。防水目的のコーティングなのに、水分を嫌うとは……。
ってことは他の10年越えのザックも怪しい。
調べてみた。
小型のザックでは怪しそうなものもあったけど、まぁ、まだしばらくは使えそうだ。それとは逆に50リッター以上の大型ザックは目で見る限りはみんな無事だ。やはり、高価なザックはコーティングの質も違うのか? とも思ったけど、そもそも僕の場合、小型のザックと大型のザックは保管方法が違う。小型のは登山の他、日常や旅行でも使うので、壁に吊り下げて保管している。それに対して、大型ザックは最近あまりテント泊もしなくなったので、ある程度密閉出来る衣装ケースに入れている。しかも、何で入れたのかはよく覚えていないが除湿剤も一緒にだ。偶然とは言え、過去の自分、グッジョブだ! まぁ、本当にそれが加水分解を送らせている直接の原因かは定かではないけど、結果オーライだ!
とりあえず、今のコーティング剥がれザックは中の物をビニール袋などに入れてツブツブが付かないように工夫しつつ、もうしばらくは使うつもりです。とは言うもののいつまでもそうもしていられないので、前述の通り、再コーティングするか買い替えるかを、最近の登山ザック情報を集めつつ、考えようと思っています。
また、何か進捗があれは記事にしようかと思いつつ、次は自分流のザックの選び方でも書こうかな? と思う今日このごろです。
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